天野さん御共演者様…ではないのですが:浦井健治さん
(セーラームーンミュージカル タキシード仮面役) 天野さん御共演者様:吉岡毅志さん (『猿飛佐助II 闇の軍団』 *その後の御共演* ) |
■
2002年6月7日(金)は、セラミュの天野さんの後々任の浦井健治さん御出演の『HERO730 LIVE STAGE 2002 コンビニスペクタクル「お弁当、温めますか?」』(シアターVアカサカ)を観てきました! この『HERO730』は、2年間限定で活動する“特撮系アイドルユニット”ということで、『未来戦隊タイムレンジャー』ブルーの城戸裕次さん、『百獣戦隊ガオレンジャー』ブルーの柴木丈瑠さん、『カメンライダーアギト』ギルス役の友井雄亮さん、『ウルトラマンガイア』ガイア役の吉岡毅志さん、そして『仮面ライダークウガ』ン・ダグバ・ゼバ(敵のボス!)役の浦井健治さん(ですが、“ヒーロー”という観点からか、特撮じゃないけど“タキシード仮面”と名乗ってらっしゃるようです[笑])の5人がメンバー。 『First Love』のものすごく緊密感のある芝居を息をつめて観ている今日この頃の中で観ると、ふっと肩の力が抜けていい感じでした(笑)! ■ ちなみに、『HERO730』のメンバーの皆さんですが、セラミュで天野さん御出演当時にも御出演だったキャストさん達と共演されている浦井さんはもちろん、他の皆さんも天野さんといろいろ“共演者おひとり間においてつながり”が。以下一覧。 ★柴木丈瑠さん:『百獣戦隊ガオレンジャー』で、『少年サスペンス』小池春雄役の堀江慶さん、『かぐや島伝説』土萠ほたる役の三田真央さん、『かぐや島伝説』フック役の池内菜々美さんと御共演。 ★吉岡毅志さん:『ウルトラマンガイア』で『本気!』シリーズ北脇役の賀川黒之助さんと御共演。 ★友井雄亮さん:一緒の回ではなかったですが、『仮面ライダーアギト』に『本気!19&20』平河内組長役の清水紘治さんが御出演。 ★城戸裕次さん:ちゃんと調べればもっとちゃんとしたつながりがあるかもですが、当面、最近天野さん御登場の雑誌でよく同じコーナーにお名前をお見かけする永井大さんは『タイムレンジャー』のレッド役。 …というわけで、城戸さん以外の皆様は、天野さん御共演者様作品CHECK等でおなじみの方で、拝見できて楽しかったです。 ■ ストーリーは、吉岡さん、友井さん、柴木さん(以下、キャスト名で説明)の3人が勤めるコンビにのライバル店関係者が、チーマーの城戸さん(実は柴木さんのサッカー部時代の尊敬する先輩)を使って妨害工作をするものの、最後にはライバル店の経営者の娘の言葉により改心する、というもので、そこに、浦井さん演じる受験生テロリストが唐揚弁当プラスチック爆弾をしかけにちょこちょこ登場して、最後にはオチをつけるというシンプル(?)なもの。 ■ で、とにかく、この中では浦井さん、ピカ一にダンスがうまいです! 脚を上げれば、さあっと真っ直ぐ高く上がるその動きだけでもホレボレするほど、軽々回れるし、普通のお芝居の中でポーズをとったときも、ダンスの途中のように指先までカタチが決まっていてキレイ! 今回の悪役というかなんというかなジョーカー的役どころともあいまって、浦井さん、アイドルグループの本メンバーというより、脇を固めるために招かれた大人キャストさん or 本職ダンサーさんであるかのような風格さえあったのがカッコいいです(実際、セラミュだけでも、舞台を踏まれた数はダントツなのでは。セラミュ、とにかく公演数が多いですから)。出番は比較的少ないのに、オープニング & エンディングのダンスシーンでは当然のようにセンターで踊ってますし(笑)。 ■ そんな浦井さん演じる受験生兼テロリスト(?)木村明神は、ところどころで突然出てきて、聞き取り不能なぐらいテンション高く“この爆弾で世界を変えるのだー、はははははー”的なことをわーっと言うという謎のキャラクター。最初は眼鏡をかけているぐらいで普通の出でたちだったのですが、二回目に登場のときはハチマキに、袖無しの服の前をはだけた怪しい格好で登場、浦井さんが“お笑い芸人”を名乗るだけのことはある!というコワレっぷりでした。 『HERO730』のメンバーでは唯一、感動系のストーリーの本筋には参加しないのですが、それでも、ライバル店の娘が切々と心情を訴えるシーンでは、冷蔵ケースの陰に隠れて様子を窺っている間、センター席から見て横顔の鼻がかろうじて見えるぐらい(下手からは全く見えないでしょう)の状態のときも、ちゃんとしんみりお芝居(うつむいたり)をしているらしい気配があったあたり、えらいと思いました(それでこそセラミュキャストさん!)。 ■ 公演中の諸注意の前説も、なんか聞き覚えのある声かも…と思ったら、最後に「タキシード仮面でした!」と名乗る浦井さんでした。 セラミュでは一応ややお兄さんな雰囲気でやっていらっしゃる浦井さんですが、この前説の声など思いっ切り舌足らず口調で、ここでは末っ子キャラでやってるんだー、と、感心してしまいました(でも、冷静に考えると、1982年6月27日生まれでまだ未成年の柴木さんが一番年下なんですよね…柴木さんも『ガオ日記』のときは“こんにちはぁ〜 タケルですぅ〜”みたいな強烈なノリで末っ子的キャラでしたが、このときの浦井さんのぺしょぺしょっとしたしゃべり方は、それを上回るものが…)。 ■ そしてカーテンコール最終では、メンバーの皆さんのトーク。 ここには、客席で御覧になっていた『ウルトラマンコスモス』の杉浦太陽さん(天野さん御共演者様ツナガリ的には、『ウルトラマンコスモス』に『本気!』シリーズ本気役の石橋保さんがゲスト出演されているというつながり!)も参加! 皆さん、ヒーローとしての変身ポーズをやってみせてくださって客席をわかせたのですが(観てる浦井さん、舞台の上でまた素で大笑いされてます【笑】)、そうなるとちょっとさびしいのが、ダグバとしてもタキシード仮面としても変身ポーズのない浦井さん。と、吉岡毅志さんが「健治健治、タキシード仮面のあれやってよ、ほら、こないだやってたじゃん、しぶいやつ」と、優しく声をかけてあげてらっしゃいました(吉岡さん、いいひとです!)。それに応えて浦井さん、脚を高々と挙げながら90度ぐらい回転、ポーズを取って「許さん!」…浦井さん、タキシード仮面が、いつそんなポーズやりましたか(笑)。 ともあれこれから2年間このユニットで活動されるという浦井さん、頑張っていただきたいと思います! ■ ちなみにこの公演、一番目を引いたのは、チーマーの城戸さんに恐喝された被害者で、その後ずっと舞台となるコンビニをうろうろし、最後はオチをつけた、リストラされたサラリーマン役の前田貴寛さん(吉本興業のお笑い「サブミッションズ」の方)。 なんとなくざわざわしていることも多かった客席が、この方の長ゼリフのところでは、しんと集中。やっぱり本職の“お笑い芸人”さんは違います! (ゲストブック書き込み:2002年6月9日)
|