22nd March, 1999
その一瞬でなければ、消えてしまうもの。
炎の灯った舞台 ![]() 22日11時の回は、これまでの席で舞台に再接近! 4列5番でした! 実は、21日の1回目が終わったときにすっと買えたもの。サンシャイン劇場窓口の座席の画面、1階席のほとんどが真っ白になっていて(売れてしまっているということ)はじっこのほうにほんのちょっと残席の緑が散っているという状況のなか、ぽつんと残っていたこんなに前の奇跡の緑。迷わずGETでした! これだけ前のほうでないと、大道具を動かす人の動きなどは見えないんだな、ということに改めて気づきました。夏公演でいっぱい座らせてもらった前の方、なつかしい光景がひろがっていました! ![]() 【その席につくと、いきなり。〜本日の変更事項】 幸運にも4列5番という、前から二番目、舞台に向かって一番左の通路に面した舞台中央よりの席に着いたと思ったら、その席を存分に感じる仕掛けがいきなり炸裂! 第一幕同様、第二幕の最初も、ダーク・プラズマンの歌声からはじまるのですが(今回の公演の印象が、鹿志村さんダーク・プラズマンの歌声の重厚なフンイキで思い浮かべられるゆえんです!)、その場面の最初、空気がぼっと熱くなった感覚が! 炎が見えたような気がしたので、映像の印象による気のせいかと思いましたが 、火薬の匂いがしてきて、ほんとの火だったんだ、と納得しました(味覚以外の五感を駆使して体感するセラミュー【笑】!)。この炎、今まで気がつかなかっただけだとそのときは思ったのですが、あとでお友達と話をしたところ、本日初めての仕掛けだとのこと。あの席に座ったからこそ感じられた初ファイヤー、ラッキーです! 小野妃香里さん一座の本日の“胸やけ”は“しもやけ/かつあげ/もののけ”のセット。ただし“かつあげ”は妃香里さんルーフ・メロウの「教育上よくない!」の叫びがつく、リニューアルバージョン(笑)。 その前の“弾丸が胸にささったというか!…”で昨日変わった“180度回転っていうか”は、従前通り“生まれたての子鹿っていうか”に戻りました(そのほうが比喩としてもお笑いとしても秀逸だと思います!)。 香具屋島で宝石探しアトラクションに出発! というところで、比較的地味にやっていた横断幕を使ってのレイちゃんと美奈子ちゃんのリンボーダンス、今日からやや派手な印象に! 来週までに舞台上・客席ともに、盛り上がるシーンに育つといいなあと思います! ![]() 【おや?〜天野さんまもちゃんのつよさ】 21日午前のレポで、変身も何もしてないまもちゃんが外部が登場するまで無事に怪物に蹴りとか入れていて、防御はがらすきとはいえセーラー戦士最強のウラヌスがすぐにやられる、というのはバグだ! と訴えておりましたが、今日見てみると天野さんまもちゃん、怪物に蹴り転がされて踏まれそうになったりしてました(スペースナイトのように、手慣れたやられっぷりではなかったですが【笑】)。 その場面には天野さんまもちゃんの他には海の怪物お二人しか出ていないので、なぜ見逃したのか謎です。“タキシード仮面を注視するなんて、はるかFANとしてたしなみのない”という、旧い因習にとらわれて、いつのまにか視線を外したりしていたのでしょうか(笑)。 これなら一応、めでたくバグ解消! あとのバグは「猫に小判ならぬ、仔猫に宝石ね!」と、正しいコトワザを口にする美奈子ちゃん(美奈子ちゃんが正しいことわざを絶対に口にしないのは、セラムンの常識でしょう!)のみ! ![]() 【多彩、いきいき。ナオさんウラヌスフレンドリーチェック】 相手が多彩、表情いきいき、日替わりの楽しみのナオさんウラヌスのフレンドリー、毎日が更新日です! ツアコンのお姉さん(レア・ルビー)にツアーを断ろうとするのに「こんにちは」と押されると気弱に「こんにちは」と応じてしまうセリフ、今回限定で、関西アクセントに流れてました(笑)。味。 『愛より宝石 かぐや島』では、ガーネット組さんのはるかとほたるがずっと一緒にいてほのぼのなのですが、今日はナオさんはるかが真央さんほたるのパーカーの襟をなおしてあげるしぐさがあって、なんとも親子でよかったです! お洋服関係といえば、ナオさんはるかの来ているシャツの裾がちょっとだけ折れ返っているのが見えたのですが(さすが前の方の席!)、それを誰かがなおしてくれるシーンは発見できず。希望としては、やっぱり聖子さんせつなか天野さんまもちゃんといった、お母さん的人物になおしてもらうのがいいです! 海の怪物と外部四人の戦闘シーンの最後のほう、ナオさんウラヌスが真央さんサターンを、聖子さんプルートが沙羅さんネプチューンを背後にかばってる態勢、ツートップの面目躍如! という感じでよかったです(この組み合わせが変わると、ウラヌスとネプチューン、プルートとサターンのペア感が強くなりすぎて、ツートップ的印象が出なかったと思うので)! フレンドリーの見せ場・香具屋島歓迎アトラクションでの、あどさんダーク・メノラー(腰簑コスチュームで、愉快にトロピカル!)とのかけあい。今回ナオさんはるかはやる気まんまん、あどさんダーク・メノラーの隙を虎視眈々と狙っては、執拗に繰り返し腰簑をめくる、めくる、めくる! ついにはケリを入れられる、と、ほんとにフレンドリーなジャズダンスシティーズさん! 一幕の終わりのほう、謎の少女コンが登場するところでは、あやの様ちびうさと。あやの様とのフレンドリー、夏公演より少なくて、という最初の頃の印象は、22日のうちに、消えました。 おさしみ&フルーツ盛りの場面では、沙羅さんみちるのいやがらせがどんどんエスカレート! 最初の頃はただ、うれしそうにスイカをわたしているだけだったので、もしかすると悪意はないのかも、と思っていたのですが、だんだん口許までもっていくようになり、22日になると両手にスイカを持っていやがって上体が逃げてるナオさんはるかに、交互にそれを突き出すという…最終的にどこに行き着くのか、目が離せません! 懐中電灯でちびうさを探す場面では、まこちゃんに「もう少し向こう」と小声で指示をするあたり、リーダーという感じで、いいです。 本日のメジャー変更事項は、船室に行くとき水夫に化けたサーペンを「じゃまだよ!」と突き飛ばしていたナオさんはるかのせりふが「ブラシフェチ!」に。…でも、ブラシフェチって、一体。 ![]() 【外野三人衆。まもはる+せつなフレンドリー】 沙羅さんみちるが内部ちゃん達以上にかわいらしくきゃぴきゃぴしている現在のセラミューにおいて、外部太陽系三戦士はセーラーウラヌス・セーラープルート・タキシード仮面の三人なんじゃあ…という声も聞かれる(いつもこの三人で、ムスメ達を遠巻きに見てますしね!)今日この頃の、外野三人衆のフレンドリーです。 21日午後に初めて確認できてよろこんでいた香具屋島ツアー説明解散の際の、ナオさんはるかと天野さんまもちゃんのダブルチョキ!、今日も見られてしあわせです! このダブルチョキ、台本(?)では揃ってやることになっているらしいのですが、98年6月イベントからものすごくいっぱいやってきたチョキのベテラン・ナオさんはるかについていくとなると、天野さんまもちゃんも大変なようです(笑)。天野さんまもちゃんがやや遅れてナオさんはるかがチョキ待機のまま待っててあげたり、天野さんまもちゃんのほうの手の高さが足りなくて、チョキ!というより指差し確認ぐらいになっちゃってたりと、粒がそろっていないところにハンドメードの味があります。結構一瞬勝負のフレンドリーですので、鑑賞には集中力と動体視力が必要です! 月のプリンセスと地球の王子のロマンスがいつの日か…とドリーム入ってるせつなに「片思い長いからな」とちゃちゃを入れるナオさんはるかがひどいよね(確かに、98年夏公演とかでこれを言ってたら、オニだったかも…)、という声もききましたが、ワタシ見ました、ナオさんはるかがそう言ったとき、天野さんまもちゃんがからから笑ってるのを! そりゃ大人の魅力のプー様が片思いなのはキング・エンディミオン様で、お子様まもちゃんなんかには興味ないのかもしれませんが、一応当事者とも言えなくもないんだから、ちょっとは遠慮というものを…(でも、そういうややこしい恋愛感情はわかんなそうなムジャキなところが天野さんまもちゃんの持ち味ですから、改善の必要はまったくないです! いまのままがいちばん!)。 仔猫ちゃん達がみんなの前に姿を現したとき、仔猫に群がるみんなの後ろで並んで立っているまもちゃんとはるか、というのも情感あふれてます。 ちびうさが捕らわれている、そして最後の戦いの場になる神殿に行こう、という重要な場面でナオさんはるかと天野さんまもちゃんが目と目を合わせているところは、あまりにも自然で、セラミューにはるかが登場してからの5年間、こういう場面でまもちゃん以外の誰とはるかはうなずきあっていたのか、思い浮かべられないぐらいです! ![]() 【その一瞬でなければ、消えてしまうもの。天野さんまもちゃんの変化】 それに気づいたのは、この回変わっていた、このセリフでした。 「君たちねえ、ぼくはレストランのウェイターじゃないんだよ」 これまで「ぼくはレストランのウェイターじゃないんだからね」で、強く突き出すような「ね」が舌足らずな印象でとてもかわいかった、このセリフ。その最後の「ね」がなくなってしまったとき、全体の雰囲気は、急に大人っぽくなってしまっていました(小学生男子が高校生ぐらいになっちゃったように)。 そうして思い返してみると、20日に聞いてものすごく幼い印象で可愛かった口調が、少しずつ消えてきているんじゃないか、という気がしてきました。それを思った瞬間、どっとさびしかったです。 それは、天野さんまもちゃんだって、望月さんキングぐらいになるまであの可愛い口調でいるというわけにはいかないのかもしれないけれど(そのままでも全く問題なし、という可能性もあり【笑】)、でも、まだ20歳なんだからもう少しいいよね、と思ってみたり。子供の成長はうれしいし心から願うけれど、でも、ちっちゃくて可愛い姿をもうちょっと見ていたい、と思うお父さんお母さんの気持ちってこんなかな、とも、思ったりしました。 セラミュー公演で観る回を選ぶときには、どちらかというと、上演回数を重ねて内容がこなれてきて、アドリブものってくる後半を選ぶというのが普通だと思います。自分もまず27日・28日からチケットを取ったし、2月7日有明イベントのBANDAIさんブースで見せて頂いた席の埋まり具合もそうだったし、地方からいらっしゃるお友達も最後のほうを取られている方がほとんどです。でも、最初のほうでないと観たり聞いたり感じたりすることができないものもあるんじゃないかなあ、と、思ってしまいました。どの回ひとつひとつをとっても、そのときじゃないとだめ、なものが、あるのではないかと。 このあと、22日午後の公演でも、それは感じました。 ![]() |