6th September, 1999
疾走するフィナーレ。
華やかに、はれやかに、サヨナラかぐや島 ![]() 公演期間が長期だった、その最初の地方公演から観てきた、これまでにないほどの回数を観て観て観続けた、『かぐや島伝説・改訂版』。 それでも、千秋楽の日を迎えてみると、あっという間だった、としか思えませんでした。 その最後の千秋楽。ボリュームのある、休憩時間を入れると3時間にもわたる舞台なのに、これまたあっという間に過ぎていきました。疾走感のある、充実の舞台でした! お席は、18列27番…のはずだったのですが、サンシャイン劇場に入場してから、お友達に換えていただいてしまいました(ありがとうございます)! 結果、9列25番で、お友達たくさんと一緒に、この千秋楽を観ることができました! ![]() 【予告つき“千秋楽はすごいんです!” 聖子さんせつな登場】 8月21日の噴水広場イベントで、「千秋楽はすごいんです!」と、聖子さんから予告のあった、聖子さん登場シーン! ばばーん!とひろげられた白衣の下の水着は、な、なんと、パレオつきのビキニ! いつものワンピースの水着でも悩殺ものと話題騒然だったこのシーン、ほとんど反則なすごさです! その舞台の反対側で、二の腕を抱いて横座りのナオさんはるか。こちらは十番高校の男子制服で、露出度ほとんどなしなのですが、実はこのポーズ、ひそかに色気があったりしました(聖子さんせつなさんに目を奪われて御覧になってらっしゃらない皆様、残念でしたー!)。 そこから続く『夢を買います島の旅』の歌の最中も、ばばーんと前に出ようとする聖子さんせつなをナオさんはるかがひっぱって止めたり、せつなはおかしいよねえ、とナオさんはるかが天野さんまもちゃんにいう関連フレンドリーが続きます。しかし、これだけのものをみせられて、女の子達とまったく一緒に頭かかえてたり、せつなさんはおかしいよねえ、というナオさんに同意してたりする天野さんまもちゃん、超清純派でいいです(笑)! そしてせつなさんはるかは、“私は今どきの若者”のところでなおも白衣の前をあけてみたりと、主張を続けるのでありました。 ![]() 【アドリブこそ我等の領域。今日の小野妃香里さん一座 Part 1】 千秋楽といえば、小野妃香里さん! カレンダー千秋楽の9月5日からだいぶネタを出してきていた一座ですが、やはりこの日に賭けるもの、あったのでしょう! 十番高校へのコート着用の海賊トリオの登場の「ラ・ソルジャー」は、これまで何度か登場したどじょうすくいVersionなのですが、今日はこの日のために用意されたと思われるサングラス着用! 小道具まで用意して、気合入ってる! と思ったのですが、こんなものは全くの序の口でした! 『女海賊の作戦』、1月イベントでの初公開のときのほうがきれいに後打ちの手拍子が入ったのはどういうこと、と思うぐらいの、全打ちの手拍子がそろそろと入っていくという状態でしたが(笑)、千秋楽手拍子の口火を切ったのは、この曲でした。 そして「ルーフ・メロウ 誰が何と言おうと な・つ・や・す・み 国語教室〜!」。妃香里さんルーフ・メロウさんの「メロウ先生の、最後の授業となりました」に拍手喝采! 日替わりネタは精選2つと多分新ネタ1つ。まずは神戸初回で披露された見事な宙返りつきの「宙返り」(たぶん。アナウンスなかったかも【笑】)。次に前日好評を博した、妃香里さんのでこを出しての「大気」。そして新ネタ「海こそ海賊の〜テリトリー!(ポーズ!)」「なんだよ、このあごのつきだしかたは、えっ!」無言で妃香里さんを指さす海賊さん達……「ひかり」? なんかほんとに“妃香里さん一座”ってカンジで、よかったです! 「計算してたな〜!」のところでは、前日から大喝采の腕でケルンの首しめVersion! それでも、「BってことはフォーメーションAはあるのか」にはとっくいそうに「あるよ」なケルン、つよいです(笑)! ![]() 【セラミュの大黒柱。望月さんキング、出動】 セラミュの大黒柱、望月さんが、この千秋楽に参加されないワケがありません。 まずは30世紀のシーンから。 走り去ったちびうさを「待ちなさい!」と史奈さんセレニティが追いかけようとするとき「待て!」。そして「君はいつも私にばかり早口言葉を言わせるが、スモールレディの遺伝子の95%は君のものだと思っている。なぜなら、私のほうが強ければ、スモールタキシード仮面が生まれるはずだからだ」と断言し(この“スモールタキシード仮面”がものすごくツボ! ちっちゃい天野さんたきしーどかめん様を思い浮かべてしまいました!)、史奈さんセレニティに「かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこ」を要求。史奈さんセレニティは言えず、「やっぱり二人の子ね」。そして望月さんキング、万感の思いこもったという口調で「よかった」(もちろん大喝采!)。 その大喝采のあとで、望月さんキング、「まあ、いまいちだが、最後にやっておくか」とビーフシチューの鍋を置き、ばっとマントをひるがえすと(かっこいいですー!)「親バカガメ子バカ×××××××」といつもの通りいえなかったあと、最後にひとこと「ほんとうは言えるんだよ」(笑)! ![]() 【大ネタ小ネタ入り乱れ! 船上のシーン】 船上のシーンのアドリブは、舞台が薄暗い中で彗星コアトルチームと海賊さんチームが変装して乗り込むところから、幕が切って落とされました! 暗がりのなかでもはっきりと見える、神崎さんケルンの女物のかつらのシルエット! そして場面が明るくなると、サーペンのくろぐろとしたあごひげの存在が明らかになったのでありました。 「出港してからもう6時間」のあと、ナオさんはるかが神田さんレイちゃんに時計を見せるしぐさは、神戸の最初からある、台本通りのものです。が、その後ナオさんはるか、時計の盤面にいろいろ写真やら文字やらを日替わりではりつけて、舞台上限定のお遊びをされてたらしいです(神田さんレイちゃんに限らず、水夫さん達にも見せてましたね。そして最前列でも双眼鏡を発動するナオさんFAN【笑】)。そして今日もナオさんはるかは神田さんレイちゃんに時計を見せていましたが、千秋楽Versionか今日は、神田さんレイちゃんもナオさんはるかに時計を見せ返していました! 天野さんまもちゃんの危機、美貴さんサファイヤ・キャプテンの「好きなんです」。今日はその瞬間、美貴さんサファイヤ・キャプテンが黒いものを取り出してさしだす(さっ、という取り出し方はあたかも、黒い薔薇を取り出したかのように見えたのですが、視力検査のときのあれ、という意見も多数。確認された方、教えてください!)小道具つき特別仕様(そしてそのしぐさが、かあっこいいです、美貴さんキャプテン!)。 かぐや島伝説『つるつるの恩返し』を聞くために正座してる海賊トリオさん、いつのまにかクラーケンが大きな鼻をつけてました(笑・すぐとれちゃったのも御愛敬)。 大活躍のあき子さんエメラルド夫人、『つるつるの恩返し』の「おうらみ申し上げます〜」のところでは、白い細かい紙テープが網のように出るクラッカー(?)を発動! そうした明らかな千秋楽Version以外でも、稲田さん美奈子ちゃんの「宝石の山!?」のときの天野さんまもちゃんのつきとばしかたがいつもにもましてすごかったとか(そして苦笑する天野さんまもちゃんの笑顔がまた絶品!)、天野さんまもちゃんが上甲板に上がっていくとき、水夫さん達がみんな敬礼してくれてたとか、ナオさんはるかが水夫さんをつついてたとか、ナオさんはるかが稲田さん美奈子ちゃんの頭を押して突き出してたりとか、稲田さん美奈子ちゃんが地図をもったあどさんメノラー宝石鑑定士を激しく攻撃してたとか、あどさんメノラー宝石鑑定士が名刺を配ってたとか(そこに密かなお遊びがあった可能性大【笑】)、いつもにもましてのフレンドリーが展開されていました! そして、ここのところおとなしかった、『愛より宝石かぐや島』が終わった後の天野さんまもちゃんの「きけーっ!」、今日は久々の、力一杯Versionでした! ![]() 【新フォーメーション発動! 本日の小野妃香里さん一座 Part 2】 神崎さんケルン水夫さんの女物のかつら着用(そしてこれが、とーってもかわいい…)、それで天野さんまもちゃんと踊ってくれるのかな、と思ったら、違いました(笑)。 神崎さんケルンの「『つるつるの恩返し』きいてるとさ」いつもなら「なんだか本当に思えてきちゃうんだよね」とくるところが今日は、かわいいかつらをさっと取り去り「ぼくもつるつるになっちゃいそうなんだよね」と、『つるつるの恩返し』のときのあき子さんエメラルド夫人と同じくつるつるに! そのまま「僕達も、お話つくっちゃおうか」「話作るよりも、ハゲなんとかしろよ」にこたえて、つるつるをさっと取り去りいつもの髪型になると、拍手喝采! 「おりてこいよ」のところは、5日午後も披露された「1、2、3、4、5、6、7、8、7、6、5、4、3、2、1。やっぱり決めた、ハトヤに決めた、電話はヨイフロ」。すっかりお風呂に入ってるケルンに「風呂はいってんじゃないよ!」 その後クラーケンが離れたところで「3126、3126…」と続けますが、「お前遅いよ、しかも間違ってるし」(このへん、いつもの妃香里さんのセリフ的ですね!)。 さらにアドリブ攻勢の手をゆるめない海賊トリオ、今日はなんと「フォーメーションC!」発動!(それでもフォーメーションAを二回ほどやりかけるケルン…) フレンチ・カンカンで踊りながら、妃香里さんルーフ・メロウの「前に進んでない!」の声がかかるまでのセリフを、全部やり通しました! すごいです! ![]() 【なんでこうくるの。天野さんたきしーどかめん様、初陣】 同じせりふでも、いつもと言い方を変えたりと、千秋楽Versionでがんばる天野さんまもちゃんでしたが、明らかな千秋楽仕様は、予測不可能なところで登場! 嵐の海のシーンで、ルーフ・メロウが登場した後、「危ない!」と叫んで登場する天野さんたきしーどかめん様。さっそうとマントをひるがえすその一瞬の登場シーンで。 …仮面、ついてた? それはもう見れば明々白々な小道具モノなのですが、上手側、最前列であれば天野さんたきしーどかめん様が目の前な席では、マントを広げた天野さんたきしーどかめん様の後ろ姿しか見えない(そもそも客席側に背中を見せるようにして舞台奥のルーフ・メロウと対峙しているので、下手側の席でもそんなに顔が見えるわけではない)場面。しかもすぐにダーク・プラズマン様が登場し、舞台が暗転して、天野さんたきしーどかめん様はセーラームーンをかばってその背中に手を回した格好で、伏せてしまう。顔を上げるときはもう、セーラームーンとうなずいてマントをひるがえして逃げるとき。その一瞬で確認しなければなりませんでした。 …ついてました、けど。 こんな緊迫したルーフ・メロウとダーク・プラズマンの揃った対決シーンの真っ最中に、天野さんたきしーどかめん様が千秋楽仕様になってると気づいたところで、お客さんとしてはどうすればいいのでしょう(笑)。笑うわけにもいかないし、拍手するわけにもいかないし、多少の笑い声が起こったところで、ダーク・プラズマン様のばりばりの歌声でかき消されてしまうであろう場面…。 奥が深すぎる、天野さんたきしーどかめん様の千秋楽仕様初陣でした。 (が、カーテンコールまで待つと、これがもんのすごくかわいい場面だったのかも、というコトが判明したりします。…そういうところ、ものすごく天野さんらしいと思います。) ![]() 【さいごだね。今日のちーまもちゃん。】 東京公演で天野さんまもちゃんの名場面にへと躍進した「だからこんなつあーきたくなかったんだ」。 これぞ千秋楽スペシャル! 完全に泣き声Version! あまりに違和感がなくて、アドリブという感じさえしないほど(笑)! あんまりかわいくて息をのんでしまい、笑うのを忘れました。 ![]() 【失礼いたしました。華麗なるダンスシーン、感動のフィナーレ】 夏公演の天野さんまもちゃんの大技、『ウェルカム ハレハレヒレハレ』の神崎さんケルン水夫さんとのランバダ状態。この千秋楽という大舞台での華麗なるフィナーレで、神崎さんケルンはなんと、天野さんまもちゃんを横抱き(お姫様抱っこ!)にして登場! そのままいつもの位置ぐらいまで歩み出てきて、回転してみせてまた袖へと戻っていきました(さっきまで泣いてた天野さんまもちゃん、手振ったりしてもうごきげんがなおってます【笑】)。観たーっ、という実感の大きい、大満足の千秋楽仕様! さっき、神崎さんケルンが女の子のかつら着用だったとき、これで天野さんまもちゃんと踊ってくれるのかな、と思ったのは、大きな間違いでした。お嬢様まもちゃんとうたわれた天野さんまもちゃんが、いくら千秋楽とはいえ、男役なんてはしたないことをされるわけがなかったですね。失礼いたしました! (それにしても…神崎さんケルンもかなーりかわいらしい系なのに…おそるべし天野さんまもちゃん。) ![]() 【そして宝石探険へ。みんな大騒ぎ】 『ウェルカム ハレハレヒレハレ』のクライマックスは、あき子さんビルハ・エメラルドちゃんの「さあ皆様御一緒にー」。あれを聞くとつい手が動きそうに…という巷の声をすくいあげて、千秋楽ではビルハ・エメラルドちゃん、「みなさーん、ラストチャンスですよー!」。そして客席で舞う、ひらひらした手、手、手。みんな、踊りたかったんだね(笑)。 そしてラストシーンはもちろん、美貴さんサファイヤ・キャプテンの天野さんまもちゃんの小指にからめた小指。千秋楽の今日は、天野さんまもちゃんの「ぼくはそういうしゅみはなーい!」に、音響エコーが(やや)かかってました(笑)。 宝石探しのチーム分けでは、「亜美ちゃんゲット!」のとき、稲田さん美奈子ちゃん、ほんとに亜美ちゃんを抱えてました(こういうときに力を発揮しないワケがない、稲田さん美奈子ちゃんです!)。 ちなみにこのどさくさのなかで、クラーケンがケルンを横抱きにしたりしてました。やっぱり普通、神崎さんケルンはだっこされる側ですよね(笑)。 ![]() 【やっぱり奴らはすごかった。洞窟のシーン】 『かぐや島伝説』との最初の出会いだった、99年1月15日のお正月ファン感謝イベント。ネタバレを避けたいし、寝る時間ないから1日1日レポしてらんない、と思っていたのにおうちに帰るなり書いていた1日目のレポ。これだけは、とぎりぎりのところで挙げた3点というのが、天野さんまもちゃん(そして次の日にはお友達に“天野さんまもちゃんに行ったね”と、鋭く指摘されました…)、聖子さんプー、そして“すごい奴らがやってきた”三匹の仔猫ちゃんでした。そのときは、歌の訴えかけてくる力に、すごい、と思ったものだったのですが。 神戸以来、しっかり笑いをとっていた(それだってすごいことだと思います)「ちゃう、アホや!」「うつるー!」がなんと、千秋楽仕様で登場! 小宮さんクック「アホがくるー」池内さんフック「うつっちゃう」そして河合さんミックが、あごの下に手首をきゅっと寄せたキュートな決めポーズで「ちゃう?」。ウケましたー!(大喝采!) しかし河合さんミックの「ちゃう?」、コドモがアドリブやってすごい、というより、あの美人女優さんがこんなお茶目なことをやってくださるなんて、という類の感動がこみあげてきちゃったあたり、すごいです(だってすごいきらきらの美人だからー)。 いつも順当に笑いを取っているこのシーンで、オトナ組(…天野さんまもちゃんが一番お兄さんなんですよね、このシーン…)はそう大きな冒険には出ず、細かい技で勝負。セラミュの殿堂入り確実な天野さんまもちゃんの「大丈夫だ」は、千秋楽仕様・声がふるえてるVersion! 神田さんレイちゃんの「せつなさんチームはメじゃないわ」は「おばさんせつなさんチームはメじゃないわ」と、お約束のVersion UP。そして最後をさらったのは、5日はアクシデント対応に大奮闘だった神田さんレイちゃんの、「これで美奈子の鼻を」と「あかせる」の間に力強く入れられた、鼻を鳴らす音! ![]() 【みんな何かに参加して。内部ちゃん達、がんばる】 今回の『かぐや島伝説・改訂版』では、春公演ではやや活躍場面が少なかった内部ちゃん達も含め、誰もがものすごくそのキャラクターらしかったところが、大の魅力。 その魅力を支える大きな見せ場、稲田さん美奈子ちゃんチームの綱引きのシーンの皆さんも、がんばってました! まずは登場からしてみんなが前転しながら登場するという体当たり技! 稲田さん美奈子ちゃんの「うっさぎちゃんチームがみはってるに決まってるじゃない!」に赤嶺さん亜美ちゃん「だけど今忘れてた。WHY?」…誰が何を、忘れてたのでしょう(笑)。稲田さん美奈子ちゃんの「私達はIQの合計400の天才チームよ!」のやりとりの後には、今日は激しく栗山さんまこちゃんと稲田さん美奈子ちゃんが格闘してました(体当たりが稲田さん美奈子ちゃんの身上です!) アドリブの女王・妃香里さん一座はここでは、神戸初演以来の最も基本型の「アディオス・タコス・ペペロンチーノ!」「メキシコ?」と、さっと流してました。 ここの主役は、やっぱり内部ちゃん。最後は赤嶺さん亜美ちゃんの、宝石をみつけた合図の花火があがった瞬間の、通常「うさぎちゃんチームかしら」→「うさぎちゃんチームにすればよかった」。 その後、あやの様ちびうさのところに美奈子ちゃんチームもやってきたときのあやの様ちびうさの「ハァ〜イ!」のポーズが、『ラ・ソウルジャー』由来の特別仕様(前に一歩足を踏み出したその膝に両手をついてのやや前傾姿勢ポーズ)だったりと、千秋楽Versionは続きます。 そしてそのなかで、海賊の正体を現して登場した神崎さんケルンと、深々とおじぎをしたり、一緒になってポーズをとってみたりというフレンドリーを、地道にこなしている天野さんまもちゃんでした! ![]() 【これが最後の。「ダークプラズマン様が太陽系に入られた!】 神戸からずっと、毎回毎回どきどきしながら観てきた、「ダークプラズマン様が太陽系に入られた!」の直後走り込んでくる、天野さんまもちゃんとナオさんはるかの動向。 今日はそのエッセンスをきっちり含んで、とても背中合わせに動く二人、天野さんまもちゃんがナオさんはるかの二の腕に触れるところが見られました。 うれしかったです。いい夢を、ありがとうございました! ![]() 【地道にがんばるナオさんはるか。お食事シーン】 天野さんまもちゃんの、春公演からの立場180度転換があざやかだった、無人島でのお食事シーン。 史奈さんうさぎちゃんの「ハラがへっては戦はできぬ。バラがへっては凪げられぬ!」を受けての天野さんまもちゃんの「それはいえる!」がなんだか気弱だったのが、なんとなく千秋楽Version(笑)。 この場面でものすごく地道にがんばっていたのが、ナオさんはるかでした。仔猫ちゃん達が出てきても、ひたすら食べ続ける(笑)。その時点で、食べ物のあるゴザのところに残っていたのは、明日地球が滅びるなら好きなものをいっぱい食べる、『アッコにおまかせ』のおでかけクッキングのコーナーでも最後までホットケーキのお皿を離さなかった、中澤聖子さんのせつな。食べ続け勝負か? と思われましたが、結局、ナオさんはるかが最後まで残り、満足されたのか最終的にはゴザを離れました(笑)。 仔猫ちゃん達とあやの様ちびうさだけになった場面では、5日に引き続きあやの様ちびうさ、天野さんまもちゃんのお家芸・仔猫ちゃんへの「はい」に挑戦! 今日はばっちり決まって、笑いが出てました! ![]() 【天野さんまもちゃんの千秋楽最高ポイントは、やはり。 禁断の逢瀬】 「差し入れ、ありがとうございました」のセリフもさわやかにはじまる、天野さんまもちゃんと望月さんキングのやりとり。すぐにせつなにさえぎられる、はかない二人きりの時間に、天野さんまもちゃん千秋楽最大の見せ場はやってきました! 「おなかがすくとあばれるからな」のあとの、いつもは望月さんキングが続ける「二人とも」。今日は、望月さんキングのいいたいことはみんなわかります、とでもいうように、天野さんまもちゃんが「二人とも」! それは望月さんキングの千秋楽スペシャルの「千年たっても、悩みはつきることはないな」という、天野さんまもちゃんへの共感にみちみちたセリフを導き、そして天野さんまもちゃんの真骨頂、ものすごーくしょんぼりしての「そうですか」。大喝采でした! …こんな場面に出てきて、スモールレディをほうっておかれるキングではないと思っていました、などと言わなければならない(ほんとに望月さんキングは、スモールレディを見守りに来たのか、天野さんまもちゃんにごはんをくれにきたのか、かなりあやしいところです。その証拠に、望月さんキングが天野さんまもちゃんをかまっている間に、ちびうさがさらわれたり、してます…)聖子さんせつなが、この日ほど気の毒に思えたことはありませんでした。 ![]() 【燃えてます! 本日の小野妃香里さん一座 Part 3】 楽しませていただきました日替わりの定番、“ルーフ・メロウの胸の想い編”。 今日のセットは「こう、胸がもやもやして!」「それは近眼ですよ」、「胸がやけるような」(このとき妃香里さんルーフ・メロウ、むちゃむちゃかわいかったです!)「それは、あなたが燃えているからです」そして歌「ルーフ・メロウは燃えている〜」、新ネタです(千秋楽という大事な日に、妃香里さんネタをいっぱいもってくるところが、いい感じです)! 最後は「せらせら痛みますか」「むんむん痛みますか」「せらせら」「むんむん」「セーラームーン!」「ダブル・ハネムーン・セラピーキッス!」そしてキッスキッスキッス、と群がってくる海賊さん達に妃香里さんルーフ・メロウ「お前達きたないよ、もうどっかいって、ばいばい!」。かわいいです。 ![]() 【据膳食わぬは。仔猫ちゃんといっしょ】 あのセーラー戦士の決意が感動的な『セーラーWAR!』の直後にお笑いシーンを演じて全く違和感を感じさせなかった、貫禄の天野さんまもちゃんの名場面、神殿のシーン。 河合さんミックの「しっ」に「ネコってしって鳴くんだっけ」と滑り出すこのシーン。さっきの「ちゃう?」で大喝采だった河合さんミック、果敢に「しっ、しっ、しーっ!」と、千秋楽Versionで攻めに入ってきました! が、天野さんまもちゃん、全くの平常心で「ネコってしって鳴くんだっけ」。…せめて「ネコってしっしっしーって鳴くんだっけ」ぐらい、ゆいましょう(笑)。その後、淡々と平素通りのお笑いをこなし、派手なアドリブ満開のこの千秋楽の舞台でも、着実に笑いをとっていかれたあたり、さすがです、天野さんまもちゃん! ![]() 【しかしこの千秋楽の全ては、この御方がかっさらっていってしまわれたのです!】 ほんとうにこの千秋楽、いろいろなアドリブがありました。日替わりの女王・小野妃香里さん一座は着実にポイントを重ねていったし、内部ちゃん達もがんばってました。天野さんまもちゃんもいっぱいチャレンジしてましたし、セラミュの大黒柱望月さんは、史奈さんセレニティと天野さんまもちゃんの主役二人に喝采場面をプレゼントしつつの、大型アドリブで劇場を沸かせました。 でも、最後の最後にそうしたアドリブの印象を根こそぎさらうほどのインパクトで登場したのが、御大・ダークプラズマン様の大アドリブでした! あの威厳のある、朗々とした声を全開にしての「お前達のアドリブはコアトルから全て観させてもらったぞ。このダークプラズマン様が、コアトルに変わって、おしおきだ!」。…偉大すぎる敵ボスの、『セーラームーン』の最大の決めゼリフの真っ正面からのパロに対抗できるものは、全宇宙を探しても、ないと思います。 思えば、『かぐや島伝説』最初のレポは守峰らしくもなく、ダーク・プラズマン様について語ることからスタートしてしまったことが、よみがえってきます。『かぐや島伝説』は、ダーク・プラズマン様にはじまり、ダーク・プラズマン様に終わった、そんな感慨さえもちました! ![]() 【そして、物語は進む。】 千秋楽仕様は、お笑いだけではありません。 海賊トリオの最期での神崎さんケルンの「あなたと共に過ごせたケルンは、しあわせ者です。ずっとお慕い申し上げておりました」は、長かった公演の最後に、重みをもちます。 そして、仔猫達と母達の別れのシーンでは、公演のほとんどの回、立ったままの抑えた悲しみの演技を通していたナオさんウラヌスが、膝をがっくりとついてうなだれる、悲しみ全開のしぐさをみせてくれました。 こうして、物語は、感動のラストへと進んでいきました。 ![]() 【華やかに、晴れやかに。カーテンコール】 小道具あり、大フレンドリーあり。いろとりどりのカーテンコール、千秋楽Versionでした! 母達は、ビルハ・エメラルドちゃんが船上のシーンで使ったような細い紙テープいっぱいのクラッカーを三人で御使用! エメラルドちゃんとサファイヤさんは娘を抱き上げ、ルビー姐さんはとってもキュートな頬ずり! ダーク・プラズマン様は胸元から「みんなありがとう!」の垂れ幕つき。あどさんダーク・メノラーとぎゅっと抱き合ってました! 海賊さん達は頭に羽根をつけて、レビュー仕様みたいな花束?を持参。毎回毎回、楽しませてくださいました! ウラネプは恒例の(笑)キス。舞台の両側から走ってきて、舞台の真ん中で上半身を突き出してぶつかるようにKISS、さわやかでした! せつなとほたるは抱き合いー! 聖子さんせつなのうれしそうーな表情が、とっても印象的でした! そして望月さんキングは、仮面をつけて御登場! その仮面はまさしく、嵐の海の場面で天野さんたきしーどかめん様が御着用の、あの! ということは当然、天野さんたきしーどかめん様もおんなじ仮面をつけての御登場でした! となると、嵐の海の場面での御着用も、望月さんキングとのお揃いがうれしくて、カーテンコールまで待ちきれなかったんだけど、でも、タキシード仮面様の出る場面にはお笑いとっていいすきまがなかったから、客席側に顔をほとんど向けないあの場面で、ひっそり着けてたんだね、と思うと、嵐の海の場面の天野さんたきしーどかめん様がなんともかわいく思えてきます(笑)。おそろい、よかったね! でした! ![]() 【涙こらえて。Everlasting Moonlight、ラ・ソウルジャー、そしてごあいさつ。】 『Everlasting Moonlight』と『ラ・ソウルジャー』、上手側の席からではナオさんは遠く、他の戦士のかげに隠れて見えないことが多いのですが、それでもずっと、ナオさんウラヌスを追いました。いつもの公演であれば、完全に隠れてしまったときには聖子さんプルートの躍動感あふれるダンス(ナオさんウラヌスのダンスとは、全く違う性質の!)を堪能するのですが、今日だけは見えなくても、ナオさんウラヌスの方向だけを見てました。 うつむいて、うつむいて、それでも踊るナオさんウラヌス。去年の夏は、最前列で観ていて、何度も何度も下を向いていたけれど、でも、顔を上げたときにはいつも最高の笑顔だったナオさんの、表情のキレイさに感動しました。でも、今年は、遠くからでもナオさんの表情が、手に取るようにわかるような気がしました。一年間、というのは、それが一年間だったことが信じられないぐらい、密度の濃い時間だったのだと感じました。 史奈さんも、涙をこらえての座長ごあいさつ。その間も、ナオさん、下を向いたり、片手で顔を覆ったり。 この千秋楽が、ナオさんにとっても、最良のものであったことを、願わずにはいられませんでした。 ![]() 【涙の跡さえ輝かす。お祭りみたいなフィナーレ】 セーラー戦士が並んでいたその場面に、望月さんキング、天野さんたきしーどかめん様をはじめとして、みんなが舞台に登場。天野さんたきしーどかめん様が満面の笑顔で登場すると、涙の気配が漂っていた舞台がぱっと明るくなりました! おとなしい感じだし、決して華やかというわけではないのに、と、天野さんたきしーどかめん様の不思議な存在感を実感しました。 天野さんたきしーどかめん様、しばらくちびうさの肩をしっかり抱いて、いっぱい笑ってました。ナオさんウラヌスや聖子さんプルートと手を高いところでぱん、と打ちあわせたり(そしてなぜか、稲田さんヴィーナスに実力で排除されてたり【笑】)、ほがらかなフレンドリーが続きます。 でもやっぱり天野さんたきしーどかめん様が一番好きなのは、望月さんキングでしょう(笑)。ムーンちゃんのおっきな羽根のうしろで、がっしり抱き合ってました! しかも望月さんキング、天野さんたきしーどかめん様をしっかり抱いたまま、回転。天野さんたきしーどかめん様の足、そのとき、地面についてなかったかも(まただっこされちゃったかな【笑】)。ダークプラズマン様とも、天野さんたきしーどかめん様、しっかり抱き合ってました(そのダークプラズマン様は、彗星コアトル様御一行で、楽しくラインダンス【笑】!)。春公演からいっぱいフレンドリーのあった神崎さんケルンとも! ごちゃごちゃになって、ごちゃごちゃになって、みんな笑ってて。 お祭みたいな笑顔のフィナーレ、大好きな『かぐや島伝説』の終わりに、うれしかったです! ![]() 【そして、最後の曲は。】 いったん幕が下りて、そして上がると、史奈さんから。今回のセーラー戦士の団結は、最高でした。その私達が最後の曲に選んだ曲が、これです。 …『セーラーWAR!』でした。 最後の最後のこの曲でのナオさんは、上手側、私達が座っていた右側の席の正面でした。うつむいて、でも顔を上げて歌うナオさんの『セーラーWAR!』、ナオさんはるかが中央に立って、セーラー戦士全体をひっぱるように歌っていた舞台中のそれとは、また違った感動がありました。こんなに力を入れて『セーラーWAR!』は初めてです。これが最後かもしれません。 でも、最後に客席に向かって手を振るナオさんは、いっぱいの笑顔でした! いったん幕が下りて、鳴り止まない拍手にまた上がって、最後の最後まで手を振ってくれたときも、まぶしいぐらいの笑顔でした! ![]() |