15th January, 1999  
新機軸続々!
セラミューイベントへの誘い




 待望のセラミューイベント!
 …すみません、のっけから何十秒か遅刻しました。前の夜仕事から帰ったのが朝四時過ぎで、ちょっと走ればおっけーのところ、走れませんでした(泣)。
 そんな状態だし、ネタばれは避けなければだし、ということで、レポートは三日間終ってから、と思っていたのですが、やっぱり観るとどぉおーうしても語りたくなってしまい!
 まだ観ていらっしゃらない方のために、進行について詳しく書くのは避け、これからイベントを御覧になる方及びイベント行く予定のない方のためのイベントへの誘い・予告編的に。ナオさんウラヌスについて語ろうとするとどうしても進行に沿ってしまうので、それ以外のポイントが多目になってしまいますが、おつきあい下さい(早くナオさんウラヌスについて語りたいです!)。
 席は午前が1列22番、午後が1列21番。16日15:00の回も1列21番、17日も2列21番、1列20番…今回、ナオさんウラヌスの立ち&座り位置は舞台に向かって右側が多いので大ラッキーなのですが、ここまで同じような席に坐り続けてるの、ちょっぴり気はずかしい感じがします(笑)。



【上品美人。〜新タキシード仮面、天野はるか】
 BANDAIさんからの葉書・ポスターに代表される静止画像と、舞台で動いたときの印象が違う、ということは経験済みのことですが、これほどまでのことがあるとは! というのが、新タキシード仮面、天野浩成さん!
 BANDAIさんのパンフだと、眼光鋭い、ちょっとワイルドな印象だったのに、実際に舞台の上でにっこりと笑うそのお顔はまるで、訪問着の似合ういいとこの若奥様(特に横顔が!)。真っ先に思い浮かんだ言葉が“美人”、次に来たのが“女優さん”。前タキの榎本雄太氏のようにトークで笑いを取ったりしない(のちになっての注:1日目の段階ではほんとに、そう思ってたんです…)のも、“女優さんにそんなことやらせちゃだめだよ!”と思わせるような、おっとりとした上品さ。『素敵な美少年? 天王はるかの秘密』のはるかの“僕が男だなんて言った覚えはないけど”の500倍ぐらいはインパクトがあったと思います。
 観客参加のコーナーで小さな子供が上がったとき、そっと添えられる手の感じはまさに、子供好きの優しいお母さん。望月さんがお父さん、天野さんがお母さんで、日本の理想の家庭です!
 午前の回の終わりの方、セーラー戦士全員で歌う新テーマソング『リング』のための舞台のセッティングの間、間を持たせるために望月さんが舞台のすみっこで突発的にやっていた『天野君に質問コーナー』(望月さんが質問して天野さんが答える)、「タキシード仮面はどうしてマントをつけているんですか」「ヒーローだから、マントをつけて、強くなるんです」「タキシード仮面、弱いよ?」「…せーぎのみかただからです」(このへんで天野さん、なんか、答え方がゆるくなっていて異様に可愛い系入ってくる)「悪だって、マントつけてるよ?」「……いしょうだからです」「そう、それが正解。衣装だからなんだねー」というやりとりを聞いていて思わず、木村早苗 → 神矢ゆき → 天野浩成 という流れを思い浮かべてしまいました。
 質問コーナーで、“今一番ほしいものは何ですか”という質問に(ナオさんの答えは、ソフトクリーム製造機。かわいい)、「望月さん。望月さんがほしいです」(このへん、98年6月イベント「やってみたい役」に「タキシード仮面様…」と答えた神矢ゆきさんに雰囲気酷似!)との天野さんの答えに、「そうか!」と、望月さんと天野さんががっしと抱き合うあたり、セラミューいったいどこへゆく…とふと思ってしまったりも(笑)。
 望月さんに“いいやつです”と言われていた天野さん、きっとほんとに「いいひと」なのでしょう(公式ガイドビデオで望月さんに「いいひとです」と言われていた、98年夏公演の三松さんのように!)。
 ちなみに守峰、天野さんが投げた薔薇、一本拾いました(いったん取る態勢に入ったものの、通路のこっちよりに落ちたらさっと譲って下さった通路をはさんで隣のお席のお兄さん、ありがとうございました!)。月野、水野、火野、木野、愛野、とくれば、“天野”は内部はるかちゃん。深紅の薔薇、“内部はるかちゃんのばら”と名づけて、大事にしています(笑)。



【どついてなんぼ。〜外部コントへの案内人、プルート】
 いったいどんな? と、大注目を集めていたと思われる新プルート。存在感、すっごくありました!  最初の自己紹介から“このヒトはしゃべるぞ。いっぱいしゃべるぞ”というオーラを発しまくっていたプルート。ナオさんウラヌスに「うりゃっ」とばかりに手刀で突っ込みを入れる、舞台の上で何かあるたびにナオさんウラヌスとしゃべる、笑うときには豪快に笑う、と、ナオさんウラヌスと(沙羅さんネプとの“相方”関係とはまた別の意味で)強力なコンビになるかも、という期待が! 沙羅さんネプも含めた三人でのリアクション等を観ていると、ライツ、アマゾントリオの次はこのヒトタチか、という予感さえ(笑)。“いまどきの”感あふれるプルート、面白い脚本(今回平光先生じゃないので、予測がつかないのですが)にのれば大の人気者になるかも!
 ジャズダンスをやっていらっしゃるという中澤聖子さん、テーマソングの振りなどでもナオさんより動きが大きかったり、とにかく豪快。“動”と“静”の対比をなして、ナオさんの正確な軌道をすっと動いていくダンスの美しさをくっきりとみせてくれたそれが、もっと速くて大きな振付などの中でナオさんウラヌスのどんな面を際立たせてくれるのか、ナオさんFANとしても楽しみです!



【凄い奴らがやってきた。〜三匹の仔猫ちゃん達】
 BANDAIさんからの春公演の世界設定の説明(図解つき【笑】。いかにも企業のプレゼンというカンジ。ただし、舞台の上のキャストさん達からも“わからない”と突っ込まれる)があった後、五千年前の危機のときにお母さんに置いていかれて以来かぐや島で生き続けてきた三匹の仔猫役の女の子達が紹介されました。7歳、8歳、9歳の三人はほんとにちっちゃくて可愛い(あやの様が大きく見える!)!
 無邪気で可愛いコドモかと思っていると、「自分のこと可愛いと思ってる?」とBANDAIの佐伯さんに突っ込まれるほど(容赦ないです佐伯さん!)、自分の可愛さを知り尽くした女の計算をすでに心得ているフシもあり、全くあなどれないところも魅力。
 この仔猫ちゃん達がすごかった。子供特有の通る歌声は三人の声があやうさのかけらもなく見事にそろいあるいはハモって、いきなりものすごい完成度。何より、衣装をつけていなくても彼女達は捨てられた仔猫達だったし、その上に広がっている空は、かぐや島の空だった。BANDAIさんの説明がわからなくても、仔猫ちゃん達の歌だけで、いきなり物語世界に、放り込まれました。それだけで“泣かせる”に十分すぎるほどの威力を持った仔猫ちゃん達の歌、そういう装置を仕組んだ春公演、ストーリー面ががぜん楽しみになってきました!
 公演終了後のロビーでは、にゃーお、のポーズをつけて写真撮影に応じたりしていた仔猫ちゃん達。  凄い奴らがやってきた、です。



【BANDAIさんは考えた。おみやげ。】
 BANDAIさんがさんざん考えたというおみやげは、小さなカレンダーのついた絵馬(紙モノ)。イベント6公演にあわせて、6種類あるとのことです。
 15日午前はエターナルセーラームーンの「開運招福」。午後は外部の「交通安全」(はるか的でおっけー!)。セーラームーンの次は内部、という固定観念をくつがえしたのか、単に間違えたのか(笑)、日付等入っていないのでわかりません。全部揃えるのが楽しみです。



【回を選ぶ御参考に。撮影会情報。】
 BANDAIさんの葉書で告知のあった「撮影会」、舞台の上で集合ポーズをつけたセーラー戦士の写真を客席から撮る、という形式で、最初は1列目〜6列目のお客さんが撮り、順次入れ替えていく、という形式で行われました。
 午前はセーラームーン、ちびムーン、外部で、午後はセーラームーン、ちびムーン、内部でした。次の回のための衣装つけの都合上、その日の1回目の公演は外部、次の回は内部、ということで動かないのではないかと思われますが、キング・タキが入っていないということもあるので、明日以降も同じ組み合わせではないのかも。



【最後に、ネタばれになっても、これだけは言わせて。】
 あまりにもうれしかったので、これだけは。
 あやの様、今回『ちびうさの心意気』を、外部をバックにして歌います!
 つまり、ナオさんウラヌスがあやの様ちびうさのあのダンスを! まさにイベントの醍醐味!
   結局セラミューレポート、してしまいます(余裕ないのに…)。三日まとめたら、その分消えちゃうものも多いわけで、あまりにももったいなくて(16日と17日はまとめるかも。帰りが遅くて朝が早い…)。
(のちになっての注:16日と17日、まとめるどころじゃありませんでした…)