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本日(日付的にはもう昨日…)は、東京で折りよく天野さん御登場の『ガテン』を買うことができた理由(笑)、セラミュ初代タキシード仮面役の佐野瑞樹さん御出演の舞台『ラブ・レター』(博品館劇場 脚本・演出:新藤兼人監督)を観てきました! メイン共演は、昨日ANA機内オーディオプログラム→『ガテン』文中で御登場の柴咲コウさんと『Dr.コトー診療所』で共演されていた大塚寧々さん、『仮面ライダー剣』栗原遙香役の山口香緒里さんと『大奥』『あなたの隣に誰かいる』で共演されている北村一輝さん。 ■ 佐野さんが演じたのは、中国人女性・白蘭(Cast:大塚寧々さん)に偽装結婚の名義を貸していた白蘭の戸籍上の夫で、白蘭が死んだため遺体の引き取り等に赴く裏ビデオ店店長・五郎(Cast:北村一輝さん。プログラムには“吾郎”と表記されていましたが、劇中、名前の説明をする“数字の五に…”というセリフがあったので“五郎”?)に付き添ってさまざまな処理をするヤクザの手下・サトシ。 自らの運命を嘆くことなく、ひたすら五郎への感謝と愛を訴える白蘭の手紙に心動かされていく五郎に対し、サトシはあくまでもビジネスライクに事を進めていこうとし、感情的になっていく五郎を「おかしい」と叱咤する役どころ。 ■ そんなサトシにも、五郎と二人で酒を飲んで酔っていたときに、苦労をかけた母親に札束を握らせてやりたいという真情を吐露するシーンが。 でも、そのシーンが終わり、次の日の場面になると、また元のサトシに戻っていたことで、それがサトシの“変節”ではなくて、きれいとはいえない仕事をビジネスライクに進めながら、サトシがいつも思っていたことなのだと感じられるのがまた奥深く。 ■ 白蘭の遺体を前に、五郎が白蘭の「私を五郎さんのお墓に入れてくれますか 五郎さんのお嫁さんのまま死んでもいいですか」という手紙を読み上げ、号泣するシーンが一番の泣きどころ。それがラスト近くでなく、一幕ものの中盤にあるあたり、不思議な味わいのある舞台でした。 (ゲストブック書き込み:2002年2月22日)
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