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アウェイ
第10話 海に降る雪
 
第10話放映日時 ◆ 2002年12月9日(月) 21:00〜21:54

放映局 ◆ CX系
作品放映期間 ◆ 2002年10月7日〜12月16日(全11話)
オープニングテーマ ◆ day after tomorrow 『Hello Everybody』
エンディングテーマ ◆ day after tomorrow 『My Faith』
公式サイト ◆ 【フジテレビ公式:ホーム&アウェイ】(現在は存在せず)
        【フジテレビ番組紹介:ホーム&アウェイ】



About ホーム&アウェイ

結婚を間近に控えた中森かえでは、独身最後の旅行を友人の愛原町子、秋葉原りると楽しみ、東京に帰るところだった。
しかしかえでは、結婚指輪を忘れてきたことに気づき、取りに戻って、帰りの飛行機を逃してしまう。
その後の便に乗ることができたものの、天候不順のため、成田に向かっていた機は仙台にダイバート。
仙台からやっと東京の我が家の前まで戻ったかと思うと、隣人の夜逃げに巻き込まれ、気がついたときにはかえでは、北海道にいた。
それが、家に帰りたいのに帰れないかえでの長い旅のはじまりだった…。

行く先々で災難に次ぐ災難にまきこまれる中で、かえでは、助けを求めている人に幸せを与えてゆく。
出会った人々にとってみれば、彼女はどこからか幸せを運んできて、そっと去っていく天使なのだ。
しかし彼女には、そんなつもりはない。早く家に帰りたい。

不本意にも日本各地を放浪するはめになったかえでは、それぞれの土地で立ち会うさまざまな出来事の中で人々の心の機微に触れ、父親との関係、結婚の現実、夫婦愛について、いろいろな真実を目の当たりにする。
やがてかえでは、母親の死の時にも仕事で戻ってこなかった父、かえでが決して許すことができず、今は行方がわからなくなっている父親を許す気持ちになる。最後には、この旅を父親を捜す旅と決め、再会した父親と和解するに至る。
第10話は、かえでがついに父親と再会し、和解する重要な回。


露天商・木村 Cast:天野浩成

天野浩成さん演じる木村は、主人公・かえでが探していた父親についての情報を持っていた露天商。
ヒロインの元同僚・友人の愛原町子の父であり、徳島愛原一家の総長である愛原鉄郎(Cast:麿 赤児さん)を“叔父貴”と仰ぎ、かえでの父・中森慎太郎についての情報を、鉄郎に知らせていた。
しかし、かえで達が伊豆で木村に出会って話を聞くと、木村は列車の中で乗り合わせて一緒の駅で降りただけで、しかも慎太郎に会ったのは1か月も前のことだという。
それでは手がかりにならない…と思われたが、木村がかえでに情報を伝えたその町で、かえでは6年ぶりに父親と再会することとなる。



Staff
脚本 ◆ 君塚良一
プロデュース ◆ 高井一郎
演出 ◆ 羽住英一郎
音楽 ◆ 武部聡志
主題歌 ◆ day after tomorrow『My faith』(AVCD-17189)2002年11月20日発売


Character & Cast

■ Regular ■
中森かえで ◆ 中山美穂
愛原町子(かえでの元同僚) ◆ 西田尚美 * * * 木村にアプローチ!
秋葉原りる(かえでの後輩) ◆ 酒井若菜 * * * 同上!
中森 学(かえでの弟) ◆ 小泉孝太郎 * * * 仕事でやむを得ず帰京

■ Guest ■
木村(露天商):天野浩成 * * * 主人公に父親の居場所の手がかりを与える。
天本しのぶ(ウェディングコーディネーター):深沢 敦 * * * 婚約者が派遣。怪しさ爆発!
十条公介(旅館の二代目):吹越 満 * * * 海に降る雪の伝説を伝える。
十条清美(旅館主の妻):河合美智子 * * * 公介とともに、父娘の再会を見守る。
中森慎太郎(主人公の父):串田和美 * * * 再会はぎこちないながら、娘への想いを切々と伝える。
浜崎龍之介(主人公の婚約者):アレキサンダー・マニング * * * ついに登場!



Story

かえで(Cast:中山美穂さん)は父の居場所についての情報を得て、町子(Cast:西田尚美さん)、学(Cast:小泉孝太郎さん)、りる(Cast:酒井若菜さん)と静岡に向かう。
かえでの父を見たと言うのは、露天商の木村(Cast:天野浩成さん)。町子とりるは、若くてハンサムな木村を前にしておおはしゃぎ。学は二人を押さえ込むようにして、木村に父の足取りを尋ねる。
しかし、木村は、かえでの父と電車に乗り合わせて一緒の駅で降りただけで、しかもそれは1ヶ月も前のことだと言う。当然、現在の父の居場所については、木村は知らなかった。

かえでと学は父のその後の足取りをたどろうと、町子とりるの手も借りて、観光協会の名簿に載っている全ての旅館に電話する等手を尽くすがが、情報は得られない。
学は仕事のために東京に帰らねばならない。しかし、かえでは式の前に父を探し出したいと、もう一晩泊まることにする。
かえでが心配なので一緒に残ると言っていた町子とりるは、木村が東京に帰ると聞いて、あっさり帰ると言い出す。
結局、かえではまた1人きりになる。

父の面影を求め、スーツケースを引きながら歩くかえでは、いつしか断崖絶壁の上に立っていた。
海を見つめるかえでに、どこからか「そんなこと考えちゃいけない」という声が。振り向いたかえでが目にしたのは、自殺防止をよびかける看板。かえでは、あっという間に数人の男にとり抑えられてしまった。
男達は町の消防団員。かえでの様子を見て、自殺者と勘違いしたのだった。
謝る団員たちにかえでが事情を説明すると、団員のひとりが、それらしき男が十条公介(Cast:吹越満さん)の経営する旅館に泊まっていると言う。
十条の旅館は、観光協会未加盟のため案内所では分からなかったのだ。

早速かえでは十条旅館を訪ねる。
迎えに出た公介に父、慎太郎(Cast:串田和美さん)の宿泊の有無を尋ねると、泊まっているとの返事。広間に通されたかえでが待っていると、父が来た。しかし、6年ぶりに再会した2人の会話はどこかぎこちなくかった。

一方、町子たちはかえでのマンションに帰ってきた。
そこに、かえでの婚約者・浜崎龍之介(Cast:アレキサンダー・マニングさん)の依頼を受けたウェディングコーディネーター・天本しのぶ(Cast:深沢敦さん)が現れる。
時間がないと言う天本は、学たちからかえでのイメージを聞いて、パーティーのコンセプトを決めようとする。しかし、彼等の断片的な言葉から不可思議な思考回路でイメージをふくらませる天本の発想は、どんどんとんでもない方向へと展開していく…。

その夜、かえでと慎太郎との会話は、まだ進まない。
慎太郎は、妻とこの海岸に来たと言うが、かえでは今までの父への態度を謝ることも、結婚の報告をすることも出来ない。
かえでが学に電話すると、学は、きちんと父と話すよう促す。
学は天本に電話を代わった。パーティーのイメージを聞く天本に、かえでは普通がいいと頼む。せめて、好きな言葉を、と尋ねると、かえでは“一期一会”と答える。

翌朝、かえでが目を覚ますと慎太郎がいない。
公介に聞くと、海に出かけているとの返事。慎太郎は、毎朝海に行くのが日課だという。海に降る雪を待っていると言う。それは、この地に伝わる言い伝えだと公介。慎太郎の妻は、それを見たいと言ったのだそうだ。
家族で見に来ようと…。
かえでは、海に走った。そして、そっと父に近寄る。かえでに気づいた慎太郎は、今までのことを詫び始める。かえでも、それまでの詫びと、感謝の気持ちを真っ直ぐに父に伝えることができた。
旅館に戻ると、かえでは父に結婚の報告をした。慎太郎は、家族を大事にするようにと告げる。
と、その時、外から子供たちの声が聞こえてきた。海の色が変わったと叫んでいる。
かえでと慎太郎が出てみると、海だけに、雪が降っていた。
和解した父と娘は、その美しい光景を、並んでみつめるのだった。

かえでは、慎太郎に結婚式に出てもらう約束をして列車に乗った。東京に向かうが…。
その頃、かえでのマンションには、婚約者の浜崎が訪ねて来ていた。




Check Point! −天野さん木村さんみどころ−

 学によびかけられて「中森さん?」と顔をあげたときは、ちょっと任侠っぽくコワイ雰囲気。
が、次の瞬間、最高にフレンドリーな笑顔に!

 「鳴門の叔父貴に連絡したよー! あんたのこと!」というセリフ、満面の笑みとともに言われているものの、“叔父貴”というのは町子さんのお父さんが木村さんのお父さんかお母さんの兄弟という意味ではなく(笑)、声も微妙に任侠モード。
これまで天野さんが演じられた役の経験、生きてます!

 西田尚美さん演じる町子さんと、酒井若菜さん演じるりるちゃんが、どちらも争うようにして天野さん木村さんとお近づきになろうとしているのが最高!
そんなムスメ達のおそろしい勢いにもひるむことなく「そぉーう」と鷹揚に握手を返しているあたり、今回の天野さん、心底“いい男”役。
(月9なのに今頃になってやっと出てきた“いい男”…という評判だったようです、世間的には【笑】)

 かえでのお父さんと列車で乗り合わせたときのことを話す口調、ちょっとはすっぱな感じが出ていて、でも“いい男”から外れない節度があって、役どころにぴったり。

 かえでのお父さんとあったのは1ヶ月も前だということについて、「叔父貴に言ったぜ? そのことは」という口調、若手ながら愛原総長に可愛がられている感じがにじみでています。

町子さんとりるちゃんに向かって、あらためて「買ってかない?」とかける声、さっきのやや任侠モードな雰囲気はすっかり抜いて、“かっこいい青年”のさらっとした声。使い分けてます(笑)。

 路上に広げていたものを片づけているとき、町子さんの「私達、しばらくここにいるのよ」という言葉に返す「そうなんだ」、無防備に思えるほどすんなりとした、ちょっと少年声。
その余韻の後にくる「俺、東京に帰る」まで少年的に聞こえてGOOD!

 車に乗り込む瞬間の天野さん木村さん、確かに美青年!という雰囲気。

 父親と再会したかえでが、木村さんのことを「若い…ちょっとかっこいい。」と言ってくれるのが、たまらなくうれしく!(ちょっと間をおいての“…ちょっとかっこいい。”が、かえでの心の動きを伝えるようで、いいんです!)


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