SUMMER SNOW


天野さん御共演者様: 小野寺丈さん (『本気!』シリーズ)

 2001年6月23日(土)、『本気!』シリーズ夢作さん役の小野寺丈さんのひとり芝居『SUMMER SNOW』(下北沢・OFF OFFシアター)を観てきました!
 これがもう、サービス精神のカタマリのような、なんでもありの内容!

 あゆ系(てゆーかー、黄色の長いタテロールのつけ毛でイキナリ登場されたらー、セーラームーンのうさぎちゃんってカンジ?みたいなー【笑】)、落語家・三流亭舞大、九官鳥のQちゃん(黒キャミ黒タイツのおネエ様!)、暗闇の中の一人二役、ハイテンションなお医者さん、比較的フツウなのになぜか別人度が高いサラリーマン氏(でも実はモルヒネどろぼう!)、タップダンサー…と、文字通り七変化(手の動きと声がさまざま変わるあたりが、とっても“変化!”なカンジです)。
 全く違う人物が繰り広げる場面場面が、折り込まれている手がかりでつながっていき、最初のすべりだしからは予想もつかなかった荘厳系のラストに向けて組みあがっていくところ、パズルみたいでした!

 前の週に観た『忍者エール』では、めいっぱい展開したダンスシーンの間は、少人数での語りシーンでつないでましたが(そういう“語り”部分、楽しかったです【笑】)、ひとり芝居の場合はそれも無理。じゃあどうやって…と思ったら、(ここは思わず雪タグを使ってみたりして)舞台のすみに“楽屋”のせっとがつくってあって、衣装を替えるところも舞台のワンシーンとして、スポットライトを当てて見せてしまうという、『忍者エール』じゃちょっと無理だよね、という、男性ならではの力ワザ(笑)。
 再び舞台に登場する前、最後にペットボトルの水をくいっとやったりするあたりが、戦闘開始!という感じで、ちょっとツボ。

 最初の御登場からして、うさぎちゃん入ってるー?なあゆ系ムスメに扮した小野寺さんがさりげなく(?)客席の真ん中に座って近隣のお客さんにいちごポッキーをすすめちゃったりするというフェイント入りで、しかもその場面がまるまる飲食禁止・携帯電話の電源は切って・等々の注意事項のパロディになっているという、これまでセラミュでは数々観ていた前説芸(笑)のなかでも、最大級の大ワザ! 前説マニアにはたまりません(笑)。

 『本気!』で小野寺さんが演じる夢作さん、ちょっとした場面でもサービス精神たっぷりに楽しくしてくださったり、頭脳派の大人と天野さん九くんと同レベルになっちゃうようなコドモとの間を軽やかに行ったり来たりしたり、ですが、それもこれだけの全体像があっての氷山の一角なんだなあ、と、わかりました。
 そのおかげで、天野さん九くんも楽しくカワイイ表情を思い切りみせてくれることができるんだと思うと、ほんとうにありがたい限りです。
 とにかく『SUMMER SNOW』、なんでもありーのですごかったものですから、伊豆ロケ書き込みでいただいた書き込み(【天野さん書き込み】のところで見られます)の“今後さらにコミカルにしようと思います。”のお言葉に、がぜん迫力を感じるようになりました(笑)。いったいどこまで…とどきどきしながら、これからの『本気!』、楽しみにしたいと思います!(『本気!20』リリースまで、あと20日!)


(ゲストブック書き込み:2001年6月25日)


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