東京007
天野さん御共演者様:東 幹久さん
(『賭事女王』※天野さんお休み回ですが…

 10月5日(金)25:00〜26:00、『賭事女王』ビリヤード勝負でジョージ役を演じていらした東幹久さんが主演の『東京007』が放映されていました(【フジテレビ公式:ドラマSP 東京OO7】)。
 東幹久さんが“ジェームス・東十条・ボンド”に扮して、爆弾の爆発を防ごうと奮闘する話なのですが、その爆弾というのが爆発すると人(実験ではマウス)を裸にしてしまうという“ヌード爆弾”で(プールで爆発して、ボンドが全裸になってしまうというシーンも…)。

 そもそも冒頭シーンからして、金髪の美女とフランスの三ツ星レストランで修行していたシェフがいるという高級フレンチレストランでお勘定をしようとしたボンドが、クレジットカードを3種類ほど「あいにくそのカードは扱っておりません」と断られ、殺人ライセンスのカードをちらつかせても効果なく、請求金額は9万8千円、お財布の中の現金は2万円…という窮地に立たされ、煙草に火をつけるとそれは煙幕で、金髪の美女の手を引いて華麗なアクションとともに食い逃げをする…という、映像が本格的であればあるほどばかばかしくて笑える徹底的なパロディでした(笑)。
 冒頭の食い逃げエピソード、実は、ラスト近くにフジテレビ内でボンドを捕らえた敵(フジテレビの建物の球形展望室が爆弾なので【笑】)を、食い逃げされた店のシェフ(Cast:螢雪次朗さん。フジテレビの『料理の鉄人』に出演しようとしていた模様)が“食い逃げ男(=ボンド)の手下かーぁっ!”とやっつけてくれるという展開の見事な伏線となっていたのですが、伏線として見事であればあるほど、そのばかばかしさが際立つという素敵さ(笑)。

 企画原案は、やはりフジの深夜番組で好評を博した『カノッサの屈辱』のホイチョイ・プロダクションズ。ボンドが指令を受ける部屋にかかっている田中真紀子外相の肖像画などに、『カノッサの屈辱』のテイストを垣間見ました(笑)。

 それにしても東幹久さん、『賭事女王』のジョージとか、今回のジェームス・東十条・ボンドとかのような役、似合います! 『賭事女王』、敵のゼロ・ファミリーも個性的で楽しい作品だったなあと、あらためて感じました!

(ゲストブック書き込み:2001年10月7日)


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