7th→9th May, 1999
栄光あるウラヌス復活へ。
驚天動地のオープニング ![]() やっと書けます、天野さんたきしーどかめん様だけじゃなくナオさんウラヌスも大活躍の、ファン感謝イベントの全貌! 3日間・5公演という短い間に、日替わりコーナーあり、お笑いの発展あり、と、本公演級の進化をみせてくれました。うれしいことに、最後の9日14:00の回は“千秋楽”と呼ぶにふさわしいはじけぶりだったので、全体像レポートと“千秋楽”レポート、分けさせて頂きます。 それでは、まずは平常版の全体像レポートから。 版最後の9日11:00のお席は、ナオさんウラヌス・天野さんたきしーどかめん様が目の前の、1列23番でした! ![]() 【タキシード仮面様御企画ファン感謝イベント〜驚天動地のオープニング】 春公演でも使われていた開演5分前を告げる『みんな誰かに愛されて』のオルゴールメロディーが鳴ってから、かなりの大音量で『ラ・ムーン』が流れていたサンシャイン劇場。 『ラ・ムーン』が流れるまま、客席が暗くなり、幕が上がると、青い薄闇に包まれた舞台に群像のシルエットが浮かび。 そして照明はオレンジに転じ、最初の曲のイントロが流れたその瞬間、このイベント最初の感想“うそ”。 だってそれ、『かぐや島伝説』タキシード仮面の歌、『And Believe In All』だったものですから! 望月さんの天下だったここ数回のイベントでさえ、オープニングは五戦士というのがお約束で、いきなり『タキシードミッション』で幕が開くなどあり得なかったことは御承知の通り。それがタキの歌で幕が上がり、天野さんたきしーどかめん様が、ほんとうに中央で歌って踊っている。内部・外部戦士が揃って、バックで(というにはあまりにも華麗に!)踊っている。まだ自分、ねてるのかなー、ゆめかなー、と、思わず考え込んでしまいました。 とにかく意表を突いた、驚天動地のオープニングでしたが、意外性だけでない心理効果もあったのかも。現在セラミューFANに最も“許されてる”感のある、愛すべきキャラクターの天野さんを冒頭から前面に押し出すことで、このファン感謝イベント、何があってもいいじゃないかという雰囲気が会場にみちみちたんじゃないかな、という気がします。1st Stageのなつかしい曲もたくさん聴かせてくれた(ほんとうによかったです!)このファン感謝イベント、みんなが前向きであたたかい、ゆったりした気持ちで楽しめたのだったら(きっとそうだと信じてます。盛り上がってました!)、ほんとうにいいな、と思います! 「みなさーん、おひさしぶりでーす!」とうさぎちゃんが言うのはお約束ですが、うさぎちゃんに負けないほどかわいくたきしーどかめん様が「おひさしぶりでーす!」というのはニューウェーブ(笑・そのあとセーラー戦士のみなさんが「おひさしぶりでーす!」と続くのは通例どおり)。 夏休み公演が決定したので「夏公演を前に気合を入れなおすために、このイベントを企画いたしました」という天野さんたきしーどかめん様に、「タキシード仮面様が企画したの?」という史奈さんムーンの突っ込みはとても正しいですが、そのシビアな口調と同級生カップル的タメ口が、天野さんたきしーどかめん様のほほえましさを強調してナイス。「あたりまえです。だから私の歌でオープニングを飾ったんです」という天野さんたきしーどかめん様のおことばをほんとうだと思った人は、会場内でサンタクロースの存在を信じている人の人数より少ないと思うのですが、それでも「みなさーん、よかったですかー!」(最初の回のムジャキさいっぱいの「よかったよねー!」のほうが、ものすごーくツボでした【笑】)とおっきな声でたずねた天野さんたきしーどかめん様に拍手で応えた会場の暖かさは、本物だと思います。続く史奈さんムーンのお姉さんぽい「自信持てた?」、天野さんたきしーどかめん様の「春の私ではありません」(ほんとに、台本がちゃんとしてるところでは、ものすごくはきはきして、りっぱでした!)、史奈さんムーンの「私達、なんとかやっていけそうです」。春公演のほほえましいカップルぶりがこの若葉の季節に、ますます輝いてます! ![]() 【栄光への第一歩。〜自己紹介】 “できる”ひとにはどんどんセリフ(特に日替わりは重要!)や活躍の場がふやされていくシステムのセラミュー。この自己紹介、夏の覇権を占うという感じで、なかなか見応えがありました! とってもまともな天野さんの自己紹介にかぶせるように、いきなりナオさんウラヌスが「キングエンディミオン役の…」、最初のボケを取るあたり、さすがです! 「うるさい!」という天野さんたきしーどかめん様(大好きな望月さんの役だから、おこっちゃったの?【笑】)、「ボケなきゃいけないかな、と思ってさ」とナオさんウラヌス、「ヘタなんだからやめなさい! 私はあなたと違って、きちんと段取りを踏まなきゃ気がすまない性格なんだからね」という天野さんたきしーどかめん様の口調は結構おとなのひとだったのですが、ナオさんウラヌスに「どうせ段取り通りにしかできないんだろ」(一億人の突っ込み【笑】!)に「…そうです」とすねた口調からもうちびうさ並になっていた天野さんたきしーどかめん様、直後「望月さぁーん!」と泣きに入る(笑)。「いないよー!」というほかの戦士(特に稲田さんヴィーナスちゃんあたり!)のいじわる感がいいです(笑)。 そのあとの史奈さんムーンちゃんとの「マイハニー!」「マイダーリン!」(ちなみに史奈さんはもうちょっと冷静なカンジ【笑】)「息ぴったりだね!」、コワレ加減がものすごくいいです! 『かぐや島伝説』洞窟のシーンの天野さんまもちゃんの「大丈夫だ」はすっかり定番お笑いになっていて、ここでも史奈さんムーン「洞窟のシーン、なくなるってきいたけど…」天野さんたきしーどかめん様「えっ」史奈さんムーン(「大丈夫だ」の口調で)「冗談だ」天野さんたきしーどかめん様「大丈夫だ」、と、あざやかに展開を遂げていました。 そのあとの「セーラー戦士を紹介します。セーラー戦士のボス」と史奈さんムーンをさすところはごく当り前で別におかしいところはないはずなのですが、7日に突然望月さんが御登場のときに「(天野さんの“と、いうわけで”をさして)春公演で覚えた唯一のせりふです。今回は何覚えたの」と聞かれて、「自己紹介をしましょう。セーラー戦士のボス。」と、何の脈絡もない(「と、いうわけで」のように汎用性があるわけでもなく、しかも突然切れる! その後観客がどっと笑うまでの一瞬の沈黙がたまらなくおかしい)セリフをこわれたおもちゃのようにやってらした天野さんを思い出して、以後のこの場面、笑えてしかたがありませんでした(笑)。 史奈さんムーンの自己紹介は、アクシデント等の多かった春公演を支えてくれた皆様への御礼も含んでいて、お見事な座長のごあいさつ。これに「大丈夫大丈夫」(回によっては「大丈夫だったと思うよ」)という天野さんに「私達はこの性格で救われたこともありました」という史奈さんのセリフは、ほんとうにあたたかさのある風景で感動的なのですが、これが千秋楽にははからずもお笑いポイントに(笑)。お楽しみに! その後の四戦士の自己紹介、それぞれに頑張って、回を重ねるごとにヴァージョンアップしていったのですが、やはり抜きんでていたのが、稲田さんヴィーナスのはじけぶり。稲田さんに誘われた客席の手拍子も「こんにちはー!」もどんどん盛り上がっていくあたり、稲田さんへの支持の高まりを感じました。稲田さんヴィーナス、『かぐや島伝説』の台本の中の美奈子ちゃんよりずっとずっと美奈子ちゃんそのもので、ほんとうにいいです。せりふがほとんどなかった春公演でも、積極的なフレンドリーで確実に内部ちゃんのなかで抜きんでていた稲田さんヴィーナス、夏に向け、目が離せません。 天野さんたきしーどかめん様のさわやか青春フレンドリーだった、まこちゃんと「僕の目標も、スケールのおっきなまもちゃんを演じることだから、お互いがんばろうな」と手を打ちあわせるところ、9日になると天野さんたきしーどかめん様はまこちゃんに歩み寄るのに栗山さんジュピターが無視して「それでは次の方」と、天野さんたきしーどかめん様の進行をとっちゃうことに(笑)。これで笑いが出てるということは、会場の皆さん、初めてじゃないな(笑)、でした。 そして内部ちゃん達の自己紹介の間、ナオさんウラヌスと聖子さんプルートの魂の双子ぶりがすばらしかったです! 内部ちゃん達が自己紹介でウケを取ろうと頑張ってるところにはほんとうに楽しそうに笑い(ナオさんが反対を向いておなかを抱えて笑ってるところ、見てて楽しくなりました! これに関しては、聖子さんプルートよりナオさんウラヌスのほうがリアクション大でGOOD【笑】)、つっかえたり失敗したらまた笑い突っ込み。舞台の反対側から、内部ちゃん達の自己紹介に楽しい雰囲気を発散していた、素敵なお姉さん達ぶりでした! 聖子さんプルートの自己紹介も、力入ってました。「セーラープリンセス役の…」と聖子さんプルートがいいかけるとナオさんウラヌスが後ろから飛んできて(ほんとに“かっ飛んできて”というカンジ【笑】)めいっぱいどつく、というシーン、7日には偶発かと思いきや、恒常化してました(笑)。しかも千秋楽には…(お楽しみに!)。稲田さんヴィーナスの「女は黙って、プロポーションでしょう!」に対抗しての「女は黙って…目で殺す」、8日午後には「女は黙って…プロ野球!」に(他戦士全員による「アウト!」宣告のなかでのナオさんの「僕はセーフだと思ったんだけどなー…帰ろう」がついていて、おトク)。これも千秋楽に大技が(笑)。 争う稲田さんヴィーナスと聖子さんプルートへの天野さんたきしーどかめん様のコメント、最初の数回は「なんだか頭が痛くなってきましたが」が、8日午後あたりから「なんだか不安になってきましたが」に。(これも千秋楽への道だったりします【笑】!) ![]() 【栄光へまっしぐら。〜ナオさんウラヌス、華麗なる自己紹介】 力で出番をかちとるのがセラミュー。 パワフルなナオさんの力で、ウラヌスに覇権を! というのは、98年6月イベントで初めて高木ナオさんを知ったとき、守峰の胸に高まった期待。 それをそのまま言葉にしてくださったようなナオさんウラヌスの自己紹介、このコーナーの主役でした! 自己紹介をして、「2ndで残っているのは僕と主役だけ(あやの様とかは?)になりました」に続いて、史奈さんがとってものびたと評判(史奈さんうさぎちゃんの大好き度、高まってるので、ナオさんウラヌスのせりふで聞けて、とってもうれしかったです!)という話をしてから「僕だっていろいろ言いたいことがあるんです!」。天野さんたきしーどかめん様の「短くね。」に対して、8日午後ナオさんが返してた「やるよ。」がフレンドリーでかなりツボ! 9日11:00は「朝一番ですがテンション上げてまいります!」は、リピーターの期待をいやがおうにも高めて下さって、ナイスでした! 「夏の目標は、もっとセリフを!」 これはウラヌスFANの悲願です! 大拍手! 「先代ウラヌスはセリフやかっこいいシーンがいっぱいあった。みなさんそうは思いませんか!」(いや、守峰的には、全然足りないと思ってたんですが…)。「もう一歩です、もう一歩で届きまーす!」天野さんたきしーどかめん様「選挙か、おい!」は、台本が書かれたのが4月の地方選の頃だったのね、というカンジがして、含蓄深いです(笑)。「高木ウラヌスに、清き一票を!」のあと、初期の頃は聖子さんプルートが握手を求めたりしてたぐらいだったのが、9日に至ると全員と握手をして回る、選挙光景感あふれるシーンに! みんなと握手して聖子さんプーだけ無視しての「プルートはいいの」というナオさんウラヌスのセリフ、ものすごく聖子さんプーとの親密ぶりの出るフレンドリー。 「高木ウラヌスを“ひかり”ある場所へ、そのためには相棒が必要です。」このセリフのためにあれだけ大規模な(笑)シーンが展開されたのかと思うと、ネプチューンの存在意義、ひしひしと感じます。 「栄光あるウラヌス復活のために、僕はこのひとを選びました」。“栄光あるウラヌス復活”の言葉、シビれます! ![]() |