9th January, 2006  
椿山荘 5F オリオン(東京)
出演者:天野浩成さん 吉田友一さん
松本寛也さん 相葉弘樹さん



Club7 presents New Year's Party 2006
The wonderful 4men da show!!
《after その4》


 天野浩成さん、吉田友一さん、松本寛也さん、相葉弘樹さんによる椿山荘でのイベント『Club7 presents New Year's Party 2006 The wonderful 4men da show!! 』の第二部“after”のレポート。
 【Club7−The wonderful 4men da show!! スペシャル映像(後半)】の後に続く、吉田友一さんトーク部分です。




【爆走戦隊ヨッシーレンジャー! 吉田友一さんトーク】

 ここからまたトーク。
 相葉さん、松本さんは、何かの準備のため下がっているとのこと。

 ここはじっくりこのひとを…という古坂さんの声とともに、エマージェンシーな効果音が!
 『特捜戦隊デカレンジャー』のOP曲のイントロとともに、吉田友一さん登場!

 吉田友一さん「今回このトーク時間をもらって、私服でやらせてもらうっていうんで、代官山で買ってきました」と、また情報量の多い開口一番。
 古坂大魔王さん「いいですねー、つぎはぎ入ってますねー」。かつて映画村イベントでも、右半分と左半分違うシャツをつぎあわせたようなデザインのシャツを着ていて、裏返しに見えるデザインのシャツを着ていた天野さんと一緒に、“シャツおかしいよエイベックス!”と林剛史さんに突っ込まれていた吉田さんふたたび!
 でも吉田さん、古坂さんの突っ込みは全く意に介さず「これからは吉田の時間です」。
 古坂さん「吉田くん、男前でしょ? でもしゃべったらめちゃくちゃ変わってるね。
 天野くんもものすごい変わってるけど、どっこい。すごいね!」
 「いい方向に変わってるといいんですけど」と、前向き(?)な吉田さん。

 吉田さん「そうはいっても、年明け早々お忙しい中集まっていただいて」
 古坂さん「そうはいっても!?」
 …吉田さんワールドの妙は、そういう独特のワーディングにありです!
 吉田さん「皆さんに口からでまかせ的な発言は控えたいと思いまして、箇条書き程度ですが、15歳からの日記を…」
 と、ノートを取り出した吉田さん。
 これは予定外だったのか、古坂さん、やや意表をつかれた感じだったものの「時間あるから大丈夫!」。

 吉田さん「高校生から旅をしていて、日本はほとんど、四国以外は行っていて」
 旅の目的は、と問われると「18歳から20歳ぐらいまでは哲学的に生きてたんで」
 古坂さん「哲学的に生きてた!? (客席に)ね、おかしいでしょー」
 吉田さん「自分は何なんだろうって…
 本読んでたんで…五木寛之さんの本をずっと読んでて、旅情的な本を読んでて」
 古坂さん「吉田くん、止まらないね! 簡単にまとめるね。15歳から旅をしていて、自分探しをしていたと。海外も行ってるよね」

 吉田さん「20歳のときにオーストラリアとニュージーランドで短期留学をして。
 そこまではこれまでも言ってたんですが、留学といっても…と、留学秘話をお話ししたいと思います。
 大学2年生のときに…」
 “留学秘話をお話したいと…”というところで拍手が起こりかけたのに、全く顧みることなく話し出す吉田さんに、古坂さん「吉田くんはノンストップだね! 新幹線だよ!」
 そして「もう台本とかいいや」と、台本を捨てる古坂さん(笑)。
 吉田さん「大学2年の春に留学したいと思って。
 本来なら日本で手続きをして、大学を決めて提携大学とかに行くはずだったけど、費用を抑えるのに手続きをせず、向こうの大学に行って、日本から来たけどって言ってみようと思って。
 その頃、2003年の3月で、イラク戦争開戦と同時に行くことになって、周りにも反対されたけど、あらくれてて行きたくて、チケットだけ取って。
 家に来ていたオーストラリアの留学生、一緒に秋葉原に行ったりした…セイジとシローの兄弟、お母さんが日本人でお父さんがオーストラリア人のその兄弟の大学に行きたくて、二人に、教授に勉強した言って言いたいからそれだけセッティングしてくれって頼んで。
 キャンパス行って教授をつかまえて、僕は時間とお金がないんだけれど、あなたのコンピューターの授業を受けさせてくれって直談判したら、日本から来てそこまで言うんだったら、単位はあげられないけど、ということで、キャンベラで2週間留学してきました」
 …と、そんな思い切ったことをする人がいたんだ! と、それをやったのが吉田さんじゃなくてもビックリ! な留学秘話を披露。

 古坂さん「じゃあ、そのノート行こうか」と、吉田さんが手にしたノートをさし、何書いてるの? と。
 吉田さん「ノートパソコンを持っていなかったので、仲間とのE-mailのやりとりを…空港で見て書きとめて、待ち合わせしたりとか」
 古坂さん「中身はどういうの?」 吉田さん「そこはどうでもいい…」 古坂さん「どうでもいいのかよ!」…吉田さん、自由人です!!
 吉田さん「今日話したいことを、箇条書き程度に…」 古坂さん「わかった。しゃべりたいことしゃべろう!」
 ノートのことは「これはちょっとパフォーマンスで…」などと言っている吉田さんに、古坂さん「かーわいいねぇー!」

 古坂さん「旅行で行った中のベスト3を教えて!」
 …というようなことを、古坂さんは質問したはず(自分のメモには確かに“ベスト3”の文字が…)なのですが、その問いに続けて吉田さんが語った内容は…。
 「国内では、父親が北海道で、一番最初の旅は北海道に上の駅からローカル線に乗って、無意味に一区間新幹線に乗ったりして、ヒッチハイクしたことで」という吉田さんに、古坂さん「リアル電波少年ですね!」
 吉田さん「その当時は何もこわいものがなくて。このノートや落ちてた段ボールにヒッチハイクの言葉を書いて」
 そして、吉田さんの見せたノートに書かれた文字は
 “北へ行きたい”
 古坂さん「これ、韓国でやったら亡命ですね! こわいですよ!」
 吉田さん「ヒッチハイクは危ないっていうけど、そんなこともなかったんだけど、1回夜10時ぐらいに岩手に着いて、もう少し攻めたいとロータリーで“青森に行きたい”ってやっていたら、おまわりさんが「青年」みたいなこと言って、ここはあぶない人とお兄さんしか止まらないからやめた方がって言われたんだけど、大丈夫ですって言っちゃって。
 それからすぐ、イイ感じに改造された車が止まって、まずいと思ったけど、“東京から来ました、旅をしています”って言ったら、“青森までは行けないけど、オレらちょっと集まりがあるからのっけてってやる”って言われて、やだとは言えなくて、じゃあ、って。
 しばし運転して、お前東京の匂いがしないとか言われて、海辺に連れて行かれて。
 そうしたらそこにブレーンがいて」
 古坂さん「ブレーン!!」
 吉田さん「そこには40〜50いて、僕を仲間に入れるってことで、自己紹介しろって言われて、したら、“あんまり面白くないけど、まあいいや、オレら集まりあるから待ってろ”って言われて放置されてたら、なんか向こうが危険な状態になったらしくて」
 古坂さん「どういう状況だよ!!」
 吉田さん「うちあわせがうまくいかなかったみたいで」
 古坂さん「うちあわせ!!」
 吉田さん「逃げたいと思ってたら、とりあえずケリつけるんでオレらは行くからって、置いていかれて。
 置いていかれたのはよかったけど、防波堤で一人で、2月ですごく寒くて。
 そのままだと死んじゃうんで、東北では駐車場があったかいんで(※雪を溶かすためとのこと)、駐車場に泊まれば夜明かしできると思って…
 結局“道の駅”(【道路保全技術センター:道の駅】)にいってヒッチハイクを…そこだと人を選べるんで」
 古坂さん「暴走族に捨てられたんだもんな!」
 吉田さん「あれがヒッチハイクでこわかったなって」
 古坂さん「話、長いねー! すげーよ、危なかったよ! 一歩間違ったら暴走族のブレーンになってたかもな!」
 …で、吉田さん…今の話は本当に、“旅行で行った中のベスト3”…?

 古坂さん「最終的に、自分自身は何?」
 吉田さん「結局、自分なんだ、って…」
 古坂さん、突っ込みたそうでしたが(笑)、旅を経て、それがわかった…ということで。
 というわけで、以上、吉田さんのトークでした!

 古坂さん「すごいでしょ! 吉田くん、ずーっとしゃべってる。
 おすぎとピーコを足して2で割らない、って感じでしたね!」


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