舞台『鬼と人と』


皆様の御感想






 99年7月16日−18日に上演された『鬼と人と』の舞台に関する皆様の書き込みです。
 時間を追って読むには、下から読んでいってくださいませ!
 天野さんが素晴らしく美しい役を演じられた様子、思い浮かびます!


*◆*最下部へ*◆*まだまだ、『鬼と人と』について、語ってください。最新のゲストブックへ*◆*



守峰 優 - 99/07/23 20:42:20
ホームページアドレス:http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/1184
電子メールアドレス:morio-yu@geocities.co.jp
きょうのお天気: 昼間、気持ちのいい青空でした!

コメント:
★麗月様★
 能舞台用語フォロー、ありがとうございました! 「切戸口」、変換のときのミスかもです。
 天野さんの御登場、「切戸口」からだと思います。でも、暗転のときの舞台はかなり暗かったので、最初に座っていらっしゃる姿が浮かび上がったときには、ほんとうにいつのまにかそこに“いらした”という感じでした。
 その「切戸口」、面白い使われ方をしてました! 切戸口の奥に(色のついた)照明を置いて、切戸口の開閉を利用して舞台上の光を変化させる、というものです。通常の劇場のように照明を使えないところから、そうされたのかもですが、独特な効果があったのでは。で、正面から見たら、光が急にさした・光の色が切り替わった、という感じだったのかもですが、私は脇正面に座っていて、照明を正面から見ることになり、引き戸の開閉の音もあいまって、セラミューの平光先生の演出の際によく使われていた舞台正面の扉(舞台の奥を高くする大道具の、中央あたりにあけられていて、セーラー戦士の消滅等に使われていた、あの!)を思い出して、なつかしくなったりしてました(笑)。
 天野さん、ほんとに「花」でした。座ってるだけで空気が違うという感じ。

★Kochibi様★
 「鬼と人と」、やっぱり能舞台で、ですよね(あの絶妙な距離感のある空間がたまらないです!)。また観られるなら、ベストポジションだった同じ席から観てみたいという気持ちも、正面から観てみたいという気持ちも。



麗月 - 99/07/23 01:50:40
電子メールアドレス:reigetsu@pop17.odn.ne.jp
きょうのお天気: 上弦の半月。むしあっつ〜い!

コメント:
守峰さま>>フォローしなくても良いほど、用語はばっちり使えてました。ただし、「切戸口」はたいてい送り仮名ないはずですよ。<細かいですけど。 天野くんの登場したのが笛前ですか・・・だったら出入りは暗転のうちに「切戸口」からだったのかな?舞台に集中していたなら、その辺の雑音はあまり聞こえてなかったんでしょうね。
Voigyerさま>>レスありがとうございます。やはり、天野さんは「花」をお持ちなんですねぇ。でなければ「蘭丸」なんて大役をいただくわけないですよね?



Kochibi - 99/07/22 22:46:02
きょうのお天気: 雲の切れ間に晴れた夜空が見えます

コメント:
 Voyagerさんのおっしゃるとおり、「鬼と人と」、もし再演されるなら、能舞台で、と希望してしまいますね。あの独特の美の空間は、あの舞台だからこそ、のように思います。本当に、苦労をおしてでも、もう一度見たいです。



守峰 優 - 99/07/22 19:53:56
ホームページアドレス:http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/1184
電子メールアドレス:morio-yu@geocities.co.jp
きょうのお天気: 夕方、ものすごい雷でした!(いまはちょっとわかりません…窓濡れてますが)

コメント:
★Voyager様★
 『鬼と人と』レポ、私も皆さんのレポを拝見して、あ、足りなかった…と思いました。私の場合は例によって例のごとく、天野さん一点集中なのですが(能舞台の解説が長いので客観的なように一見見えるかもですが、いざ舞台はどうだったのかの記述だけをみようとすると、一目瞭然【笑】)、光秀様・信長様、能舞台の雰囲気あっての天野さんシーンだったな、と、反省。
 でも、そんなふうに“あ、足りなかった”って思えるからこそ、みんなで語り合うヨロコビがあるんだと思います! 今回の舞台、そういうところも含めて、ほんとうにうれしい舞台でしたよね!
 蘭丸は“気働き”という言葉がぴったりくる人物じゃないかな、と思います。人の意図を察する頭の良さ、それに反応するフットワークのよさ、にくわえて、人の気持ちを汲み取る思いやりみたいなものも、感じ取れる言葉のような気がしてきます、蘭丸にかぶせると(…ということになるのも、天野さんが蘭丸やってくださったから【笑】)。



Voyager - 99/07/22 01:36:37
電子メールアドレス:fwnb6929@mb.infoweb.ne.jp
きょうのお天気: いまは、しとしと降る雨になりました・・。

コメント:
 『鬼と人と』の舞台から一段落しても、印象に残った場面が心の中に強く刻まれて消えそうにありません。

☆守峰 優さま
 守峰さんのレポを読んでいると、ぼくが書きたいと思ったものは全部書けたと思ったのに、守峰さんの文章と比べたらぜんぜん足りてないよ、と思いました。
 特に、ぼくは蘭丸の登場場面のところを読んでいて、「ああ、この場面で守峰さんは、こんなにたくさんのことを感じとっていたんだなぁ」と思い、読んでいて、さらに強くあの場面がよみがえってきます。
 信長や、同時代を扱ったドラマなどで描かれる蘭丸像は、りりしさと、ほとばしる才気と、勇猛な武将の多い織田家の家中では珍しいほどのやさしさ(信長と光秀の対立を何とか打開しようと苦心したりとか)が前面に出たキャラクターというのが多いように思います。
 『鬼と人と』が再演されるなら、また観たいですが、たぶん、今度はもっと大きい劇場になるのでしょうね。体力を使いますが(笑)、また能舞台で観たいです!

☆麗月さま
 はじめまして! やはり、みなさん、以前から天野さんが蘭丸を演じると想像されていたのですね。天野さんの演じる蘭丸、何度でも観たくなります、体力を使って疲れていても、あの、登場シーンでは疲れが飛びました(待たせた上での登場であるのも手伝って・笑)

☆kochibiさま
 ご承知の通りのあの少ない席数の会場である事を考えると、あの場面場面を同時に観ていたというだけでもすごい事なのだなぁとぼくは思います・・。




守峰 優 - 99/07/21 00:24:34
ホームページアドレス:http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/1184
電子メールアドレス:morio-yu@geocities.co.jp
きょうのお天気: 夕方、金色に照らされた雲が、とてもきれいでした!

コメント:
★harima様★
 『鬼と人と』よかったです。皆様がいっぱい語ってくださったのも、ほんとうにうれしいです!

★Kochibi様★
 守峰レポ、ほめてくださってありがとうございます! 上手には書けないのですが、それでもそんなふうに言っていただけるのは、レポさせていただいた作品がみんなココロふるえるものだからだと思います!

★明日佳様★
 『鬼と人と』、実際には“むずかしい”ということはなかったんですが、入り口の敷居が高い系だったのは確かかも。とにかく能舞台という会場が特殊、建物自体、前を通ってみられるとわかると思うのですが、とても気軽に入れるフンイキではありません(笑・最初に位置を確認しにいったとき、びびりました【笑】)。開演前も、とにかく目の前にいかにも格式の高そうな舞台があるし、どういうお客さんがいらしてるのかわからないし、かなーり緊張しました。
 でも、そういう敷居の高さを“天野さんの出られる舞台だから”という気持ちで思い切って乗り越えられるのが“好き”という気持ちの偉大なところだと思います。それがなければちょっと行けなかった場所に飛び込んでみると、世界が開ける、ということ、これからもいっぱいあったらいいな、と思います。明日佳さんも、次にそういう機会がありましたら、ぜひ挑戦してみられますことをおすすめします(ほんとうに今回、よかったんですー)!

★kuro様★
 いい舞台でしたよー! こういういいのを観てしまうと、今後もし関西単発で天野さんが出られる舞台がある、とか聞いた場合、ものすごく行きたくなるだろうな、行っちゃうかもな、という気がしてこわいです(一緒に旅行してくださる方、今から募集【笑】)。



Kochibi - 99/07/20 22:32:16
きょうのお天気: 今日も曇り

コメント:
4510,ゲットです。  こんにちは、Kaiser さんのレポも、楽しく読ませていただきました。訪問者の方々が、「鬼と人と」、についてお話してくださるのも、うれしいです。
 守峰さんの、作品に対する誠実な姿勢、鋭い感性のレポート、いつも感銘しております。私といえば、天野さんを見れれば、という思いから、こんなに感動する舞台に出会えたことに、驚いているばかりです。これも、本当に、守峰さんのおかげです。本当にありがとうございます。
 天野さんの衣装については、お正月のキングとちょっと似てるかも、と、思いはしたものの、雰囲気が違い過ぎました(笑)。でも、おそろいで出てくれるのを楽しみにしております。
 天野さんの蘭丸の登場シーンは、作品の演出としても、不思議なイメージでしたね。ただ、そこに天野さんがおられるのを、はっと気付いた時、花のよう、と感じておりました。



明日佳 - 99/07/20 16:22:26
きょうのお天気: 今は晴れてるかな

コメント:
レポ、楽しく読まさせていただきましたぁ。
天野くんの「森蘭丸」素敵だったのでしょうね。う〜ん、みたかったな。紋付き袴姿も。想像するしかないけど、現実には叶うわけないのよね。当たり前(笑)
ちょっとむずかしそうだからと引ずに観に行けば良かったかな(笑)



kuro - 99/07/20 14:17:51
ホームページアドレス:http://home7.highway.ne.jp/joker/s-moon.html
電子メールアドレス:mr.j@ijk.com
きょうのお天気: どことなく晴れ(でも雷が鳴りそうな予感・・)

コメント:
皆様、辛い姿勢でのご鑑賞ご苦労様でした。私はただ皆様の感想を読むのみなのですが、どうやら楽しい(と言う言い方も変ですが)舞台だったようですね。天野君の蘭丸・・見てみたかったです(泣)
余談ですが、森 蘭丸と<島原の乱>の天草四郎って、イメージがダブるのは私だけでしょうか。(作品にも依りますが)どちらも美青年(美少年?)で、たまに妖術なんかも使ったりしますし(笑)天野くんの天草四郎・・個人的に見てみたいです。(どうでもいい話でスミマセン)

守峰様> 見ていればもう少しマシな事が書けたのですが、やはりゴミ書きになってしまいました。申し訳ありません。感激記、長文にも関わらず、相変わらず分かりやすい構成で、とても楽しく読ませて頂きました。



守峰 優 - 99/07/20 03:12:05
ホームページアドレス:http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/1184
電子メールアドレス:morio-yu@geocities.co.jp
きょうのお天気: くもっている感じ。夜空全体が赤っぽいです

コメント:
 『鬼と人と』、皆様(レポ書いてくださった皆様だけでなく、守峰のレポ等におつきあいくださる皆様すべて!)のおかげで、余韻、というより、確かな記憶になっていくだろうものが、くっきりと残っています。思い出すと、静かな気持ちになれるもの。それがどんなに貴重なものか、いまになって、だんだんわかってきた感じです。

★Kaiser様★
 『鬼と人と』のレポ、ありがとうございました!(当日もありがとうございました!)
 Kaiserさんとはあの舞台についてすでにいっぱい語り合いましたが、文章でいただくとやっぱりすごくいいです! ほんとにうれしいです。おねだりした甲斐がありました!
 美木さん、加勢さんについても、舞台の情報が入った当時からいろいろ教えてくださってありがとうございました。他の場でのお二人の御活躍を御存知の方のお言葉、重みがあります。
 「惟任日向守様にございます」は、うつむくしぐさが静かできれいだっただけに、決意がありましたよね! ああいう見事な場面として視角化されると、原作の「蘭丸は、やがて意を決したように低く答えた。」という一節が、とても優れたものだということが実感されます。
 天野さん、黒、しかも正装的なもの、ほんとうに似合いますよね。黒、というと『永遠伝説』の劇中劇でスリーライツが演じていた黒騎士の衣装もいいかも(早苗さんビジョンだったので妃香里さんを一番良く見ていましたが、かっこよかったです、妃香里さん!)。夏公演のタキ様姿、早く見たくなってきました!

★Kochibi様★
 お帰りになってのさっそくのレポ&今日のお気持ち、書いていただいてとてもうれしいです。記憶は薄くなっていく一方のもののはずなのに、こうしていろんな方とお話していると、磨きがかかって確かなものになっていくような気がするの、不思議で、しあわせなことですね。
 天野さんの登場シーン、どうしてあんなにぽっかりと静かな空間が現れたのか、とても知りたいです。そういう感覚的なものでも、きっとそれをかたちづくる理由があると思うので。たぶんそれは、いま考えてもわかることじゃなくて、これからいろんなものを見て、いろんなことを考えて、ある日突然、そうだったんだ、とわかるんじゃないかな、と思います。そう思うと、これからいろんなものを見たりするのが、とても楽しみになります!
 このページが、Kochibiさんがあの舞台と出会うきっかけのかけらにでもなっていたら、それはとてもうれしいことです(作ってよかったです)! これからも、皆さんで情報を交換し合ったり、それに向かっていっぱい話をしていったりして、いい出会いがたくさん生まれたら、ほんとうにいいなあ、と思います。
 と、あの紋付き袴が1月イベントの望月さんとお揃いということ、Kochibiさんもお気づきでなかったとうかがって、安心しました(笑)。キングのことをちゃんと記憶に常駐させてなくて、フトドキ! と皆さんにおこられちゃったらどうしよう、と、ちょっと心配になったりしましたー(笑)。



Kaiser - 99/07/20 01:39:46
電子メールアドレス:triton@beige.ocn.ne.jp
きょうのお天気: くもり。

コメント:
7月17日の奇跡
〜うつくしきいきものたち〜

その日は蒸し暑くもほどほどの気候でした。
このページの主宰の守峰さんと私は表参道に行きました。
静かな能の舞台、ひんやりとした(エアコンも手伝ってですが)
雰囲気の中、それは始まりました。
信長公を討った後の光秀殿とその家臣との会話。そして光秀殿の
独白。ベテランの美木さんの演技が冴え渡りました。いつ見ても
変わらないままのかっこよさ、美木さん独特のダンディズムを
堪能できました。
その後に信長公(加勢さん)が登場。最初の驚きはここにありま
した。「すごく上手くなっている」・・・以前テレビで見た時
には感じられなかった彼の演技を、まさしくみせつけられました。
数年前のトレンディ俳優というイメージから、がらりと変わって
実力派にレベルアップ、です。

後見の方々は残念ながら天野君以外存じてなかったです。
しかし、あの舞台を創るのには不可欠な方々でした。すごいんだな
という一言につきました。

そして我らが天野君。またひとつ彼の魅力を見つけられて大満足
でした。
紋付きもバシッと決まって、和装・洋装ともに黒の似合う人なんだ
と感動してしまいました。
役柄もよかったです。守峰さんを始めとする方々がもう書かれて
ますが、蘭丸についてはもう「うつくしい」と感嘆せずにはいられ
ませんでした。
信長公に「誰じゃ、いうてみい」と問われてうつむき、「惟任日向守
様にございます」と答えたシーンはきっと忘れられないと思います。
登場人物と場によってあたかも本能時の変に至るまでの目撃者に
なれたと感じてしまうほどの臨場感、もしも再演が実現するならば
是非ご覧になることをお勧めいたします。
きっと見終えた後は、光秀殿も惚れ込んだという信長公の鬼迫、
信長公に気に食わないといわしめた光秀殿の知略、武将たちの忠義
と男気、そして蘭丸の儚さ故の美しさに惹き込まれていることでしょう。

いささかつたない文となってしまいましたが、私の「鬼と人と」の
感想は以上です。



Kochibi - 99/07/20 00:30:39
きょうのお天気: 曇り

コメント:
 昨日は,帰ってきたばかりのぼーっとした頭で書いており,気が付くと,加勢さんを加瀬さんなどと変換してしまっており,大変失礼致しました.守峰さん,Voyagerさんの素晴しいレポートがあり,うれしかったのですが,自分も,感動が確かなうちに,少しでも,気持ちを残しておきたくて,ワープロに向かいました.  今でも,この舞台の余韻に浸っている状態です.美しいものを見て,心を鎮められたとでもいうような気持ちです.
 この舞台は,光秀と信長の二人が衣装をつけているのと,戦国の戦いを思わせる音の他は,想像を膨らませながら世界を見ているような構成でした.俳優さんの確かな演技,そこから読み取れるその時代の中での生き様,すべて美しく感じられたのですが、その中で,天野さんの登場シーンは,そこに,ひときわ美しい画面が、突然に,でも,静かに,直接目に写る美として形どられたように,現出したように、見えました.
 席は、確かにきつかったですね。少し前に行った天王洲のTYハーバーシアターも、200席くらいの変形舞台の劇場に、椅子をたくさんつめこんで、椅子でもけっこう大変だったのですが、いい舞台を見るためには、慣れなくてはいけませんね。  ところで、そういえば、あの衣装、お正月のキングとおそろいだったのですね!

 このような素晴しい舞台に,天野さんを通して出会えたこと,本当にうれしく思います.それに,守峰さんがこのように,心暖まるページを創って下さらなかったら,この舞台へ行くきっかけは,きっとなかったと思います.このような広がる世界に出会わせて下さったこと,本当に感謝しております.



守峰 優 - 99/07/19 02:00:55
ホームページアドレス:http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/1184
電子メールアドレス:morio-yu@geocities.co.jp
きょうのお天気: はじめて意識して空を見上げました…くもり。

コメント:
 つくづく思いますが、天野さんのお仕事(しかも、とびきりいい!)についてお話できるって、しあわせですよね。
 夏公演も、春と夏の間にみせて頂いたたくさんのものを思い出すと、とても感慨深いものになるかもです。春公演の終わりと夏公演の終わりとでは、思い出の量、全然違うことになりますから!

★Kochibi様★
 『鬼と人と』レポ、ありがとうございました! 自分で書いたときとまた違った言葉で語っていただいたおかげで、記憶がより立体的に再現されて、あの感慨がよみがえりました!
 あのコンクリ打ちっぱなしの、入り口が独特の(“一見さんお断り系”とかいってました【笑】)建物、ちょっと入りにくいですよね(笑)。でも会場のかた、ほんとうに親切でした(私は、下駄箱の番号札がうまくとれなくて、取ってもらっちゃいました。で、帰りに札を元通りかけようとすると、フックの差込具合が札をかけやすいように直してあって、そのお心遣いに、感動しました)。
 能の舞台、かがり火のようなほの暗い照明も、舞台を取り囲む白洲も、松や欄干といった様式も、外の世界から切り離されたような感覚になりますよね! そういう場を、思い入れいっぱいに体験できたこと、幸運だと思います(お勉強で観るのとは、没入度がきっと違うと思います!)。しかも、全体として、あそこまで隙なく見事な作品で。めぐりあわせ、うれしいですね。
 今回の作品への御出演、天野さんにとっても、よかったと感じられる体験だったらいいなと思います!

★麗月様★
 能舞台についての質問に丁寧に答えてくださいまして、ありがとうございました! 御迷惑おかけして、すみません(泣)。
 レポUPしましたが、いかがでしょうか? 舞台構造その他の用語のフォロー、ぜひぜひよろしくお願いします! 頼りにしてます!
 蘭丸、皆様思い浮かべただけのことは、ありました、すごく。天野さんのそのシーン、ほんとうにきれいで、印象的でした。日程等の関係で、観ることができた方がそんなにたくさんいらっしゃらないかもなこと、とても残念です(泣)。

★Voyager様★
 『鬼と人と』の真っ先のレポ、ありがとうございました! 自分のUPのためにあけてみて、かなどめさんの書き込みがもうあって、うれしかったです!
 座布団席、お疲れ様でした。小劇場だと、結構あるみたいですね。斉藤レイ様が出演された月蝕歌劇団の『少女革命ウテナ』も、そうだったらしいです。がんばって慣れないとかもですね(笑)!
 「後見」の中でも、天野さん、確かに重要な役だったと思います。夢の中の声、義昭のようです。夢の中の声の中でも、超ビッグネームです!
 蘭丸、みんな考えました(笑)。と、あのすがりつきシーン、よかったですよね!
 作品自体も、ほんとうに迫力で(こわかったぐらい【笑】)、すばらしかったと思います。後から原作を読んで、あの舞台の、原作の「再現」を越えた「再現」に、改めて感動してみたり。
 アンケートの「どこで知りましたか」、渡辺プロHPで正解です(笑)。そういう方、多かったらいいですね!

★harima様★
 『鬼と人と』、ほんとに“感激記”になりました。でもお伝えしきれないのが残念です! ヴィジュアルはやっぱり、観ないと、ですから!



Kochibi - 99/07/19 00:16:39
きょうのお天気: 東京は、晴れ、蒸し暑い日 

コメント:
 こんにちは、私も本日、昼の部を見て参りました。Voyager さんもいらっしゃってたとは、お会いしていたかもしれませんね。まだ、感動がさめやらぬ…、という状態ですが、見る前の不安がいつのまにか去っていったような、大変面白い舞台でした。
 最初は建物をおそるおそるのぞいていたのですが、会場のかたも優しい方ばかりで、気持ちを落ち着かせていただいた感じです。舞台と客席を見てびっくり。これが能の舞台…!未知の世界に入った気分です。お香のかおりがし、かがり火のような照明がともり、真夏の昼の夢を見せてもらえそうな気がしました。
 美木さんの光秀の重々しい独白、加瀬さんの信長の本当に身が縮むような怖い演技、前もって知っていたとおり、舞台装置もなく、説明も、二人の役者さん、そして後見のかたの台詞から読み取っていくだけなのですが、わかりにくいものではけっしてなく、その世界に静かに引き込まれていった感じです。
 ところで、天野さんはいったいいつ出られるのだろう?ひょっとしてもう出てらっしゃるのに、私が気付かないだけなのかしら?と思いながら見ていたところ、すっと、そこに、本当に天野さん、花が咲いたように座っておられました。空気が止まったみたいです。「森蘭丸」という役を、予想はしていたものの、この緊迫感あふれる舞台で、このように、心を鎮め、またふるわせるような演出で存在させるとは思わなかったため、それは、鮮烈な印象でした。
 それに続く登場では、今度は、夢の中の心の声。うって変わったおそろしささえ含む響きは、先程のはかなげな蘭丸との対照で、いっそう強烈でした。残念ながら、光秀様のすそにとりすがる手は、私の席からは影になって、見えませんでした。
 守峰さんのレポートを読ませていただくと、天野さん、その他にも、舞台の影で、後見としての役割をいっぱい果たしておられたそうで、教えて下さって、感謝です。それに、舞台についての知識の説明もありがとうございました。
 素晴しく、美しい舞台でした。作品としても、また、一つの体験としても、すごく貴重だった、と感じます。天野さんには、また、セラミューで、そして、今回のような舞台で、いろいろな場で、がんばっていただきたい、と思いました。



守峰 優 - 99/07/18 22:58:42
ホームページアドレス:http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/1184
電子メールアドレス:morio-yu@geocities.co.jp
きょうのお天気: くもり? 外、あんなに出歩いたのに記憶なし(笑)

コメント:
 他にやらなければならないことがあると、現実逃避的によく進む(笑)、昨日の舞台のレポです。
 時間があれば、もう一度観たかったです! 今日御覧になられた皆様、いかがでしたでしょうか。
 ぜひぜひ御感想、おきかせください!
 レスはまたあとで!

 天野さん御出演の『鬼と人と』。
 いろんな意味で貴重で、“お宝!”という感じのする舞台でした。
 観ているその瞬間、“美しいものを観ている”というよろこびを感じられる、というだけでなく、そこからいろいろな方面に、発展性のあるよろこび。
 “一生もののお宝”たる所以です。
 能舞台という特殊な場を、その様式をアレンジしながら上演された舞台ですので、ちょっとわかりにくいレポかもですが(速攻調べゆえ、そもそも用語説明等、間違ってるおそれさえ…学校で国語や観賞教室で習ったはずの能関係用語、ほとんど忘れてました【笑】)、各種資料を皆様お調べになる等されて、補ってください(それもまた、よろこび)。

【それを出現させた、空間。能舞台の構造】
 今回の『鬼と人と』が上演された、銕仙会(てっせんかい)能楽研修所は、青山にあるお能の劇場です。『鬼と人と』は口語のせりふとほぼ打楽器のみの音(和太鼓、シンバル、銅鑼等。シンセサイザー音も若干あったかも)で構成される通常の演劇ではあるものの、能の雰囲気を取り入れた演出になっているため、何より、舞台の構造が通常の劇場と違うため、まずは舞台の構造等から要説明。
 まず、中心となるのは、正方形の床面をもった【本舞台】。約6m四方らしいです。
 その右側に1mぐらいの幅で張り出した部分があり、能の謡の部分を斉唱するグループである〈地謡〉が座る位置であることから【地謡座(じうたいざ)】と呼ばれています(本来名称ではないそうですが)。
 本舞台の奥には、奥行き約3mの【後座(あとざ)】あるいは【横板(よこいた)】という部分があります。
 後座背後の板壁は【鏡板】と呼ばれ、老松を大きく描いてあります。
 後座右側の壁の下部奥には、片引きの板戸があけてあり、【切り戸口(きりどぐち)】と呼ばれています。演者はここからも出入りします。
 後座の左側には、演者の登場・退場の通路である【橋掛り(はしがかり)】が伸びています。本来は左奥へと伸びるもののようですが、ほぼ真横に伸びているような感じがしました。橋掛りは【幕口】へと伸びていて、そこには【揚幕(あげまく)】が垂らしてあります。その奥は演者が出番前の身づくろいをする【鏡の間】になっています。
 今回、橋掛りは演者の出入りにも使われていましたが、打楽器がそこに据えられていました。
 ほかにもいろいろ名称のついた舞台の構成要素はありますが、今回の舞台の説明に必要なのはほぼ以上。
 観客席は【見所(けんじょ)】と呼ばれます。鏡板を正面に見る席を【正面】、舞台正面に向かって左側面、地謡座を正面に見られる席を【脇正面】、その間を【中正面(なかしょうめん)】と呼びますが、今回の会場は【中正面】の席はなかったと思います。座席は段になった座布団席で、正座して観るかたちになります。最前列のみ前の板張りの通路に足をおろして観るかっこうに。
 守峰の席は、脇正面1列1番の半券を手許に残しつつ、実際に座ったのは1列2番。最前列、というだけでなく、実は天野さんを観るのに、ベストポジションでした!(演出の山口先生、ありがとうございます!)

【制服組の魅惑。役名:“後見”】
 座席の上には公演チラシと、B4両面コピー二つ折りのプログラム(能風にいうと【番組】)が置かれていました。
 最初にチェックするのは天野さんの役名。“明智光秀:美木良介、織田信長:加勢大周”、のほかは“後見:吉野悠我 伊藤和重 根路銘安博 天野浩成”。
 この【後見(こうけん)】も能の用語で、演者が本舞台に入ると目立たないように舞台に出て後座の橋掛り寄りの隅に座り、装束の乱れを直したり、道具の出し入れをしたり、縁者に故障があった場合には代役を務めることまでするといった進行補助役をさすのですが、この『鬼と人と』では、そうした本来の後見の役割ではなく、ミュージカルでいうアンサンブル、場面ごとに、使者、家臣、夢の中の声等いろいろな役を演じる役でした(天野さんは一番お若いせいか、光秀・信長が橋掛りから登場する際の幕揚げ〔揚幕を掲げること〕や、舞台に残った刀の鞘の回収等、“後見”本来の役割もすがすがしく果してらっしゃいました!〔それもよかったです!〕)
 …なのですが、この舞台で天野さんが最初に登場する場面では、そうしたアンサンブル的な役割ではなく、はっきりと名前と性格と主人公二人との関係を持った、“役”での登場でした。名乗らなくても、プログラムのどこにもその役の名前は書いてなくても、それが誰だかわかったほど、印象的な役。
 その“名前”については、登場の場面で。
 戦国時代の物語ですが、髷をつけていたのは光秀だけで、信長は髷なしのオールバック、それぞれ戦国時代的衣装。後見は、能の後見的に、髪はそのままの紋付き袴でした。
 この紋付き袴が、能舞台の上で“後見”という役割ときっちり結びついて、“制服”としての独特の魅力を帯びていたことは特筆。御指摘頂くまで、それが99年1月のセラミューFAN感謝イベントで、望月さんが着てらしたのと同じものだということを、失念してしまっていたほど(笑)。

【音楽的構造をもつ独白の交錯。舞台の進行】
 『鬼と人と』の原作(堺屋太一/PHP文庫・上下巻)は、織田右大将信長と惟任日向守光秀とがお互いに独白を繰り返すという独特の形式で書かれた小説。今回の舞台では、21章から成る原作から7の章(プログラム表示では首・怒・道・罪・断・惑・変、ただしプログラムの場の名称と原作の章名は必ずしも一致せず)を取り上げそれぞれ一場とし、それに序幕と終幕をつけるという構成のなかで、独白が交互に繰り返されるという原作の構成を忠実に再現しています。
 一つの場は基本的に、同じ出来事を、信長と光秀がそれぞれの立場から独白するという構造。二人の思いはことごとくすれ違い、それが最後の本能寺の変へと流れ込むように進んでいきます。信長の独白があり、舞台が暗転し、光秀の独白があり、舞台が暗転し。光秀の言動もそれを回想する信長が、信長の言動もそれを回想する光秀が演じる、その間に、使者、家臣といった役を後見が、あるいは地謡座に並んで座って、あるいは本舞台に出て所作までつけて、演じるという演出でした。
 信長、光秀、信長、光秀、と交互に独白が続くなか、たった一場だけ、信長と光秀それぞれの独白がなされた後、同じ場面が、信長と光秀の二人によって演じられる場面があります(原作では形式の変化なし。演出上の構成)。平行して流れてきたものが、一瞬だけ交錯し、また別れていくあたりが、象徴的で、音楽的でした。

【中学生のように。こちらの事情】
 …というあたりが大人の観賞態度なのですが、当方精神年齢がそこまで追いついていなくて(笑)、上記チャネルとは別の精神状態というものも、あったりしました(笑)。
 能楽堂というのは、入ったときから緊張する場でした。そこに、謎のプログラム(笑)。予習なしでは絶対にわからないという噂の能のような演出だったら、天野さんの役割さえわからないままになってしまうかも、という危機感から、プログラムの解説、学校の定期試験の直前の休み時間にノートと暗記カードを見直すように、暗記するつもりで読み込みました(場が場なだけに、こわいぐらい集中してしまいました【泣】)。
 そういう試験前のような緊張感から突入した舞台、ものすごい迫力でした。光秀も迫真でしたが、特に信長! かーっ、とか怒鳴ると、ものすごくこわかったです! こちらの状態はといえば、靴を脱いだ状態で木の床に足をつけて低い固めの座席に座っている、そこにかーっと怒鳴られていると、体育館でやっている学年集会で、体育座りでおっかない体育の先生に集団で怒られてる、しかも自分は上履きを忘れてきちゃったところ、的状態! しかも、座席の脇1列1・2番というのは橋掛りのすぐそば、ということは、強烈な打楽器の音が振動として襲ってきて、まるで目の前で体育の先生が竹刀をばしいっ、と叩きつけてるぞ状態! これがセラミューであれば、これだけこわければ子供の泣き声がして、すこしココロのゆとりもできようものですが(ちっちゃい子よりは、おとなだし!)、場内はしーんとして、物音一つしない状態。逃れようのない緊張感。
 序幕、五場を通じてそこまで緊張が高まった状態で、六場の「惑」を迎えました。

【名乗らなくても、花。天野さんの役】
 天野さんがひとり、本舞台の、正面からも脇正面からも一番遠い奥に座っていました(“笛前”という、美しい名前のついているあたりです)。
 花がさいているような感じで、静かで、観ていて気持ちがやすらかになりました。
 少しうつむき加減で座っているので、前髪が微妙な陰影で垂れかかっている、のをみたとき、名乗りがなくても、プログラムにその名前がどこにもなくても、誰なのか、確信してしまいました。
 確信は、さっきまであんなにこわかった信長の、優しげな呼びかけで、すぐに裏づけられました。「お蘭」。
 森蘭丸(史実に照らすと“乱丸”のほうが正しいというものも読みましたが、この舞台の原作の表記に準じるためと、何より天野さんの演じた花のような雰囲気にはこちらがぴったりくるということで、“蘭丸”)。信長がその美しい小姓姿を惜しんで、いくつになってもそのままで、と、前髪の童形にとどめたという寵臣、その才知をもって有能な官吏として信長に仕え、最後まで運命を共にした十八歳の役は、確かに間違いなく、後見が演じた数々の役の中では、別格の役どころ。それまでの場でも天野さんが“後見”として登場し得る場面もあったけれども、いや、蘭丸として原作中には行動する場面もあったけれども、この静かな、それでもどこか花のようなところのあるファースト・インプレッションのためには、ここまで出すわけにはいかなかったでしょう、という登場シーンでした。
 その蘭丸としてのせりふ回し、能舞台で演じられているこの形式の舞台の場にも、主君信長に語りかけられ答える若者という役割にも、ぴたりとはまってた、と思いました。これまでで一番かも。あの一致感は、快かったです。
 舞台の奥で端座した蘭丸が、答えにくいことを信長に問われて、うつむく横顔は、それはもうきれいでした。そこに信長の独白の「蘭丸は困ったように俯いた。」という言葉が時間差をおいてかぶさってくるシーンは、もうそれだけでこの舞台の形式の価値を約束するように、印象的なものでした。
 その後は、天野さんは後見の一人として、光秀の悪夢の中の足利義昭の声や、信長に光秀の謀反を伝える家臣団、信長を討った後の策を考えていなかった光秀に指示を求める家臣団、といったいくつもの役を演じられました。地謡座に横一列に座っての発声は制服組の魅力全開だったし、家臣みんなで光秀の足許にすがりつくところでは、光秀の袴を掴む両手が、かわいかったりしました(笑)。でも、それはみんな後のことだったから、あのファースト・インプレッションを少しも薄らがせることはありませんでした。
 舞台の奥に、ひっそりと、りんと座っている蘭丸。いまもはっきり、思い浮かびます。

【一生ものの、秘宝。これから続く、よろこびについて】
 この舞台を観た記憶だけでも、かけがえのない宝物ですが、この舞台の様式や内容ゆえに広がる、発展性のあるよろこびも!
 まずは“後見”としての、紋付き袴姿。これを観たおかげで、能舞台の上のそうした制服組さんを観るたびに、今回の舞台の天野さんの端整な姿を思い出すことができる、この効用は計り知れません。将来、果して能の上演を観る機会があるのかわかりませんが、いつかきっと、効いてくるんじゃないかという気がします。
 そして大きいのは、森蘭丸への思い入れができたこと! 信長・秀吉は戦国時代の最大の英雄ですから、関連の歴史小説も非常に多く、いきなり沃野が目の前に開けます。超メジャーな作品の中で活写される蘭丸像を拾って楽しむのもいいし、そんなに数は多くない(だからこそ探す醍醐味にあふれている)蘭丸に焦点をあてた作品を探していくのもいい。もともと華のある題材である上、近年有能な官吏としての側面がクローズ・アップされ、新しい人物像が描かれつつある、これから楽しみにできる歴史上の人物だそうです。ずっと楽しめます。
 新たな探求へと、向かわせてくれる記憶。
 一生ものの、宝物です!



麗月 - 99/07/18 22:49:39
電子メールアドレス:reigetsu@pop17.odn.ne.jp
きょうのお天気: 暗いくもり空・・・三日月かな?

コメント:
守峰さま>>メールありがとうございました。
一生もののとても素敵な舞台だったみたいですね。
Voigyerさんや見に行かれた方の書き込みを見ていて、いい意味で緊張感のある良い舞台だったのがよくわかりました。同じ時間をみなさんと共有できなかったことが今更ながら悔やまれます・・・(TT)
レポートUPのあかつきには、舞台構造でわかりにくいところ、思いっきりフォローさせていただきますね。(^^) Voigyerさま>はじめまして。天野くんの役が森蘭丸ですか?なんて良い配役!私も「もしかして・・・」と思ってましたから。うーん、蘭丸をやらせるために「後見」に配役したのかもしれませんね。



Voyager - 99/07/18 22:20:20
電子メールアドレス:fwnb6929@mb.infoweb.ne.jp
きょうのお天気: 晴れてはいなかったけど、暑かった・・

コメント:
 そろそろ、『鬼と人と』の千秋楽が終わった頃ですね。
 きょう、ぼくは、昼の回を観てきました。会場に入ると、まず、とても小さい会場でびっくりしました。これなら、そんなに座席の前後の関係はありませんね。でも、座布団で仕切られていた座席、あぐらをかくのが苦手なぼくは、観るのがかなり大変でした(このこと、アンケートにしっかり書きました・笑)。観劇でこんなに体力使うのははじめてです。
 今回の天野さんは、「後見A場面によってそれぞれ役どころを変えていくという難しそうな役のひとりでした。しかし、天野さんは、その役を本当に上手に演じておられました。「後見」役は、まげを結っていなかったので、天野さんのまげ姿は見られなかったです・・残念。
 でも、天野さんは4人いた「後見」役のなかでも重要な役を演じる事が多かったように思います(これって、ひいき目でしょうか?)。
 特に、ぼくが公演前にこの役を演じるかな? と予想していた「森 蘭丸」の役も演じていたのは、うれしかったです。それから、光秀に訴えかける夢の中の声(光秀自身? それとも、結果的に光秀が裏切る事になった、元主君の足利 義昭の声か・・)の演技が、すごく、光秀や、さらには、観客に訴えかけるものが強かったと思います。
 最後の出番では、本能寺が焼け落ちたあと、どうすればよいのかわからない光秀たちの気持ちをあらわすように、次の命令を欲しがって光秀にしがみつこうとする家来のひとりとして、迫真の演技で光秀役の美木 良介さんにしがみついていました(笑)。
 光秀役の美木さんも、信長役の加勢 大周さんも好演技を見せておられて、この作品自体、とても楽しく観ることができました。
 観た後に書いたアンケートには、「渡辺プロHPの、天野さんお仕事情報を見ました」と書きました。この作品、将来はアジア・アメリカへの進出も考えているとのことで、天野さんも世界に出てお仕事するようになるのかなぁ、と思うと、楽しみですね(でもセラミューが・・)。





守峰 優 - 99/07/18 00:06:26
ホームページアドレス:http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/1184
電子メールアドレス:morio-yu@geocities.co.jp
きょうのお天気: 薄く雲のかかった晴れ、でした。とってもいい日和。

コメント:
 天野さん御出演の『鬼と人と』観てきました!
 明日までの公演ですので、ネタバレ回避をしたいのと(セラミューみたいに長い公演の場合は、ネタバレ有でも、うちはそういうサイトだよということでUPしちゃうんですが)、様式ものなのでちゃんと用語とその定義を押さえてきっちり書きたいので、レポは明日以降。
 でも、とにかく観て、その観ている瞬間もとてもよかった! ということと、この記憶のおかげで末永く楽しめる(一生もの!)と確信した、いうことだけは、とりあえずお伝えしておきます。『鬼と人と』がどういう話か知った瞬間、思ったことも、ばっちり実現してましたし(笑)。
 夏コミは、歴史も回らなきゃ(東館から西館への、遠い遠い道程を越えてでも)!

★Kochibi様★
 『鬼と人と』、観てきましたよ〜! これは一生ものの財産です!
 ちゃんと理解して帰れるのか、というの、開演前、私もすっごく心配しました。チラシと一緒にB4両面コピー2つ折りのリーフレットが席に置かれているのですが、そこに書いてある場ごとのあらすじ、試験の直前にノートや暗記カードを見返すみたいに、必死に読みました(笑)。でも、天野さんのした最も主たる役名は説明の中に入ってなかったので、それはあまり役に立ちませんでした。でも、ちゃんとわかって楽しめたので、だいじょうぶですよ!




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