29th April, 2005
ならファミリー(奈良県奈良市)
出演者:天野浩成さん 《2005年4月29日 13:30〜14:00+α》 ![]() “ならファミリー”での午後のトークは、これまでトークでお聞きしたことのないプライヴェートのお話、これからのお仕事の撮影中のエピソード等、午前にもまして充実の内容。 天野さんの目の前にそびえたつラクダ(とその上に乗っている人の像)も話題の中に登場、ガラス張りになっている天野さんの背後の通りから天野さんをのぞきこむ小さなお友達を、トークの途中で天野さんが気にされたり…と、会場の特殊性の面白さも生きた、楽しいトークとなりました! ![]() 【“みてってください…いかないで…” 再登場】 11:30の回の終わり、「…ずっとここに?…1時半まで…?」などと戸惑っていた天野さん、13:30の回は「ただいまー!」と御登場(笑)。 11:30の回は天野さんが下手側、司会のお姉さんが上手側だったのですが、今回は上手側のお客さんが天野さんを近くに観られるようにと、場所をチェンジ。 スタンディングで、後ろの方のお客さんは天野さんが座ってしまうと見えにくいということを察してくださり、今回は天野さん、お姉さんにスツールにおかけください、とすすめられても「大丈夫です! 立ってやります。観づらいですもんね、後ろのほう」。 そういってお客さんのほうを見ている天野さんに、「(立つと)後ろのほうまでお顔が見えますね。しばらく眺めタイムにしますか?」とお姉さんに言われても、何を言われたのかわからなかったのか、「えっ?」状態だった天野さん(笑)。 通り過ぎていくお買い物のお客さんに、ゆる〜く「みてってくださーい…いかないで…」それから「はい、しゃべりましょう」。 ![]() 【“メダカだらけ(昆虫?)” プライヴェートばなし】 おうちにいるときに今ハマっていることは、ということで、この回はプライヴェートばなしから。 「最近頂いた花…花じゃないな、しょくぶつ? に水やったりとか」。“植物”という言葉を、ムズカシイ言葉を発音するように、ちょっとぎこちなく口にする天野さん。 それはベランダに? と問われて「家の中にいれなければならないものは家の中で育てて、外で育てなきゃならないものは外で育ててます」と、丁寧に答える天野さん、その植物は5つぐらいで、ジャンルはサボテンや桜の盆栽等ばらばらとのこと。桜は花が落ちたので、ちゃんと切って、来年にもつながるように…と、丁寧に手入れをされているようです。 大きさはどれぐらい? と聞かれて「これぐらいのに…ぴよ〜って」と、枝の伸びを表現する天野さんですが、“ぴよ〜って”があまりに可愛くて、お姉さんに復唱されてました(笑)。 そんな小さな盆栽なのにちゃんと花がつくんですか、と聞かれて「はい、最初にせもんかと思ったんですけど…にせもん?」と、自分の言葉に“?”をつける天野さん。しばらく考えてから「…ぞうか?」と、また“造花”を、とっても難しい言葉のように(笑)。「…だと思ったら、ほんものでしたね」。 「あとは“金のなる木”」。会場の観葉植物を指差して「あんなに大きくないっすよ」等説明しつつ。最近植え替えたそうです。 あとは、種をもうすぐまきだすものが4つぐらいとのこと。東京は気温の変化が激しかったので種をまくのがこわかたっところ、最近は落ち着いて室内が20度ぐらいなので大丈夫かな、と。何を、という問いには「クロマツ」。盆栽です! 盆栽が一番ハマっているとか。剪定もちゃんとしているとのこと。でも、せっかく育っている枝を切るのはかわいそう、と。 盆栽は小さいけれど、つく花の大きさはあまり変わらない、花びらが一回りぐらい小さいかな…というお話から、部屋の中でお花見ができますね、という話になったところで「昔、桜の木、ごと売ってるじゃないですか」。…木、まるごと!? と思ったら「枝。あれを買ったことがあって」。…それならわかります(笑) 「桜が散ったぐらいに、部屋の中にミミズみたいな虫だらけになって」。お姉さん思わず「怖っ!」。 「ついてると思わなかった…あんないっぱい」という言い方がいかにもムボウビな天野さん。 悪夢みたいですね、というお姉さんに「あくむですよ」と天野さん。「なんでいっぱいこの虫いるんだろうと思って。よく考えたら、絶対原因桜しかないですよね。花屋さんで売ってたんですけど…自慢げに飾ってたら…そのあとちょっとパニックですよね。なぁーんだよこれ、って」。“なんでいっぱいいるんだろうと思って”とか“自慢げに飾ってたら”とか、ちょっとした口ぶりがたまらなくおかしいです、天野さん。「よくうち虫出るんで」って、大丈夫ですか(笑)。 天野さん虫こわいんですか、という質問には、やっぱりというか「苦手ですね」。お姉さんが「昆虫採“ちゅう”」と言ってしまって「昆虫採集」と言い直すと、天野さんも「採集」と直すように言ってみせるという、天野さんらしいような天野さんとしてはレアなような一幕も。 昆虫採集はされましたか、という質問に、天野さん「クワガタ」。ちょっとたどたどしいその口調と、2005年1月15日、中野サンプラザでの『仮面ライダースーパーライブ』での窪寺昭さんの“クワガタ!”の記憶と、橘さんの愛らしさと…等々ちょっとツボに入ったのか、お客さんから笑いと拍手も(笑)。「こないだまで飼ってました。…いや、ウソですけど」。 そして「もってましたね。メダカとか」。言っておいて天野さん「…昆虫?」。天野さん、クモを昆虫と間違える人は多いですが、メダカを昆虫だと思っている人は、小学生さんでも少ないと思います…。その後、またおぼつかない口調で「メダカ…さかな…そう、さかなだ」と、ワンテンポ遅い納得をする天野さん…。 「メダカを飼ってたりして、卵を産み出して、夜中…小学生だから夜中でもないのか、自分的には夜中、開いてないお店をどんどんどん、ってやって、すみません、水草くださいー、って無理矢理売ってもらって入れたりとかして」と、なかなかすごいエピソードを披露してくださったことより「産んで…メダカだらけ」の、すごくおかしそうな“メダカだらけ”の口調がむちゃむちゃ印象的(笑)。「すっごいの。ほんとに」と、ちょっとコドモのように言い募る天野さん。 育て上手なんですかね、と言われて「毛虫ふやすし、メダカふえるし」。「観葉植物は枯らしたことないんですよ」という天野さんに、お姉さんが、あれは育てている人の心が出るんですよね、と話を向けると「超スパルタっすよ」と、意外なことを。「冬とか、外っすからね」。 そして「幸福の木? …しあわせになれるかなあと思って」という天野さん…富士急ハイランドの公開撮影のとき、ちまっとしゃがみこんで一心に四葉のクローバーを探していたお姿を思い出します… 観葉植物が好きか、とお客さんから声がかかったのか「観葉植物、好きでした」と言ってから、“好きでした”と過去形で言ってしまったことに気づいて「かなしい感じだな」と苦笑する天野さん。お客さんから犬と観葉植物はダメという話をされたのか「ウチの犬は大丈夫ですけどね」といいつつも「犬のおしっことかかかったら枯れそうですね」と。 犬飼ってますかと聞かれて「飼ってます」、犬種を聞かれて「パピヨンです。耳がでっかいやつ」。「小型犬ですね。二匹」。お散歩はさせますか、と聞かれて「たまに…」 そこでお姉さんが「何か飛んできましたね」というと(誰かが何か投げた?)、天野さん「はい…ごめんなさい…」。天野さんがあやまることないですよ、とお姉さんはいうのですが、天野さん「すいません…うるさいですか…すいません…」と消え入るように。 二匹います、ということで「CDのフォトブックに写ってるほうがオスのほうですね」。名前を聞かれて「春の助と、小春」。しぶいですね、と言われて「しぶいですかね…日本的な名前で…」。 春の助くんの名前は「親と決めたのかな?」。「しゅんのすけ、って呼ばれてたような気がする」と、5〜6年も前のこととあって記憶のおぼろげな天野さん。「その親が、花と太郎って言うんですよ。実家の犬なんですけど。花と太郎の子供で、春に生まれたから春の助っていうのですよ。小春は、奥さんで買ったんだけど、春に生まれてたから、小春」。 そして「みんな4月生まれ」。天野さんも4月生まれ…とお姉さんと言っているときに、お客さんから“自分も4月生まれ”という声がかかったのか「うっそー。おめでとう!」と、フレンドリーに。 春の助くんと小春ちゃんがカップルということで、お姉さん「子犬とか大丈夫ですか? 犬だらけに…なんでもふやしてしまう天野さん…」とやや心配モードなのですが天野さんのほうは「ふえたらいいなあと思って」。お姉さん「今にそういう日記がUPされるかもしれませんね」。天野さん「里親募集ですね」。お姉さん「ブリーダーとして活躍する日も近いかもしれません」と、子犬だらけの未来予想図を描くお姉さんと天野さん。 ![]() 【“なんでおかちまちなんだろう、って…”『山手線デス・ゲーム』ばなし】 これからのお仕事も盛りだくさん、ということで、まずは『山手線デス・ゲーム』ばなし。 天野さん、会場が奈良ということで「山手線、わかりますか? 乗ったことあります?」と聞くと、かなりの挙手が。お姉さん、笑いながら「皆さん、奈良県民じゃない気がします…」…大正解です(笑)。 「山手線は29駅なんですよ。で、あるひとつの椅子に座り続けると、30番目の駅に行けて、願いがかなう、みたいな話なんです。で、僕そこに座ってて…けど、各駅ごとに敵が現れて」。お姉さんが「刺客が現れて」というと、天野さん、例によって例のごとく「刺客が現れて」と繰り返しかけて、でも「刺客っていうか…席をオレによこせ、みたいな」と訂正。 「戦うんですけど、基本的にコメディなんで、本気でお笑いの人が来るんですよ。板尾(創路)さんとか。僕が一番ダメだったのが、ハローバイバイの金成(公信)さん(【ハローバイバイニュース情報】御参照)。その人、すっごい面白くて、お芝居中って笑っちゃだめじゃないですか、でもガマンして笑わないと、わざとヘンなことしてくるんですよ」と、『Newtype THE LIVE』2005年5月号のインタビューで語っていらした“アドリブだらけでひたすら笑わせようとするお笑いの共演者達にプロの凄みを感じた”というお話を、より具体例に。 「細かいところにすごい地味な笑いがすーごい盛り込まれてていて」という天野さん「オレも本番中…」と言いかけて「これはネタバレになっちゃうから、言っちゃだめだな」と。 小道具について、天野さんが人に渡されてものを壊すシーンがあるとのことなのですが「壊すから、最初は本とかで壊してたんですよ。真剣にやんなきゃいけないのに、本番になったら、ばっとそれ取った瞬間、自分の中でそれが予想外だったもんで、本気で笑えてきちゃって、でも大事なシーンで、笑えなくて…これオレに言っといてくれよ、と思って」。一応OKが出たそうですが「顔見たらひきつってるかもしれないですね。ちょっと笑ってるかもしんない」。楽しみです! それは何駅ですか、と聞かれた天野さん「それはたぶん…最後の方ですね」。 何駅からはじまるんですか、という質問に「御徒町かな」。この“おかちまち”と、一文字一文字ぱらぱらした感じで発音する雰囲気が、2002年3月、『First Love』番宣コーナーに出演されたTBSのバラエティ『ハプニング大賞2002春』で久本雅美さんに構っていただいたりした“岡忠(おかちゅう)”の発音に通じるものがあって、ちょっとなつかしくなってみたり。 その“おかちまち”についても「なぁんで御徒町なんだろうって思って」と、なぜそんなに疑問に思うのかわからない疑問を持つ天野さん(笑)。「御徒町からはじまって…わかんないですね、どっち回りなんだろう」 ほぼ順番に撮影はされていたようですが「右回り左回りじゃないよな…内回り外回りだもんな…あの…渋谷とか原宿とか…通る…そっから…」。…御徒町の比較的すぐ後は東京に行ったとか、上野に行ったとかならどちら回りかよくわかるのですが、よりによってほぼ真反対の渋谷とか原宿とかをおっしゃっても、手がかりになりがたいです、天野さん… 「あーごめんなさい! 調べてきます!」。客席方向に「右…ですか? あーごめんなさい」等やっていて、お姉さんに「誰に助けを」と突っ込まれる天野さん。 というわけで、何駅かわからないけれど、受け取るときに微妙なお顔をされているところがあるそうです(笑)。 『山手線デス・ゲーム』の撮影は、5日間ぐらいずっとスタジオの山手線のセットの中に、1日20時間弱、15時間以上はいて、つらかったとのこと。 でも、いろいろ面白い人が来てくれるんで、と天野さん。×−GUNの西尾(季隆)さんのお名前も。 1話1分ちょっとぐらいの話で、この間天野さんも携帯で御覧になったそうですが、携帯でも十分観られるとのこと。 ![]() 【“たえずこわい”。『幽霊より怖い話』ばなし】 続いて『幽霊より怖い話』の話題に。 『世にも奇妙な物語』のようなオムニバスで、たぶん最後の作品に天野さん、とのこと。 「現場でちょっとトラブルがあって」という天野さん。怪談ものにつきものの、呪いっぽい事故とか? と思ったら… 「僕、血糊のまま10何時間ぐらいずっと待ってたんですよ。全身服とかも血だらけで…こわいですよね…けど空きがあったから、差し入れでも買いに行こうと思って、コンビニに行って」と、血だらけでも自然体な天野さん…。 お姉さんが、店員さんはどう反応? と、当然の疑問をぶつけると「店員さんは普通でしたね。え、なんで? 血だらけの人そんな来るの? って思うぐらい慣れてるの」と、撮影がしょっちゅう行われるスタジオではなく、ロケ先でのことという説明とあいまって、血だらけの人がそんなに来るわけないじゃん! と突っ込みたくなるような天野さん…。 そして天野さん、急に語気を強めて「しかも僕、ぼったくられそうになったんですよ!」。 「リポビタンDを20〜30本買ったんですけど、9000円ですって言われて。あと甘いもの、エクレアとかを20〜30個買って、9000円って言われたんですよ。おかしいですよね! ユンケルだったらそのぐらいするじゃないですか、でもリポDって安いっていうイメージがあったから、あれって思って、見に行って、そしたら“リポD 70個”とかになってるの。そんな買ってないし! とか思って」と、いつになくラフな口調になりながら“トラブル”を語る天野さん…。「すいません、店員さん…とか言って。これ、たぶん、計算違いますよね…」と、憤り口調だったわりには、店員さんへの語りかけを再現するや、急に大人しい口調になり(笑)。「っつたら、普通に“ああ、そうですね、ごめんなさい”って。いやいやいや、みたいな」。 それに対する天野さんの総括が「血だらけだから、わかんないと思ったんじゃないんですかね」。 …血だらけなのに、こわがられるどころか、完全にナメられてます、天野さん…(笑)。 天野さんは怖がりということで(それがすでにお姉さんのトーク進行の大前提になっているところがポイント!)、トイレに行ったときに鏡に映った血糊の自分を見てこわくなかったんですか、と問われて天野さん「それは大丈夫ですね。自分に関しては大丈夫なんですけど」と答えてから。 「…なにがこわいんだろう」…結論は「たえずこわい」。 これにはお姉さんも思わず「へ?」という感じ、「今も…?」「今は人がいるので大丈夫です」「ラクダが怖いとかはないですか?」というやりとりの後。 「あのね、ラクダの上の人が…たまにこっち[本来の向きと反対側]を見てそうで、こわい…」。 「どうします、こっち向いてるはずの人が、しゃべっててぱっと見たらこっち向いてたら、超こわいっしょ? ね?」と客席に同意を求める天野さん。確かにほんとうにそう向いてたらこわいですが、フツウの人はそんなことまで考えて暮らしてません(笑)。 そういうことをいろいろ考えて、自分でこわくなってしまうとのこと。なんか見てこわいとかじゃなくて、自分で考えてだんだん怖くなって…気になりだしてしょうがない…という天野さんに、お姉さん「めかくしでもします?」。 では、『幽霊より怖い話』は、わかりやすい怖い話か、想像がふくらんで怖くなる話か、というお姉さん(うまい展開です!)の問いには天野さん「撮った分より短くなってると思うんですけど…全体的にしゃべっちゃうと、ネタ…がね…」と、ネタバレを気にされつつ「いいにくい話なんですけど…人を殺した、みたいな怖さ。精神的に、ああ…みたいな怖さ。幽霊とかはないですね」とのこと。 「怖いというより、気持ち悪い…気持ち悪い感じ」。 天野さん達が御覧になれるときはまだちゃんとつなげていない段階だったので、ちゃんとしたものは御覧になっていないそうですが「重い話が多いですね…後味が悪くなるように作ってます。監督と」。「観た人が、観なきゃよかったな、って思うような」と天野さんが言い出すとお姉さん、ちょっとあわてて「皆さん観る気なくすじゃないですか!」。天野さん「そういう作品にできればね、って監督に言われて、ああそうですか、じゃあそういうふうに頑張りましょう! 観た人が後悔するように…できていればうれしいんですけど」と、監督さんの意図に添うよう素直に頑張られたことが伝わる天野さんのお話。 …でしたが、お姉さんが「そのコメントでいいんですか? それを聞いて皆さん…ますます観たいと思われましたでしょうか!」と客席に語りかけ出すと、天野さん「あれ、オレ逆かな? 言ってること…」と揺らぎ出す天野さん。「それぐらい気持ち悪い感じ…あ、だけど、観てよかったな、と」といいかけて「もういいや! わかんない」と降参(笑)。 ![]() 【“しゅんちゃん…かわいい…” CDばなし】 そして、あちらの販売コーナーでも販売されていますが、ということで、CDのお話に。 『希望ヶ丘』は天野さんのお名前ではデビューシングルということで、その前の『rebirth』は“橘朔也(天野浩成)”名義だったというお話から。“橘朔也(天野浩成)”については、天野さん、笑いながらのゆるい声で「“かっこ”だよ、みたいな」(笑)。 「でも、あれは橘朔也さんが歌ってたことで」と、橘さんにも丁寧な天野さん。 天野さんはもともと音楽的には、ということで「音楽的にはちっちゃい頃ピアノを習ってたとか、それぐらいで、まさか自分が出すとは…それまではアーティストさんを尊敬する立場だったので」。好きなアーティストさんは「さだまさしさんとか、尾崎豊さんとか」。 お姉さんが「カラオケに行かれると尾崎?」と質問すると「いや、最近の歌も歌えますよ!」と力強くアピールする天野さん。「でも、聞いている分にはそういう曲が好きでした」という天野さんですが、「尾崎の中で好きな曲は」と聞かれると「…むずかしい質問しますね」と、お姉さんに不当な非難(笑)。『街路樹』等お好きとのことですが「みんな知らないほうへ行っちゃうんですよ!」と。 高校生のときに友達とバンドを組んでいたというようなことはなく、ギターができるお友達にギターを教えてもらったりとか、中学生の頃にベースをちょっとさわってみたりしたことはあったけれど、ちゃんとやろうと思ったのは『希望ヶ丘』からとのこと。 苦労されましたか、と言われると「やっぱ、ほーんと大変だった!」と、ほんっとーうに大変だったんですね…と伝わってくる声(笑)。 何もかも初めてで、カラオケと歌うのとは全く別なので、とおっしゃる天野さん。「全然違う感じで…だってエコーもないし」と、アタリマエでしょう! という感じのこともおっしゃる天野さん(笑)。「自分の声で全部歌わなきゃ…自分の声の返りしか聞こえない。自分がどれぐらいの声で歌ったらいいか、流れているメロディと自分の声と全体的な音量は調節できるんですが、そのバランスとか。ずっと聞いてると、おかしくなってくるんですよ、耳が」と、御苦労を語られるのですが「たっ、たっ、たっ、たっ、ってリズムを取るやつを入れたほうが歌いやすいとか」…メトロノームのことですか? 「ほんと初心者で、これなんですか、って聞いて、自分では出してるつもりでも、もうちょっと出した方がいいな、とかバランスの取り方がすごい難しかったですね」とのことで「これから慣れていければいいですね」。 このとき天野さん、背後のガラスの向こうから、男の子が覗き込んでいることに気づいて、そちらに注意を取られ。お姉さんに「気になりますか?」と訊ねられるほど(笑)。 2ndシングルは、ほんとうに最近から始められたとのこと。夏頃にはできれば、ということ。 曲のテンポは今悩んでいるところ、会議中とのこと。 そんな2ndシングルに関する情報も、オフィシャルサイトの日記等に書いていかれるとのこと。 『希望ヶ丘』には特典いっぱい、ということで、DVDの内容や“ちっちゃい写真集”(フォトブック)について説明。 「ちっちゃい写真集は、写真だから慣れてるじゃないですか。…カッコウつけなきゃいけなかったんで、はずかしかったですけど…」と、“慣れてる”とおっしゃるわりには初々しいことをおっしゃる天野さん(笑)。 「歌の次に難しかったのはPV。他の人のPVにはこれまでも出てるんですけど、自分のやつになると、ヘンに力入っちゃって、考えすぎちゃって、難しかった…」。 フォトブックの写真をさして、お姉さんが「これは小春?」と聞くと、天野さん「これ春の助ですね。しゅんちゃん」。そして「しゅんちゃん…かわいい…」と、半ばひとりごとのように(でもすごいにこやかに)つぶやく天野さん…(そんな天野さんを目の当たりにしたお姉さん、思わず笑っちゃっていたような【笑】)。 本日御購入の皆様には、握手会への参加の特典があり、買った枚数分だけ握手ができるということ、複数購入の方は少し長めに握手ができるということになるかも…というお姉さんの説明を聞いていた天野さん「ななめ!?」。お姉さんに「長め」と言われた天野さん「(斜めの握手って)どんな感じかなあと思って」と、そんな聞き違いひとつでワールドが展開されていた模様。 CDの入った紙袋に、エイベックス・ディストリビューションの長3型の封筒に入ったポストカード4枚セットが入っていて、封筒とポストカードのセットが握手会参加券に、というシステム。 そのほか、CDを3枚購入された方には、サイン入りポスターも先着順でついてくるということ。 他にもオリジナルグッズがいろいろ、ということで、天野さん「マウスパッドにサインしました」。 たくさんサインしてました、絶対直筆です、と太鼓判を押すお姉さん、「さっき、どっかに(サインしたときのマジックが)ついちゃった」という天野さんのお言葉を聞いて「(マウスパッドのサインはちゃんと天野さんが書いたという)証明で」と話を向けると、天野さん、すごくびっくりした声で「…しょうめい!?」。すぐに「ああ、ああ、ああ、その“証明”ですね、わかりました」と納得されてましたが、第一声で驚きすぎです(笑)。 ![]() 【“あくしゅしまーす!” 中締め】 そろそろ握手会に…ということで、お姉さんが「一回天野さんは…」というと「いなくなるんですか? オレ? ほんとですか?」と、午前の退場のときといい、今回のイベントでは、妙に退場についておぼつかない天野さん。 皆さんにひとこと、と言われるや「もう、終わり風ですか?」。要するに「握手の後も僕、しゃべりますか?」ということにより内容を変えようとされていたようで。 中締め、と言われるや「あくしゅしまーす!」。…シンプルすぎ、かつ、可愛すぎです(笑)。 「きてくださーい…おねがいします…」と、人を勧誘する段になると、急に声がよわーくちいさくなる天野さん…(笑)。 「じゃ、いなくなりまーす…」といって、天野さん、いったん退場。 ![]() 【“がんばってしゃべりました” 最後のごあいさつ】 最後のごあいさつ。 「一人でしゃべるの久しぶりで、なんかヘンな感じです。でも、がんばってしゃべりました」と、頑張ったねー! な第一声。 「舞台とかもあるんで、観に来てください。サイトも、これからイベントがないんで、なるべく時間を多くみつけてできたらいいなと思います」とのこと。 「サイトの方で『White Gift Party』のときの写真も売ってるんで。8日(※天野さん曰く“ようか”じゃなくて“はちにち”)までかな?」という天野さん、お客さんに“9日まで”と教えてもらって「すみません…今度は(告知事項をメモに)書いてこようかな」と(笑)。 「『White Gift Party』とか…他にもいろいろあるんで…他にもいろいろない?…ごめんなさい」と、告知の任務は帯びてきたものの、販売物は把握していない模様の天野さん…(正解は、『White Gift Party』の写真のほかに、『White Gift Party』でも展示されていた『希望ヶ丘』発売記念イベントの際の写真が5点ほどあります、というもの) 「ほんとに今日、ありがとうございました! また何かあったら来てください。皆さん、気をつけて帰ってください。ありがとうございました!」と、『サリンジャー』にのって、天野さん退場。 “頑張ってしゃべりました”という天野さんの頑張りが実って、ほんとうに充実内容のトークが聞けた、貴重なイベントでした! |