ドラマ30 　 デザイナー 　 EPISODE 9

Staff & OA

脚本 ◆ 松田裕子　　監督 ◆ 皆元洋之助（東通企画）
その他のスタッフ ◆ Data Pageへ
放送日時 ◆ 2005年10月13日　13:30〜14:00

公式サイト：【MBS：ドラマ30『デザイナー』公式サイト】

Cast

亜美：松本莉緒　　結城朱鷺：塩谷 瞬　　土屋 明：天野浩成
葉山ありさ：国本 綾　　柾：丸山智己
濱田佳菜（榊原貴子）　　川原田 樹（水島健）
茂中瑛子（リポーター）　都築 俊（リポーター）　牛丸裕司（リポーター）　朝倉あおい（大森沙也加）
バンズ・フィリップ（デザイン講師）　梶本ディアナ（デザイン講師）　サンドロ・ヴィアレ（デザイン講師）　北村香織（高瀬えり）
亀井織枝（朱鷺邸のメイド）　トニーズ・カンパニー　　ノイエ　　キャストプラン
青石雅也：乃木涼介　　鳳 麗香：国生さゆり

※（　　）内はクレジットに表示されない役名・役どころ

Story

　「デザイナーになってもらう」という朱鷺の言葉に亜美は驚く。何一つ知識のない亜美を１か月でデビューさせるというのだ。
　鳳麗香への復讐の一心で、亜美は特訓を始める。一晩にデザイン画50枚、さらに50枚…亜美に次々課題が与えられる。
　そして、1ヵ月後、亜美はデザイナーデビューの記者会見を開く。

Check! −天野さん明くんみどころ−

Massage for MBS

仕事をめぐるモザイク模様、朗らかな仮面。 　第９話と第８話では、登場人物達の仕事に対するそれぞれの姿勢が見えて、モザイク模様を見るような面白さでした。 　１ヶ月でデザイナーになるという難題に挑んだ亜美。最初は麗香に復讐したいという一心からだったはずが、次第に、モデル時代に自分が着たかったような、より魅力的な服を作りたいという情熱に目覚めていく様子は、内面からの美しさを放っていました。 　明の写真の出来栄えの良さを認め、あっけらかんと“次のコレクションのスチールはこの子に”と指名した麗香。仕事のために感情を抑えたというより、仕事のことになると他のことは本当にどうでもよくなっているのかも、と見える、さばさばした口調、いいな、と思いました。 　その仕事はちょっと…とひきつった笑顔をみせつつも、鳳麗香密着取材の仕事を受けた明。撮影の際のにこやかな態度からも、あの鳳麗香も認めた写真の出来栄えからも、明がイフ編集部で水木に言われた通り、プロとして仕事をしたことは間違いありません。 　そして、先代に叩き込まれた冷徹な経営哲学を実践して、めざましい業績を積んできた朱鷺。亜美の前でもその姿勢は変えなかった朱鷺が、柾の前では見せていた揺らぎが気になります。 　『デザイナー』の魅力は、それが単なる復讐や恋愛の物語ではなく、登場人物達の仕事に対する情熱や誇りがいろいろなところで垣間見えるところにあると思います。亜美が新たな仕事を得てから、彼等がどのような表情を見せてくれるか、ますます楽しみになりました。 　第９話で、亜美の失踪記事を見て沈んでいた明が、ありさには優しく声をかけたシーンでは、明は、仕事用の顔とはまた別に、自分の本当の気持ちを覆い隠す朗らかな仮面を持った人なんだな、と感じました。自分の失敗がきっかけで亜美が深く傷つき、そのまま失踪して、どんなに心配で、どんなに胸の痛みを感じているだろうと察して余りある、明。それでも、親しくしているありさにも、笑顔を作ってみせる人、亜美とは別の意味で、他人に対してバリアを張っているところのある人なんだな、と。 　でもその直後、亜美の話はやめよう、という明の激しい感情が噴き出した表情を見ることになったありさは、ほんとうの明に少し、近づいているように思えました。とても微妙に動いていく二人の関係、そっと見守っていきたい気持ちになっています。 (2005年 10/14(金)12時37分)

EPISODE 8

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EPISODE 10

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