16th August, 2004  
東映太秦映画村(京都)
パディオス3階「スタジオギャザ」
出演者:椿 隆之さん 森本亮治さん
天野浩成さん 北条隆博さん



映画
「劇場版 仮面ライダー剣MISSING ACE」
公開記念
「仮面ライダー剣 」
出演俳優トーク&握手会


 8月16日15:45からの東映太秦映画村(京都)のパディオス3階「スタジオギャザ」で行われた“映画「劇場版 仮面ライダー剣(ブレイド) MISSING ACE」公開記念 「仮面ライダー剣 」出演俳優トーク&握手会”。
 同日午前の和歌山・ポルトヨーロッパでのトークショーから頑張って移動して(抽選だったポルトヨーロッパの握手会に当たらなかったからまだちょっと余裕ができたものの、握手会に当たって映画村に移動された方、かなりぎりぎりだったのでは…。それにしても、和歌山から大阪への特急がプチ混雑時の電車のような混みようだったり、大阪から京都に、どれが速いのかしばし迷ったり、なかなか波瀾万丈)、トークショーの前にギャレン像等の展示をちょっとだけ観る時間があるぐらいのタイミングで着けました。
 こちらはポルトヨーロッパのイベントよりもぐっと小さなお友達の比率は少なかったような。
 席は、確か2列目のかなり下手側(端ブロックは1列目がなかったような気もするので、そうすると一応最前列?)。正面感はぐっと薄れましたが、キャストさんの表情はばっちり観られました!


【“小屋”的。舞台装置】

 会場となったスタジオギャザは、正面にちょっとだけ高くなった舞台的スペースのある空間に、パイプ椅子を並べた仕様。
 あまり広くない舞台的スペースには、江戸時代のお役所の門のような、簡略化されたタッチの絵が描かれた大道具(?)が。ポルトヨーロッパのセットもかなりレトロ感がありましたが、こちらはさらに時をさかのぼってます(笑)。しかもかなり簡易版。
 でも、ポルトヨーロッパとは違って、その背景は全く使用せずでしたので…ある意味残念?(笑)


【生変身! 4ライダー登場】

 司会のお姉さんの劇場版の説明の後、キャストさん登場!
 椿さん、ちゃんと「こんにちは!」とマイクから声が出ていて、一安心(笑)。
 森本さん登場で、会場のテンションが上がったので、次の天野さんのときどうかなー、と思っていたところ、天野さんが「どうもーこんにちはー!」と挨拶しながら御登場になると、さらに大きな歓声が上がったので、また一安心(笑)。
 北条さんもやや控えめな「こんにちはー」とともに御登場。
 天野さん、和歌山に引き続き、ほんとうにマメにお手振りされてます(笑)。


【ごあいさつ】

 ライダーキャストさんが勢揃いされたところで、ごあいさつ。
 椿さんは「今日は来てくれてありがとうございます」とあっさり。
 森本さん「やっと関西に帰って来れました。よろしくお願いします!」と、和歌山よりもややエンジンかかっていらしたかな、という雰囲気。
 天野さん「今日はありがとうございます。楽しんで…」と言いかけて「最後まで楽しんで帰ってください」と、椿さんのマイクの心配がなくなり、森本さんのエンジンがかかってくると、かえって危うくなってくるところが、ちょっとらしく(笑)。
 北条さん「今日はありがとうございます。この後のトークショーも楽しんでってください」。これだけでなく、北条さんのお言葉は、ちょっと天野さんのリピート的だったところが多く、そこがまた橘さん−睦月ラインを感じさせて、ほほえましかったり。


【旅。劇場版公開PR、それぞれの軌跡】

 劇場版公開記念のイベントのために、各キャストさん、いろいろ回られてますね、というお話に。
 司会のお姉さんが話し出すと、おひとりで律儀に「はい」とお返事をする天野さん。
 ここからはお姉さん、各キャストさんを役名で呼ばせていただきます、ということで進行(レポ的には、キャストさんの話はキャストさん名で、劇中人物の話は役名で…でいきます)。

 椿さん、森本さんは九州→和歌山→京都、天野さんは神戸→和歌山→京都、北条さんは和歌山→京都、というルート。
 遊ぶ時間などあったんでしょうか、というお姉さんの問いに、ちょっとでも間が空くと天野さん「遊ぶ時間は…どうですか」と、他のキャストさんに答えをうながし(5月3日の『ヒーローライブスペシャル2004』で椿さんの連続沈黙攻撃を受けて以来の“つながなきゃ症候群”?【笑】)。
 で、それを受けて話し出すのは、やっぱり森本さん。
 忙しかったようですが「福岡の三井グリーンランドのときは遊園地行きましたよ」とおっしゃる森本さん。
 「虎太郎役の竹財君と3人で行ったんですけど、椿君は一人で寝てて、ついて来ず」と、雪山スノーボードの際も早々パスだった椿さん、またか!のマイペース(笑)。「4回連続でジェットコースターに乗ったら、体調が思わしくなくなってしまって」とのこと(森本さん公式サイトを拝見すると、ちょっと気分が悪くなった時点でやめずに、意地で乗り続けられたとか…森本さんの負けず嫌いな性格が伝わるエピソード【笑】)。
 上下なら平気だけどバックしながらスクリューのやつが…とおっしゃる森本さんに、天野さん「スクリューは得意分野じゃないの」と参入。森本さん「トルネード?」と、カリスさんカード効果(…ですよね?)で言い直して、テンポ良く即応。でも、会場は、カード効果やら必殺技名(“スピニングなんとか”[2種類]だったような記憶が…違ったらすみません)にはあまり関心がないのか、一応笑いは起こったものの、天野さんの行為のわりには、やや反応薄(天野さん、頑張ったのに!【笑】)。

 天野さんは「遊ぶ時間はなかったんですが、神戸でサッカーを観させていただきました」。前半だけ御覧になったようです。
 どちらのチームの、と聞かれた天野さん「ヴィッセル…さん」(単なるチーム名というより、すでにお仕事の関係先という雰囲気で、呼び方を選んでらした感じ?)。お姉さんが「…(ヴィッセル)神戸と浦和レッズですね」と、さくさく引き取り。
 「ちなみにどちらが勝ったか御存知ですか」という質問には、天野さん、フリーズ(笑)。そんな天野さんに森本さん、すかさず「大丈夫ですか」とイジリを入れ、天野さん、律儀に「大丈夫です。すみません」と。さっきの“トルネード”ばなしといい、森本さん−天野さんラインという、これまであまり観られなかったフレンドリーが観られたのが、なかなか楽しく。

 で、北条さんはといえば、和歌山に来るときの飛行機が怖かったそうです。いつもあんなにムジャキに“ライダー大好き! レンゲル最強!”と男の子っぽさ全開な北条さんの“飛行機苦手”は、ちょっと意外(笑)。小さな飛行機で揺れたとか?


【オーソドックス VS 辛口。京都の印象】

 太秦映画村のある京都の印象は、という質問に。
 さっきの質問で天野さんが「遊ぶ時間は…どうですか」と仕切り側に回ったのを見習ってかそれに対抗してか(笑)、この質問では森本さんがいち早く「どうですか、京都の印象」と、速攻で仕切りに。5月4日の『ヒーローライブスペシャル2004』の1回目で、質問コーナーでなかなか質問が出てこない小さなおともだちに椿さんのほうが先に「がんばれ」と声をかけたときの次も質問のときからそうですが、森本さん、他のキャストさんの頑張りは、次は速攻自らやるという、ほんとにファイトいっぱいな方です!
 今度はそれに応じるのは天野さん(本題に入る前に、軽く森本さんとやりとりもあったり)。「僕と北条は名古屋出身なんで、修学旅行に」というお答え、北条さんとの“地元同じ”くくりも、“北条”という呼び方も、すごく師弟コンビっぽくてツボ。
 続いて森本さん「京都はあまり語れないですねー」。この太秦映画村も初めて、という森本さんのお言葉に「みなさん、(森本さんは映画村)初めてだそうですよー」とお姉さんが呼びかけると、会場からビミョーな笑いが(笑)。森本さん「だからなんだっていう反応ですよ。今のフリはちょっと…」と、お姉さんのフリにダメ出し。お姉さん「申し訳ありません。ちょっと失態をおかしてしまいました」と、謝罪(笑)。
 頑張るのは天野さん&森本さんの役割と決まっているのか、話にはからんでこようとするケハイのない椿さん(笑)「修学旅行で来て、なつかしいですね」と、あっさり。
 北条さんは天野さんが一緒にお答えしてしまったので、なし。和歌山の“名場面コーナー”の“「3!」”に引き続く悲劇というか(笑)。
 お姉さんさらに「遊ぶ時間はなかったとのことですが」(ここでも天野さん「はい」と律儀に相槌【笑】)「始さんは関西出身ということで、京都の…京都はあまりいらしていないということで、大阪のおすすめのお店とか」と展開。森本さん「ベタですが心斎橋の“大たこ”とか」。お姉さん、さらなる“おすすめのお店”を聞きだそうとしますが、森本さんに軽くかわされ、「辛口トークも飛び出して」(笑)。
 森本さんとお姉さんが、微妙にバトルファイトを繰り広げている(笑)間も、天野さん、にこやかにお手振り。今回の一連のイベントでの天野さん、ほんとうにマメです!


【謎、ノーコメント、無理矢理みどころ。劇場版について】

 そして本題ともいうべき、劇場版のお話に。
 このときにも天野さん、お姉さんの語りかけにおひとりでいちいち「はい」とお返事されているのですが、椿さん(あいかわらず進行には参加せず【笑】)がそれを面白がりだし。天野さんが「はい」とお答えされると“「はい」だってー!”というカンジで、指さすようにして笑ったり(笑)。『ヒーローライブスペシャル2004』5月3日のラストのラストで天野さんがごあいさつの言葉の一部を抜かされたときもそうですが、椿さん、天野さんの行動をいじることが、面白くてしかたがない御様子です(笑)。  椿さんのそんなからかいムードの中でも、天野さんは一所懸命(笑)。「みなさんは4年後、どのような生活を」というお姉さんに、やっぱり天野さん「4年後。えーと…どうですか」と振り。
 ここで珍しく、椿さん参入(天野さんいじりの延長として、気が向かれた御様子【笑】)。「天野君は」…でも、その後の述語をすぐに出さない椿さん(笑)。なぜか北条さんが「ヤバイよね」。
 結局黙っていられなくなった天野さん「僕は…謎に、包まれています」(やはり会場を笑わせる天野さん)。ますます謎に包まれているという感じでしょうか、というお姉さんに「ますます謎に包まれています」(笑)。
 それ以外に何か、というお姉さんにも「ほんと、謎に包まれすぎて、ここでは言えないですね」。映画を観てってことですね、ということですね、というお姉さんに応えての「映画を観たら…ああ、橘って、みたいな」という口調が、たまらなくおかしく(笑)。
 森本さん(お姉さん、確かここで“始さん”ではなく“森本さん”に。さきほどまでのバトルファイトの流れからすると、とても“始さん”ではなく“森本さん”が妥当です【笑】)は「プロデューサーからは映画のことはノーコメントだって言われてますからね」。「映画自体僕の切り札なんで」と、エッジをきかせてコメント(会場は微妙にざわめくぐらいでやや反応薄でしたが、天野さんが律儀にマイクを通してちょっと笑ってみせていたのが、和歌山の森本さんの「ウチの椿もデカいんですけどね」に続くフォローぶり【笑】。今回、ほんとうに森本さん−天野さんラインが際立ってました)。
 で、「天野君は」のヒトコト以来の椿さん。「ライダーは卒業して、ゴミ清掃員になってます」。ヒーローにはちょっと珍しい職業ではないでしょうか、というお姉さん、「ライダーのゴミ清掃員、カッコイイと思いますよ〜!」とわけのわからない会場への呼びかけをして、微妙な笑いを誘っていました(笑)。
 北条さんは「サラリーマンになってます。イヤなことがあったのか知らないんですけど、ちょっとライダーをやめてしまって…あいかわらずダダをこねてます」。
 そんな北条さんに、森本さんが“ダメじゃん”のような突っ込みをするや、北条さん、森本さんをペシンと叩き(笑)。
 サラリーマンならスーツを、と向けられると「スーツ、似合わないんですよ」と、テンションの低いお答え(笑)。お姉さん、強引に「皆さん、スーツもみどころのひとつだと思いますよー!」。北条さん…(笑)。


【肉体と精神は、別。劇場版撮影スケジュール】

 劇場版の撮影はTV版と並行で大変だったそうですが、というお話。
 これは椿さんから。「あいにくテレビのほうは森本君が頑張ってくれていて、僕は映画に集中できました」。椿さん、それならなぜ“あいにく”(笑)・
 「それでは相川さん、どうでしたでしょうか」。森本さん、当初は“始さん”と呼ばれていたのが“森本さん”に戻ったり、今回は劇中でもあまり呼ばれない“相川さん”で呼ばれ、しばし反応せず。お答えは「逆にテレビが忙しくて」。「こっちでは放送されてないのかなあ」と前置いて(第29話、確かに関西では未放映でした)「1人2役でやりますんで、観て下さい。コメディです。頑張りましたので」
 天野さんは「僕も、森本君がテレビで頑張っていただいたので、思ったよりは余裕を持ってできました。スタジオが多かったんで、まとめて撮る日が多く、余裕をもってできました」と、第29話&第30話で大活躍の森本さんに後光がさして見えそうなお答え。
 …だったのですが、お姉さんに「それでは、(劇場版の撮影は)そんなに御苦労なく」と念を押されると「えーと、肉体的には」と、後退。頭を使って撮影ということでしょうか、と問われると「精神的には余裕はなかったんですけど」と、スケジュールは多少ヨユウでも、かなーり御苦労されたことがしのばれるお答え(笑)。
 「上城さんは」と、やはりめったに呼ばれない呼称で呼ばれつつも(最初は“睦月君”だったのに!)、スムーズに反応した北条さんは「結構ドラマの方も地味に撮影があって」と語りだし。お姉さんもやはり「地味に撮影」と反復、“地味にって一体”モード(笑)。
 「映画の方もあって、結構忙しかったんですけど、そこはまだ若いんで」と北条さんが言うや、気が向かれないと進行に参加しない椿さんが猛然と「橘さん(…にケンカ売ってんのかお前、という明らかな意思表示が言外に)」と騒ぎだし(【笑】森本さんももちろん速攻加勢して北条さんを攻撃)、北条さん、天野さんに何度も最敬礼でへこへこあやまるという展開に(笑)。20代後半にさしかかったぐらいで、年齢ネタでいじられるなんて、セラミュのファン感謝イベントか、という(笑)。そして、ほとんど参加していないようでいて、橘さんがらみになるや(?)即座に祭りを起こす椿さん、ナイスすぎです(笑)


【映画みどころ】

 そして映画みどころ。
 椿さん「新人ライダー3人が出てきます。そして橘さんは、怪しい限りです(笑)。睦月は…どうしようもないですね。始は…いいヤツでした」
 ここでお姉さん「テレビの中ではあまり仲が良くないようなんですが、映画では仲良くなるシーンがあるんでしょうか?」と掘り下げの質問…しかし椿さん、答えず(笑)。
 かなーり沈黙が流れた後、椿さん「えっ?」。森本さん「聞いてる?」(笑)。
 結局回答を引き取るのは森本さん。「剣崎とバトルシーンがあるんですけど、セットが凝ってて、夕方から朝方までという撮影を2〜3日やったりとキャストもスタッフも力が入っていて、ものすごいかっこいいシーンなんで、みどころですね」と、素晴らしくアピール。
 続いて天野さん。「4年後、みんなそれぞれテレビと違っていて、とても新鮮に楽しく観られると思います」というお言葉に、お姉さんが「成長した4人が観られるということですか」返すと、天野さん「そうですね…そ…う…そうです」。森本さん「ためらってる(笑)」とすかさずツッコミ。
 お姉さん「それで、橘さんはますます謎に包まれていると」。天野さん「はい、僕は怪しいです」。その口調がおかしくて、会場からも笑いが(笑)。
 北条さんは「最後の方、クライマックスがめっちゃくちゃかっこいいです。3人でトリプル変身があるんですけど、最高にかっこいいです」。
 ライダー大好き北条さんらしい関心のありどころが、なんだか可愛い感じです!


【ちょっと悲しい。折り返しを過ぎたTV版撮影】

 きっちりと黒のスーツを着込んだ天野さん、大急ぎの移動に続けての熱気あふれる会場でのイベントで、顔の表情はとてもにこやかで涼しげですが、やはりちょっとつらいのか、少し開いた襟元に手がいくしぐさも。
 その一方で、舞台下手から報道のカメラが天野さんに向けられると、そちらに向かって(他の方はお話中【笑】)にこやかに表情を作られたりと、サービス精神満点。
 話題は、劇場版から、折り返しを過ぎてしまったTV版の撮影のことに。
 今の心境を…というお姉さんに、天野さん「しん…ぴょう…?」
 すると他のメンバーから「しん・きょう」との声が。「申し訳ありません、私滑舌が悪いでしょうか」というお姉さんに、ようやくお姉さんの言葉を天野さんが理解するそばから、森本さんがお姉さんに「大丈夫ですよ!」とフォローされているあたりのコンビネーションが面白く(笑)。
 天野さん、そのなりゆきで「心境、ハイ…そうですね」と話し出してしまってかた「僕からでいいですか?」
 そうすると他の3人口々に「どうぞ」「どうぞ」(笑)。森本さん「ケンソンしないで!」(笑)
 天野さん「気がついたら半年過ぎてて、みんなでごはんを食べていてそういえば半分過ぎたねって話になって、すごい早くて、僕はちょっと悲しいですね」と、“さびしんぼう”なお言葉。でも「半分切ったんですけど、頑張って、もっと楽しい作品にしたいと思います」と、力強く。
 椿さん「今の撮影でまた橘さんと仲悪くなってるんですけど、最初の頃に戻ったような感じで、それが苦痛ですね」。
 これにお姉さん「仲が悪いということが苦痛なんですか? 撮影がじゃなくて?」。…このお姉さんのお言葉は、撮影自体がハードでしんどくて苦痛ということでなく、物語の中で橘さんと仲が悪いという内容が苦痛なんですね、ということを確認しようとしたと思われるのですが、椿さん、色めきたって「撮影でですよ!」。でもお姉さん「(つらいのは)撮影ではないですよね、もちろん」と、当初の御自分の質問内容通りの確認を続けようとするのですが、そこに天野さんがあわてた様子で割って入って「オレら仲いいですよ!」。さらには椿さんの肩まで抱いて「全然仲いいですよ! びっくりしちゃった」。
 大喜びの会場が、さらにどっとわいたのでみてみると、いつのまにか森本さんが北条さんとひっついていました(天野さん&椿さんのウケようを見て、すかさず森本さんが北条さんをつかまえた模様【笑】。貪欲です、森本さん!)。
 森本さんは「すごい早くて、さみしいですね」。そして「もう5分の3ぐらい終わってしまったんですが(34話ぐらい撮影中、あと16話とのこと)、相川始の人生を思い切り全うしたいという気持ちでいっぱいです」と、かっこいいお言葉。
 北条さん「最近は撮影が終わるたびにだんだんさみしくなってきて…」。結構しみじみした言い方だったのに、森本さん「本当ですか北条さん」と突っ込み(さっき抱き合ってたくせに!【笑】)。北条さんの「いやいやいや」もおかしく(笑)。さらに「あわせないように!」と追い打ちをかけてくる森本さんに、北条さん、ついにペチン、と突っ込みのしぐさ(笑)。
 「この4人はすごく仲が良くて…」という北条さんですに、森本さん「竹財抜いたな! お前竹財君抜いただろ!」と、今ここにいない竹財さんへの美しい友情を示しているのか、北条さんをあくまでいじり倒すことに執念を燃やしているのか微妙ながらも(笑)、5人の仲良しぶりが伝わるツッコミ。
 あまりに執拗な森本さんの攻撃を見かねて、お姉さん(森本さんとのバトル再燃?【笑】)「最後まで言っていただいたほうがいいと思うんですけど…仲が、いい」と、まとめ。
 そんなお姉さんと森本さんの確執など関係なさげに北条さん、睦月っぽく淡々と「休みの日でもみんなでメシ食いに行ったりとかしてるんで」。お姉さん、おそらくは北条さんのトークを助けるつもりで「どんなところに」と問いかけるのですが、北条さん「いや、普通に」(会場から思わず笑いが…)。
 お姉さんに黙らされていた森本さん、ここはもちろん黙っていられず「具体的に言ってほしいからそう聞いてんだろ!」。攻撃的な森本さんのかげで天野さんが穏やかにお兄さんぽく「具体的に、具体的に」とおっしゃっているところがまた対照的で、ナイスコンビネーション(そして、そうしたことは関知しない椿さん…)。
 でも結局お姉さんが「普通のところに食事に行ってると」とまとめてしまいました(笑)。


【仲良し“5”人組。オフの日ばなし】

 仲がいいということですが、休日なども一緒にいらっしゃったりするんでしょうか、というオフの日ばなしに。
 天野さん「みんな時間があればよく一緒にいて…今度サッカーをやろうかと」
 森本さん「サッカーチーム、フットサルチームね」天野さん「移動の間にユニフォームを考えたり」森本さん「まずメーカーから」天野さん「メーカーから、どこにする、みたいな」と、森本さんと天野さんのツートップで話が少しずつ進んでいくところがまた楽しく。
 よろしければチームのお名前を…というお姉さんの当然の質問に、天野さん、ほんとに意外そうに「…考えてなかったね」。
 天野さん「なんかユニフォーム先考えてたね」森本さん「形から」天野さん「そう、形から」。お姉さん「形から!」と、わけのわからないけれどキレイなまとめに(笑)。
 ここからはお一人ずつ、オフの日には何を…という質問をお姉さんがすると、森本さん、個別に聞きたいというお姉さんの野望の前に立ちはだかるように「みんなと遊んでます」(笑)。
 椿さん、北条さん、森本さんは口々に、買い物いったりもするしね、などと、休日もしょっちゅう一緒にいるという話を…というとき、さっきまで頑張ってお答えしていた天野さんは、会場で子供の泣き声がしたもので、そちらをしきりに気にされていて、お言葉が出ず(笑)。
 お姉さんが「そんな感じで、仲のいい4人組ということでしょうか」とまとめようとすると、天野さん「いや、5人です」。
 すると北条さん、さっきの失点を挽回しようとするように「5人ですよ!」。森本さん、誰もいない空間をゼスチャーで囲んでみせて「ここに竹財君いますから!」。


【リベンジ。名場面とっかえひっかえコーナー】

 ここで話題が変わり「自分以外でやってみたい役はありますか」という話に。
 そこで森本さん「ちょっと面白いこと考えたんですけど。今ここで、誰かになりきってやってみましょうよ」と提案。会場大喝采!
 そこであわてたのがこの2人。天野さん「ほんとに今やるの? 何も言ってなかった」椿さん「聞いてないよ!」。いいコンビです!
 そんな二人に森本さん「関西、ノリやん!」
 そして森本さん、ものすごーくワザとらしい口調で「どーしよ、誰が剣崎やろ。…オレ剣崎!? ええええーっ!?」と一人芝居(笑)。要するに森本さん、主役やってみたかっただけなんですかーっ!(笑)。
 森本さんが「剣崎やります」と、自分のやりたい役をさっさと確保するや、さっきまで微妙にテンションの低いトークを展開されていた北条さんが、やおら天野さんを指さして「睦月」。この使命には会場、大爆笑! 指名された天野さんが、心底途方に暮れた様子で「えー」などとボウゼンとしていらっしゃるのが、またたまらなくおかしく。
 森本さんが椿さんをさして「相川始さん」と、自分の役を“さん”づけて椿さんに振ると、北条さんがばっ、と手を高々と挙げて「橘!」。
 ここまで話が決まっても天野さん、往生際悪く「ホントわかんないよ」。森本さん、そんな天野さんの困惑を無視して「30秒ほど作戦タイム」。
 舞台上で円陣を組んで作戦タイムが始まってしばらくした頃、天野さん、突然客席に向かって「ホントごめんなさい、チームワークが…大丈夫です」と、あわてた感じのおわび(笑)。
 まとまった相談内容を、天野さんが説明。「さっき和歌山で印象的なシーンをやったんですけど、それを逆でやります」。
 …この突然の企画、主役をやりたい森本さんと、さっき和歌山で自分の名場面を橘さんの「3!」に奪われてリベンジに燃える北条さんが、天野さん、椿さんをハメたっぽいフンイキが(笑)。
 というわけで、和歌山に引き続き森本さんが、あやしいしぐさをしながらボールを投げるしぐさ。
 そして北条さんが思いっきり低く作った声で「3!」
 「ギャレンとなるための基礎訓練だ。やってみろ」。思いっきりエラそうにしてみせる北条さん、なんともおかしく(笑)。
 そして天野さん睦月の番。
 天野さん睦月、思いっきり気弱な声で「なな…」
 (北条さん、自分の演じてる睦月がこんなに情けなくまねされて、いいんでしょうか…というヨワヨワぶり【笑】)
 会場はもちろん笑いと拍手なのですが、舞台の奥のほうでは、椿さんが舞台に倒れ込むようにして大笑いしているのがすごかったです。いまだかつて椿さんが(剣崎のときも含めて)こんなに感情を見せたことがあっただろうか! というぐらいの、激しい笑いっぷり!(そんなに橘さんに関心あるんですかーっ!【笑】)
 最後の天野さんの「えー。…ありがとうございます」という御挨拶(?)もおかしく。
 そこでお姉さん、なぜか「楽しくトークショー進めてまいったんですけれども…」と、シメの御挨拶に。和歌山の、橘さんの「3!」で睦月が何もしないうちに場面が終わってしまったのに引き続き、橘さんが何かすると終わりの合図ということになっているかのような(笑)。
 でも、もちろん森本さん念願の剣崎役の機会が奪われるようなことはなく(笑)。
 森本さん、微妙にナサケナイ口調で(声色も違います!)「始! 大丈夫か!」
 これに椿さん、猛獣のような勢いで起き直って「俺の身体に触るな!」
 一言二言のやりとりがあって、森本さん剣崎「俺と一緒に戦ってくれるのか!」。さらに椿さん始に「待て!」というあたりで終わり。
 ちょっと橘&睦月組よりオチがはっきりしていないシーンだったもので、お姉さんに「以上で終了で」と確認されてしまったのが微妙でしたが(森本さんとお姉さん、どこまでもバトルファイトな宿命にあったようです…)、森本さんの熱演、おかしかったです(笑)。


【ごあいさつ】

 そして最後のごあいさつ。
 北条さん「今日はありがとうございました。9月11日公開の映画はすっごく面白くできてるんで、観に来て下さい」。
 次にお姉さん「それでは天野さん、よろしくお願いします」だったのですが、なぜか森本さんが「今日は短い間でしたが、ほんと来てくださって、ありがとうございます。またみんなと会えるのを楽しみにしてますので、よろしくお願いします」と御挨拶。
 もう森本さんはしゃべってしまったので、お姉さんのほうで軌道修正すればよかったのですが、お姉さん、当初予定通り「それでは森本さん、よろしくお願いします」。これには天野さんが「えー」、森本さんは、御自分が最初間違えた(北条さんからスタートしたということは、お姉さんの進行通り、クレジット逆順でさっきは天野さんの番というのが正しかったはず!)ことに気づかず、高らかに「えーっ!」(お姉さんとは、最後までバトルファイトです【笑】)。そして「森本は一人ですよ! こちらは天野さんですよ!」。オトナなお姉さん、でもややワザとらしい口調で「しつれいいたしましたー!」
 森本さんとお姉さんのバトルファイトに立ちすくむ天野さん「僕でいいんですよね」。お姉さん「はい、橘さん!」(そういえば、イベントの際ションの方で「ここからは役名で」ということで、イベントのほとんども役名で進行していたのに、この挨拶で俳優さんのお名前に戻ったあたりから、間違いが生じていたのかも…【笑】)
 「皆さん今日はほんとうにありがとうございます。えーっと、すごいさみしいです…」と、またまたさびしんぼうモード。「もう時間が、たってしまったから…はやかった、と、思います」と、ほんとにしんみりした口調に(会場も静まり返り…)。なんだか湿ったムードになってしまった会場に、天野さんもちょっと照れたのか「9月11日、映画、やります」というときには、ちょっと笑い口調に(他のメンバーも、笑い出してます)。「来てください。ありがとうございます!」と、最後はちょっと会場にも笑いが戻る雰囲気でしめくくり!
 そしてお姉さん「最後に、椿さん、お願いします!」
 と、日頃トークに積極的に参加されることはほとんどない椿さん「なんで僕だけ役名じゃないんですか」
 …と椿さんはおっしゃいますが、この最後の御挨拶のときは、北条さんにはじまり、皆さん役名ではなく、俳優さん名で呼ばれていて、天野さんのときだけ、“森本さん”騒動の後の仕切り直しのときから“橘さん”になっただけ。…椿さん、あれだけ“天野さん”と“森本さん”ですったもんだした部分も含め、聞いてなかったんですかーっ!(というか、“橘さん”という名前にしか、反応しないんですかアナタはーっ!というカンジでした【笑】。最高です、椿さん…)
 お姉さん、もちろん逆らったりせず、明るく「剣崎さん、お願いします!」
 「今日はたくさんの人達が笑ってくれてうれしかったです」。よかったね! という感じの椿さんのコメントでした!

 その後の握手会は、特に立ち止まらなくても物理的強制力が行使されるぐらいの流し作業な握手でしたが、イベントが楽しかったので、無問題。
 和歌山と京都、セットになるような素敵な関西シリーズ、最高でした!






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