11th October, 2005  
大阪市内の某ホテル
出演者:松本莉緒さん 塩谷瞬さん 丸山智己さん



ドラマ30『デザイナー』
ボランティアエキストラ参加ロケ
《2005年10月11日 7:00〜12:00頃》


 2005年10月11日午前のボランティアエキストラ参加の撮影は、守峰参加分では(もしかすると全体でも?)初めてのロケ。
 午前7時に大阪市内のホテルの正面玄関前に集合、そのホテルの中のある場所で撮影。
 …ネタバレになるので、どういう場所かは言えないのですが、天候に関わらず屋外設定に近い撮影ができそうな場所で、よくこんな場所が! という感じ。
 ホテル自体ごく最近できたところということで、ロケ場所を探されるスタッフ様のアンテナの高さ、さすがだなあと思いました。




【スタジオとは、やっぱり違います! 待機場所】

 USJスタジオでは、ごくシンプルな会議室にパイプ椅子が並べられた場所がエキストラ控え室になっていましたが、今回のロケでは、ホテルからお借りする部屋を最小限にする必要もあるせいか、実際に撮影を行うその部屋の外に向けて光を放つ大きな照明が据えられている部屋が待機室! 眩しい!(笑)
 とはいえ、これもネタバレになるのでどういう空間かは言えないのですが、かなりムード満点の場所で、座っているだけでなんだか楽しく。
 で、その部屋の本来の主役(笑)の照明ですが、外で行われている撮影の角度に合わせて、おそらく光源そのものが映らないするためか、カットごとに細かく位置を移動。照明スタッフさん、軍手をされているとはいえ、煌々とついていてかなり熱くなっているであろう照明をつけたままお一人で抱えて動かされていて、すごい! と思いました!

 7時集合、朝早くすみません…とスタッフ様は言ってくださっていましたが、待機場所の外の空間では、すでにメインキャストさん達が撮影中。
 撮影の朝は早いんだなあ…と。
 この日、公式サイトにお名前掲載のメインキャストでお姿を観ることができたのは、亜美ちゃん役の松本莉緒さん、朱鷺役の塩谷瞬さん、柾役の丸山智己さん。
 控え室に入って待機中で撮影風景が見られない間、ありさの声らしい「亜美さん!」という声は聞こえましたが、国本綾さんがおいでだったのかどうかは確認できず。

 待機していたエキストラは、公式サイトを通じて応募したボランティアエキストラと、事務所に所属のプロの方との混成。
 USJスタジオでの撮影でも、駅の近くで“明らかにUSJじゃないだろー”な華やかな服装の皆様が少し早い時間に集合されていたのを御覧になったことがある方もおいででは、と思いますが、その方々です。
 最初はプロの皆さんも若い女性ONLYだったのですが、撮影の後半になると、明くんと同業のマスコミカメラマンさん達(大人の男性)も登場。  カメラマン役の皆さんは、御自分の荷物が大きく、キャスターつきのスーツケースだったり、スーツを用意していらしたりと、ここが終わったらすぐ次のお仕事ですか? という雰囲気の方が多かったのが印象的でした。

 その部屋での待機中、西村助監督さんの誘導でお手洗いツアー(なんか楽しいです!)に行かせていただく機会があったのですが、部屋を出てすぐの壁際に、華やかな衣装の上にベージュのジャンパーをひっかけた亜美ちゃん=松本莉緒さんが、あのおっきな目でエキストラさん達を見上げるようにちょーんとなにげなく座っていらしてびっくり(笑)。松本さん、本日もとびっきり可愛かったです!




【気配り、いたみいります…スタッフ様のサービス精神】

 エキストラ参加ということで、本旨はとにかく天野さんにとって大切な作品『デザイナー』のお手伝いがしたい!
 おまけとして、ドラマ制作の現場の雰囲気に触れられたらうれしいな、さらにおまけのおまけで、知っているキャストさんを生で観られたらうれしいな、ぐらいの感じ。
 …なのですが、スタッフ様、撮影の見えない控え室で長時間待っているのではなく、ドラマのロケがどういうものか見て行ってください、と、ボランティアエキストラだけ、撮影が行われているところに隣接した椅子のあるスペースに連れ出してくださったんです! しかも、“質問があったらどんどん聞いてください”とのお言葉つき!
 座っていなくても、立って、近づいて観ていいですよ、とのお言葉に、皆さんありがたく寄らせていただいて見学。
 …そうなったらなったで、スタッフ様「別に観るのは強制じゃないですからね! 座ってていただいてもいいんですよ!」と、気を使いすぎですよー! なお気遣いぶり。
 スタジオでは複数のカメラを切り替えて撮影しているけれども、ロケでは一台のカメラで同じシーンを角度を変えて何度も撮影しているとか、あとですっごいステディカメラ(動きを撮る際にカメラが動いてもぶれないようにする安定装置“ステディカム”をつけたカメラ? 撮影終盤、さあっとレールが敷かれ、カメラを滑らせながらの撮影が行われました!)が出てきますよ、等、ドラマ好きにはたまらない丁寧な説明もいただいて、本当に興味深く撮影を観ることができました。ありがとうございました!

 と、今回のスタッフ様自己紹介では、【MBS:ドラマ30『デザイナー』公式】の制作日誌を書いてます、ということで、亀井APさまと、芝野Pさまの御紹介がありました!
 プロデューサー様〜! ということでもうれしかった上に、天野さんが松本莉緒さんにお肌ツルツルの石鹸をプレゼントされたこととか、ホテルの荷物の段ボールのこととか、あったかく紹介してくださった方だ…と思うと、さらに感激でした!




【いろいろな種類が。NG】

 これまで参加したファッションショー等の場面のスタジオでの撮影では、いろいろ設定を変えてのテストは繰り返されたものの、いかにも“NG”という感じのNGはあまり目立たなかったのですが、今回の撮影は登場人物が少なく、セリフがいろいろあったため、NG集としてTVでも紹介されているような感じのNGも、そう数は多くないながら、見られました。
 NGの原因としては、一番わかりやすいのは、セリフの言い間違い等。
 可愛かったのは、松本莉緒さんが、感情たっぷりに亜美のセリフを言っている途中、その感情のこもった亜美声のまま「間違えた」(笑)。
 レポーター役の女優さんが、セリフの変更(?)を求められたものの、何度か言い間違え等のNGを出してしまった後(ほんとうに“すみません…!”という感じで、つらそうでした!)、変更前のセリフできっちり決まったときんは、監督から「オマケでいいや」のOK(笑)。
 結構多かったのは、動きのあるシーン等で、かぶってしまったのでNG、位置が悪かったのでNG等。これはかなり微妙な調整が必要なようで、演技をしながらきっちり絵を作る動きをされる俳優さん、すごいと思いました!
 何度かあって最初不思議だったのが、監督さんの「こっちの都合(でNG)」。
 これは、自分の立ち位置の近くに監督さんが来られていたときに“こっちの都合”が出るまでの様子を見ていると、監督さんが(たぶん)記録さん(シーンとシーンのつながりがおかしくならないよう、撮影時のあらゆることを記録しておくお仕事のスタッフさん)に前のシーンとのつながりを相談されていたようなので、その結果つながらない点が発生していたためのNGなのではないかと推測。
 こういうさまざまな、かなり微妙な理由でNGが発生するわけで、角度を変えての撮影も含め、何度も同じお芝居をテンションを保ってされる俳優さん、大変だなあと思いました!




【若!というより殿! 朱鷺様ウォッチ】

 今回の撮影はとにかく松本莉緒さん中心で、松本さんは常に囲まれている状態。
 そんななか、松本さん亜美ちゃんとのからみのシーンもばっちりあり、さらに亜美ちゃんを遠くから見守るシーンもあって微妙に野放しになっていらした(笑)朱鷺様役の塩谷瞬さんのたたずまいが、なんとなく面白く。
 今回のエキストラさんは、これまでのボランティアエキストラ参加撮影のときとはちょっと雰囲気が違って、誰かのファン!という雰囲気ではなく、ただなんとなくドラマ好き、可愛い松本莉緒さんが見られたらうれしいな、という雰囲気の方が多かったように感じました(人数も20人弱と少なく)。スタッフ様に「塩谷瞬さん知ってました?」と尋ねられても、“知ってます!”という反応はなく(天野さんについてお尋ねがあっても、その方々に聞かれたのであれば、大差ない反応だったのでは…)、エキストラさん達のほんとうに間に塩谷さんがずっと立っていらしても、皆さんどちらかというと松本莉緒さんとその周囲で展開されている撮影風景のほうを御覧になっていて、塩谷さんの方を御覧になっている方はそういらっしゃらなかった模様。そんな雰囲気もあってか、塩谷さん、のびのびと自然体でいらしたような(笑)。

 これは塩谷さんのキャラクターなのか、集中を切らさないためにカットがかかっても朱鷺様のキャラクターを保っていらっしゃるのかわからないのですが、日頃“へこへこっ”とした感じ(笑)の天野さんを見慣れていると、塩谷さんの堂々とした男ぶり、すごく新鮮でした!
 ボランティアエキストラが撮影空間の隣のスペースに移動して見学しはじめた頃、塩谷さんがエキストラのかなり近くにいらしてエキストラの方を御覧になった瞬間が。そのとき塩谷さん、“うむ”という感じにうなずかれて、その“よきにはからえ”感が、すっごく朱鷺様! “若”というより“殿”の貫禄です!
 スタッフの方が塩谷さん用の椅子をもっていらしたといにも、クールに「ああ」と、朱鷺様が柾に応えるように。
 そんな風に、カメラが回っていないときも“朱鷺様”入っていらした塩谷さんですが、御自分のシーンが終わって、携帯モニター(?)で映像を確認されうとき、モニターを持ってどっかりヤンキー座りをされていたのは、ちょっと朱鷺様じゃナイかも…と(笑)。でも、天野さんがしゃがむと、すごく“ちまっ”と可愛い感じになるのに、塩谷さんがしゃがむとすごく男っぽい、“アニキ!”という感じで、同じ男子でもどうしてこんなに違うんだろう…と、興味深かったです。

 映像の中の朱鷺様は、本当に少女漫画の世界から飛び出したきたような朱鷺様なのですが、朱鷺様の結構派手な(シルバーですし!)衣装を着けて立っていらっしゃる塩谷さんは、結構フツウのかっこいい人(笑)。女性ばっかりの間に、ぽつねんと立っていらっしる様子が、自然なような、ちょっと浮いているような(でも、御本人は居心地の悪そうなそぶりはみせず、あくまでも堂々! 男らしいです!)、不思議な存在感でした。
 そんな塩谷さんも、早朝からの撮影でちょっとお疲れなのか、近くの備え付けの椅子にちょっと腰を下ろしたり。
 “よっこいしょ!”と声を出して座られる御様子は、ちょっと庶民的で、親しみがわきました(笑)。




【観られてすっごく嬉しい人! 柾さん】

 “観られた!”というよりごく自然に“いらした”という感じの朱鷺様に対し、“出てきた出てきた!”“観られた!”という感じで守峰的キモチを盛り上げてくださったのが、丸山智己さん柾さん!
 柾さんは撮影の中盤に登場、出番はちょっとしかなくてすぐにいなくなってしまったりしたこともあり、希少感もあり、“観られてうれしい!!”感がすごかったです。
 昨日は青と白のピンをつけて御登場だった丸山さん柾さん、今日はピンクのピンとべりきゅ〜!な(笑)。
 とってもおっきくて、こんな人そこらにはいないよ!感の漂う柾さん、“あ、あの髪型で笑ってる笑ってる!”“コワイ柾顔のままメイクしてる〜!”等々、その一挙一動から目が離せませんでした!




【貴重な体験! 視聴率発表】

 今回平日朝からの撮影ということで、貴重な体験!
 撮影の合間、スタッフ様が「昨日の数字が出ました! 西X.X、東X.X!」と、視聴率を報告するシーンが観られたんです!
 ドラマ公式サイトのスタッフ日誌等でよく読んでいた光景だけに、目の当たりにできて、感激でした!
 数字は、西(たぶん、MBSのある関西の視聴率)が東(たぶん、一般的に番組評価の中心となる関東の視聴率)よりずいぶん高く。東海テレビ枠も名古屋の視聴率はすごいらしいので、MBS制作ということで関西での『デザイナー』PRが行き届いていることもあっての差なのか、ドラマ全般関西は強いのか。
 “西”の数字に関しては9日にUSJスタジオに張り出してあった6日(木)の数字よりかなり高く感じられ、右肩上がりなのは本当なのかも! という感じでしたが、10日は裏の『緋の十字架』がスポーツ特番で休止だったので、その分流れてきたということもあるのかも。そこでお客さんをつかんで、がんばってほしいです!
 右肩上がりということでか、数字が発表されると、松本莉緒さんをはじめ皆さん、わーっと拍手!

 視聴率といえば、エキストラの相手をしてくださっての本日の西村助監督トークに「『デザイナー』、ちゃんと見てくれてますかー? 関テレ見てるとかないでしょうねー。え? みのもんた? そっちかぁーっ!」という一節も(笑)。




【“お肌しっとり”(笑)。おみやげ】

 エキストラ参加するといただけるおみやげ、今回は、天野さん明くん写真もばっちり掲載の『MBSドクホン』と、“※これで洗ってもガンダムの様に強くはなれません”と注意書きの入った、『ガンダムシードデスティニー』石鹸。
 塩谷さんにも反応が薄かった今回のエキストラさん、“ガンダム”になるとさらに“???”な反応でしたが、中身は香川県小豆島産オリーブオイル配合のお肌しっとり保湿成分配合のよさそうな石鹸ということもあり、亀井APさまが「2つ持って帰ってくださる方…荷物重いんで…」ともう一度箱を回されると、皆さんもう1個GETしていかれました(笑)。やっぱり女の子には、お肌ツルツルものがいいようです(笑)。




【おまけ。今回の大ポイント】

 今回“すごいものを見た!”という大ポイント。
 監督さんと助監督さん(10月9日の撮影の際、天野さんとずーっとやりとりをされていた大橋助監督さん)の、熱い抱擁!
 (ネタバレになるので詳しい状況説明はできませんが、ぐるぐる回って、すごかったです!)





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