夏音 -caonne-
完成披露試写


天野さん御共演者様:加勢大周さん
(舞台『鬼と人と』)
北条隆博さん
(『仮面ライダー剣』)

  7月7日は、映画『夏音−caonne−』完成披露試写に行ってきました!
 天野さん共演者様では、天野さんが1999年7月に出演、能舞台の上、紋付袴姿で、森蘭丸ほかいくつかの役をアンサンブル的に演じられた舞台『鬼と人と』で織田信長役を演じられた元祖“殿”加勢大周さん、『仮面ライダー剣』で上城睦月役を演じられた北条隆博さんが御登場。
 午後お休み枠をとって早めに出ないと間に合わない日程、普通ならなかなか行こうと決心できないところだと思うのですが、会場が憲政記念館!
 “永田町界隈で、楽しい思い出”なんて、これを逃したらもうなさそう!
 ということで抽選に応募、運良く当選できました。

 でも、すごく早くから並んだりはできないなー、という状況だったのですが、平日ということで当選1件につき2人まで入場可といってもおひとりでいらっしゃる方が多かったのか、入場しても席に余裕が。
 並び列を見ても、どの方がどなたのファン…というのはよくわからずな状態でしたが、グループで話し等されている方の様子を観ると、監督(出演も)のIZAMさんのファンが大多数だったと思います。IZAMさんの公式サイトでは映画のエキストラを募集されたりしていて(【Izamania.net:Diary−2006年4月12日】御参照)、それに参加された方も多かった模様。


【7年ぶりの“殿”の、圧倒的かっこよさ! 舞台挨拶】

 この映画は第一回高校生映画コンクール『映画甲子園』(【映画甲子園2006 公式サイト】)のシンボル映画ということで、まずは「映画甲子園2006」の開催宣言ということで、映画甲子園審査員、短編映画館トリウッド&ポレポレ東中野支配人、「夏音―Caonne」プロデューサーの大槻貴宏さん、映画甲子園実行委員長の衆議院議員・馬渡龍治先生、主催のNPO法人学校マルチメディアネットワーク支援センター・大崎清志理事長の御挨拶。
(『夏音』公式[?]応援ブログ【映画スパイ ちよこのCINEMA★STURBATION!:2006年7月10日_「夏音―Caonne」完成披露試写に潜入!1】御参照)

 続いて舞台挨拶、ということで『夏音−caonne−』の監督&出演者様御登場!
 (詳しくは【映画スパイ ちよこのCINEMA★STURBATION!:2006年7月10日_「夏音―Caonne」完成披露試写に潜入!2】御参照)
 監督のIZAMさん、ヒロイン役の杉山彩乃さん、主人公を演じられた三浦アキフミさん、加勢大周さん、里中あやさん、北条隆博さん、大河さん、橋本生明さん、一谷伸江さん、GAKUさん。

 IZAMさんはSHAZNAできれいにお化粧していらしたイメージが強かったので、普通に“クリエイター”“監督”っぽい雰囲気(すらっとしていて、かっこいいはかっこいいのですが)にびっくり!
 公式サイトのお仕事情報をチェックしたら、実写版セーラームーンのDVDオリジナル作品『ACT.ZERO』に御出演ではないですか!
 なんだかものすごく観たくなってしまいました!

 杉山彩乃さんは、笑顔が可愛く華やか。
 映画の感想で語りますが、CM(メニコンのコンタクトレンズのCMに御出演。今回の試写会にも、メニコンから杉山さんあてのスタンド花が届いていました)で観ていた印象より、今回の映画ではとびきりきれいで、目からウロコな方でした。

 三浦アキフミさんは「本日は、お暑い中御来場いただきまして…」と挨拶しだすと、壇上の皆さんから笑いやツッコミが。
 そんなツッコミを受けてニコニコニコニコしている様子からしても、すごく愛されてる感じの主人公なんだなあと!
 そんな三浦さんに「かまえることなく、純粋に楽しめる映画ですよ!」と言われると、楽しんでいいんだね! とリラックスして観られるキモチに。
 (実際、映画の序盤の小ネタで結構スムーズに皆さんの笑いが出ていたのも、舞台挨拶での三浦さんのキャラクターになごんだおかげもあるかも!)

 7年ぶりに生でお姿拝見する“殿”加勢大周さんは、もう圧倒的にかっこよかったです!
 IZAMさんや北条さんも結構背が高いと思うのですが、そのなかでも誰よりも背が高く、麻のような風合いのジャケットにジーンズ+メガネのスタイルも、立ち姿や階段の上り下り、ちょっとポケットに手をやるといった動作も、全てがキマっていつつも全てがさりげなく、そして色香があり、とにかく大人の男性のかっこよさたっぷりでした。

 里中あやさんは「わたしの演じたユカは、目に見えないものと戦い、必死にもがいている少女です」と、すごくストレートで、真面目な印象の御挨拶。
 “映画甲子園のシンボル映画”としてメッセージのこめられた作品の、若き出演者としてふさわしい真っ直ぐで初々しい姿勢が、とてもすがすがしく素敵でした。

 『仮面ライダー剣』では最年少ライダーとして皆さんにいじられ、多数出演されている学園もの青春ドラマでも共演者の皆さんととっても仲良しにされているという北条隆博さん、この雰囲気の舞台挨拶ではさぞ、挨拶にいろいろツッコミやいじりが!
 …と思ったのですが、意外や意外、北条さんの御挨拶は舞台上の皆さんも真面目な顔で拝聴モード。
 北条さんも、ちょっと“大人ポジション”に移行したのかな? と。
 (三浦アキフミさんは1981年11月16日生まれ、北条さんは1986年5月25日生まれと、三浦さんのほうがだいぶ年上なのですが【笑】)
 北条さんのスタイルは、【映画スパイ ちよこのCINEMA★STURBATION!:2006年7月10日_「夏音―Caonne」完成披露試写に潜入!2】にも説明のある通り、黒のTシャツの上にグレーブラウンのワッシャー加工のシャツ、かなり大胆に破れの入ったジーンズ、と、古着風オシャレさん。同級生役の三浦アキフミさん、大河さんが、どちらかというと“お母さんも安心”的清潔感あふれるスタイルだったのとは一味違う感じで目立っていました。
 でも「僕が演じたイダケンは、このなかでも1番テンションが高くて、おちゃめで、おバカ」という役どころへのコメントや、「突然三浦くんがショートコンとをはじめたり、スタッフもわりと同年代が多かったし、本当に毎日が楽しかったです」というお言葉からは、映画の中や、撮影現場では、北条さんらしさを発揮されていたようで、ちょっと安心。

 大河さん(田中大河さん)も皆さんに“愛され系”な感じ!
 ゆる〜い感じが、皆さんの癒しなのか、大河さんの挨拶になるとまた笑いも出て、一気になごみムードに。
 大河さん、【シネマポルト・アカデミー公式:大河】をみると、1991年1月21日生まれと、まだ15歳!?ということに驚愕!(北条さんもいつまでも“最年少”ではないことが、よくわかりました…)
 というか、公式プロフィールページの写真の凛とした美少年ぶり、映画の中のオタクキャラの役と違いすぎ!

 山本竜二さん、「ヨン様そっくりの格好で、カツラをかぶって出ています」とおっしゃるものの、山本竜二さんの迫力ある風貌で“ヨン様そっくり???”と思ったのですが、映画を観るとそのお言葉に全く嘘がなく、笑ってしまいました(笑)。
 舞台上のどなたかから“山本さんはこの中で異質な存在で…”とまでツッコまれていた山本さん「口コミが大事です! おもしろかったと周りの人にどんどん伝えて下さいねー!」と一般のお客さんにもマスコミの方にもアピールしまくり!

 橋本生明さんは「僕は杉山彩乃さんのお父さん役なのですが」と御自身の役を紹介されたのですが、メガネをかけた橋本さんのお姿をみると、舞台の高校の生徒会長さんとか、せいぜい近所の大学生のお兄さんとか、そんな感じで「???」。
 橋本さんも「お父さんといっても、え!?って感じだと思うんですが…」「彩乃ちゃんが大人っぽくて、役作りに苦労しました」果ては「どこに出ているかわからないかもしれませんけど」と自虐的な(!?)、いったい劇中ではどんなことにー!! というコメント!
 【シネマポルト・アカデミー公式:橋本生明】を見ると、1978年9月1日生まれと、ちょうど天野さんと同い年! 舞台で北条さん達と並んでいると“高校の同級生”でも通りそうにも見え、でも公式プロフィールページを見ると天野さんよりずっと大人の男の人という感じにも見え、不思議な感じです!

 一谷伸江さんは、伝説的なお色気番組(?)『11PM』でおなじみの方とのこと!
 (“声は変わっていないから、45から58才くらいまでの方には『11PM』に出ていたのでわかると思うの”とのことだったので、おこちゃますぎる自分にはちょっとムリ…)
 会場のほとんどの方はU45だったと思うのですが、それでもなんだか盛り上がってました!

 GAKUさんは、もう男とか女とか関係ない、フェアリーさんという感じのきれいさ!
 映画の中では、舞台挨拶のときの金髪スタイルとは全く違う雰囲気で御登場なのですが、ミステリアスで夢のような雰囲気は、その映像に求められる役割にぴったりでした。

 最後に監督で出演もされているIZAMさんからの御挨拶。
 (【映画スパイ ちよこのCINEMA★STURBATION!:2006年7月10日_「賛否両論の僕だから」 IZAM監督が挨拶】
 “とにかくキャスト全員がすごい個性の持ち主。そんなみんなに、テレビやドラマで今まで経験したことのない役柄をやって欲しかった”とのこと、確かに北条さんの役どころは、これまでたくさんの学園ものに出演されてきた北条さんとは、また一味違うかも!

 …という、和気藹々で内輪ツッコミ満載(笑)の舞台挨拶が終わり、キャストさん達御退場(退場されるときに加勢大周さんの動きが、またひとつひとつかっこよく!)。
 …だったのですが、5分間の休憩の後、映画開始のブザーが鳴ると、キャストの皆さん続々登場!
 同じ会場の中央付近に設けられていた“関係者席”で、皆さんと一緒に御鑑賞!
 このとき、北条さんがいらっしゃらないなあ…と思ったら、北条さんは皆さんよりちょっと遅れて、最後に御登場。
 もうキャストの皆さん席に着かれて、狭くなった通路をかきわけかきわけ、御自分の席に着かれていました。


【“最強”“天使”“大人の汚い部分と過去”…映画『夏音−caonne−』】

 未公開の映画ということで、ネタバレにならないように、感想ちょこちょこ。

 北条隆博さん演じる“イダケン”は、御自身が舞台挨拶で語っていらした通り、超ハイテンション!(笑)
 これまで北条さんが演じてこられた高校生役には、確かになかった感じ。
 趣味のドラムを生かしてのドラマー役なのですが(ポスター・チラシにも、ドラムを叩く北条さんイダケンの勇姿が!)、構成員一人と思われるロックバンドの枕詞には必ず“最強の”とついていて、『仮面ライダー剣』のときもレンゲルが最強と大喜びで、制作発表会見のときから“最強のライダー・レンゲル”と言ってしまって共演者様ほかをあわてさせていた北条さんぽい無邪気さが、とても可愛く思えました。

 杉山彩乃さん演じるヒロイン・夏音(と、古い映像の中に登場する謎の少女)は、とにかく美少女!
 杉山彩乃さんはメニコンのコンタクトレンズのCMに出演されていて(【メニコン:メニコンのTVCF】で最近の作品が観られます。私の印象に残っているのは、もっと昔の、ショートカットだった頃のもの)、その中では“大胆なぐらいコミカルな表情が印象的!”というイメージだったのですが、この映画の中の杉山さんは、とにかく美少女!
 “憧れの少女”、劇中で主人公の讃(サン)が言っている“天使”というのがぴったりの映像、マジック…という感じでした。
 演じていらっしゃる杉山さんもすごいと思いますし、監督のIZAMさんもすごいと思いました!

 加勢大周さん演じる讃の叔父・北村聖仁は、舞台挨拶での加勢大周さん同様…それ以上に圧巻。
 ハンサムで、讃には優しく声をかけてきたりする姿にも、どこか退廃的な崩れたものと怖さを感じさせる、主人公達と対比される“大人”役。
 天野浩成さんが『Wanna be FREE!東京ガール』での石田社長役について“大人の計算高い汚い部分が出る様に”とおっしゃっていますが(天野さん携帯公式サイト【おいしいプロポーズ 収録スタジオ訪問】のQ&Aより)、そういう面が全開になっている役という点でも、主人公達が現在通っている道を、過去に通ってきた人という意味でも、『Wanna be FREE!東京ガール』での天野さん石田社長は、この映画での加勢大周さん聖仁おじさんなんだなあ…と、感慨深く、圧倒されつつ、観ました。
 天野さんも、そういう“大人”の役を演じられるようになったんだ…ということを、“殿”の演じる“大人”の役を観て、しみじみ実感。

 後半はシリアスな展開になるのですが、前半は小ネタにかなり笑いが起きたりと、楽しい映画です。
 【夏音 公式サイト】によると、東京では7月29日(土)から【トリウッド(下北沢)【ポレポレ東中野】【UPLINK X(渋谷)】で、大阪では8月14日(月)から【第七藝術劇場】で公開とのことですので、御感心の皆様はぜひ!


【主人公&ヒロインのお二人が微笑ましく。終映後】

 映画が終わると、会場には拍手が。
 明かりが着くや、北条隆博さんだけがさーっと席を離れて退場。次の御予定があったのか、共演者様出演作品の御観劇の際等、ファンの皆さんに囲まれての混乱を避ける習慣がついていたものか…(拍手をゆっくり受けていけず、ちょっとお気の毒)
 他の出演者の皆様は、ゆっくりと席を立ち、ひときわ大きくなった拍手の中、拍手に応えたりしながら御退場。
 最後に三浦アキフミさんと杉山彩乃さんのお二人、出口近くに行ってから並んで立ってお客さんに「宣伝よろしくお願いします!」と、ぺこりとおじぎをしながらのPR!
 その2ショットがほんとうに微笑ましくて可愛くて、劇中での二人も演じたお二人も、思わず応援したくなってしまう感じに!

 最寄り駅の永田町からは地下鉄一本で帰宅できるのですが、映画を観た余韻をそのままにしてしまうのがもったいなくて、溜池山王の駅まで歩いて(高揚した気持ちのまま、すいすい歩いていってしまいました!)、駅の近くで一人中華をして(笑)帰りました。
 楽しい夜でした!

(ゲストブック書き込み:2006年7月11日)



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