カミュなんて知らない

天野さん御共演者様:本田博太郎さん
(『本気!』シリーズ)

 ずーっとお世話になっているファンサイト【本田博太郎応援倶楽部】に、御出演作品ばなしがてらお年始に伺って、BBSでの皆様の御感想を拝見して、観たくなったところにレイトショー公開最後のレディースデーが来たもので、えい、と観に行ってまいりました!
(本田博太郎さんは【本気!シリーズ】で天野さんと御共演、昨秋公開の『猿飛佐助II 闇の軍団』で天野さんが演じられた雷門の父親・小助役を前作の『猿飛佐助 闇の軍団』で演じられているという御縁。ちなみに守峰、1月のはじめに出した『HERO VISION 20』のアンケートはがきでも、“好きな俳優”の欄、天野さんと並んで本田さんのお名前を書かせていただいてました…)

 本田さん目当てで行きましたが、いろいろな(微・天野さん的【笑】)ポイントで面白く観られたので、以下列挙。

 観にいった劇場が、サンシャイン通りの【池袋HUMAXシネマ4】
 セラミュでサンシャイン劇場に通いつめたサンシャイン通り、【山手線デス・ゲームDVD発売記念イベント】のテアトルダイアのほぼお向かい…と、天野さん的思い出いっぱいの場所。
 渋谷でも上映されているのですが、映画の主なロケ地が、池袋駅をはさんで反対側にある立教大学で、そちら側にある【H〜i! Jack!!】上演の東京芸術劇場もちらっと登場したりするので、やっぱり池袋で観たい作品。

 この作品は、実在の少年が起こした殺人事件に関するノンフィクションを題材に、大学生達が映画を撮影する、というシチュエーションを舞台にした作品。
 先日の【Wanna be FREE! 東京ガール】へのエキストラ参加で、映画撮影の現場を見てきたばかりで、そのエキストラにも御自身で映画制作に関わっていらっしゃるような学生さん風の方が結構いらしたので、よりその世界をリアルに感じつつ観ることができました。

 で、その映画学生の一人に、22日に地上波初放映されたばかりの【恋人はスナイパー<劇場版>】で、ヒロインのきなこが殺してしまった上杉審議官役を演じていらした田口トモロヲさんが、なにげにいらっしゃるんです!
 それが、『恋人はスナイパー<劇場版>』のいかにも保身だけが大事な警察官僚から一転、ほんとにいそうな、先日の『Wanna be FREE! 東京ガール』の撮影のときにもこんな感じの人がいたような気がする(笑)、ちょっとトウの立った学生になりきっていらして、半ばボウゼン。
(セリフの中で、自分は30代後半というセリフがあって、もっと若い設定でもよさそうなのに…などと思っていたもので、パンフレットのプロフィール欄の“1957年11月30日、東京生まれ。”を見て、驚愕!!!)
 俳優さんって、すごい…と、思い知らされました。

 少年が起こした殺人事件を題材に…というところで、天野さんが少年による殺人事件の犯人役を演じられた『弁護士高見沢響子3』を思い出したり。
 天野さんが演じる特異な役、またいつか観てみたいです。
 ちなみに、この『カミュなんて知らない』で、劇中劇で高校生犯人役を演じられる中泉英雄さん、高校生役に合った少年性がある若手俳優さんだなあ…と思っていたら、“1976年12月23日、愛媛県生まれ。”と、天野さんより年上だったので、驚愕。

 これまであまり映画を劇場に観に行く習慣がなかったもので、劇場で観た天野さん御出演作以外の映画というのはかなり少ないのですが、その数少ない映画にかなりの頻度で登場する俳優さん…玉山鉄二さん。
 福岡にいるときに福岡ダイエーホークスが日本一になって、せっかくだから福岡気分を満喫しようと福岡ドームの近くの映画館で優勝割引で観た『ロッカーズ』、『デザイナー』柾役の丸山智己さん御出演ということで観にいった『NANA』、そして今回の『カミュなんて知らない』…
 しかもどの映画でも、主人公を含む集団とはちょっと離れたポジションで、ちょこっと御出演、というのがポイント(笑)。
 とても端整で華やかな美男の玉山さんに対してはあり得ない見方ですが、個人的サブリミナル俳優となりつつあるかも…(玉山さんがサブリミナル俳優なんて、すばらしくゴージャス!【笑】)
 今度はどういう作品で遭遇するのか、ちょっと楽しみです。

 エンドロールでぱっと目についた(ぼーっと見流してたのに…)“avex artist academy”の文字。
 渡辺彩衣子さん、寺西沙愛さん、関野あゆみさん、宮川ななみさん、金持あずささん、杉原禎さん、六車和也さんが御出演だったとのこと。
 キャンパス内で学生達がダンスを踊っているシーンがあったので、そこ? と思いましたが(avex artist academyというと、山根和馬さんが卒業生というイメージがあったもので)、そのシーンは早稲田大学の学生さんとのことなので、どこなのか見当つかず。
 そのなかのどなたかが、エイベックスと契約されたりしたら、“実は見てました!”と、感慨深く思えるかも(笑)。

 パンフレットに掲載された、学生達を演じられたキャストさん達の、直筆メッセージ。
 スクリプターの女子学生を演じられたたかだゆうこさんのメッセージの“実年齢より若い役のため大嫌いな注射を、なけなしのお金で顔にうちました。ヒアルロン酸です。”という文章に、2005年8月の『義経と弁慶』イベントで、美容のために半身浴をしているという木下さんに向かって「そんなの古いよ! オレ、ヒアルロン酸やったもん」と得意げに言い放っていた天野さんを思い出しました…
 映画のパンフレットの直筆メッセージに、わざわざそんなことを書く(メッセージの役半分をそれが占めています。しかも、ちょっと男子っぽい字で…)書かれるたかだゆうこさん、なんだかいいなあと(笑)。

 そして、本田博太郎さん。
 本田さんは、狂気をはらんだような表情を演じられるときも、可愛いようなキャラクター(主人公[ヒーロー]のことが大好きなのに、自分はアウトローということもあって素直に言えないでむしろ反対のことを言ってるくせに、主人公が大大大好きなのがもう誰の目にも明らかで、そこがカワイイ!という感じの役。『本気!』シリーズの染夜とか、『茂七の事件簿 ふしぎ草紙』の梶屋の勝蔵とか)でも、そういうポイントを鋭く鮮やかに表される俳優さん、というイメージがあったのですが、今回の役は、少女への恋心にまつわる、淡い狂気にも連なっていきそうなところも、可愛いようなところも、輪郭をぼやかしたような感じがあって、そこがアッシェンバッハのようには突き抜けられない中條教授らしい…という感じで、また新しい魅力を見せていただけました。
 やっぱり本田さん、いいです!

 本田博太郎さん、【Web Newtype:35年目に登場した最強のヒーロー! 「仮面ライダーカブト」制作発表】等によると、29日スタートの『仮面ライダーカブト』に加賀美陸役でレギュラー出演されるとのこと…
 今回のライダーキャストさん(のファンの方々)が、ちょーうらやましいです!!
 『仮面ライダー剣』では、オープンな第一報となった『仮面ライダーアギト<劇場版>』枠での予告映像でも一緒に映っていた山路和弘さんにはじまり、粟田麗さん、本宮泰風さん、増沢望さん、春田純一さん…と、ほしい俳優さんとの深いからみは全てもらえていた感のある天野さんだけに、本田さんと一緒のライダーに御出演だったら、深いからみは天野さんがもらえちゃいそうな気がするだけに、よけい…
 …と思うにつけ、『仮面ライダー剣』は、本当に恵まれていたなあとしみじみ。
 “東映はサンタクロース”状態が、次から次へ状態だった至福の時の思い出(まさか春田純一さんまで、天野さんと一番いっぱい一緒にいてくださるとは…!)が、よみがえります!


(ゲストブック書き込み:2006年1月26日)



牧歌的天野浩成さん情報ゲストブック
この書き込みを含む過去ログ6551-6600
■   天野さん共演者様作品見聞録   ■