天野さん御共演者様:清水紘治さん
(『本気!』シリーズ) |
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『ウルトラマンダイナ』第37話〜第40話を観ました!
お目当ては『本気!20』平河内組長役の清水紘治さんが演劇界の鬼才、劇作家・鳴海浩也を演じられた第38話『怪獣戯曲』(実相寺昭雄監督作品)。
…清水紘治さん、すごかったです! ■ 舞台はいきなりアングラ的で、車をつけた鏡が舞台を縦横に駆け回るし、部屋はあやしいものいっぱいの薄暗い空間で、清水さん演じる鳴海氏は四谷シモンの人形に名前つきで呼びかけちゃってるし、鳴海氏自身舞台で、中世風の衣装に身を包み、マンドラゴラとかも使って怪獣を生み出す儀式をやっちゃうし(清水さんが高らかに放つセリフ「バロックとは歪んだ真珠のことだ。わかるか!」が、キていて、ツボでした!)、街を劇場に! と、普通の演劇人が言ったらただのスローガンなのに、鳴海氏が言うと怪獣出ちゃうし(怪獣の名前は“ブンダー”なのですが“Wunderbar Wunderbar...”という声と共に降臨してきて、ブンダー=Wunder [ドイツ語で“驚異、不思議、奇跡”] なんだとわからせてくれるし)… …と、とにかく前衛を『ウルトラマン』に書いたような渦の中心に清水さん鳴海浩也がいて、異様なオーラを放ってるという。 インテリ的なところがたまらなく清水紘治さん的。 (ゲストブック書き込み:2000年10月22日)
■ 【本気!でHERO!】記述は以下の通り。 『ウルトラマンダイナ』第38話「怪獣戯曲」:鳴海浩也 1997年9月6日〜1998年8月29日 毎日放送発TBS系全国ネット放送 毎週土曜日18:00〜18:30 カルトファンから熱狂的に支持されている、異形の者=怪獣を愛した劇作家。約一年前に謎の失踪を遂げた演劇界の鬼才。 最後の作品『怪獣戯曲』の大団円となる結末が気に入らず、それを封印し、街全体を舞台とするために俳優を街に放ち、怪獣ブンダーを出現させる。 “劇場での最後の通し稽古”の場面では、中世風の衣装をまとい、怪獣を生み出す錬金術師の儀式を熱演。「現実の中に怪獣を生み出してやるのだ! 私は現実の世界を、私の妄想で支配してやるのだ!」と高らかに宣言。 「いいか、フランシーヌ…この物語の結末を永遠に守ってくれ…」と人形に語りかけるシーンや、劇中劇で記憶喪失者の頭蓋から歪んだ真珠を取り出し「バロックとは歪んだ真珠のことだ。わかるか! ははははは…」と高らかに笑うシーンなど、鬼気迫る名場面多数。 (【【本気!でHERO!】UP:2001年8月20日)
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