日本名作ドラマ


天野さん御共演者様:石橋保さん
(『本気!』シリーズ)
吉行和子さん
(『名探偵保健室のオバさん』)

 2001年夏セラミュ横浜公演の当日券購入の前後の時間を利用して、【放送ライブラリー】で遊んできました。
 放送ライブラリーは、日本唯一の放送番組アーカイブ施設で、収集・保存されている放送番組を無料で視聴することができます。収集されている作品はかなり限られているようなので(放送番組センターの平成13年度の事業計画をみると、テレビ番組については今年度に平成10年度に放送された番組等を中心に収集…となっていますので、今後入ってくる可能性はあるかも!)、残念ながら天野さん御出演とわかっている作品を検索でみつけることはできませんでしたが、天野さんの『本気!』シリーズの御共演者様御出演の作品、2本観てきました(時間が限られていたので、だいぶ早送りしましたが【笑】)。

 午後に観たのは『本気!』シリーズの主演・石橋保さん御出演の『日本名作ドラマ 雁』の後半(1993年5月10日 21:00-21:55 テレビ東京)。
 森鴎外の原作で、ばりばりの文芸作品です。

 石橋保さんは、田中裕子さん演じる高利貸に囲われている女性・お玉が思いを寄せる帝大の医学生・岡田。今でもお若い石橋さんですが、もうこの作品では、“少年”としか呼びようがないほどお若い!(でも実年齢は27歳!) 表情のアップとか、ものすごく清楚できれいで、みとれました〜。石橋さんのあの雰囲気、文芸作品にあいまくりです!

 この作品、演出が『ヤマダ一家の辛抱』の久世光彦さん、脚本が『走らんか!』の脚本を書かれていた金子成人さん、『名探偵保健室のオバさん』で天野さんと御共演の吉行和子さん、というつながりも。
 特に久世光彦さんについては、向田邦子作品を数多く手がけられていることは知ってはいましたが、『ヤマダ一家の辛抱』からこういう作品まで、と、改めてその幅広さを感じました! 『ヤマダ一家の辛抱』での御経験、天野さんにとって、ほんとうに大きなプラスだったのではと思います!

 この『日本名作ドラマ 雁』は第31回ギャラクシー奨励賞受賞作品とのこと。


(ゲストブック書き込み:2001年8月23日)


 『日本名作ドラマ 雁』、なかなか情緒がある、いい作品でした!
 『文學ト云フ事』はほんのちょっとしか拝見していないので、的はずれなことを言ってるかもですが、『文學ト云フ事』のあの独特の光と色彩を取り込んで印象的な映像と、『日本名作ドラマ 雁』の、全体的に光と彩度を落としたような落ち着いた色合いの映像、比べるとまた面白いかもしれませんね。
 再放送のことはちょっとわからないのですが、【松竹ホームビデオ:雁】のページを見ると、ビデオ化されているようです。

(ゲストブックでのレス:2001年8月27日)


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