7th→9th May, 1999  
      夏への船出。
ちびっこ『ラ・ソウルジャー』、夏公演情報



【わかおくさまかんしょうこおなあ。ちびっこラ・ソウルジャー踊っちゃおうコーナー】
 史奈さんムーンとあやの様ちびムーンが争ってると、天野さんたきしーどかめん様が登場、「ほんっとうに君達は似た者同士だね」。このセリフ、ものすごく大人っぽいです(ちょっとさびしくなっちゃうぐらい)。
 史奈さんムーンとあやの様ちびムーンが「タキシード仮面様!」とかけよると、すかさず神田さんマーズが「次のコーナーにいっちゃいましょう!」。史奈さんムーンの「あれ?」への天野さんたきしーどかめん様の「そうやってスキをみせてると、メインをとられちゃうんだよ。」も、優しいおにいさん、という感じで(でもやっぱり、ちょっとおかあさん…)大好きなセリフです。
 さらにあやの様にまで「次のコーナーは『ちびっこラ・ソウルジャー踊っちゃおうコーナー』! メインは私、ちびムーンです!」とやられた後の史奈さんムーンへの「また取られたな」は、史奈さんのお株を奪うほどシビアな口調で(笑)、これもまた大人。ほんとうに大人になりきっちゃったのかなあ、と、心配(するなよ)してみたり。
  でも、その後ちゃきちゃきとコーナーの説明をする史奈さんムーンへの「立ち直るの、早いよね」(少し年齢下がります)に史奈さんムーンがきっぱり「見習って。」と返し(とってもお姉さん!)、あやの様とちゃきちゃき事を進め出した後の「この二人ってさ、仲がいいのか悪いのか、ほんっとわかんないよね」はもう“少年”モード。「似たもの同士だから」と返してくる栗山さんジュピターと、完全に同級生相当(笑)。
 1月イベントの福笑いコーナーが若奥様(天野さん)鑑賞コーナーだったように、このコーナー、可愛いお嬢ちゃん達のダンス(こんなに観てうれしくなるものだと思いませんでした! もうすっごく可愛いんです!)を観つつ、舞台のはじっこに立ってる天野さんたきしーどかめん様を観賞するコーナー。ただし、1月イベントのときは音声がなかったし、何より天野さんのキャラクターについて把握する前だったので、上品できれいな若奥様、という印象が強かったのですが、今回はものすごーくかわいらしいお声が入ったりしたので、わかおくさま、という感じ(笑)。
 舞台に上がったお嬢ちゃん達にかける「おぼえれたかな」「だいじょうぶかな」「おてほんします」といった声が、とけちゃいそうな感じの天野さんたきしーどかめん様。他のどのキャストの方も、小さなお子さんに声をかけるときは、お子様対応な声になるのですが、それが、大人がお子様向けにおりてあげてるのね、ということが明らかな方(妃香里さんは結構その典型。望月さんも一応お子様向けの言葉になってるかもなのですが、天野さんに言葉をかけるときの口調とあんまり変わらなかったりするので、ちょっと留保)と、そうでなく、ほんとにお子様とタメモードになってしまわれる方とがいらっしゃるわけで(望月さんに話しかけるときにそれと同じ口調が出ちゃうような方は、ほぼ後者です【笑】)。
 天野さんたきしーどかめん様、「それでは音楽お願いします」というセリフになると、はっ、天野さん大人だったんだ、と気づかされる、ものすごくしっかりしたかっこいい声になるのですが、このコーナーではそれがほぼ唯一の大人声(ほんとに別人モードです)。特に、史奈さんムーンに突然話しかけられたり、段取り通りからちょっと外れて流れがとぎれたときの、空気にとけいりそうな「…はい」を聞くと、もしかすると「それでは音楽お願いします」は、天野さんたきしーどかめん様がものすごく頑張ってゆってるトクイワザ? と、思ってしまったり。
 「…はい」よりもさらにゆるいのが、史奈さんに何か台本になさそうなことをたずねられてのおへんじの「うん」。舞台上でなんでそんなにムボウビなおへんじをするかな! とじたばたしてしまうような、なんともかわいらしい「うん」! そのおへんじを引き出す史奈さんムーンの「みてたかな?」といった問いかけも、三歳の女の子に話しかける口調と全く同じ(このへん、望月さんが天野さんに話しかけるときにもときどき起こる現象です…)。天野さんたきしーどかめん様のかわいらしさをいっぱいにひきだす、お姉さんな史奈さん、大好きです!




【でもちゃんと王子様。天野さんたきしーどかめん様のエスコート】
 史奈さんムーンちゃんにお姉さんされている天野さんたきしーどかめん様ですが、うっとりするほど素敵な場面が、あったんです、今回のファン感謝イベント!
 9日11:00の回、最後にちびっこみんなで『ラ・ソウルジャー』を踊りましょう、というときに、通路で踊っていた3歳の女の子に舞台にあがってもらって一緒に踊ってもらう、というシーンがありました。その女の子が舞台への階段をあがるときの、天野さんたきしーどかめん様の手、なんです!
 てのひらを上にして差し出された、真っ白な手袋の手。その上に、女の子の手が、優雅にエスコートされるお姫様の手のかたちを見事につくってのせられていて。階段の上でしゃがみこんだ天野さんたきしーどかめん様のエスコート、物語の王子様のようにきれいでした。
 ため息が出るほどきれいなこの光景、後ろのほうじゃ見えなかったのはもちろん、舞台に向かって右側の階段より左にいても見えなかったかもです。1列23番、最前列の、右側の階段のすぐ右のその席に、たった2回座れた回のうちの1回にそれがあったからこそ、目にやきつくほど見えたワンシーン。神様に巨大なありがとうです!




【宝石ざっくざく! 新ネプ紹介 Part3】
 バンダイライブオフィスの竹澤プロデューサーと天野さんたきしーどかめん様とあやの様ちびムーンが舞台に残って、夏公演の情報コーナーに。
 その冒頭の、あらためての新ネプ紹介が、前半の2回は天野さんたきしーどかめん様のゆるやかーなところ(笑)がいっぱい楽しめ、後半の3回は新ネプの朝見優香さんへの質問のついでというかたちで、天野さんとあやの様のいろいろなことを知ることができるという、守峰的にあまりにもおいしいコーナーでした!
 …世間の相場的にはここに必ずいるはずのナオさんウラヌスが入っていれば、守峰的にまさに完璧だったのですが(泣)。『Knockin' Down Hesitation』をウラヌスの衣装のままやって下さったら、ここにナオさんウラヌスがいられたかもしれないのにー、とくやしいのですが、でも、ナオさん御自身が「制服でも歌ってみたかった」とおっしゃっているので、あきらめるしかありません(それにみあうだけ、『Knockin' Down Hesitation』、最高でしたから!)。
 宝石の山のようなこのコーナー、宝石のひとつは、連続ネタとなる“クラリネットシリーズ”。朝見優香さんが中学の吹奏楽部でやってらしたというクラリネットについて竹澤さんからの「天野君、クラリネットってどういうのか知ってる?」への珠玉のお答えの数々。最初の回はひとこと「こわれた」。一番天野さんらしさが出ている、天然ものの輝き(笑)。2回目には「こういうの」(あやの様の「こういうのってどういうのですか?」という、ちょっといじわる口調の追及あり!)というおぼつかなげな手つきのうえに、「得意の歌があるんだよね」と竹澤さんにいわれての「…たクラーリネット」(この入り方の中途半端さがポイント!)。そして千秋楽には(のちほどの千秋楽レポートに)!
 クラリネット関連では、天野さんが楽器を何もやったことがない、ということで、覚えて舞台でやってもらいましょうシリーズが。最初はウクレレなんか、という竹澤さんのお話でしたが、最終的には…(続きは千秋楽に!)
 「合気道初段」(これが初登場した8日13:00の、黒帯と聞いたときの天野さんたきしーどかめん様のため息のような感嘆のおへんじ「…はい」と、あやの様にささやきかける【消え入りそうな】「すごいね…」は秘宝です!)、ラスト3回は、天野さんとあやの様に得意なスポーツを聞いたうえで、そのポーズをしてもらう、という楽しいコーナーに! 天野さんは剣道とスノーボード、ということで、その3回にはそれぞれスノーボード、剣道、スノーボードに乗りながら剣道、のポーズ(笑)。いずれもなんとも中途半端なカンジが味。あやの様は水泳で、バタフライ(あやの様がバタフライのポーズをしたときの「バタフライ、できる…」と思わずもれた天野さんの感嘆の声もよかったです!)、クロールのポーズ(最初のバタフライと違って、天野さんにあわせてあげたような微妙な中途半端さ【笑】)を披露して下さいました。
 免許に関しては、天野さんは普通免許と中型二輪。あやの様の「自転車の免許もってます!」、さわやかです!
 そして守峰が一番知りたかったことが、ここで明らかに! 大阪出身の朝見さんが阪神を応援、ということで(竹澤さんもそうらしいです!)天野さんにもその質問。「名古屋だから中日ファンだろうと言われるんですが、実は阪神ファンなんです」…天野さんのキャラクターにさらに深みの出るお答え。
 ここでおかしかったのが、佐伯さんが巨人ファンで(そんなカンジ【笑】!)「最下位になっちゃったんで、今日休んじゃったみたいなんです」(ばい 竹澤さん)…もう絵に描いたような巨人ファンのオヤジ像(笑)! でもそんな佐伯さんへの竹澤さんの「ほんとに悲しいのかな」という御感想、天野さん級のいいひとです。
 天野さんとあやの様からの質問という形式の最後になった8日13:00の「もうひとつ天野君から質問を」に応じての天野さんの、逆にあやの先輩に何か聞くことはありますか、は、8日分のレポートの通りだったのですが(「僕は…必死です」【笑】)、天野さんの質問の出だしの「僕は間もないんですが…」微妙に言葉の足りない日本語が、望月さんとの「今日はよろしいようで」(それだけから“よろしい”のが“いつもとちがうもちづきさん”【しかもどこが違うのか、最後まで不明】だなんて、神様だってわからないです!)を思い出させて、天野さん、ってカンジでした!
 ちなみに、朝見さん、京都の映画村の小さなちゃんばらみたいな感じの舞台で「ウラヌス」という役をやっていらしたとか! いったいどんな舞台だったのか、と、ウラヌスに関する全てを集めたい守峰としては、興味しんしんです!




【さらに宝石の山。夏の情報】
 夏公演は『夏休み宝石探検隊』というサブタイトルがついているそうですが(『なつやすみピカチュウ探検隊』に似てますが、意識したわけではありません、という、言わなきゃわからなかったのにってカンジの竹澤さんの解説あり)…『かぐや島伝説』自体、サブタイトルじゃなかったんでしょうか(笑)。
 海賊トリオのうちサーペン、クラーケンが交代(お笑いシーンのオーディションまでして決まったそうです! 夏公演の妃香里さん一座、大期待!)、というところでのデータは、天野さんの身長179cm、あやの様の身長135cm。ちなみに、サーペン、クラーケンの方の身長が天野さんより何cmか低いぐらい、ということで竹澤さんが「天野君を少し小さくした感じですね」とおっしゃったとき天野さんが、えっ、僕を小さく? とびっくりしたような表情になっていたのがおかしい(もちろん、竹澤さんの懇切丁寧な否定のお言葉を待つまでもなく、天野さんをそのまま縮小したサーペンとクラーケンが登場するわけではありません…そうだったら楽しいかも【笑】)。
 夏公演は3割ぐらいの改訂。その一環として、かぐや島に着いたらみんなが風土病にかかる(二人だけかからない人がいる)、というのが、シリーズものの宝石。「風土病ってなんだかわかりますか」という竹澤さんの問いかけに、最初は控え目に「わかりません」と答てらしたあやの様、「はいっ」と明朗なおへんじをして解答する天野さん…なのですが、かんじんの解答のほうは「その土地の気候や地質や…密接な…その地方の病気」という、竹澤さんの「だいたいあってますね」というコメントは大甘だよ、と思われる穴だらけのもの。しかも8日16:00には2回目にして「…またぼくですか」と、この局面で他に誰が答えるんだよ、あやの様かい! と1億人の突っ込みがきそうな天野さんのつぶやきが漏れる(そしてこたえはさらにはげしくあなだらけ…)。それに応えるかのように、9日には、最初に聞かれたあやの様のほうが、辞書に書かれた長い解説を正解(そしてぼうぜんとする天野さん…)! 天野さんに向かってガッツポーズをするあやの様に、竹澤さん「天野君より先に覚えちゃいましたね」天野さん「ずっと楽屋で覚えてたんですけどね…」竹澤さん「あやのちゃんは、そこの袖で覚えちゃったみたいですよ」…あまりにもあざやかに決まった、宝石の王様ダイヤモンドクラスのシリーズです!
 洞窟のシーンがなくなるかも、という竹澤さんのお言葉への天野さん、最初にそれを切り出されたときは「それは…すご…く…」と動揺の激しさも生々しいおこたえでしたが、2回目には(それでもちょっと弱め…)「大丈夫だ」。優しい竹澤さん、「このシーンは天野君の最も得意とするシーンですから、夏はパワーアップして、ね」と言ってはくださいましたが、「ほんとはここが得意じゃいけないんですよね」というコメントつき(でもそのコメントがまた優しい感じで、いいです!)。  地方公演の日程も、後半はあやの様・天野さんによるアナウンス(1月イベントに続きあやの様の“地方回り”というおコトバが聞けました【笑】)。岡山シンフォニーホール、あやの様がなかなか言えなくて天野さんが教えてあげるシーンは、天野さんがお兄さん(…ていうよりやっぱり、おかあさん、かなあ【笑】)らしかったです。(…でも千秋楽には…【笑】)。
 二連の宝石、クリスタルナゴヤ公演シリーズ。せっかく天野さんの御出身の名古屋なのに公演がない、というところで、「天野君の冠で、天野君スペシャル『かぐや島伝説』をやっていただければいいんですけどね」にプラスして竹澤さん「なんか天野君が署名運動をロビーでするという…」がつくVersionあり。
 BANDAIさんからのハガキにあった通り、1日・2日・3日は握手会、天野さんもあやの様も御登場予定! そしてロビーをいつもより早めに開けて過去のセラミューのポスター・チラシ・舞台写真etc.のミニ展示会があります、というアナウンスには、「いつもより早くロビー入場して」という天野さんの言い間違いをあやの様が「ロビー開場ですね」となおしてあげる、小粒でもきらりと光る宝石あり(あやの様のお姉さんぶり、素敵です)!
 そしてこのコーナーでもんのすごくうれしかったのが、竹澤さんの「高木ナオさんの選挙演説のシーンがとてもよかったので、冒頭のシーンで学校で彼女が選挙活動をしてたら面白いな、と」。やっぱりセリフは力でもぎとれ!なセラミューです(ナオさん、きっと天下を取れると信じてます)! こんなシーンがあったらいい、というものがあればバンダイライブオフィスまで、夏公演はみんなで作っていきましょう、とのアナウンスつき(笑・送られてきたものがあれば、公開してほしいです!)。
 純粋な情報としては、戦闘シーンの『ソーラーミラクルメイクアップ』が変わること(新曲?)、クイーンセレニティが登場して芝居をすること、船にビルハ・エメラルドちゃんが乗り込むこと、夏休みに向けてBANDAIからセーラームーンのお人形復活(グッザーの皆様への朗報なのか、悲鳴のあがるところなのか【笑】)というのは純粋なお知らせ。