12th February, 2005  
東京ドームシティ ラクーア(東京都・後楽園)
出演者:天野浩成さん 古坂大魔王さん


『希望ヶ丘』発売記念トークショー
《2005年2月12日》


 東京ドームシティ・ラクーアの屋外ステージは、天野さんが『Love like candy floss』のPVに出演されたSweetSのライブでよく行っていたところ。
 そこのビジョンで『Love like candy floss』PVの天野さんを観て、かなり感激したりしていたものですが、まさか天野さん御自身のCDイベントをここで観ることができる日がくるとは思っていませんでした!
 そこで行われたイベントは…
 SweetSちゃん達のライブとは、かなーり様子の違うものでした…(笑)。


【静かな“いよいよ”感。開演前】

 開演10分ぐらい前からでしょうか、ラクーアステージの奥のビジョンに、DVDの天野さんインタビューが。
 皆さん、全くおしゃべりをやめているわけではないのですが、なんとなく静かな雰囲気に。
 そしてDVDを流すのが終わると、“天野浩成 トークショー”の文字。
 静かに“いよいよ”感が!
 その傍ら、ステージ下手脇の『希望ヶ丘』売り場(皆さんやる気まんまんで事前に抽選券GETされていたせいか、SweetSのときのようにばんばん売れている感じではありませんでした…)の、山と積まれた『希望ヶ丘』のわきにちょこんと、通常CDサイズで複数ディスクの厚みのあるCDが。覗いてみたけれど、正体わからず。


【ハイテンション! 古坂大魔王さん登場】

 そんなところに、「どうもみなさんこんにちはー! 拍手ーっ!」と、これまでのイベントとはテンションの違う男性御登場!
 「まだだからね。顔、違うから」とごく自然にボケられ「天野浩成さん『希望ヶ丘』リリースイベント、拍手ーっ!」と盛り上げにかかったこの方は、その後すぐに御本人が名乗って下さいましたが、ノーボトム!の古坂大魔王(こさかだいまおう)さん。ノーボトム!=お笑いユニット“底抜けエアライン”の古坂さんを中心としたテクノユニット(お祭りとテクノをいっしょにしちゃった、という。【ノーボトム!オフィシャルサイト】御参照)…ということで、『希望ヶ丘』の隣に積まれたCDは、ノーボトム!の『祭場traX』(もちろんエイベックス製品。【avex network:祭場traX】)だったというわけです。
 … SweetSのライブのときはいつも、かなりテンションの低いお兄さんが淡々と進行をしてくださっていて、天野さん単独のイベントでそれでは成り立たないのでは…というお気持ちはわかりますが、なぜ天野さんのCD販売促進イベントのMCに、こんな立派なお笑いの方(ちなみに御所属はデカレッドの載寧龍二さんのところ)を連れてきちゃう力の入れぶりなのか、よくわかんないですエイベックスさん!(笑)
 それはともかく、“拍手ーっ!”と盛り上げてくださるものの、そこはお客さんもいわゆるライダーペース(笑)、イマイチ静かな拍手。「確かに寒いのはわかる。でも、テンション上げなきゃ! 元気よく!」と。
 「わかってるよ。求められてないっての。そういうの十分感じるタイプ」とおっしゃりつつも「天野君と皆さんと楽しい時間を共有しようということでお手伝いにやってまいりました!」と言って下さる古坂さん。ライダーイベントでは、ライダーキャストさんの中で一番お笑いマインドを持った森本亮治さんのボケをことごとくつぶしまくった天野さんを相手に、本職の技を見せてくださるはず!(でも、ちょっと心配【笑】)


【最初で…最後? 天野さん登場】

 古坂さんの「レイディーズ アンド ジェントルマン (でたらめ英語) LaQua (でたらめ英語) New York City」と、芸細かく笑わせようとしてくださっているのに冷めた客席ですみません…という前振り(!?)に続いての「天野、浩成−っ!」という呼び出しで、天野さん御登場。
 黒のスーツ上下に白のブラウス(胸元かなり開き)の天野さんが「どうもー! こんちはー!」と登場されてお手振りとおじぎ、という御登場は、お笑いの方に呼び出していただいても、ものすごーくいつもの天野さん(笑)。
 「自己紹介、真ん中でしてください」と促されて初めてステージの真ん中に立った天野さん、「あ、ども、こんにちは、あまの、ひろなりです…」と、早くもテンションしぼみぎみ(笑)。「今日は寒い中、ありがとうございます」と、すごく実感のこもったお言葉。
 古坂さん「マジでかっこいいよねー!」というと、照れたように小さな声をあげて笑う天野さん。古坂さん「ちゃんと違うんだよ、オレと!」で「俺、これ(天野さんの衣裳)着たら、普通に葬式だもん!」。天野さん、すごく律儀に笑ってます!
 天野さんのお手振りを見てか「手振ってごらん!」とうながした古坂さん、客席に向かって「いいだろー、オレはさわれるんだよ!」と自慢。今はネタでも、そのうち本気になってください(笑)。
 『希望ヶ丘』、買いました? という古坂さんの問いかけに答えて、当然“買いましたー”という感じの客席に、天野さん「ありがとうございます」と頭を下げつつ、ピースをされる天野さん。
 音楽的には初めてなんですか、という古坂さんに天野さん「仮面ライダーをやっていたときに役名で出させて頂いたことはあったんですけど、天野浩成としては、最初で…」  そこで妙な沈黙。
 「さい、しょ」と、妙にとりつくろおうとする天野さんに、古坂さん「(その口調だと)最後みたいでしょ!」と、的確な突っ込み(天野さん御登場まではボケてらしたのに、古坂さん…【涙】)。天野さんが「最初“でした”」と言い直す天野さんに「最初“です”」と、より正しいコトバを御指導。
 「今日、引退式じゃないよね?」という古坂さんに「だい、だい、だいじょぶ…」と、あんまり大丈夫とは思えなさそうな天野さんですが、マイクを置くようなしぐさをして「百恵ちゃんじゃないんだから!」と突っ込みをもらったりと、結構細かくおしごとされてます(最後には林&伊藤の最強コンビも圧倒していた『義経と弁慶』イベントの成果は大きかった?)。


【おぼろげ。『希望ヶ丘』PVについて】

 『希望ヶ丘』の話題。
 「DVD、かっこいいよね!」とおっしゃる古坂さん「普通、シーツ一枚でDVDになんないって!」と、本職のお笑いさんらしいスバラシイ表現を。
 「DVD自体は初めて?」という質問に「DVDも初めてですね」と、一見落ち着いて答えられた天野さんですが、その直後「初めて…ですよね?」と疑問形にかわり、古坂さんが話を進めようとしているのに「はじめて…」と、御自分の回答を反芻。古坂さん、思わず笑って「あんま覚えてねーの?」。「いや、はじめて…ですよ」と天野さんがこたえて、ひとまずその話は終わり。
 イベントも初めてということで、客席みんなで声を揃えて「おめでとう!」という、ヒーローイベントじゃなくてもこういうことするんだ…という進行。みんなで言った後の「よーし拍手だ!」という古坂さんの声がけも、ヒーローショー以上にヒーローショーぽいという感じが(笑)。
 PVをやってみてどうでしたか、という質問に「他のアーティストさんのPVより、全然緊張しちゃう。自分のやつは、本当に緊張しました」というお答えはいいのですが、天野さんそのあと「あの…ねえ…うん…」と、“うん…”のあたりは、近年珍しいぐらいの無防備っぷりな声で、どうしちゃったんですか天野さん、というカンジ。  そんな天野さんに古坂さん。
 「オッケー、わかった。あのね、思った。すわろっか」
 と、用意されていた2つの椅子への着席うながし(スーパーライブでの天野さんの窪寺さんへの「すわんなよ!」を思い出して、ちょっとおかしく【笑】)。「せっかくだからね、椅子があるからね」という口調はすでに、小さなお友達を相手にしているかのような口調になりかけていませんか古坂さん…。
 PVについて「撮影はどこでやりましたか」という質問に天野さん「…千葉のほう…?」と、聞くからにおぼろげなお答え。
 古坂さん「…なんでほとんどうろ覚えなんですか!」と激しく突っ込み。これには天野さん「…ねてて、おきたら、着いてたんですよ」と、事実をお答えするのですが、古坂さん、「王様だよ! 王様!」。
 「朝日撮るっていって…起きたら、港だった…」と、またもおぼろげに事実を述べる天野さんに古坂さん、今度は「拉致された人みたいですね」。
 そこではじまって、ぴーぶい、いちにちかけてとって…と、ぽそぽそ話す天野さんを置いて「PVは自分の中でテーマを作んなきゃなんなかったりするじゃないですか」と話題転換。天野さん「今回はテーマをなくしてやろうという」というお答え。役の設定で感情等を決めずに、皆さんに共感してもらえるように、とのこと。最後のバイクで走り去るシーンも、悲しいとか、希望にあふれているとか決めずに無表情で演じた、とのこと。
 PVは初めてか、とか、撮影場所はどこか、といったカンタンな質問にはおぼろげ〜で、こういう作品内容に立ち入った話になるとしっかりお答えになる天野さん、実にメリハリがついてます(常人離れしたメリハリです…)。
 素の天野を見てほしいということですかね、という話から、素の天野さんが撮られているというメイキングのお話に。
 天野さん「自分で見て、恥ずかしかった…」と、また語尾が消え入るような。
 天野さん「はじめはまともにみれなかった…きのう、ちゃんと、見たんですよ」という天野さんに、古坂さん「昨日観たの!?」と驚愕系突っ込み。「それまでもみたんですけど、ちゃんと、みたのは、きのうがはじめてで」という説明はいいのですが、最後の「ああ…オレうつってんなー、って」に至っては古坂さん「…シロウトみたいなこと言わないでくださいよ!」と、天野さんが“あ、(オレ)うつってる”を渋谷HMVでもナゴヤドームでもやってきたと知ったらどうおっしゃられることやらという突っ込みをされるのですが、その間も天野さん「ほんと…うん…」と、おぼろげ〜にムボウビな声を。


【自分を追い込む天野さん…。『希望ヶ丘』について】

 『希望ヶ丘』はどういう曲? という質問にも天野さん「せつなく…」そこからものすごーく間があいて「…せつない」。
 これを聞いた古坂さん「天野君はさっきから、自分で自分を追い込んでますよ?」とスルドク指摘。天野さん「何を言ってるんだろうって…」と、またおぼろげ〜に自己突っ込み…? 「緊張してます」という天野さんに古坂さん、一応「緊張しますって、こんな人がたくさんの中じゃ」とおっしゃってますが、本心は天野さんのあまりにおぼろげな様子に、驚愕されているのではありませんか(笑)。
 歌うときに注意した点は、という質問には、何もわからないので、自分が歌ったものを何回も何回も聴き直させてもらって丁寧に作ってもらえました、とのこと。  歌は昔から好きだったんですか? という質問に、好きでしたがカラオケぐらい、という天野さんに「声がいいですよ! 声っていうのは才能だからね! 声も顔も才能」とおっしゃる古坂さんが「並んでみるとそう思うもん」というのに笑いが起こると「笑うのかよ!」。笑うお客さんへの報復は「(天野君と)仲良くなるぞ!」
 …今はネタかもしれませんが、たぶんこの一連のお仕事が終わったときには、かなりの高確率で仲良くなられているのではと思います…(笑)。
 レコーディングは楽しくやらせてもらいました、とのこと。
 『希望ヶ丘』を最初に聴いたときの感想は、という質問に天野さん「あ! こういう曲、だ!」
 …妙な間が開いて、客席からは微妙に笑いが。
 天野さん、さらに「これだ!」。
 古坂さんが「あ、こういう曲だ!」と再現されると、天野さん「ちょっと表現がおかしかったですね、僕」と自己反省。「聴いてすぐに好きになりました、僕」というのが、正しい御感想。
(最初の「あ! こういう曲、だ!」も、御自分がこういう歌を歌いたい、ということを企画の中で説明されていて、あがってきた曲が“こういう感じにできあがったんだ!”とか“自分の思いをかたちにした曲は、これだ!”ということなんだろうな、と、他のインタビュー等拝見してると十分わかるのですが、いきなりだとわかんないかもですね【笑】)
 自分でも作っちゃおうかな、と思いませんか? と問われると「それは、まだ、考えてないですね」。
 歌う上での目標は、人の心に残るような歌を歌いたい、というお答え。
 今回はできましたか? といわれて天野さん「どう…です、かね」となっていると、客席から拍手が。「少しでもそう思っていただけるなら…」と、控えめにおっしゃる天野さんに、古坂さん「この客席の笑顔を観る限り、届いてますよ!」と太鼓判。
 「ブックレットを開くと、手紙が入ってるんだもんね! あれ、きゅんとくるよね!」という古坂さんのお言葉は普通のアオリだと思うのですが、続く天野さんの「あ…よかった…」が、息も絶え絶えというぐらい実感こもりまくり(笑)。
 今日もステージ向かって左手で売ってます、という古坂さんのアナウンスに「僕のCD…それと!」と、なんとか古坂さんのCDをPRしようとする天野さん。
 「1枚購入すると」と、今回のイベントの購入特典の説明に移っている古坂さんを「いや…その隣にあるんですよね」とさえぎってまで、古坂さんのCDのPRを促す天野さんに古坂さんが「一応、オレ等のCDも売ってますんで」とPRをされると、天野さんようやく御納得。


【やっぱり…。天野さん、ほめられる】

 ぱっと話題を変えた古坂さん、人前で歌ったことはありますか、という質問。
 これは天野さん、さすあに「ありますよ」。初めてやってみてどうでした? という質問には「…楽しかったですね。緊張すごくしたんですが、楽しかったですよ」。
 古坂さんの「オレ、やったぜ!」みたいな? という、さらなる説明を求める質問に天野さん「なんか…」そして急に声色を変えて「“ああ、楽しかったな…!”」。その突然の入りっぷりがおかしくて微妙に笑いが起こると「いやあ、すっごい、ねえ…ああ僕変なこといってますね」と、天野さん、いきなり降参。
 このトークショー初期なら、厳しく突っ込みを入れていたであろう古坂さん、この時点で「何言ってもいいですよ」そして「男から見ても可愛いもん!」と、すでにもう聞き慣れた感じのあるフレーズが、この時点で(笑)!
 「俺がそれ言ったら普通に事務所からクビって言われるけど、天野君、すごくいいもん!」という古坂さんに、小さな声で律儀に「ありがとうございます」とお礼を言ったりしている天野さん。
 さらに古坂さん「ほめてばっかりでゴメンな」と、なぜ謝るのかわからない謝りを入れたあとで「楽屋でで会って、あはは〜ん、これがいい男って言うんだなって」とおっしゃるのですが、天野さんその“あはは〜ん”に反応「あはは〜ん」「あはは〜ん、ですか」と繰り返し(気に入りましたか【笑】)。
 「オレとかがYシャツの首元外してたら、はめろって言われるもん!」と、今日の天野さんの衣裳に関してもコメント。「天野君の場合は、もう一個外して! みたいな」とおっしゃる古坂さんに天野さん「今日…寒いですよね。こんな寒いと思わなくて…すごいカッコしてますよね。ちょっとおかしいですよね」。…言われるまではそれほど思いませんでしたが、確かに、真夏の関西でのライダーイベントと大差ないスタイルというのは、確かに季節感が希薄かも…
 そんな天野さんを「かっこいいよー。オレなんか普通のおっちゃんみたいな」と励ます古坂さんに、天野さん「オシャレさんじゃないですか」と、なんというか、古坂さんに膝カックンをくらわすような可愛いヒトコトを(笑)。これには古坂さん「…酒でも飲んじゃう?」。…すでに仲良くなりかけてませんか(笑)。


【シンプルな質問でも、無質問でも。“天野君に質問コーナー”】

 ここから“天野君に質問コーナー”。
 質問して答えてもらうというのを古坂さんが“バーチャル体験してもらいます”とおっしゃったのがツボだったのか、ひとしきり“バーチャル体験”のひとことを繰り返す天野さん(笑)。
 質問がある人手をあげて! という古坂さんに応えた客席を見て天野さん「…あんまないですね、質問」と、ぽつり。
 古坂さん「ごめんね、ごめんね」といったん手を下ろさせてから「…はずかしくないって! 自分に自信を持って!」と、青少年向けっぽいテイストの質問促し。その甲斐あって、次には手が挙がったのを見て、天野さん「あ、よかった」と、心底ほっとしたように(笑)。

 最初の質問者さんが質問しようとしたら、天野さんが男性スタッフに何か耳打ちされていて、「打ち合わせが終わったら行こうね」となったなどということがあったりして、質問コーナー。

 第1問は、天野さんはコーヒー党ですか、紅茶党ですかという質問。
 こういうシンプルな質問は、意外と天野さんワールドへの扉(笑)。
 「紅茶、ですね」と、天野さんが答えて、あまり盛り上がらなかったなー、という口調で古坂さんが「ありがとうございましたー」とおっしゃって幕引きかと思いきや、質問者様からさらに「どんな紅茶」との追加質問。
 そんなにすごい質問ではないと思うのですが、天野さん「どんな紅茶!?」と、とんでもないことを聞かれたような反応! その時点で完全に浮き足立ってます(笑)。
 質問者様が「フレーバーティーとか…」と、質問の補足をしてくださるのとかぶさるようにの天野さんのお答えは「あ、あったかい紅茶とか…」。会場大ウケ!
 すぐに天野さん「ミルクティー…」と答えられ、質問者様はそれで納得して「ありがとうございました」と終了しようとしているのに天野さん、時間差で質問者様の本来は助け船だったコトバを反芻して「フレーバー…ティー?」と、一人ラビリンスの中へ。
 ここで古坂さんが「ごめんね」と割って入り「君達、会話する気あんの?」と突っ込み!
 アップルティーとか…と、質問者様が親切にフレーバーティーの説明をしてくださったのを聞いて天野さん「アップルティー好きです」とお答えになって、めでたしめでたしだったのですが、そこに至っても、質問者様と天野さんの考えていることが本当に一致したのかどうか、あやしげ〜に思える余韻を残して、次の質問へ。

 第2問は、『希望ヶ丘』をライダーの共演者等、天野さんのお友達に聞いてもらっての反応は、との質問。
 天野さん「ライダーの?」と確認して、「これねー、みんな買ってくれたんですよ! ほんとに! しかも発売の日に!」と、すごく話したくてたまらなそうに!
 「発売の日にみんな買ってくれてて、椿んちに行ったら、ポスター貼ってあって」。これには会場、大ウケ! 「サインしといてよー、って言われて、わかったよー、みたいな」。
 皆さん、いい歌だね、と言ってくださったそうです。
 古坂さん、ほんとに買ったからサインくれよー、っていいですね、ウチらの仲間なんかみんな、くれ! って言いますからね、と、ボケつつも、“ほんとに買ったからサインくれよー”のあたりが温かいコメントを。

 最後の質問者にはかなり小さな男の子が指名され、古坂さん、その子を舞台に上げてしまったのですが、セラミュの質問コーナーの経験からいうと、その年頃のお子さんはお母さんから話して舞台に上げると、ほぼ確実にフリーズするような…
 案の定、小さなおともだちは完全フリーズでしたが(笑)、小さなおともだちの傍らで、両脚の間に左腕をはさんだかっこうでしゃがんだ天野さんがものすごく可愛かったので、質問ナシでもGOOD JOB!!
 小さなおともだちをお母さんのところに連れて帰るときの古坂さんの「いまのは、ぼくがいけないんだよ。いまのはきみがわるくない、ぼくがいけないんだからね」が、すごく優しくてよかったです。


【集まる巨大カメラ群。プレス撮影】

 ここで、プレスによる撮影。  テレビカメラも入っていましたので(確認できたのはTBSと日テレ。あと1台はどこかわからず)、皆様ワイドショーチェック、よろしくお願いします!  お客さん達をバックに写真や映像。  そのままの態勢で、天野さんが質問を受けたりという時間帯もあって、かなり念入りな(10分近くかかったかも)。  映像が使われなくても、あの大きなテレビカメラが複数台天野さんに向かっている絵を見ただけで、すごい! という感じでした!  終わった後の天野さんも「あー、緊張したー!」も、このときばかりは大納得。


【君らもライダー。抽選会】

 抽選会、C賞はサイン入りポスター10名。
 「すごいですよ、ポスターにサインなんて、ライダーの友達しかもらえませんからね! 君等もライダーってことよ!」という、ありがたいようなわけのわからないようなアオリつき(笑)
 B賞は2ショットポラ5名。
 A賞は2ショットポラとハグ3名。
 ハグについて、天野さんがものすごく元気に「します!」と宣言されていたのが微笑ましく(笑)。

 サイン入りポスターは天野さんから手渡し。
 2ショットのときは天野さん、やっぱり必ずピース(笑)。
 2ショットの模様は、テレビカメラは交替でいい位置を代わって撮っていたのですが、最後に登場したのが小さな男の子だということになると、いったん離れたテレビカメラがさっと再び寄っていっていたのがすごいなあと思いました。
 賞品紹介のときは「します!」と元気だった天野さんですが、ハグ直前になると「恥ずかしいっすね」。それには古坂さん「恥ずかしいねー!」と同意してくださったのですが、天野さんが「テレビとかいるから…」とつぶやくのを聞くや「テレビとかいるから…」という天野さんの言葉を繰り返したまま、しばらく言葉に詰まり(『義経と弁慶』イベント末期の、伊藤陽佑さん状態!)。でも、そこから笑い崩れたままにならず「ドラマとかではありますけど、あんまやらないですからね、こういうの」と、まともな話に戻しちゃうあたりが、本職の強みとも弱みとも(笑)。
 「ハグの瞬間に、いっせいにカメラがきました!」と古坂さんが実況された通り、カメラ、すごい集まりよう!
 今回の正式賞品のハグは、これまでのイベントでの“試供品”的なものより、時間も長く、深さも深くと、製品版としての貫禄充分で、テレビカメラに囲まれても威風堂々のもの。お客さんも笑いながら応えていらして、かなりほのぼのでした! 古坂さんの実況も「ハグ、面白いです!」(笑)
 古坂さんの実況は「ハグられちゃったー」「H・U・G! H・U・G!」「レッツ・ハグ!」「あーのーひーあーのーとーきーあーのーばーしょーでー」と、今後のバリエーションが気になってくる多彩さ(笑)


【握手会の後も。最後の御挨拶まで】

 握手会の後、今後の告知いろいろ。
 13日は、品川オーバルガーデンで、というと天野さん「オーバルガーデン」と、ぎこちない口調で繰り返し。そのあとお二人で声を揃えて「オーバルガーデン」。
 その後も16日に写真集「Gift」「Gift」「出ます」「出ます」、20日「ダイアモンドシティテラス」「ダイアモンドシティテラス」と繰り返して、「英会話教室みたいだね!」(笑)。
 古坂さんは、20日のイベントまで御一緒してくださるそうです。古坂さんと天野さんの行方も、皆様お楽しみに(笑)。

 そして最後の御挨拶。
 「みんな寒い中、ありがとうございます。風邪とか引かないよう…インフルエンザもはやってますよ…ね」と、最後までおぼろげな天野さん(笑)。
 「明日見に来てくださる方は、あったかい格好で…僕も今日勉強しましたので、明日はもうちょっとあったかい格好にします」という天野さん。
 古坂さん「近くで見てるとね、天野君、ぷるぷるぷるぷる震えてるの!」とのこと(笑)

 そんなこんなで楽しく進んできたイベントの最後、天野さん退場。
 古坂さん「天野ひろゆき君でしたー!」と言ってしまってから、速攻「天野浩成君でしたー!」。そして「先輩の名前、言っちゃうんだよね…」と。
 でも、わけのわからない天野さんのペースにいきなり翻弄された古坂さん、それぐらいのマチガイ、どーってことありません! お疲れ様でした!
 そして、扉の向こうに引っ込んでも、扉から顔と手を出してお手振りをしばらくしている天野さん…最後の最後まで可愛すぎでした!




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