賭事女王 GAMBLE QUEEN |
Episode 9 (1999年12月6日放映) |
■ 脚本 ■ 樋口卓治 ■ 演出 ■ 稲葉正宏 ■ 出演 ■ 高倉紫乃:園原佑紀乃 高倉藍:木内晶子 高倉桃:内藤陽子 高倉朱々:一戸奈未 師匠:横山あきお ダイヤ:桜庭あつこ チョキッチョリーナ:若菜瀬奈 バージ:田邉智恵 一馬:天野浩成 ざらついた画面の映像。 「いや」「こわい」という声とともに、下着をはぎとられていく若い女。 全裸で部屋の隅にうずくまる女の腕にはりつけられた、ゼロのカード。 場面は転じて、ギャンブル雑誌が散らばるこたつ板(支えているのはビールケース【笑】)の真ん中に置かれた、たった一個の大福。 「いくわよ。じゃん、けん、ポイ!」 じゃんけんで勝負しているのは高倉姉妹。 勝者は制服の桃ちゃん! 「やったー! 絶対グーだと思ったのよね」 勝負は明らかすぎるほど決まってるのに、紫乃ちゃんは大福をあきらめられません! 桃ちゃんにすがるように「ちょ、ちょっと、ノーカン、もういっかい」 でも、桃ちゃんは紫乃ちゃんの懇願なんて聞きません(笑)。「いっただっきまーす!」と大福を頬張り「紫乃ちゃん、力入り過ぎ。だいたい誰が見ても後出しでしょ」。…でも、紫乃ちゃんの食べ物に対する執念は尽きず、桃ちゃんが大福を食べるところをじーっと見てます(でも、それは藍ちゃんも朱々ちゃんもおんなじ【笑】)! 大福の執着から一番最初に抜けたのが藍ちゃん。「ねえ、師匠さん。話って何?」 「実は、ワシの弟子に週刊誌の記者がいてな。お前達の話をしたら、ぜひ取材したいと行ってきた」。美人ギャンブラーの特集だそうです!(その記事ほしいかも!) 喜ぶ高倉姉妹。桃ちゃんの「おっさんもいいとこあんね」はいいとして、紫乃ちゃんの「どうしよう、それがきっかけで芸能界デビューとかになったら」しかも「あたしだけ」(笑)。そういうわけわかんない限定がつくから、妹達に白い目で見られて、桃ちゃんに「絶対ないから」と断定されてしまうんです、紫乃ちゃん(笑)。 その点まっとうだったのが朱々ちゃんで「これをままりんが見てくれたら、連絡してくれるかもよ」。うなずく姉妹達。 そこに一馬くんが駆け込んできます! 「ねねねねね、見た見たこの記事、すっげーなー」。 駆け込んでからビールケースこたつ卓のところに座り込む動作、着地のところが弾むようでカワイイです(笑)! 首をかしげたりするしぐさが、愛嬌たっぷり(笑)。 一瞬にして高倉姉妹の輪に入ってしまって、気分はまるでホームドラマ。 「うっそー、もう出ちゃったー?」というわけわかんないリアクションをする紫乃ちゃんに、けげんな顔の一馬くん、ちょっと口をとがらせた表情がまたかわいく。 「世間じゃ大騒ぎだよ」という一馬くんがもってきた新聞記事の見出しは 『ジャケン強盗出現!! 被害者は皆全裸に!?』。 そしてリードは“相手かまわず無差別…/ナゾのカードと美女三人…”。記事の小見出しには“手口は野球拳”“犯人は3人の美女”“始めはついついOK”というような文字。そしてゼロカードの図解。 朱々ちゃんがぱっと新聞を取り上げ「ジャンケン強盗出現?」 次に藍ちゃん新聞を取り「都内各地でいきなりジャンケンを強要され、勝負に負けると服を次々に剥ぎ取られるという奇妙な事件が多発。犯人は暴力的で、さまざまな人が被害に合っている。手口は野球拳そのもの。また被害者の頬に謎のカードを貼られているのがこの事件の特徴。被害者の証言から、犯人は若い女性3人と推定。現在も捜査を続けている」。 桃姐は鋭く「それってゼロファミリー?」。 朱々ちゃんは「え、なんで?」。 桃姐「きっと、私達を挑発してるのよ。こいつらと戦えば、お母さんの手がかりが分かるかも」。 朱々ちゃん「なるほど。でも、ジャンケンで戦うの?」。 桃姐「相手はゼロ・ファミリーよ。ジャンケンの達人だっているはずだわ」。 そこで一馬くんの解説が!「ジャンケンは究極のギャンブルだ。…ってなんかに書いてあったな」。人差し指をぴん、と立てての、前半はとてもきっぱりした講釈、カッコイイです(笑)。 「ちょっと待って! 桃の気持ちはわかるけど、まだゼロファミリーっていう証拠は何もないのよ」。藍ちゃんの意見も、もっともです。 が、「そうよー。それに負けたら脱がされちゃうのよ!」と紫乃ちゃんが一馬くんを突き飛ばすのはちょっと理不尽な気が(一馬くんは犯人がゼロファミリーだとも、お母さんの手がかりを見つけるために戦うべきたとも言ってないのに! 藍ちゃんの言う通り、発案者は桃ちゃんなのに!【笑】)。 そして、紫乃ちゃんに突き飛ばされて、正座しかけの腰を浮かせた姿勢から横座り状態に転ばされて、茫然と紫乃ちゃんを見てる一馬くんがまた、なんともかわいく(笑)。 桃ちゃんは一馬くんが紫乃ちゃんに突き飛ばされたぐらいでは引きません!(当り前です【笑】!) 「待ってたって何も進まないよ! みんな、お母さんに会いたくないの!?」 そこで師匠ちゃん「じゃんけんシスターズには関わらないほうがいい!」 師匠ちゃんによると、確かじゃんけんで勝負をする一派がいたが、あまりにも過激なやりかたで素人をカモにしたのがファミリーにバレ、破門になったとのこと。 紫乃ちゃんは「ほらね、とんでもない連中なのよ」と、勝負しないでよかったモード、藍ちゃんも「あたし達の敵は、ゼロファミリーだけよ」と諭しますが、桃ちゃんは「じゃんけんシスターズか」。 ここでOP。 のっけから朱々ちゃんの絶叫! 朱々ちゃんが手にしていたソフトクリームを朱々ちゃんの口に突っ込んで止める桃ちゃん!(カゲキです!) 川縁で、ソフトクリームを食べる朱々ちゃんと、飲料の缶(フンイキ的にはビールですが、まさかね【笑】)を手にした桃ちゃんの二人。 「キティちゃんの下着だけはやめてって朱々が叫んでんのにね、負けは負けよってものすごい顔で迫ってくんの! それでね」と語る朱々ちゃんに「夢でしょ」と冷たい桃ちゃん。「もう、こわくなってきちゃったよ」という朱々ちゃんに、あたしも夢を見たんだ、という桃ちゃん。 「誰がお母さんと寝るかって、じゃんけんで決めようとしてたんだ。みんな、必死なんだ」。 朱々ちゃんが「誰が勝ったの?」と聞くと、桃ちゃん「あたし。一緒に寝たら、すっごくいい匂いがして…」。 そんな桃ちゃんにほだされて、朱々ちゃん「あたしも戦う!」。男気があります、朱々ちゃん! そして師匠ちゃんの教えを請いに行った二人。 「ジャンケン。またの名を、邪念拳と呼ぶ!」。 邪念を持った拳は負ける、つまり、邪な思いを持ったら絶対勝てない! と説く師匠ちゃん。 桃ちゃんをさして「掃除を代わってほしいとか」朱々ちゃんをさして「洗濯をさぼりたいとか」そして手を動かして「グー、チョキ、パーには人間の邪念が渦巻いている!」。そこで「だからいつも紫乃ちゃんが負けるんだ」と朱々ちゃんに納得されてしまう紫乃ちゃんって、いったい(笑)。 「しかしやつらは邪念を超越した悪党ども。やましいなどとはなから感じない悪の化身!」という師匠ちゃんに「じゃあ 私達が勝つ為にはどうすればいいの?」と迫る桃ちゃん。「邪念のない気持ちで、人の心の裏を読め」という師匠ちゃんに、桃ちゃん「おっさん 1つだけ聞いてもいい?」。 「私達がお母さんの事突き止めたいっていうのは、やましい心なんかじゃないよね?」という問いに、にっこり笑ってうなずく師匠ちゃん。 そして学校帰り、じゃんけんしながら帰る桃ちゃんと朱々ちゃん。 そこに、悲鳴をあげてビルから裸で出てくる女の人! ビルに入っていくと、階段の上から登場するじゃんけんシスターズ! 「招待状くらい送りなさいよね!」とすごむ桃ちゃんには「あたし達と勝負するなんて勇気あるじゃない」、「そっちの目的は何?」と問われても「あんた達をひねりつぶすことよ」とヨユウだったジャンケンシスターズも、朱々ちゃんに「なによカッコつけちゃって。ゼロファミリーをクビになったくせに」とゆわれると、むっとした様子!(朱々ちゃん、人の心理を突くのがうまいです!) 自分達が勝ったら、桃ちゃんや朱々ちゃんを手土産にゼロのところへ行く、高倉姉妹が勝ったらママのことでもパパのことでも、なぁーんでも教えてあげるわ、というジャンケンシスターズ長女・ダイヤさん。 朱々ちゃんに「ぱぱりんのことも?」と問われると、桜庭あつこさんダイヤさん、楽しそぉーうに姉妹で笑いあって「あら、あたしまたよけいなこと言っちゃったみたい」。 「さあ、勝負よ。かわいがってあげるから、いらっしゃい」という言葉を残して消えるじゃんけんシスターズ。 薄暗いビルの中に入ると、ドアに鍵をかけられて分断される二人。 朱々ちゃんの対戦相手は。 「ジャンケンシスターズ三女。人の心も覆い隠す、バージが相手よ!」 そしてバージさん、戦隊ヒーロー的決めポーズ!(かあっこいいです! 日本人の心がたぎります!) そしてバージさん、見事な側転の連続から、ダンボールを蹴破るほどのあざやかな回し蹴り! ジャパンアクションクラブ的本格アクション、あざやかです! そのアクションから「じゃん、けん、ポイ!」。朱々ちゃんが拳を避けて握りしめていた拳にパーを突き出して勝利し「さあ、脱ぎなさい!」 バージさん「お子ちゃまはどんな下着を着けてるのかしら?」 朱々ちゃん「あててみてよ」(強気です!) バージさん「さあ。キティちゃんかしら?」。 図星だったのか、うつむく朱々ちゃん! 一方桃ちゃんは、ピンクのライトに満たされたあやしい部屋で、背後から「次女、チョキッチョリーナよ」と名乗られます! 「みんな、チョチョって呼んでるわ」 そして桃ちゃんを背後から抱きしめ、あやしいてつきで胸のあたりをさわりまくりながら「ずいぶん、いい身体してるじゃない。あたしとくらべてみる?」。 そうこうしてるうちに、ひとりでコーフンしてきて「ああ、だんだん燃えてきたわ。いいことしましょう」というチョキッチョリーナさん。うっさんくさいです! セーターも取られちゃった朱々ちゃんに、あのすばらしいアクションで襲い掛かるバージさん。 突き出されたチョキを白刃どりのパーで受けてしまった朱々ちゃんに「お脱ぎ」。 でも、朱々ちゃん、リボンをとってにっこり笑って「これも1枚でしょ」。 バージさんひとこと「お子ちゃまのやりそうな真似ね」。 そしてチョキッチョリーナさん、のっけから黒の下着姿で登場。「これが勝負服よ」。 「強気じゃない」という桃ちゃんにいきなり勝負! 勝負は、チョキッチョリーナさんの勝ち! が、桃姐が負けたのに、いきなり脱ぎ出すチョキッチョリーナさん。 桃姐、おそるおそる「あの、一応私が負けたんですけど…」。チョキッチョリーナさん「そうよ。だから私が脱ぐの。野球拳は女のロマンよ」。わけわかりません! でも、そういうわけわかんないチョキッチョリーナさんに挑発されて、猛然とコートを脱ぎ捨てる桃ちゃん! 朱々ちゃんのほうは、結構いい勝負になっていて、バージさんがシャツを脱ぎ捨て、下着姿になったところ! いぇーい! とばんざいして大喜びの朱々ちゃんに、バージさん「キティちゃん。待ってらっしゃい」。これにはさすがの朱々ちゃんも、硬直してます! 交錯する連続宙返りからのじゃんけんに、負けちゃう朱々ちゃん! 「さあ、脱ぎなさい!」と迫られ、制服のブラウスを脱ぎ捨てると。 「じゃーん。今日の5時間目、体育だったんだ!」 “1年H組 高倉朱々”の名札が胸の全面大きく縫いつけられた、体操服出現! 「キティちゃんには、まだまだ遠いね!」とスカートをまくりあげ「ブルマー!」。 …師匠ちゃんにと出会ったときも『ブルマーあげよっか?』とゆっていた、御自慢のブルマーがここに(笑)! 一方、桃ちゃんは水の入ったバケツに足を突っ込んでしまい「冷たぁーい!」。 「あ、濡れちゃったんで 1回目チョチョさんの勝ちって事で」と、靴下を脱ごうとするとチョキッチョリーナさん「誰が脱いでいいって言ったのよ!」 泣きそうな顔でかぼそく「あー」と声を出す桃ちゃんに「勝手に脱いでいいのは私だけ。裏切ったわね!」というチョキッチョリーナさん!(紫乃ちゃん以上に勝手ですー!) あわてて「えっ、ちょっと、裏切ってない、ないよー」という桃ちゃんに、分身の術を使って「これからはマジで勝負するわよー」というチョキッチョリーナさん。桃ちゃんが「もう、ワケわかんない」というまでもなく、ワケわかりません! 背後から突然出されたパーに、パーを出す桃ちゃん。 「よくかわしたわね。不意打ちだと、シロウトはだいたい力が入ってグーを出すのに」と、桃ちゃんの頬を長い爪の指でつーっとすべらせると、桃ちゃんの頬に血のにじむ傷が。 『まともなじゃんけんじゃ勝てない』と桃ちゃん。 体操服の朱々ちゃん、床に転がされて「いたーい!」。ピンチです! でも、馬乗りになってきたバージさんを「じゃま!」とはらいのけるあたり、すごいです! バージさんの回し蹴りの足の下をくぐってのきれいな前転から流れるようなキック、華麗なアクションからの「じゃんけんポイ!」。 朱々のパーを思わずグーの拳で防いだバージさん。 「やあったあー!」勝利した朱々ちゃん「お脱ぎ、お脱ぎ、お脱ぎ!」。前週のSMポーカー勝負に引き続き、女王様です! バージさん、ふっと笑って、金髪のウィッグを取り去ります!「さあ、次で勝負は決まりね!」 「じゃんけんシスターズのおそろしさを、見せてあげるよ」の宣告、アクションに続いてのじゃんけんは、パーとパーであいこ! 「キティちゃん、やるじゃない」というバージさんに「まあね」と返す朱々ちゃん、タダモノではありません! 「次こそとどめを」と、気を整えるバージさんを前に、合掌して目を閉じる朱々ちゃん。 そして勝負は。 華麗なアクションからバージさんが繰り出したのは、チョキ。 それを防いだ朱々ちゃんの手は、グー! 「やあったー!」と喜ぶ朱々ちゃんに、バージさんは己の手をみつめ「パーが続いた後は、怖くてグーは出せないはずなのに」。 朱々ちゃん「みえみえ。“じゃんけんは相手の心の裏を読め。”ばーい 朱々の師匠ちゃん。普通グーは出せないよねー。でも、そこで勇気をもってグーを出す。そこが朱々のすごいところなんだなー!」。 トクイそうに両手を広げたポーズの朱々ちゃんに、バージさん逆上! 声を上げて飛び蹴りで襲いかかってきますが朱々ちゃん、見事なブリッジでかわします! 荷物を激突して吹き飛ばし棚の上でぐったりするバージさん。 朱々ちゃん「え? え? これって、勝った、ってこと?」。そして「らっきー!」 一方、チョチョさんに「裏切者! 地獄に堕ちなさい!」と攻められてタイヘンな桃ちゃん! 『どうしよう! 心の裏を読まなきゃ』そして『そうだ!』 桃ちゃんのひらめいた作戦とは「ねえ! その胸って、寄せて上げてるだけでしょ!」 …麻雀勝負のときの“どう? 休憩時間の間に、ばっちり寄せて上げてきたのよ”と全く発想が同じです、桃ちゃん(笑)。 チョキッチョリーナさん「なんですって!」…普通怒ります(笑)。 桃ちゃん、勢いづいて「あー、図星なんだー! 本当は、貧乳なんでしょ」。 「違うわよ!」とチョキッチョリーナさんが憤ってる間に「じゃんけんポイ!」 桃ちゃんがパー、チョキッチョリーナさんがグーで、桃ちゃんの勝ち! 「これ、なにのマネよ!」というチョキッチョリーナさんに、桃姐「あれっ、不意打ちでグーを出すのはシロウトなんじゃなかったっけ」。 そして「あんたの裸になんか、誰も興味ないよ」と言い放ったのはかあっこよかったです! が。 チョキッチョリーナさん「ちょっと待って」。 桃姐が振り返った先には。 「これでも貧乳?」と、誇らしげにその裸身を明らかにしたチョキッチョリーナさんが! 「うわぉ、ダイナマイト!」。桃姐の目、まんまるです(笑)! ビルの階段をのぼりながら「あーあ、自信なくすよなぁ」と桃姐。 続いてのぼってくる朱々ちゃん「はぁ?」 そしてのぼりつめた暗いフロアでは。 「こんどはじゃんけんシスターズの長女、このダイヤがあなた達を叩きつぶしてあげるわ」 強きだった桃ちゃんも「朱々、朱々」と朱々ちゃんを行かせようとします。朱々ちゃんも「えーっ、桃ちゃん行ってよ!」。桃ちゃん「ダメよ。だって今日の下着、イケてないんだから」。朱々ちゃん「はぁ!?」 「何つべこべ言ってんのよ」というダイヤさんのお言葉、もっともです(笑)。 「こうなったら、二人同時にお相手しましょうか」とダイヤさんがにじりよると「ちょっと待って!」 そこには会社の制服姿の紫乃ちゃん、藍ちゃんが(紫乃ちゃんなんか、あの赤の鮮やかな受付嬢姿です!)! 朱々ちゃん「やっぱり来た」。 藍ちゃん「仕事中に電話してくるんだからー」。 紫乃ちゃん「もうー、勝手なことばっかしてー。今日、デートなんだかんね」。 桃ちゃん「紫乃ちゃん」といいながら、うれしそうです! 「さっさと勝負しましょう」という紫乃ちゃん、デートに遅れないためという目的が見えてますが(笑)「戦うときは、四人一緒でしょ」と断言するその言葉には、長 女の貫禄。 でも、バージさんが「いくわよ」とすごむと、「ちょ、ちょっと待って」と、手をひねって組みあわせてくるりとひっくりかえす、よく根拠のわからないジャンケンの出す手を決めるおまじない(原理がわかりません!)。 「さあ、勝負よ」と行われた勝負、紫乃ちゃんは明白に後出しなのに、グーにチョキを出していて負けてます!(これでは後出しの意味、ありません【笑】!) 「あー」と泣きそうな顔をしたわりには「やっちゃった」というときには、全てを笑ってごまかそうという笑顔に(笑)! ため息をついて「また後出し」という桃ちゃん。常習犯らしく、藍ちゃん、朱々ちゃんもあきれ顔です。 すると、ダイヤさん、ガーターで止めた黒の網タイツから黒革表紙の小冊子を取り出し「たーいへんなことをやっちゃったわねー?」 桃ちゃんがひらいたその冊子は「世界ジャンケン連盟公式ルール」 朱々ちゃん「後出しで負けた者は」 紫乃ちゃん「三枚脱ぐ」 ピンクの艶ありのキャミソール姿になってバツの悪そうな紫乃ちゃん。ひとさし指とひとさし指の先をつきあわせて動かしてもじもじしてるところ、かわいいですー! そしてダイヤさんと対峙しているのは藍ちゃん。「勝負よ!」 ダイヤさん「シロウトの子は、何を出すか、すぐ顔に出るのよねー」。 と、藍ちゃん、目を閉じます! ダイヤさん「いったい何の真似?」桃ちゃん「そっか、目をつぶれば表情が分かんない」朱々ちゃん「さすが藍ちゃん!」 そこで紫乃ちゃん、かわいいクシャミ! 「そんな小細工、このダイヤに通用すると思ってるの? 覚悟なさい!」 しかし勝負は、ダイヤさんチョキ、藍ちゃんグーで、藍ちゃんの勝ち! 「楽しくなってきたじゃない? 特別に2枚脱いであげる」…ダイヤさんも、チョキッチョリーナさんと同じ、勝手に脱ぐ派さんのようです(笑)。 「次はだあれ?」と言われ「よーし、藍ちゃんの手でいくぞー。はーい、朱々がやりまーす!」 結果は。 「じゃーん! 実は、今日の体育はプールだったのだー!」。 スクール水着にブルマという、マニアにはたまらんという格好の朱々ちゃん! 桃ちゃん「ほーんとうー?」。紫乃ちゃん「負けてんじゃん結局」。その通りです! 「ねえ、そろそろお遊びはやめにしない?」というダイヤさん。対峙するのは桃姐。 「最後の勝負、負けたほうがぜーんぶ脱ぐっていうのはどーう?」 藍ちゃん「そんな約束はしてないわよ!」 紫乃ちゃん「そうよー、それにいま風邪はやってんのよ!」そしてまた、くしゅん! とくしゃみ。 「だったら、なーんにも教えてあげない。それでもいいのかしら?」というダイヤさんに、桃姐、決然と「その勝負、受けて立つ!」。 「桃ちゃん!」という朱々の声に「いいの。最初からサシで勝負するつもりだったんだから」と断言する桃姐。 「勝負よ!」 ダイヤさん「じゃん」 桃姐「けん」 ダイヤさん&桃姐「ポン!」 ダイヤさんのグー。 桃姐はパー。 「勝った…」桃姐の勝利! 「何よこれ、イカサマよ!」というダイヤさん。 桃姐、勝者の貫禄。「あんたに勝つのも、いちご大福もみんな一緒。たかがじゃんけんで力み過ぎ」。これには藍ちゃん&朱々ちゃん「かっこいいー!」 そして紫乃ちゃん、ダイヤさんに「約束よ。全部脱ぎなさい」。ダイヤさん、むかついてます! そして赤いミニスカートがすべりおち。 黒いブラジャーのヒモに手をかけるダイヤさん(結構もったいつけてます!)に桃ちゃん「ちょっと待って!」 「私達の目的は、あんたの裸じゃない」。…目的がダイヤさんのハダカだったら、こわいです、高倉姉妹! 「それよりお母さんの事を教えて」という桃ちゃんに、ダイヤさんは高笑い。 「ああ、おかしい。私達の言ったこと、本気にしたの? あなたたちのママのことなんて、なぁーんにも知らないわ。」 …師匠ちゃんのゆった通り、根っからの悪党さんです! 「どういうこと!」と詰め寄る高倉姉妹に「あなた達を倒してゼロ・ファミリーに復帰できれば、あとは、知ったこっちゃないわ」。 「だましたなー!」と怒る朱々ちゃんに、ダイヤさん「ひとつだけ、ほんとうのことを教えてあげるわ」。 「どうせまたでまかせでしょ」とすねたような紫乃ちゃんに「信じたくないならそれでも結構。でも、びっくりすることを教えてあげるわ」。 そして、ダイヤさんが告げた“ほんとうのこと”とは。 「全ては、猪熊伍郎が知っているわ」 「師匠さんが」ダイヤさんをみつめる藍ちゃん。 「師匠ちゃん…」とうつむく朱々ちゃん。 「そう。猪熊伍郎はかつて、ゼロと深ぁーい関係のあった男。あなた達の知りたいことを、全て知っているわ」。 「うそ…」とつぶやく朱々ちゃん。 「おっさんが全てを知っている」と桃姐。 to be continued. そこから流れ込むように“桃がゼロファミリーに!?”“運命のボーリング対決!!”の予告。 流される映像の中には、結局幻となる、サミーさんが一馬くんの胸ぐらを激しく掴みあげる映像も。 いったいそこではどんな物語が進んでいたのか、知りたいです! 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