4th January, 2005
ナゴヤドーム
出演者:森本亮治さん 天野浩成さん
夢ドーム4
《2005年1月4日 13:30》
トークショーが行われた『夢ドーム4』メインステージ、1月4日はとにかくかろうじてお父さんも休みの方が多かったのか、盛況でした。
メインステージ前のブルーシートも、1回目のトークショーが終わってもほとんど人が立ち退かず、座っている人、席取りのために置かれた or 貼られたレジャーシート、荷物等でぎっしり。
飲食ができるスペースに行くため、ブルーシートエリアを出るにも、人様や人様の荷物の間に足を突っ込みつつ進むという感じで、タイヘンでした!
(6日になると、さすがに皆さん休んでいられないのか、1回トークショーが終わるとブルーシートが青々とする状況だったので、4日の、特に13:30回前あたりの状況は、すごかったんだなあと後から実感。)
…ということを踏まえて、トークショー内容。
【たくさんのお客さんに囲まれて。御挨拶】
最初の森本さんの御挨拶も、人の多さに触れたもの。
「これ、何人ぐらいいてるんですかね、すごいですね」。
お姉さんの説明によると、会場だけでなく、スタンド席からも御覧になっている方がいらっしゃるとのこと。
「こんなところでイベントできるようになったのも、皆さんのおかげなんで、一年間応援ありがとうございました!」との御挨拶。
天野さん、一応元気がいいけれどちょっと早口で言葉はとけぎみの口調で「みなさんこんにちはー!」。で「えーとですねー、ぼくは名古屋出身なんですが、今年はじめての仕事が名古屋でできて、今年一年いい年になるとおもいます! きょーは楽しんでかえってください!」。頑張ってハイテンション!
という感じで(そして口調はやっぱりなんとなく甘えたさん【笑】)、可愛かったです!
【ボケ役殺し。超自然体天野さん、お気の毒さま森本さん】
お姉さんが「質問したい方、いらっしゃいますかー!」と会場のお客さんに手を挙げさせておきながら結局「私が質問します」だったときには「なんやそれ」と、森本さんがちょっとコワく突っ込まれたりといった導入があって、質問コーナースタート。
まずは、自分の役を頂いたときの感想。
森本さん「ぶっちゃけていいんですか」。
何を言うかと思ったら「ハートって聞いたんで、やろうかどうか迷ったんですけど」と言って、会場が微妙に静かなままなもので、自分で笑う森本さん(笑)。
「ハートやで! 目がハートやで! おかしくない?」と、天野さんに向かって力説する森本さん。
でも、天野さん「でも、カッコよかったよね」と、森本さんのボケを受けて笑いを取ろうという野心の全くない、とっても素直な感想を(笑)。外された森本さん「いや…カッコよかったはよかったけど…」と失速。
なおも「電話でさー、ハートの戦士だよってマネージャーに言われてさー、どう思う?」という森本さんに、天野さん、ぽそっと「まあまあ」。
森本さん「まあまあって何!? わからへんわ。もういいや、次」と、速攻退却(笑)。
でも森本さんの受難は、まだこれで終わりではなく…
というわけで、天野さん。「ぼくは、はじめは変身すると思っていなかったので、合格したよって言われて、変身するよって聞いたときには正直驚きました」と、なつかしの『Newtype THE LIVE』2004年3月号付録冊子の『剣』で最初の天野さんインタビューで答えられていたお答えを。
この天野さんのお答えを聞いているとき、森本さんがにこーっと笑ってうんうんうなずいていたのが印象的でした(さっきヒドイ仕打ちを受けたのに、優しいお兄ちゃんです、森本さん!【笑】)
自分の役と似ている部分。
森本さん、最初はカリスに似ている部分と聞かれて「カリスですか?」と聞き直し、相川始として、ということを確認。
そして「クールなとこですかね」。
また御自分で笑ってから、突っ込みを待つように天野さんの ほうを見ると、天野さん、頑張ってお手振り中。
ややあって「え?」と、思いっきりきょとんとする天野さんに森本さん「聞いてないんやん! ボケたんや今!」と非難。
天野さん、とーっても素直に「ごめんごめん」と謝って「なんていったの?」。森本さん「もうええわ」といいつつも「クールなとこが…」と説明してくれはじめたのですが、すぐに「もういいや。恥ずかしいから、やめ」と(その話を聞いての天野さんの、森本さんのお答えに素直に感心しているような「ああ」というお答えっぷりを見るに、森本さんのその判断はむちゃむちゃ正しかったと思われます【笑】)。
そこで“チャンチャン!”と、効果音。音響さんに適切なオチをつけていただけました(笑)。
天野さんは「ギャレンと似ている部分」と言われても、橘? と聞き返したりせず、素直にお答えに。
「ぼくはー、人見知りをするんで、人見知りをしているときの僕みたいです」。
今日はこの会場にたくさんのお客様がいらして、どきどきしますよね、というお姉さんに、ちょっと小さな声で「緊張してます」と、それなら森本さんのボケにつきあってるヨユウなんてないですよね…という感じの天野さん。
【予測困難。会場設備と天野さん】
次の質問、『仮面ライダー剣』を1年間やって、御自身が変わったこと…という質問を森本さんがされている間。
天野さん、ステージの後方高いところにある大きなビジョンに自分が映っていることに気づき、振り返ったり、手をあげてみたり。
驚きの声をあげたりしなかったあたりは、
【2004年9月8日 HMV渋谷 劇場版『剣』公開記念トークショー】より進歩かもしれませんが、会場のお客さんが天野さんのその無邪気な様子に釘付けになって笑ったりしたため、流れは一瞬停滞(笑)。
それでも森本さん、動じることなく「朝起きるのが得意になりました」とお答え。
撮影が始める前は夕方に起きて、夜起きてラーメンを食べに行って寝てるだけだった、と、夜行性な生活について語る森本さん。
では天野さんは…と聞かれると、天野さん、ちょっと微妙な「…はい」。
森本さん「話聞こ! 頑張ろ!」と、お兄ちゃんな激励(笑)。
お姉さんに質問を丁寧に繰り返してもらっての天野さんのお答えは「人の前で笑えるようになりました」。
それでは一度笑っていただきましょうか! というお姉さんに、天野さん、困〜ったようなやわらかーい声で「いや、ずっとわらってます」(笑)。
森本さんにも笑っていただきましょうか、というと、森本さんは全開の「にっこり」。すごいです!
ビジョンにも映ってました、とお姉さんから聞いて、御満足の模様。
自分以外の役だったら、どの役を演じてみたいか。
森本さんが「ギャレンになって、ちょっとシブい…伊坂のときとかね、すごいよかったよね!」と言うのに、天野さんものすごく神妙に「ありがとうございます」。天野さん、森本さんの一言一言に対して、とにかく真面目な対応(それが森本さんのボケを殺してしまう不幸な結果になることも多々でしたが【笑】)。
「ギャレンやりたいわー思うとったねん。『サヨコー!!』とか、俺なんかテレビ観ながら叫んどった」。
ここは森本さん、ちょっと笑いをとりたかったところだったかもなのですが、天野さん、ものすごく真面目なか細い声で「ほんとに?」。そして、そのちっちゃい声のままで「おれもカリスがやりたい」。
あまりにも普通のおはなしモードな天野さんに森本さん、思わず笑っちゃってから、かなり普通のおこたえモードで「ほんまに?」 天野さん「うん」 森本さん「なんで?」
天野さんの「かっこいいから」という、素直すぎるお答えに、また思わず笑っちゃう森本さん。
森本さんは許しても(なんだかんだいって、天野さんには微妙に甘いかもです、森本さん…)お姉さんは許さず「そのかっこいいと惹かれる部分は」と、詳細説明を要求。
天野さん「みてて、演ってて面白そうですよね、カリス。ね、なんか…はい。えー、まあ、ね…みたいの、ありますけど」と、“ね”以降はほんとうに完璧に全く内容のない言葉を並べて必死に“つなぐ”天野さん…セラミュの一番最初のファン感謝イベントで“と、いうわけで”というお言葉を覚えて、“つなげ!”と言われるとそれだけ繰り返していらしたときのことを、思い出してしまいました(笑)。
そんな天野さんに、森本さん「ありがとうございます」と、その話終了宣言の助け船。求めすぎたお姉さんもさすがにあきらめて(その前に思わず笑っちゃっていたお姉さん…その時点でアナタの負け【笑】)「ありがとうございますー」。
さらに森本さんに、相川始の他にもいろいろ役を演じた感想。
森本さん「具体的に言うと、相川始、カリス、ジョーカー、三上了、ヒューマンアンデッドなんですよ。5役ですよ!」と誇らしげ。
区別については「なんとなく」と言って、また自分で笑ってしまう森本さん。
ヒューマンアンデッドは、なんとなく座って、と言われて、普通にぼーっと座っていただけとのこと(笑)。
天野さんには、小夜子さんが亡くなる前の、水槽に入っていたシーンの感想。
天野さん「お湯だったんですけど、湯あたりをして…はい…」と、そこまでで微妙に停滞しそうな天野さんに、森本さん「すごかったね!」と、またお兄ちゃん的助け船。
お姉さんの「どれくらい入ってたんですか?」という質問に「1時間2時間ぐらい入ってました」と天野さんが答えるのに、森本さんが「それでのぼせたらしいんですよ」と、自主的にサポートに入っているのが、微笑ましく(心配になっちゃったんでしょうか?【笑】)。
「すごいのぼせました」と、森本さんのサポートの言葉をもらって言葉を続けていた天野さん、突然マイクに向かって「あ、あー!」。そして「後ろ、聞こえてますか、これ?」。
お姉さんも「後ろ、聞こえてましたら手をあげてください!」と確認して「大丈夫のようですねー」だったのですが、とにかく唐突(笑)。
NGやハプニングについて。
森本さん「なんかあった? 面白いハプニング、NG」。
天野さん「NGはよくあったよね」。何回ぐらい出された経験がありますか、と聞かれて天野さん、ちょっと硬直ぎみだったかな? という感じだったのですが、翌日の北条さんとのトークによると、第47話の北条さんとのシーンでハマってしまって、ものすごく長時間にわたるNGを出してしまっていたとのこと…というのは、また5日15:30の回のレポで。
森本さん「何回ぐらい? 10回ぐらいやよな」。天野さん「まあ基本的には」。森本さん「僕は8回ですね」。森本さんのその“8回”は、具体的な部分は思い出せないようで、やたらセリフが長くて…という時だったとのこと。
「それより3話の雪山ですよ!」と森本さん。雪が降っているところに大型扇風機で、「寒がらない体質なんですけどね、アンデッドやから」と、細かくボケようとされているのですが、天野さんが思うように反応してくれるどころか、何かよくわからないやりとり(意思通じてません【笑】)になってしまい、森本さんの意図通らず(笑)。
【会場、凍る。森本さん爆弾発言】
最近楽しみにしていること。
森本さん「あとブレイド3話見ることです」と、非常にソツのない発言。
ではブレイドの今後の見どころは、という質問に「次、ギャレンが、天野君が最終回」。これには会場から、かなりマジ声の(当たり前です)「えー!」の声。
“天野君が最終回”というあたりから、森本さんの発言をさえぎるように「あああああ」とか声を発していらした天野さん、やっと言葉が出たのか、(それを今言っては)「ダメなんじゃないの?」とおっしゃるのですが、声、ひっくり返ってます…。森本さん、いやに自信たっぷりに「いや大丈夫」とおっしゃっていますが、天野さんはかなり動転して「大丈夫…大丈夫? え?」と、混乱状態。森本さんはなおも自信たっぷりに「ギャレン最終回」とおっしゃるのに、天野さん、ものすごく小さな声で「…はい」と、泣いちゃうんじゃないかという感じの声。
お客さんが真剣にざわめいているのにようやく気づいた森本さん(実は、空気を読むのは苦手?)「あれ?」。天野さん、消え入りそうな声で「みんなひいてる…」。
ここはお姉さんが強引に「こからは次回の放送をお楽しみにということで」と割って入って収拾。
これ、内容&聞かされ方はとってもショックで、かなりブルーになったのですが、困り果てた天野さんの消え入りそうな声は、宝物級でした。
そんな天野さん、すぐにちゃんとしっかりした声に回復して(偉いです!)「もう撮影自体は終わってるんですけど、一年間みんなと一緒にいたんで、イベントのたびに集まれるのが楽しいなあと思います」と、自分のおこたえ。劇場版のときも、新世代ライダーキャストさん達とイベントで会えるのがうれしい、とおっしゃっていた、“さびしんぼう”な天野さんらしい、温かいお答え。
【ウソの人、ホントの人。変身ポーズ】
恒例の変身ポーズ披露のコーナー。
変身ポーズを披露していただけますでしょうか、というお姉さんに、なおも「イヤです」とボケようとする森本さん。直後「ウソです」とおっしゃるものの、お姉さん、そんな森本さんの話は聞いちゃあいなくて「みなさん、見たいですよねー!」と、会場の同意を楯に変身ポーズを迫る方針で進行(笑)。
森本さん「恥ずかしいんですけど」とおっしゃいますが、ものすごくウソくさいです(笑)。
その準備中に、天野さん、小さな声で「オレからやっちゃだめ…?」すぐに「あ、あ、いや、いいや」と、取り消し。
でも森本さん「じゃあ天野君から!」ということで、天野さんからということに。
天野さん、小さな声で「いきまーす」と言ってから「変身!」(ここだけはいつも気合いの入った声!)。でも、最後はうつむいちゃいました(笑)。
森本さんに「カッコいいなぁー」と言われて、かなり切実な、息もちょっと絶え絶えという感じの声で「ああ…てれ、てれる…」。その後も、ごにょごにょ照れている天野さん…ライダーも終盤というときになって、初々しいです…(可愛すぎ)。
続いて森本さん、またコワイ顔つきの変身ポーズ。
【天野さんの時は、クリスマスのまま…? メッセージ】
そろそろお時間が、というお姉さんにも「それは許されんですよ」とからみついていく森本さん(貪欲です!)
最後のメッセージ。
天野さん、いきなり「はい! えっとですね」…間。
「ぼくは、えー…2月2日に『希望ヶ丘』というCDを出すことになりました」と、とにかく告知だけはちゃんとしなくては! という必死さが伝わるメッセージ(笑)。メイキングと、PVと、インタビューと…と、DVDの内容を一所懸命思い出しておっしゃっているところを見てしまうと、買わずにはいられなくなりそうです。“ミニフォト写真集”という“ミニフォトブック”と“ミニ写真集”が合体した感じのおことばも(笑)。
さらに、2月の中旬に写真集も…というところで話が一段落して、また間。
拍手があって「はい」と気をとりなおした天野さん、「来年は…えっと今年は、頑張っていきますので応援よろしくお願いします」と、いうと、森本さんがすかさず「もう来年のこと考えてんの?」と突っ込み。天野さん、また消え入りそうな声で「まちがえた…」。「偉いね」とお兄ちゃんのようにいう森本さん(実はイジワル?【笑】)に、小声で「こないだから…」とかおっしゃっていたような気がする天野さん、まさか“こないだ”太秦のクリスマスイベントで『希望ヶ丘』の告知をしたままで時が止まってしまっているのでしょうか(笑)。
森本さんは「何しゃべろうかな」といいつつも、全くソツなく『歩兵の本領』のPR。お客さんの席を巻き込んで銃を持って走り回ったりする、『仮面ライダー剣』で学んだアクションも使えそうな舞台とのこと。
そして「ありがとうございましたー!」と元気よくおっしゃったお二人はまた『rebirth』にのって、端から端まで御挨拶。
短い時間の中、いろいろあったトークでした!
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