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検察側の証人

天野さん御共演者様…ではないのですが: 神戸みゆきさん
(セーラームーンミュージカル“ドラクルシリーズ”)

28日(土)は、9月8日の書き込みの最後のほうにちょこっと書きました、舞台『検察側の証人』(【ル・テアトル銀座公式:検察側の証人】。【Walkerplus.com BB シアター:検察側の証人】では、スチール撮影の模様等が見られる動画が見られます!)を観てきました!
 天野さん御共演者様はたぶんいらっしゃらなかったと思うのですが、3代目セーラームーン役の神戸みゆきさん、『本気!』平河内組長役の清水紘治さん御出演の『仮面ライダーアギト』に美杉教授役で御出演だった升毅さん、『少年サスペンス』の堤幸彦監督の映画『ピカ☆ンチ』(【ピカ☆ンチ公式サイト】)の脚本を手がけられた河原雅彦さんなど、なんとなくツナガリのあるキャストさんが御出演で、楽しかったです!

 この『検察側の証人』という舞台、すばらしく面白かったです。原作はたぶん以前読んでいたのではと思いますが(舞台を観ているうちに、トリック[?]がわかってきたので、たぶん)、それでも、法廷シーンの緊迫感(それでもちょこちょこ笑いポイントがあるのがまた楽しく【笑】)、登場人物の存在感、そしてラストの驚くべき大ドンデン返し、と、ほんとうに凄い作品です。各キャストさんがまた登場人物にぴったりはまっていて、大迫力で、いい舞台でした!

 神戸さんは、被告人の弁護を担当するウィルフレッド・ロバーツ卿のオフィスのタイピスト、グリータ。チラシの写真を見ると、ツンとしたキャリアウーマン、という表情で写っているので、そういう役なのかなあと思っていたら、冒頭シーン早々に登場した神戸さんグリータの第一声は「お茶の時間ですわ!」。『検察側の証人』と同じくアガサ・クリスティーの戯曲『蜘蛛の巣』(【天野さん共演者様作品見聞録:蜘蛛の巣】御参照)の「おなかすいた!」を思うと、やっぱり食べ物ですか神戸さん、というカンジでした(笑)。
 法廷シーンには登場しないものの、神戸さんグリータの存在感はたっぷり。神戸さんグリータの存在感とその言葉は、この作品のラストの大ドンデン返しの意外性を高めるのに、確実に貢献していると思います。
 パンフには、6つの質問項目があるのですが、それへの神戸さんのお答えも楽しいです。台本を覚える工夫の“うす目で台本を読む。”というのは他の誰のお答えとも似ていないし(笑)、どんな舞台でも必ず楽屋に持ち込むものは、への“おかし。ないと生きていけないので”は、なんとも神戸さんらしくて可愛く。

 升毅さんは、マイヤーズ検事役。コワイ顔をして敵対してくるのに、どことなく憎めない敵役、という役どころで、なんとも味がある演技でした。朗々と証人尋問を行うところ、かっこよかったです!
 “台詞を覚える工夫”の“特にない。ケイコの中で覚えていくタイプなので、「あらかじめ覚えて来い」と言われると困る。”は、ちょっと意外(笑)。

 そして被告人、レナード・ヴォール役の河原雅彦さん。仕事をしょっちゅうかわったりと落ち着かないけれど素直で魅力的な好青年の表情、法廷での迫力ある訴え、そして…と、作品の中で一番大きく変化する役、すごかったです。他のキャストさんはルックスは日本人風だったのに、河原さんは髪を金色に染め、肌の色まで白人的に見えて「なんでこんなに日本語うまいんだろう」と思いたくなるほど(笑)だったという、外見の入りからしてすごかったです。


 『検察側の証人』は、ル テアトル銀座では10月6日(日)まで、大阪では近鉄劇場で10月12日(土)、13日(日)に上演されますので、御覧になってみたい皆様、ぜひぜひ!


(ゲストブック書き込み:2002年9月29日)


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