スキトモ

天野さん共演者様: 相葉弘樹さん
(Club7 presents New Year Party『The Wonderful 4men da show!!』)

 2007年1月27日(水)は、【Club 7イベント】で小悪魔的キュートさをみせつけてくださった相葉弘樹さん御出演の【映画『スキトモ』】を観てきました!
(渋谷イメージフォーラムにて、レイトショー)


 『スキトモ』は、相葉さん演じる大学生ヨシキが、幼なじみの隣人で大学の先輩の智和をはさんで、智和の中学生の妹・みさおと三角関係になる話(【スキトモ公式:イントロダクション&ストーリー】)。
 そして相葉さんが恋心を抱く智和を演じるのは、『BOYS LOVE』で松本寛也さん演じる千鳥が恋心を抱いていたのえるを演じられた、斎藤工さん!!
 どちらも男の子が男の子に恋するストーリーを描いた作品ということで、どう違うことになっているのか、興味津々です!


 『BOYS LOVE』は、ヒロイン(!?)役の斉藤工さんが、大人の男的かっこよさにみちあふれすぎていたり、ちょっと製作側が“同性愛”というテーマにこだわりすぎたかな、という感じで、あんまり女性向じゃないんじゃあ…という感じもしないでもないでしたが…
 『スキトモ』のヒロイン(…かな? それともヒロインは智和の妹のみさお(Cast:小松愛梨さん)で、相葉さんはヒロインの恋敵ポジション?)相葉さんは、もう全く女の子的ポジションでも違和感なし!
 …というか、劇中で、誰も“男の子のヨシキが男の子の智和を好き”ということを問題視する気配もなく、ただひたすら恋愛バトルに徹しているのが、超すがすがしく(笑)。
 相葉さん、女の子としても十分すぎるぐらい可愛いし、中学生(それも、ついこのあいだまで小学生だったという感じのあどけない!)のみさおと並んでもすっごく華奢で、しぐさも女の子っぽい可愛さにあふれていて、すごいです…
 …そんな相葉さん、2006年お正月のClub7イベントでも(【Club7 2006新年イベント:after その1】書初めの項御参照)、2006年末の舞台『スイッチを押すとき』DVD発売記念イベント(【天野浩成さん共演者様作品見聞録:舞台『スイッチを押すとき』DVD発売記念イベント】)でも、“筋肉ムキムキになりたい”とおっしゃっていたのが、涙ぐましいです…


 そんな少女的可愛らしさをもつ相葉さんと、中学生の中でもあどけないのではと思われるみさおちゃんが織り成す物語なら、きっと淡い恋物語で、“ちょっぴりせつなくて可愛い青春の一コマを描いたピュアなトライアングルストーリー。”そのものになっているかと思いきや…
 …ヨシキくんとみさおちゃんの恋愛バトルが結構激しくて、昼ドラ的雰囲気がそこはかとなく!
 冒頭近くから、ヨシキは智和の練習場所にみさおが来ると露骨にムッとした顔になるし、みさおはみさおで智和がヨシキと食事に行こうとすると、激しくコワイ顔に!
 さらに、ヨシキとみさおが二人とも智和のための献立表を作って…という家族の食卓バトル展開になると、嫁姑戦争的様相まで呈してきたり!
 さらにはみさおちゃんがヨシキを智和からひきはがすために利用するヨシキの偽装彼女(!?)カヨ(Cast:西秋愛菜さん)の、ヨシキが智和のところにるんるん行っちゃうときの愕然とした表情や、ヨシキとみさおのバトルを間近で見続けてハラハラするみさおの親友・有紗(Cast:寉岡瑞希さん。もちっとした独特の落ち着きがあって、それが中学生とは思えないほど人間観察してる役どころにはまってました!)等、とにかくみんな、人間模様すごすぎです!

 でも、最後には、みさおちゃんがヨシキを嫁として認めた感じのラストになっていて、そこまでの過程でもヨシキとみさおちゃんが、お互いの気持ちに共感を示すシーンもあって、観終わった後さわやかであったかい気持ちになれる作品でした!
(昼ドラ的雰囲気も、それぐらいじゃないとこの作品、気が抜けた道徳教材ビデオのようになってしまうと思うので、超おっけー!
…というか、そういう雰囲気だったからこそ、めちゃめちゃ楽しんで観られましたし!【突っ込みどころ上等!】)



 それにしても斎藤工さん…
 途中、みさおにもヨシキにも感情的に責められたりするシーンもありましたが、全般的に“嫁と姑の間でうまくやっている夫”の貫禄十分で、お見事でした!
(最後のほう、試合会場にヨシキとみさおが一緒に仲良く表れたときのほっとした表情は、まさに母親と妻の板ばさみに日頃心を砕いている男性そのもの!【笑】)
 …やっぱり、『BOYS LOVE』のヒロイン的役どころよりも、こっちのほうがしっくりくるような(笑)。
 それでも、『BOYS LOVE』での全く違う役も、それなりに成立させ、美しく見せる斎藤さん、御立派だと思います!


 上映前には、近野成美さん御出演の『エンマ』(主演:塚本高史さん。【エンマ Official WebSite】)の予告編も観られて、ラッキー!
 『エンマ』も観に行きたいです。でも、かなりこわそう…


 と、『スキトモ』上映の【渋谷シアターイメージフォーラム】でも、北条隆博さん御出演の『官能小説』(【官能小説 公式サイト】)の前売券を売っていました。
 キネカ大森限定の特典はつかないかもしれませんが、大森まで行くのはちょっと億劫だけれど、渋谷(というより、青山近く。青山劇場の近くです)だったらよく行く、という方は、どうぞ!


 【映画『スキトモ』】では、舞台挨拶がない日には出演者の日替わりコメントを上映という、やはり斎藤工さんが御出演だった『ユリシス』(シネ・ラ・セットで上映。【義経と弁慶】の林剛史さん御出演)と同様のタクラミが。

 とりあえず情報になるかなあ、ということで、相葉さんのメッセージ(4)は、おおむねこんな感じでした、と。
 (細かい口調とかは聞き慣れてないので“らしく”再現できてないかと。あしからず)

“こんにちは、相葉弘樹でーす。
いままでセリフがここまで長い、多い役は初めてで、試練でした。
工…智和をヨシキが怒るシーンはワンカットで撮ったのですが、控え室でずっと練習してました。
結果的に皆さんが評価してくれればいいと思います。”

 印象的だったのは
☆“でーす”という冒頭のキュート君口調
☆“こんなにセリフが多い役は初めて”というのが意外
☆セリフが多くて大変、という状況を“試練”と表現
☆役名の“智和”が出てくる前に“工くん”と、演じる斎藤さんの名前が先に出て言い直し
☆基本的に舞台のお仕事が多い相葉さんでも長回しのシーンは大変なのかー、と
☆“皆さんが評価してくれること”に微妙に自信ありげ?

 すごくハキハキして、コメント慣れした印象が。
 これだけ短いコメントでも、映像で観ると、結構キャラクターが出るなあ、と。
 コンプリートされた方もいらっしゃるのでは?


(ゲストブック書き込み:2007年1月25日)



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