27th March, 1999
少年を捨てる日。
春公演、後半 ![]() 27日11時の回は、舞台装置の準備ということで、開演が大幅に遅れました。待ち遠しくて困りましたが、そのかわり、史奈さんからの「今大急ぎで準備しています。もう少し待っててね。」メッセージが聞けて、ラッキーでした(そういうサービスが好きです、セラミュー)! 帰りのおみやげとして、セラミューパンフ・FAN感謝イベントビデオを買うともらえるセーラームーンのマスコットも、多分開演遅れごめんなさい分のおみやげとしてもらえました。 今日も残念ながらあやの様、御欠席でした。その分のおみやげ、24日はセーラームーンのポストカード、今日はちびムーンのポストカードでした。セーラームーンのポストカードは2月7日の有明イベントでチケットを買ったときにもらっていたので、今日のおみやげがあやの様カードで、うれしかったです! ![]() 【で、舞台装置がどうなったのかというと。】 冒頭のダーク・プラズマン様が、平面上で歌われていました。つまり、舞台に向かって右手奥の昇降装置が使えなくなったようです(27日は終日運休でした)。 しかし、ダークプラズマン様が偉大に見えたのは、別に高いところに立っているからというわけではないことが、よくわかりました(笑)! ![]() 【来ちゃった。〜“少年”を捨てる日】 初めて聞いたとき、新しい風が吹き込んだように感じた、河崎美貴さんジルパ・サファイアのせりふ「衛とかいう少年は、私のことを疑ってくるし」。 そのせりふの中の“少年”まもちゃんに、さよならする日がこんなに早くやってきてしまいました。今日はもう、まもちゃんは「衛とかいう“青年”」になっていました。 思えば22日午前の回に、天野さんまもちゃんの口ぶりがどんどん大人っぽくなってきてることに気づいてしまったときから、この日が来る予感はあったかもしれません。だからこそ、もしかするとそのときが最後になるかもしれない天野さんまもちゃんのいろいろの観察記録に夢中になったし、春公演前半を重点的に観られたことを、心からよかったと思えた。 おっきくなることは、“少年”が“青年”になるのは、生きてる証拠だからいいと、思いました(だから“少年”に戻してほしい、とか、アンケートでリクエストはしません。戻ったら戻ったで、よろこぶかもですが【笑】)。 …とはいえ、いくら“大人っぽくなった”といっても、天野さんまもちゃんに“青年”は、ちょっと背のびかなー、とも、思います(笑・背のび、というイメージもかわいいです)。 で、天野さんまもちゃんの口ぶりが“青年”になってちょっと落ち着いてきてみてようやく、天野さんまもちゃんの声がものすごく好きかも、ということに気づきました。それで動揺して、実はこの27日午前の回、非常にチェック甘くなってます(笑)。気づくと目つぶって聴いちゃってた、ということさえありました… ![]() 【それでものこるもの、など。】 ちょっとさびしかったなか、うれしかったのが、天野さんまもちゃんが一生懸命みはられてるとかきをつけたほうがいいとか言おうとしてるのにみんな宝石GETへの野望に燃えていて誰も聞かない、という場面での「はなしをきけってばー!」。天野さんまもちゃんの立場のよわさはきっと不滅なので(笑)、これは永く残るかも。 オトナになってよかったね、は、仔猫ちゃん達が登場したときの「かわいいな」。とっても優しいお兄さんしていて、天野さんまもちゃんが史奈さんうさぎより年上に見えました(笑)。 ![]() 【くるくる変わる、でもしっかり安定して変わらない、魅力。ナオさんウラヌスフレンドリーチェック】 ほとんど日替わりで、表情が多彩に変わって、でもとても安定したナオさんはるかの発散する輝き。今日もまぶしいようなフレンドリーの数々、素敵でした! 天野さんまもちゃんとの楽しいフレンドリー、ツアー説明解散の別れ際のダブル・チョキは、いったんほとんど袖まで到達しかけていたナオさんはるかがわざわざ天野さんまもちゃんに近づいて、(時には動作が遅くなっちゃった天野さんまもちゃんを待ってもあげて【笑】)チョキ! を交わすのだという、フレンドリー度の高い事実に気づいて、ものすごくうれしくなりました。 船上では、ツアコンのお姉さん(レア・ルビー)が「宝石はみなさんのもの」と言うあたりで、稲田さん美奈子ちゃんがナオさんはるかに対して非常に積極的フレンドリーぶりなのが要チェック! 稲田さん美奈子ちゃん、ナオさんはるかが雑誌を取り上げたあとの天野さんまもちゃんにもいろいろちょっかいを出しているようで、フレンドリー・プレーヤーです。 『愛より宝石、かぐや島』の“ペリドット”のところで、ナオさんはるかが天野さんまもちゃんに一番近いところでひざまずいて手を差し向けていることに、あらためて喜び(笑)。ナオさんはるかのしぐさのかっこよさと、きょろきょろする天野さんまもちゃんのとてつもないかわいさの対比があざやかで、スグレモノの配置だと思います! 『ウェルカム ハレハレヒレハレ』の“渚のお散歩”では、しっかり抱き合うナオさんはるかと沙羅さんみちるを、聖子さんプーが力いっぱいひきはがすシーンがナイス(笑)。本家(?)外部太陽系三戦士、味わい深いです。 宝探しの説明の後も、まもはるフレンドリーの見せ場。今日はナオさんはるかが天野さんまもちゃんの肩を叩くという、純粋しぐさ系フレンドリーが印象に残りました(別れ際にお互いに口をとがらせてにらみあう【でも天野さんまもちゃんはすぐに満面の笑顔】、という表情系もいいですが、ナオさんはるかの手のしぐさには、顔の表情以上を語るところがありますから!)。 うさぎちゃんの拾ってきた食べ物を食べて、みんなそれぞれ役割分担して解散! のところで、ナオさんはるかがほたちゃんに向かって手をいっぱいにのばす(そしてその手を、真央さんほたちゃんがひっぱっていく!)ところ、のびやかでほほえましくて、いいです! せつなを懐中電灯で探すシーンで、ふと聞えたナオさんはるかの「まこと、もう少し向こう」。声だけのシーンで、これだけツボなフレンドリーになるというところ、ナオさんはるか、どんどん強力になってます! 謎の少女コンに「(できなくなった変身が)あなたたちにはできます」と言われたときに、うなずきあうナオさんはるかと天野さんまもちゃん。これがツートップ、ということなら、外部リーダーがナオさんはるかで(これは当然)、内部ちゃん達のりーだーさんが天野さんまもちゃんなのかな、などと楽しく思ってみたりしました! 最後のほうの戦闘シーンでタキシード仮面が出てきたときの、ナオさんウラヌスのキングへの挨拶。胸に手をあてて軽く、でも端整に礼をするしぐさ、絶品です! ![]() 【優しさあってこその、孤高。ナオさんはるかと仔猫ちゃん達】 あまりに深くて、ここまで大事に書き惜しみしてしまった情景。 仔猫ちゃん達がみんなにも話をできるようになったところで、ナオさんはるかがすっと膝を立てて座り、仔猫ちゃん(フック。ビルハ・エメラルドちゃんの子)を優しく包み込むように抱いているところ! 仔猫達の身の上を聞くこのシーン、他の仔猫ちゃんたちはそれぞれ史奈さんうさぎちゃん(主人公)、真央さんコン(5000年ずっと仔猫ちゃん達の守り神をしてきた少女)のそばにどちらも立っているのに、ナオさんはるかに抱かれた仔猫ちゃんだけが気持ち良さそうに、抱いてくれている腕に包まれて、無心におかあさんのエメラルドをいじり続けていて。仔猫ちゃんの背中に回され肩を抱くナオさんはるかの腕の表情が、ほんとうにやわらかく優しくて、それだけで胸をつかれるようなシーンです。 最初は仔猫ちゃんの宝石を手にとってじっとみつめていたナオさんはるか、24日には仔猫ちゃんの顎に手をやったりという触れかたがはいり、今日は仔猫ちゃんの頬にあてた手の親指で、頬をなでるという、なんともいとおしげなしぐさに。仔猫ちゃん達に、どんどん感情移入していっているようなナオさんはるかの変化。 それはそのほかの場面でも。仔猫達がお母さんとやっとの再会を果たし、それも束の間、力尽きてしまう場面では、春公演最初の頃からナオさんウラヌス、ふっと顔をそむけたり、肩を震わせるようなしぐさをみせたり、と、戦士の中で一番つらそうな表情を見せていました。それが、仔猫ちゃん達がダークプラズマンにやられて倒れるところで、思わず膝をついて側に寄るというしぐさが入り、27日午前にはついに、仔猫ちゃん達が力尽きる瞬間、ナオさんウラヌスが崩れるように膝をつくという、はるかの心のみずみずしい揺れをかたちにしたような表現まで! 「使命を果すためには手段は選ばない」という突き放すような言葉を繰り返し繰り返し告げながら、「誰かを犠牲にする」ことには誰よりも傷ついた表情を見せていたのが、はるかです。今回の『かぐや島伝説』にも、ちびうさがさらわれた先に駆けつけようとする皆に「変身できないのに、どうやって戦うっていうんだ!」と、感情的な行動を否定するようなはるかのせりふがありますが、そのせりふはナオさんはるか/ウラヌスがみせてくれたような、仔猫達とのシーンで見せた誰よりも深い感情があってこそ、その奥にあるもどかしさ、心の激しい揺れが生きて伝わって、“はるからしさ”が結晶するような気がします。 こういうこと全部、守峰がはるかを好きになった根源に直接触れるような部分なので、今回の公演でのナオさんはるかの感情表現、とてもうれしかったです。あんまり大切なことすぎて、うまく言えないです。 ![]() 【毎日が、楽しくて。今日の海賊さん達。】 まずは妃香里さんルーフ・メロウ。「ハモるならきれいにハモれ! もう一度言う。海こそルーフトライアングルの上…」のあとひとりにされちゃっての「やらないのか」が、この回に限って小首をかしげての「やらないの?」。ルーフ・メロウのかわいさは本来別のところにあるはずなのですが、これはとても単純にストレートに、むちゃむちゃかわいかったです(『かぐや島伝説』の妃香里さん、とってもいとおしく花開いてます!) 24日に順番等覚えてなくてくやしかったダンゴ三兄弟、今日はばっちりチェック(笑)! 「一番上にはサーペン、一番下にはクラーケン、真ん中はさまれケルン、海賊バカトリオ…オ・レ!」 これに妃香里さんルーフ・メロウの「三人そろえば昼寝…」のワンコーラスが、ボーナストラックとしてつくのが本日の仕様でした。 “胸やけ”ボケのセットは24日と変わらなかったのですが、サーペンへの「お前、地味にやってるがヤケ酒だな!」が追加(これが後日、どんどん発展していきます…)。 ![]() 【本日の変更点。】 「未来でも大変ですのね」と聖子さんプルートに言われての望月さんキングの「…まあ」。本日は客席の笑いつき(笑)。含蓄があります。 タキシード・ラ・スモーキング・ボンバーでのファイヤー、今日はなかったようです。やっぱりタキシード仮面の技(とにかく、弱いっていう設定なんですから!)には、豪華すぎるしかけだったのかも(笑)。 ![]() 【バロメーター。】 24日、天野さんまもちゃんゲンキだしてね、とまで思ってしまった『夢を買います島の旅』直後のチラシおろし、今日は24日よりちょっと速かったです。なんでこんなところがチェックポイントになるかなあ、と、自分でも不思議なのですが、まあバロメーターというのは、そんなものなのでしょう(笑)。 ![]() |