3rd May, 2004
新高輪プリンスホテル 大宴会場「飛天」
出演者:椿隆之さん 天野浩成さん スーパーヒーローショー トークショー 《2004年5月3日》 ![]() 『ヒーローライブスペシャル2004』、トークショーゲストが椿隆之さんと天野浩成さんの2日目、行ってきました! …最初にゴメンナサイしておきますが、レポ読んでも、あまり意味がないかも…。 森本さんや竹財さんの良さ面白さは、比較的文字で伝えやすいのですが、天野さんの場合は“とにかくその場で観なければ!”という感じ。 きれいなしぐさ、全開の笑顔、考えてみれば5年ぶりなんだなあと。 席は、12:15の回が4列目の上手寄り、15:45の回は、念願の最前列!の下手寄り。最前列、天野さんの真ん前だとかえって天野さんをじっと観られないような気がするので、椿さん側でよかったかもなのですが、そのかわりホントはやりたくない、目の前のキャストさんを観ないで視線を反対方向にやるということをせざるを得ず…(泣)。10回とか観る公演だったら、1回ぐらいは目の前のキャストさんを観る、という選択もあり得たかもしれませんが、ほんとに限られた機会なので…ゴメンナサイ椿さん! ![]() 【セラミュ卒業生さんの本領発揮! 天野さん的には“復習”な1回目、幕開き】 ゲストの紹介を受けて、上手奥から登場する椿さん&天野さん。 天野さん、きれいな笑顔? あの上品系のお手振り? …かと思いきや。 登場から天野さん、マイクを手に、椿さんと向き合い。 一番大人っぽいVersionの橘さん声で「今日は、力を合わせて頑張ろう」と、椿さんとがっちり握手! 後からお姉さんの説明もありましたが、これは第1話の「俺は橘、ギャレンだ。二人で力を合わせて頑張ろう」シーンの再現。 セラミュの場合、ファン感謝イベントであっても、キャストはただ手を振りながら登場してこんにちはー!というルーズなことは、まずありません。天野さんが参加された2回のファン感謝イベントでも、セラミュのステージに初登場の新キャストとして紹介された99年1月のファン感謝イベントでは、本公演ではなかったタキシード仮面の口上を演じながらの登場、そして99年5月では、セーラー戦士をバックダンスに従えての幕開きソロ(ぶっちゃけ、ありえねー! というぐらいの大抜擢!)と、ばしっとした登場をされてきた天野さんの経験値に恥じない、役柄重視な御登場でした! で、椿さんの自己紹介に続いての天野さん御挨拶。「皆さん、こんにちは。橘朔也役の天野浩成です。今日は楽しんで帰って下さい」の声、“こんにちは”の語尾がほんのちょこっと“こんにちはー”とのびていて可愛い気味だったものの(笑)、御登場を演技から入ったほうがやりやすかったのか、落ち着いた大人っぽい声。 服装は(2回目も同じ)黒のスーツ型のジャケットの中に白のかなり切れ込みの深いVネックのシャツに破れの入ったオールドジーンズと、かなりお色気系(笑)。髪はごく素直に流し、前髪は上げずに分けて、と、『剣』の映像の中のどの段階の橘さんとも違う、ナチュラルな感じに。足許は真新しい感じのスニーカーでした! ![]() 【やっと収穫の日。お姉さんの質問】 本日も、おともだちの質問の前に、お姉さんの質問。 まずは、お二人はボードの研究員の先輩と後輩ということで、一緒のシーンのエピソードは、と、昨日幾度繰り返しても収穫を得られなかった(泣)エピソード狙い。 椿さん「最近は裏切られてばっかりですから」…お姉さん「それを先に言われてしまいましたか」と、相変わらず椿さんには困らせられてばかりです(笑)。 でもめげずに「裏切られてしまった…天野さん?…じゃあ、最初のほうに何かエピソードは?」。 お姉さんの苦境に天野さん、ちゃんと話をきれいにつなます!(御立派です!) 「今僕達が出てくるときにやっていたのは、二人が初めて出会ったときのシーンで、やっぱりそこがすごく印象に残っています」と、『剣』の中でも一番橘さんが大人の男を感じさせたそのシーンの印象を裏切らない、落ち着いた声で。 お姉さんの要求する、裏話的エピソードとはちょっと違うお答えかもしれませんが、今回のイベントの御登場シーンの説明につながったきれいさ & 『剣』で十分に描かれなくてちょっとさびしかった、在りし日のボードでの先輩&後輩の絆をすごく感じさせてくれた“シーン再現”をさらに印象づけてくださったことの価値で、最高に近いお答えだったと思います。やっぱりあのがっちりした握手(剣崎君もうれしそう!)、生で観ると、存在感が違いました! 続いて、撮影が続いて、大変だったこと、うれしかったこと。 1日目に「楽しかったこと」をたずねて「虎太郎の牛乳飲んでるのが楽しい」と、ビミョーな答えをされたことにこりたのか、お姉さん、椿さんには「一番大変だったことは」と限定して質問。これには椿さん、うーん、と考え込み、黙秘(笑)。でも椿さん、質問の答えにつまって困り果てたとかいう感じは全くなく、天野さんのほうを見たりして、なんだかとっても楽しそう(笑)。大物です! そこでお姉さんは天野さんのほうに。天野さん、「僕は2つぐらいあるんですけど」と、具体的なエピソードを理路整然とお答えされる前置きで、これならお姉さんも安心(笑)。 「ひとつは、初めて変身したときは雪山で変身したんですけど、すごい寒かったです」。初日は、じれたお姉さん自ら持ち出した“雪山”で、模範解答! 「最近水槽につかってたんですけど」(お姉さん、すかさず「シュルトケスナー藻」と、合いの手)「とてもくるしかったです」。 ところがお姉さん、聞き違えたのか「気持ち良かったですか!?」。 天野さん「いえ、くるしかったです」と念押し(笑)。 お姉さん、我が意を得たりと、あのシーンは実際に水中にもぐって、マスクをつけての撮影だったんですよね、と、立て板に水状態。 そうしていい勢いをつけておいて、懸案の(笑)椿さんへ。 雪山シーンは天野さんがお話されたということでタイヘンだったことはおいておいて(椿さんのタイヘンだったことは、雪山シーンだけなんですか!?【笑】)、一番うれしかったこと。 椿さん、また相変わらず「友達が…」。お姉さん、またかという感じで(でもにこやかに)「友達?」と聞き返し(笑)。椿さん、それでも友達ばなしから離れることなく「2人できて」と、マイペースに続けます! 昨日は虎太郎とのトークショーだったので、虎太郎が友達になってよかったね、とまとめればよかったのですが、今日は橘さん役の天野さんとの二人舞台なのにそれでどうやってまとめるんだよ、と思われたのかどうか、お姉さん、ちょっとそっけない早口で「その2人っていうのは天野さんじゃないんですね」と先取りされたのですが、これが結果オーライ。 椿さん、ここで「天野さんはー先輩ぃーですからねー」。 たぶんお姉さんの“天野さん”にひっぱられただけだとは思いますが、あの“剣崎なりきりすぎ”椿さんが、椿さんに戻って“天野さん”ってゆってるよ! というのが、とってもレアに感じられて新鮮でした!(口調も剣崎っぽい熱さがなく、なんとなくフラット【笑】。本来の椿さんはこんな感じ?) しかも“天野さん”と“さん”づけなのも、とても新鮮な感じ!(セラミュのファン感謝イベントでも、年上のキャストさんはもちろん、ムーン役の原史奈さんも、とっても同級生っぽく“天野君”でしたし…) そんな大ポイントも、お姉さんには関係なく(笑)、しょうがないから聞くかモードではと思われる「(その“友達”とかいう)お二人、御紹介いただけますか」。椿さんも、あっさり口調で「虎太郎と栞ですね」。 まとめようがないところを、お姉さん「これからお友達もどんどん増えていくんじゃないかと思うんですが(※昨日の“お友達は増えるといいですけど、人間関係はビミョーですからね”よりは、ぐっと前向きなコメント【笑】)、会場の“おともだち”も質問決まったかなー!」と、“おともだち”のコトバつながりで進行にこぎつける力技! お姉さんもタイヘンです(笑)! ![]() 【奇跡のようにセラミュ的。おともだちの質問、いっかいめ】 「質問のあるひと、手をあげてー!」とお姉さんが会場に呼びかけるとき、天野さんもちゃんと手をあげてます。基本です(笑)。 ちなみに天野さん、セラミュの99年5月イベントでは、質問を聞きに客席に走るお姉様キャストさんに「○○さん、はやくもどってきてください」と懇願する等はあったものの、質問コーナーの仕切りも経験済み(…というか、「仕切ります!」と宣言したことは経験済みというか【笑】。結局一度も仕切ってはいなかったかも…)。 冒頭は第1話シーンの再現から入ったということで、笑顔やお手振りはなかったのですが、イベントが進むにつれて天野さん、お姉さんのほうを向いているよりも笑顔で手を振っているほうが多くなります(椿さんおひとりでお姉さんと対話していることもしばしば)。この笑顔が、非常にきれいな笑顔をふりまかれていた竹財さんの笑顔よりも“全開!”な感じの笑顔。 セラミュのときには、イベントでは任された仕事が多くて大変だったせいか、ここまで全開の笑顔の記憶はあまりないので(セラミュのファン感謝イベントだと、困った顔の記憶が多いような【笑】)、新鮮でした。 まず1人目のおともだちに、お姉さんが「お兄さん達に向いて、こんにちは!」と、きっちり挨拶をさせますが(“お兄さん”と呼んでくださるのも、ありがたいことです。セラミュの質問コーナーでは、天野さんの大先輩女性キャストさん、小さなおともだちに向かって、当時21歳になったばかりの天野さんを指さして「このおじちゃんにも質問してあげな」だったことを考えると…)、椿さん&天野さんが声を揃えて「こんにちはー」と返すのが、なんだか可愛く。 質問は「好きな食べ物は」。 昨日は、結構ストーリー寄りの質問が多く、セラミュの質問コーナーとちょっとおもむきが違うな、天野さんだったらどう答えられるかな…と思っていたのですが、今日の質問は1回目も2回目も、セラミュの質問コーナー定番の質問ばかりだったのが、なんだか不思議なぐらいでした。 で、椿さんのお答えは「お肉とお菓子です」。“お菓子”は、雑誌の座談会(今手許に資料がないので不確かですが、竹財さん、江川さんとのものだったような)で、椿さんは撮影のとき出されたお菓子をいつも食べてる、という話があったような記憶が。ちょっと剣崎から椿さんに戻ったかもしれません。 で、天野さん。 最新の『TV Bros.』のインタビューでは“好きな食べ物=居酒屋のごはん”と答えていらした天野さん、小さなおともだちに“居酒屋のごはん”をどう説明するのか(ちなみに天野さんのその前の“好きな食べ物”は“四川料理”。セラミュのファン感謝イベントで、共演の小学生キャストさんに「四川料理って何ですか」と聞かれて、しどろもどろになった御経験あり)、大注目だったのですが。 天野さんのお答え「僕もお肉が好きです」。 …逃げましたねーっ! というカンジです!(笑) お姉さんも、ここですませてなるものかと思われたのか「お菓子は?」と追及。「お菓子はあまり食べないです」と、椿さんのまねっこでないお答えを引き出すことに成功しました(笑)。 ちなみに質問者のおともだちの好きな食べ物は「唐揚げ」。「お肉という共通点がありましたねー!」と、キレイにまとめられて、お姉さんがしあわせそうだったので、逃げに走った天野さんも、まあ結果的にはいいことをしたのかもしれません(笑)。 そして最後におともだちのお名前をきくと、“かずま”くん! お姉さんはもちろん、剣崎“一真”と一緒ー!というニュアンスの歓声を出されましたが、天野さんもすかさず拍手! マイクを持った手に、空いた手を小さく打ち合わせる拍手は、かなり大好きなしぐさなので、リアクションをきっちりされてるー、ということを越えて、観られてうれしかったです。ありがとう、“かずま”くん! ![]() 【ライダーの華。イベントの花。変身ポーズ、ゆっくり】 次の、かなりちいさなおともだちにもお姉さん、お兄さん達に向かってきっちり挨拶をさせたのですが、お兄さん達のほうは、ちゃんと「こんにちはー」と声を出しておじぎをして挨拶されたのは天野さんだけ(笑)。 で、質問は「好きなたべものはなんですか」(笑)。 「好きな食べ物はなんですかパート2で」とフォロー(?)したお姉さん、お母様から質問をGET。 「変身のしかたを、いつも速いのでゆっくり観たいです」という、昨日お姉さんが、自ら突っ込んだ質問、出ました!(よかったですね、お姉さん!) このとき、椿さんと天野さん、何がうれしいのかお二人で顔を見合わせてにこにこ。変身できること、うれしいですか(笑)。それとも“変身ポーズをやったら質問コーナーは終わり”と決まっていたので、ホッとされましたか…。 やってくれますか、と問いかけてお二人にそれぞれ「喜んで」というお返事を言ってもらって、めでたしめでたし…なはずでしたが、お姉さんが「(変身は)お1人ずつ? 2人で?」と投げかけると、かなり長ーい沈黙。 お姉さんの「…あ、ごめんなさい」とほぼ同時に天野さん「ゆっくりやったほうがいいですか?」。1人ずつやるのか、2人でやるのかという問いには全くお答えになっていませんが、とにかくイベントを進めなければ! というお気持ちにあふれてます!(ちなみに椿さんは、事態収拾のために動いたりはなさいません【笑】) 結局、ブレイドのものから順に、ゆっくりみんなと一緒にやってみせる、ということで、さらにお姉さんの「前代未聞ですけど、一緒に天野さんもやっていただけますか?」という素晴らしい提案が! そしてこのとき、守峰的このイベントのハイライトが。 ブレイドの変身シーンを一緒に、というお姉さんの提案に「はい、わかりました」と快活にお返事された天野さんが、足許にマイクを置かれたのですが、そのときのしぐさが、あり得ないほどきれい! 片足を大きく横に踏み出して、膝を思い切り内側に折って身を低くしたポーズは、ダンスの振りの一部のよう(脚のすらりとした長さが際立つ、内側に閉じるような脚の折り方がなんともたおやかな)。 初めて動く天野さんを観たセラミュのファン感謝イベントで、そういえば天野さんのしぐさのきれいさにすごくすごく心ひかれたこととか、望月祐多さん(『仮面ライダーJ』で主演された、ライダーの先輩でもあります)とダブルで踊られた『タキシードミッション』で、JAC(現JAE)御出身の望月さんの力強くジャンプするように脚を広げる動きとは対照的に、すっと滑らせるように脚を横に伸ばしていた天野さんの動きに、天野さんの個性を感じたこととか、そのきれいなしぐさを見た瞬間に一気によみがえってきて、初心に帰ったように思います。そういうこと一切を抜きにしても、いいものをみせていただきました。イベントの花! で、ブレイドの変身シーンは、お姉さんの「右手はどうするんですか?」という問いに始まり、お姉さんリードで。でも椿さんも「右手をこうひっくり返して、変身!っつって…」等々説明。“変身!っつって”と、ちょっとお言葉が乱れたりするのが味(笑)。 で、練習で会場のおともだちが一度やった後 & みんな一緒にもう一度、というときに天野さん、ちゃんと拍手! そういうリアクションは決して外さないところが、さすがセラミュ卒業生さんという感じ(セラミュキャストさんは、小学生キャストさんにいたるまで、実に細やかにリアクションされます。舞台のすみっこにいても、誰かしらが必ず注目して観ているということが、わかっていらっしゃるのでは)。お姉さんも笑いながら「天野さんも拍手してます、ありがとうございます」と、そのリアクションを拾ってくださいました(笑)。 で、天野さんの“ブレイド変身ポーズ”ですが…これから剣崎の変身シーンを観るたびに思い出してしまいそうなほど、よかったです。天野さん、手はやや華奢な印象なこともあってか、人差し指を立てた手を返すところがなんとも繊細な印象になり、全体として雰囲気があって。し慣れていないので、ちょっとおぼつかなく遅れたり、やや遠慮がちにしぐさを心もち小さめにしている(でも、竹財さんがされたように、コミカルにはせず、あくまでも端正な雰囲気は崩さず)ところも風情。 変身ポーズは、別の方がすると別物になるんだなあ、ということを目の当たりにした思いです。初日の竹財さんのギャレン変身ポーズも、“変身!”の後にミニミニモードにしてしまう前、左腕を構えたところからすでにコミカル入っていた感じでしたし。 続いて、ギャレン変身ポーズ説明。 「まず、左手をこう自分の前に持ってきます」で切って、おともだちがそこまでやるのを待つあたり、“変身ポーズ説明”の正しい姿。 …それもそのはず、この“変身ポーズやってみようコーナー”と同等の“必殺技教えちゃおうコーナー”は、セラミュファン感謝イベントの定番。天野さんが進行を任されていた99年5月イベントでは、セラミュ全体のテーマ曲『ラ\ルジャー』の振りを1コーラス丸ごと、ステージに上げた小さなおともだちに教えて踊ってもらうというおそろしく手間のかかるコーナーになっていて(直接の指導役はムーン[原史奈さん]とちびムーン[郡司あやのさん=現“KING”のAYANOさん]でしたが)、それに比べれば変身ポーズの説明ぐらいは、楽勝中の楽勝なのでは。 そんな天野さんの変身ポーズ説明でツボだったのは「行くぞ!って感じでくっと握って“変身!”ってやります」というあたり。あの、本編映像の中でもたまらなくかっこいい変身ポーズのかっこよさの源をやさしい言葉で説明してもらえたようで、いい説明。 そんな風に実にお見事に説明をされた天野さんですが、そこでほっとして終わりモードになられちゃったのか、お姉さんに「本番本番、天野さん、天野さん、本番やってください」と注意され(笑)。 その“本番”ぐらいは、とってもレアな椿さんのギャレン変身ポーズを見ておけばよかったなー、とも思うのですが、生で観る天野さんの変身ポーズ、左手を身体の前にもってきたところから、ものすごく雰囲気があって(空気が変わります!)、つい天野さんの変身ポーズばかり観てしまいました。精神的な深みをも感じさせるような、いいポーズを作っていただけて、よかった…と、感じました。 ![]() 【“なりきり”度は実は、天野さんの方が上? 告知コーナー & 最後の御挨拶】 そして、昨日もあった告知。 まずは天野さんから6月の写真集『カテゴリーA』の告知。現場での風景や、キャストの皆さんの素の顔もあるので…と、魅力的な告知(ちなみにこうした告知も、セラミュでも定番。99年5月イベントでは、プロデューサーさんと小学生だったAYANOさんと天野さんの3人で、かなり長い夏公演情報コーナーを担当され、かなりいろいろいじられたりとありました【笑】)。 で、椿さんの映画告知ですが椿さん、思いっきり「“6月”11日に『仮面ライダー剣』の映画が公開いたしますので…」と、誤告知(笑)。 このとき天野さん、椿さんを止めるのに思わず「剣崎、剣崎」って呼びかけてたような気が…こういうハプニング時にそれが出るあたり、天野さんの橘さん“なりきり”度は、実は椿さんより上かも(笑)。 椿さん、にこやかに「9月11日に映画が公開いたしますので、観にきてください!」と、無事告知できました(が“映画が公開いたしますので”と、最後まで日本語はおかしかったです【笑】)。 お姉さんのフォローによると、6月には撮影が開始されるとか。ますますお忙しくなるキャストの皆様、お身体にお気をつけて頑張ってください! 最後の御挨拶は、天野さんから。「今日は来て下さいまして、ありがとうございました。短い間でしたが、楽しかったです。ありがとうございます」というお言葉の言い方も落ち着いて丁寧、そしてお辞儀がなんともいえず丁重な雰囲気。椿さんの主人公っぽく元気な(イベントの椿さんからはこれまで、あまり感じられなかった雰囲気かも【笑】)「ありがとうございましたーっ! テレビで会いましょう!」との対比があざやかで、よかったです。 ![]() 【さっそく進化! オープニング2回目】 同じ台本をもとにしていても、刻々進化するのもセラミュ(というより舞台全般?)の掟。 2回目のオープニングは、上手奥から舞台に出てセンターに近づくまでの歩きながらの間に再現シーンを演じた1回目では、歓声にかき消されてセリフが聞き取りづらかったという点を改善し、舞台センター近くに出てきてから「剣崎、今日は二人で頑張ろう」「はい!一緒にトークショーを盛り上げましょう!」と、わかりやすく。 『剣』本編ではほとんど観られないこういうシーンで、橘さんと握手を交わして喜色満面の剣崎くんを見ると、剣崎くん、可愛いよ…と、本気で思いました(笑)。本編でもこういうシーン(もう半ばあきらめていたのですが)、観てみたくなりました! (舞台での天野さんも、また観てみたくなったかも…生だと、声の響きが、ほんっとに気持ちいいです。深くてクリア。) そのあとの、ちょっと崩した天野さん「こんにちはー」&椿さん「こんにちはーっ!」は、ぱっと素に戻してみましたという感じで(笑)、橘さん&剣崎くんは、お二人がかなりばっちり“演じて”いらっしゃるキャラクターなんだなーと。(と、ほんとは“再現シーン”、二人ともホントはかなり照れと戦ってやってらしたのかなー、という気も【笑】) ごあいさつの後、シーンの解説。「はじめに会ったときのシーンを、今回のトークショー用にちょっと変えてみました」と、より正確な説明に。 お姉さん、椿さんに、今のシーンをお客さんの前で生で演じられた感想を聞き取り。「新鮮な感じでした」とおっしゃる椿さんにとって、非常にちっちゃなワンシーンではありますが、お客さんの前で役を演じられた“初舞台”? その相手役が天野さんというの、光栄ですね! ![]() 【絶妙のタイミング。お姉さんの質問 Part2】 「天野さん、昨日は大活躍でしたね。15話。」と、絶妙のタイミングでこのトークショーでの御登場となった天野さんに、まずお話!(天野さんの落ち着いた「ありがとございます」も、15話での御活躍を思うと、風格。) 「昨日のあのシーンで、撮影中のエピソードとか、ないですか?」と、お姉さん、執念のエピソード狙い! あれだけ印象的な15話からなら、必ずあるだろう!という気迫に満ちた問いかけで、その野望は初めて達成されるかと思われたのですが。 天野さん「すっごく、河原で」。 …この話し出しは、おそらく、小夜子さん絶命のシーンで風が強くて大変だったという『東映ヒーローMAX』で粟田さんが話されていたこと、あるいは伊坂との対決シーンはやはり強風で大変だったという、本宮さんがメルマガで話されていた内容をお話されようとしていて、天野さんがこのままお話を続けていらっしゃれば、お姉さんの願いどおりの“裏話的エピソード”が聞けたはずだったのですが。 が、お姉さんは「海岸で」と、訂正を入れてしまいました…。 「あ、ごめんなさい間違えました」と天野さんがおっしゃる通り、天野さんが話されようとしていたのは、14話のエピソード。「今、緊張してます」とおっしゃられた天野さんの声は、かなり冷静っぽかったのですが。 「もう一度」(お姉さん)ということで、天野さん「大変なことって、いつもたくさんあるんですけど」と、さっと軌道修正に入ったように見えたのですが、その後ちょっと停滞。きっと、海岸のシーンであった大変なことを探されたのだと思いますが、河原のシーンに匹敵するほどの大変なことはなかったのでしょう、「やっと、うれしいことのほうが多かったです」とまとめかけ、意味をなしていないことにすぐに気づかれたのか(えらいです!)「ごめんなさい、しどろもどろになってます」。 そんな天野さんに「そんなことないそんなことない」とかけるお姉さんの声が、小さなおともだちにかけるような声になっているあたり、ステージ上では落ち着いた大人っぽい声で話されている天野さんですが、舞台裏ではお姉さんに、天野さんインタビューのインタビュアーさんが非常に高い確率でコメントされる“かわいい”ところをばっちり見られているのでは…というケハイが(笑)。 そこで、先輩が戻ってきてくれた感想を聞かれた椿さん「信じてた甲斐がありました」。このおこたえには、天野さん、にこにこ拍手! お姉さんが「お二人、とても仲がいいっていう感じなんですが」とおっしゃるのも、ほんとうだねえ、という微笑ましいムードの中「キャストの皆さん、仲がいいということなんですが、何かキャストさん同士のエピソードはないですか」と、飽くことなくエピソード狙い。「椿さん、何かないですか?」と振りますが、椿さん、無情にも黙秘続行! 待っていても求める答えは得られないと学習済みのお姉さん「ちょっと耳にはさんだんですが」と、攻めに転じます。「椿さんがいつも剣崎一真だと」という、『HERO Vision』Vol.14の椿さん&天野さん対談や、『TV Bros.』の天野さんインタビューに出てきたネタを自ら振られてきました! そこまでされても、ちょっと笑い混じりの「はぁい」としかおっしゃらない黙秘な椿さんは捨てて、「それは事実ですか」と天野さんに振って「事実です」というお答え(「はい」よりちょっと長いだけで、サービス精神あり感が【笑】)を引き出し「どうなっちゃうんですか?」と、勝利への歩を進めます。 「プライヴェートでも“貴様!”とか“裏切ったんですか!”とか」という天野さん、椿さんとは全く違う低い声で、でも思い切り力を入れた剣崎口調で語られるもので、客席からもついに笑いと拍手が! お弁当を食べているときなどでも「突然、“なんで裏切るんですか!”。…どうしていいかわかんないですよね」とおっしゃる天野さんのコメント、雑誌インタビューで既に聞いたお話でも、というより、聞いているお話だけに、生の熱演つきで語っていただいた感動大。いいお仕事されました!(笑) お姉さん「今、椿隆之さんですよね? 剣崎さんじゃないですよね?」と確認しますが、椿さん「どうでしょう」(笑)。 「急にそういう気持ちになっちゃうんですか?」と、誰もが(というか、日頃突然椿さんにそんなことを言われているキャストの皆さんが一番?)聞きたいであろうことを的確に質問されるお姉さんに、椿さん「もともと天野くんに対して先輩ってことだったので、それプラス橘さんってことで、電話しても“橘さん!”って」。…なんとなく、天野さんを先輩として敬う(!?)気持ちからくるのかなー、と納得できるようなできないような説明ですが、それなら突然森本さんを殴りだすというのはどう説明をつけるのか、ぜひお聞きしたいところです(最終日に期待!)。 お姉さん「それだけハードな撮影が続いてるってことですが」と、本当にそういうことなんですか!?という強引な話の進め方で、「一番ほしいのはお休みではと思いますが、それ以外でプライヴェートで欲しいものはありますか」と、“剣崎で答えるなよ”というクギさしぎんぎんの“プライヴェートで”という限定つきの質問。 “剣崎一真”としてはあふれるほどの(共演者さんにとってはちょっとメイワクかもなほどの【笑】)お言葉を持ちながら、“椿隆之”としては空っぽな(椿さんとしてのお言葉は“好きな食べ物=お菓子”ぐらい?)椿さん、またまた黙秘(笑)。 お姉さん「まさか、他には何もいらない、剣崎一真だけでいい!ってわけじゃないですよね?」と、追い込みにかかりますが、椿さん「そうかもしれない」。 これには天野さんまで「僕もそうですね。仕事をしているときが一番楽しいです」とのってしまわれましたが、天野さんがきっぱりした口調でそうおっしゃると、それはかなりカッコよく(ほんとに端正な口調でした)、お姉さんもそれにのることに決められたようで「みんな、拍手!」というまとめに。 これだけお二人が力を入れている作品なので、ぜひ観てくださいね、という、美しい締めへと(どっちかというと奇跡的に…)つながりました! ![]() 【やっぱり定番続き。おともだちの質問 Part2】 2回目おともだちの質問の第1問は「今何歳ですか」という楽勝もの。 「僕は21歳です」「僕は26歳です」と、無問題にパス。 ここは、質問者のおともだちのお歳を聞いたとき、なぜか「どっちとも」という返事が返ってくるや「47歳? 違うようねー」と突っ込んで盛り上げたお姉さんのセンスに乾杯。 2問目は「どうやったら強くなれるんですか」。 これもセラミュでは「どうしたらセーラー戦士になれるんですか」「セーラー戦士はどうして強いんですか」等のヴァリエーションで、定番中の定番。 ちなみにセラミュでは、正解はひとつではなく、戦士全員に同じ質問で答えさせる(それぞれ自分で考えた、オリジナリティあるお答えを期待)ということもよくあり、「どうしたらセーラー戦士になれるんですか」に対しては「現実的な話なんですけど、『デビュー』や『オーディション』とかの雑誌のオーディション情報をチェックして…」というお答えが出ることもアリです(笑)。 いろいろなパターンが考えられるので、お二人がどうくるか楽しみだったのですが、椿さんは「親のいうことをよく聞いて…」と、保護者の皆さんがよく使う手パターン。 …なのですが、“お父さんお母さん”と丁寧な言い方ではなく“親”という言い方になるあたり、椿さんもまだ“親”のいうことを聞かされてる、ときどき“親”がウザかったりするコドモ気質なのかな、というあたりが垣間見えて味でした(笑)。 「で、早起きして、運動したり、あとは大切なものを守る力ですかね」と、“強くなる”にそれなりに関係のありそうな“よいこのありかた”をピックアップして、精神論も入れて、と、非常に優秀なお答え。気が乗らない質問には頑なに黙秘を続ける椿さんですが、かなり賢くていらっしゃるようです。 で、天野さんがどうくるか!というところだったのですが。 天野さん、とっても落ち着いた口調で「僕が言いたいことは、全部、椿くんが言ってくれました」。 また逃げですかーっ!(笑) ほとんど同じでも「○○ちゃんとおんなじでー、お父さんとお母さんの言うことをきいてー、早寝早起き運動をしてー、正義の心を持ってー」と繰り返して、ひとつぐらい何かつけくわえてお答えするぐらい、セラミュでは小学生キャストさんだってやってるじゃないですかーっ! …というようなことはお姉さんも思われたのか、次の質問ではお姉さん、“真似は許さない!”という気迫を込めて「今度は天野さんからいきましょう!」とされたのですが(ほんとうに学習能力の塊のようなお姉さんです!)、いかんせん質問が「好きな食べ物は」という、第1回で出た質問だったため、天野さん「僕はお肉が好きです」と、すでに椿さんの真似っこ済みのお答えを。これに対して椿さんは「ステーキとお菓子です」ということで、やっぱり“椿さん”の中身は“お菓子”だけで、“お肉”の正体も剣崎が虎太郎に出されて喜んでいた“ステーキ”だったんかい!という…(そしてそれをまねっこしてしまった天野さんは一体…)。 ラストもセラミュに限らず、インタビュー定番の「好きな色は何色ですか」。ここでも椿さん「青です」と、ブレイドカラーを即答、今のアナタは椿さんなのか剣崎くんなのか…状態。 天野さんのお答えの「黒と赤です」、お姉さんは「赤はギャレンの色ですね」とコメントされていましたが、天野さんの“赤”は、他のインタビューで出ているので、椿さんのブレイドカラーの真似っこではないことを、天野さんの名誉のために(笑)。 そんな波風のたたないラスト質問でしたが、質問者のおともだち(女の子!)が質問しているとき、身体を前に傾けて熱心に聞く天野さんのお姿や、質問者のおともだちが自分の好きな色を「きいろです」とおこたえされたのを聞いてにっこりされる天野さんの笑顔がとってもよかったので、観ているほうとしてはかなり満足でした! ![]() 【初回のはNG? 変身ポーズ】 質問はラストなのに、会場のおともだちが、元気に手をあげつづけるのをみる天野さんもにこにこ。ほのぼの。 「(手を挙げ続けるお友達の気持ちを)たぶん代弁できるから。」とお姉さん、お約束の変身ポーズの要求へ。 それも微妙にこってきて、お姉さんがちょっとカワイク声を落として「変身ポーズってどうやるんですかー?」。と、椿さんがその口調をまねして「どうやるんですかー?」に、天野さんがきっぱり「お見せします」。こういう細かな創意工夫、ほんとにがんばってる感じです! 今回は、天野さん、椿さんと順に、変身ポーズをやってみせるだけ。懇切丁寧な“やってみよう”コーナーになっていなかったのは時間の都合としても、相手の変身ポーズをやってみせなかったのは、初回のあれは東映さん的にNGだったんじゃあ…と、ちょっと心配にもなってみたり(笑)。 あっさりした変身ポーズコーナーでしたが、変身ポーズをやってみせた後の天野さんの丁寧なおじぎ、お姉さんが「(変身ポーズを見せてくださって)ありがとうございましたー!」とコーナーをしめくくったとき、天野さんがされたいろいろなおじぎなど、見どころは十分。 なんといっても、変身ポーズのときに天野さんが帯びる空気は、何度観てもいいです。 変身ポーズ披露の場面をイベントで設けられた理由、よくわかりました! ![]() 【やっちゃったかなー? 最後の最後に、可愛い花】 今回の告知は、椿さんも間違いなくちゃんとされ、無事進みました。写真集内容の説明のとき、天野さんがちょっと小首を傾げるしぐさが、かなり可愛くてツボでした! で、最後の最後の御挨拶。 天野さん「皆さん本当に今日はありがとうございました」。 ちょっと間は空いたのですが、会場からは静かな拍手が起こり、そのまま進めば問題はなかったのではと。 でもお姉さんは、うながすように「よろしいですか、天野さん?」 天野さんは「はい、あのー、ほんと、ありがとうございます」。 その間、椿さん、大喜びで笑ってます! 天野さんが客席に、それだけでたいていのことは許されてしまいそうな(笑)きれいな笑顔を向けたもので、お姉さん思わず「ステキ…拍手ーっ! もーう、その笑顔が一番のプレゼントですよね! ありがとうございます!」と、完璧“許してあげる”モード! そこで登場するのが、椿さん。 「今日は、短い間でした…けどぉ〜!」 実は悪魔のような男、椿さん…その力一杯のイジワル口調で、天野さんが言い落としたセリフをことさらに強調して言わなければ、結構天野さんの声はくっきりと記憶に残るワタシでも、ひょっとすると天野さんのミスに気づかなかったかもしれないのに! 完全にうつむいちゃってる天野さん(顔、赤くなってたような気が…)をよそに、しれっと「楽しかったでーす。ありがとうございましたーっ!」と結んだ椿さん、ほんっとに楽しそうだね!という感じでした! …まあ、椿さんも椿さんですが、そういえば99年5月イベントの千秋楽の最初のごあいさつトークで天野さんがあるセリフのタイミングを間違えたとき(天野さんのセラミュでのイベント最後の最後の回に、そういうことが…最後のほうになるとゆるむ体質?)、リピーターいっぱいの客席からは笑いが出ていたものの、まあそのまま進めれば、千秋楽が初見のお客さんには何が起きたかわからなかったところを、後から登場した共演キャストさんに「君、やっちゃっただろ。」と思いっきり指摘されていた天野さん…きっと共演者様にいじられる星の下に生まれていらっしゃるのでは。…がんばってください! (ちなみに、うつむいて困ってる天野さんは、ほんっとうに可愛く、今回のイベントで最高の“お花ちゃん”だったかも…ということを思うと、椿さん、イベントを盛り上げる天才?と思えてきたりもしています。椿さん、素敵なイジワルをありがとうございました!) ![]() 【誇らしく。5年ぶりの天野さんイベント】 最後の最後にやっちゃってましたが(笑)、今回のイベントの天野さん、5年前から大成長! セラミュで経験されたあたりも、きっちり経験値としてたくわえられているようで、セラミュFANとしてもほんとうに誇らしく思えました。 ピンチのときも、終始落ち着いたオトナ声で話されていた天野さん(コドモ声も聞きたかったですけどね、ちょっと【笑】)ですが、イベント開始の頃は、どちらの回も、足のつま先を上げ下げしたり、膝をちょっと動かしたりと落ち着かない様子で(ちなみに椿さんは、片足に重心をかけて反対の足をやや前に出す“休め”の姿勢の要領で、足許微動だにせず。おそるべし)、かなーり無理して頑張っていらっしゃったのかなー、とも思えますが、最初の御登場にはじまり、きめ細かなリアクションや、トークでの熱演、客席への丁重なおじぎなど、すみずみまで気持ちを入れて仕上げられた今回のイベントは、短いながら堂々たる“作品”。心意気の感じられる合計数十分、観られて気持ちがよかったです! あとの課題は、ちょっと逃げに入ってしまわれた、フリーの質問コーナーですね(笑)。このへんは、天野さんが追い込まれてこそ実力を発揮できる分野だと思いますので、いつか、笑いをとるためなら容赦なさそうな森本亮治さんあたりと組んだトークイベント希望(笑)。今回のラストに悪魔のようなイケズぶりを発揮された椿さんのさらなる成長に期待、でもいいかもですが(笑)。 そしてあらためて、天野さん、しぐさ、表情、声、魅力的な方だなあと。映像でもほんとうに美しい表情が切り取られていますが、生でこそ伝わるもの、あるなあと。 これからもイベントがいろいろありそうな『剣』御出演期間に、少しでも多くの方がその魅力に触れられて、天野さんをもっともっと好きになられるといいなあと思います! ![]() |