7th August, 1999
全宇宙に広がれ!
王道、新波、フレンドリーチェック ![]() 8月7日15:00からの3回を、どれほど楽しみにしていたことか! この夏最っ高の席で観られる、至福の3回だったんです! 8月7日15:00は、Q23番。後ろからA、B、C、D…と番号が振られている新神戸オリエンタル劇場の、ここは最前列。縦に3つに分けられた座席の、真ん中のブロックの一番右側、サンシャイン劇場でいうと3列20番相当のこの席では、この席ならではの発見もできました! ![]() 【これがなくちゃ! ナオさんウラヌスフレンドリーチェック】 8月7日11:00のレポはテーマもの(?)ONLYになってしまいましたが、これがなければはじまらない、フレンドリーチェック。 そしてフレンドリーチェックの本家本元は、ナオさんウラヌスフレンドリーチェック! ナオさんはるか達が登場する最初の場面『夢を買います島の旅』にはじまり、ツアーの説明を聞いて解散するまでのにぎやかな場面は、ナオさんウラヌスフレンドリーチェック旅立ちの場面として上々! 大基本形としては、舞台の手前で歌い踊る内部ちゃん達の後ろで姿よく並び立つナオさんはるか・聖子さんせつな・天野さんまもちゃんのやりとりなのですが(今回、そこにある小道具が旅行チラシではなく、水着のパレオという華やかなものであるのがポイント! 千秋楽に向け、発展があったらいいなあと期待したり【笑】)、歌が終わってあやしい三人組が登場したときのポイントは、真央さんほたるの手をにぎっているナオさんはるか! 春公演でもほのかに発展していった微笑ましいほたはる親子フレンドリー、これからも要チェックです! 相手の広がりが、ナオさんウラヌスフレンドリーチェックの醍醐味。今回の内部ちゃんとのフレンドリーでぱっと目につくのが、船の上で「出航から6時間たってるもんな」というセリフの後、神田さんレイちゃんに時計をみせるフレンドリー。大きな黒の時計(男物)をしたナオさんはるかの腕と、時計もなにもしてない天野さんまもちゃんの腕の表情の違いも、なんとも味わいがあります。 さらに広がるフレンドリー、宝石探険の相談にみんなが甲板から立ち去るとき、あき子さんビルハ・エメラルドちゃんの変装した緑のかつらの御婦人が「いきましょ(はあと)」とナオさんはるかの背中を押すところ。ナオさんはるか、射程が広いです! 海の怪物との戦闘シーンでは、やっぱり真央さんサターンをかばうようにわきにどけさせるところがポイント。 かぐや島についての歓迎アトラクション、この夏のナオさんはるかは、ひたすら朝見さんみちるとだけ正当派のひっつき(しかれてるのかな【笑】?)。一番濃密なのは、“まぶしい太陽”のとき、朝見さんみちるがくらりと眼を閉じてナオさんはるかの胸に顔をうずめるあたり。 ナオさんウラヌスフレンドリーの王道・あやの様ちびうさとのシーン、ちびうさ登場のシーンがまもちゃんとうさぎちゃん二人きりのところではなく、外部も同伴のところに変更されたことにより、自動的に増加! 家出の理由を聞くナオさんはるかのリアクションは、保護者系に徹する天野さんまもちゃんや聖子さんせつな、ちびうさと同レベルのうさぎちゃんとはまた違った、オトナの味わいです! そしてその最高峰が、ネコ達が宝石を返してって言ってる、ということを全然聞いてもらえなくてふくれてるあやの様ちびうさのほっぺを、包み込むように触れるナオさんはるか! ここも微妙に自然に変化していくんです! 観られる公演のたびに、大事に観ていきたいポイントのひとつです! ![]() 【急成長株!天野さんまもちゃんフレンドリーチェック】 ほとんど全ての登場キャラクターと接触する全方向性が、ナオさんウラヌスフレンドリーの大きな特色。 その特色を、本家本元をしのぐ勢いで備えつつあるのが、天野さんまもちゃんのフレンドリー! ナオさんウラヌスのフレンドリーがその積極的な能動性にあるのに対し、天野さんまもちゃんのフレンドリーのキーワードは、“かまわれまくり&にっこり”。“かまわれまくり”と“にっこり”、どちらがニワトリでどちらが卵か、とにかくいろんなひとが天野さんまもちゃんをかまっては、きれいでかわいらしい笑顔を引き出してくれています! 『夢を買います島の旅』、まこちゃんとレイちゃんが両側からまもちゃんの腕を取って、舞台中央の方へひっぱっていくフレンドリー。接触面積の大きいじゃれあい系フレンドリーが、彼女達と成り立つあたりが、なんとも天野さんまもちゃんです! 最後のフォーメーションは変わって、一人旅行チラシを高く掲げるポーズがラストだった天野さんまもちゃん(このチラシをおろすスピードが、春の天野さんまもちゃんのバロメーターだったこと、なつかしく思い出します!)、今度は史奈さんうさぎちゃんに手をとってもらってのラストに。ここでの笑顔がしあわせそうだと、ほんとにしあわせな気持ちになれます! うさぎちゃんとのフレンドリーは、あたりまえなのでそれほどうれしくなることもないのかもですが、やっぱりそこにあることがうれしい。『愛より宝石 かぐや島』のイントロで、史奈さんうさぎちゃんが天野さんまもちゃんの、ひたい、はな、かた、を、ちょん、ちょん、ちょん、とゆびさきでふれていくしぐさは、あのイントロのかわいい音を聴くたびに、思い出してしあわせになれそうです! かぐや島に着いてからも、最初はおこってたのに、『ウェルカム ハレハレヒレハレ』の“渚のお散歩”のところでは、もううさぎちゃんと手をつないでなかよししてたり、ちびうさ登場の場面で“まもちゃんにさわらないで”といわんばかりに水平にかかげた史奈さんうさぎちゃんの腕をおろさせるときの笑顔がたまらなくにこやかだったり、あるべきものがそこにあるしあわせが、あったかいです。 ちびうさとのフレンドリーは、ナオさんはるかとのフレンドリーとはまた違った、揺れるバランス(どちらがつよいかとか、どちらがおにいさんかおねえさんかとか、そういうこと)ならではの微妙な味わいが魅力! みんなの前に初めて登場したルーフ・メロウをアトラクションの主役と思って、一緒に手をたたいてるところとか、かわいすぎます! 今回、とらわれたちびうさを救出したのが天野さんまもちゃんなので、二人して海賊さん達に守ってもらってるときに、ときどき顔を見合わせたりするフレンドリーを心ゆくまでみられるのがしあわせ(もちろん、「まもちゃん!」「ちびうさ!」と駆け寄る二人が観られたのも、ありがとうでいっぱいです!)。 かわいらしい相手のフレンドリーといえば、河合里佳さんミック(美人!)との貴重なフレンドリー! 河合さんネコにお手をさせようとしてひっかかれる天野さんまもちゃん、もちろんそのしぐさには、春公演でネコに激しくひっかかれていた沙羅さんみちるのような何か悪さをしたんだろ的フンイキ(笑)は全然なく、あくまでわんわんへのフレンドリーをねこちゃんにもやっちゃった、という感じの、無邪気なフレンドリー。 フレンドリーが味方だけにとどまらないところが、天野さんまもちゃんフレンドリーの宇宙。『愛より宝石かぐや島』、今回はデッキの高いところに座ってひとりぼっちなまもちゃんですが、さまざまなフレンドリーが待っています! レアルビー姐さん、変装ビルハ・エメラルドちゃん、あどさん宝石鑑定士ダーク・メノラーが、天野さんまもちゃんにちょっと合図してくれたり。 そしてこの夏の大きな天野さんまもちゃんフレンドリーの大物ニュー・ウェーブは、こうした陣営を異にする相手との間で生まれているのです! ![]() 【ニューウェーブ。天野さんまもちゃんフレンドリーをめぐる鞘当て】 全宇宙にひろがろうかという天野さんまもちゃんのフレンドリー(…っていうか、天野さんまもちゃんがいっぱいかまわれてる…)。 開放感あふれる夏、ロマンスの島・かぐや島へ向かう船の旅で、海の男女が天野さんまもちゃんのフレンドリーをめぐる鞘当て開始です! まずは春公演の華麗なる展開、河崎美貴さんキャプテン(=ジルパ・サファイヤ)の熱ぅいフレンドリー。春公演では、船上での天野さんまもちゃん登場のうしろを数歩離れてついて歩いて「なんかようですか!」とゆわれていた河崎美貴さんキャプテン、この夏は超積極的に、天野さんまもちゃんの背中にはりついての御登場! ストーカーも絶句の密着ぶりに、当然抗議する天野さんまもちゃん「あついんですけど」…そういう問題? 続くセリフは「何か用?」 特に初期は小学生の男の子みたいにかわいかった「なんかようですか!」より格段オトナなこのセリフに美貴さんキャプテン「好きなんです」! 返す天野さんまもちゃんの「何いってるの」は当然のリアクションですが、声がちょっと泣きそう系に抜けたりすると、たまらなくかわいくなりそうです! “ですか”の抜けた「何か用」、とてつもなくムボウビになりかねない予感をはらむ「何いってるの」といったセリフ、春からちょっぴり接近した天野さんまもちゃんと美貴さんキャプテンの仲(笑)を思わせて、どきどきです(笑)! BANDAIさんはよっぽど本気なのか、美貴さんキャプテンと天野さんまもちゃんのフレンドリーは一過性のお笑いに終わらず。『ウェルカム ハレハレヒレハレ』のラスト、手を高く挙げたポーズで終わる天野さんまもちゃんの手を、美貴さんキャプテンが背伸びしてとろうとするシーンまで(あのすらりとした長身の美貴さんキャプテンがすると、なんともいえずかわいいです)! ラストのポーズが終わったあとも、美貴さんキャプテン、天野さんまもちゃんが美貴さんの手を取る手のかっこうをやってくれなかったのが、なんでかな、なんでかな、と、自分の手をそのかっこうに何度も曲げてみたりして、さらにかわいく! とーってもかわいい、でもヴィジュアル的にはどちらも長身の美人さん、と、華麗なるフレンドリーです! あっと驚く大技が、神崎さんケルン水夫さんと天野さんまもちゃんの、ダンシングフレンドリー。『ハレハレヒレハレかぐや島』がはじまるや、うさぎちゃん達のひどいしうちに「もーかえる!」とおこっていた天野さんまもちゃん、ぷい、と袖にひっこんでしまいます。あーあ、まもちゃんどっかいっちゃったよ、と思ったら、その消えた袖からケルン水夫さんと手に手を取って、ランバダ状態! もうこれは、ナオさんでも聖子さんでも美貴さんでもだめなんだよ!という余人に代え難い味のダンスは、ほとんど反則の大技! そして本日のお席・最前列右、ランバダチームの出てくる袖の反対寄りの席の幸運。袖で出を待っているときから神崎さんケルンとしっかり手を組んで待機してる天野さんまもちゃんが、出る前から曲に合わせて、いっしょうけんめいリズムをとっているところを見ることができました(かわいらしい光景です)! 理論的には『新・伝説光臨』のメイキングビデオ、『青春の賞味期限』の練習風景映像で、ナオさんはるかが沙羅さんみちるとつないだ手を揺らしながら、楽しそうに音楽に合わせてリズムをとっている(というより、それ自体もうダンス! ダンス! ダンス!)のと類似の状況ではあるのですが、練習と本番の違いでしょうか、こちらはなみなみならぬ緊迫感が! 『ハレハレヒレハレ かぐや島』の冒頭近くを聴くたびに、このいっしょうけんめい感あふれるリズム取りを思い出して、思わず一緒にリズムを取ってしまいそうです! 非常に地味ではあるのですが、今後の発展が楽しみなのが、『愛より宝石 かぐや島』の途中で天野さんまもちゃんがより高い甲板(プリンセス席!)に上がっていくときの水夫さん(メモ間違いか、回によって違うことが記録してあって、特定できず【泣】。海賊トリオのどなたかです)のフレンドリー。天野さんまもちゃんが階段の方に歩いていくと、水夫さんが、どうぞ、というように手で誘導する、その水夫さんに天野さんまもちゃん、8月7日15:00の回はとってもきれいににっこーっ、と笑ってくれたんです! オトナの男の人に対して強力なキラーぶりを発揮するという噂の天野さんまもちゃんを、そっと見送る水夫さん…落ちたかも、と思いました(笑)。 ![]() 【スイカを継ぐもの。お母さんて何だろう Part2】 かぐや島でみんながおなかすいたねー、と言ってるとき、うさぎちゃんがひろった食べ物を「ぼくはウェイターじゃないんだからね!」(“ね!”がかわいい!)と文句を言いながら運んできて、それを“とってきた”と主張するうさぎちゃんに、「さかなが刺身で泳いでるわけ、しょうゆとわさびをおともにして!」とキビシイ追求をする、“オトナな外部”(はるか+せつな+まもちゃん。外野三人衆ともいう)の一員だった、春公演のまもちゃん(そして、すっかり内部化して嬉々として食べ物に群がっていた、沙羅さんみちる…)。 今回、みちるが沙羅さんではなくなり、食べ物に群がったりしなさそうな雰囲気の朝見さんみちるに戻ったことで、この構図に変化があるのでは、という予想は、巷を席巻していたと思われます。 ありました。外部&内部間の大型トレード! そのシーンは、まずあやの様ちびうさが、ござをぱっと広げるところからはじまります。この動作、SuperSの冒頭近く、内部ちゃん達が望月さん衛とピクニックに行って、望月さん衛がワンタッチのテントをばっとひらいたシーン、それに匹敵するカッコよさ! 続いて天野さんまもちゃんが木のおひつをとん、とござの上に置いたり、かいがいしくアルミのおさらを並べていくしぐさは、なつかしいなつかしいおままごとの“おかあさん”!(テントをばっと広げる望月さん衛に相当するあやの様は、“おとうさん”?)おひつのふたをくるりとかえしてあける手つきはとーってもきれいで、あこがれのお母さんです!(でもお皿を並べる置き方はちょっとらんぼうなのが、男の子っぽくて、まる。) 天野さんまもちゃん、レイちゃん、美奈子ちゃんの肩を叩いて誘ったりまでして(やさしいです!)、内部ちゃん達と一緒に食べ物にむらがり(沙羅さんみちる路線を継承してます…きゅーと。)、あまつさえ、史奈さんうさぎちゃんの「ハラがへってはいくさはできぬ、バラがへってはなげられぬ」という、後半美奈子ちゃん?なセリフとともにするバラを投げるふりに、わざわざ立ち上がってしゅたっ、と受け止めるふりをして「その通り!」。このへん、まるでアニメのSの『素敵な美少年? 天王はるかの秘密』のうさぎちゃんと美奈子ちゃんのシンクロみたいにかわいいです! オトナの役目は、本家本元・外部太陽系三戦士のはるか、みちる、せつな。三人で食べ物の出所をキビシク追求! 春公演ではその先頭に立って追求していたはずの天野さんまもちゃんの口からは、春公演でのうさぎちゃんのせりふ「正直に申し上げます」! 次々に続く春のうさぎちゃんのせりふ「ひろいました。おいてありました」、あまりにも違和感がなくて、そしてかわいい…そして春のうさぎちゃんをひらりと超える「うさが食べても、死にませんでした」! 天野さんまもちゃん、天下一品です! そして、春公演で袖のところから現れ、ピンクのエプロン姿をみせて静かに去っていった望月さんキング、今回はなんと、天野さんまもちゃんにおなべやフランスパンを手渡ししてくださるという、超大物フレンドリー! これがその後ずっとずっと続く、天野さんまもちゃんの『望月さんキングといっしょ』のはじまりだったことは、8月7日11:00のレポ【禁断の逢瀬。キング&まもちゃんフレンドリー】の通り。 天野さんまもちゃん、“おかあさん”なのですが、やっぱり“おままごとのおかあさん”かなあ、と思ったのが、ネコ達が出てくると、望月さんキングにもらったフランスパンをぽん、とほうりだしてネコ達に向かうところ。そのあと、そのフランスパンを、最後までござの上に残っていたナオさんはるかがカゴにかたづけていたりしたのが、ほんとのおかあさんぽくて、なんかよかったです! このシーンの最後は、まもちゃん、まこちゃん、美奈子ちゃんがおかたづけ。まもちゃん、まこちゃんはとっても自然ですが、美奈子ちゃんというのはちょっと意外性かも(そこが魅力!)。 ![]() 【日替わりについては、神戸の最後になんだけど。本日の変更点】 あの大物、船上の戦闘シーンで登場するドラゴンが、8月7日15:00の回から、初めて火を吹きました! タキシード・ラ・スモーキング・ボンバーとお揃いです! 変更点、ではないのですが、舞台の上に落ちていたものをさりげなく拾う望月さんキングを観ることができました(最初は足の下に踏んで、そこから望月さんキングが歩き出したときにはもうなかった、という感じ)。こういうの、かっこいいです。 ![]() 【そうか、そうだったのか。】 今回、突如として望月さんキングとの華麗なるデュエット曲に変身した『And Believe in All』。 “この瞬間を”“同じ時代を”を、望月さんキングと天野さんたきしーど仮面様に分けて歌われる(そして“生きてることを”であわさる!)のを聴いていて、ふと思ってしまったこと。 …この歌のこのフレーズ、同じ時代を生きてることなんてあるはずがない望月さんキングと天野さんたきしーどかめん様の逢瀬のために、こっそりさしこまれてたのかな(みんなおともだち、といううたにまぎれさせて)…? 奥が深すぎますー、ふゆもりせんせい!(笑) ![]() |