22nd January, 2005  
東映太秦映画村(京都)
出演者:竹財輝之助さん 林剛史さん 木下あゆ美さん
伊藤陽佑さん 天野浩成さん 吉田友一さん



『義経と弁慶』製作記念
出演者トーク&握手会
《2005年1月22日 14:00》



 東映太秦映画村(京都)でのDVD『義経と弁慶』製作記念出演者トーク&握手会、2005年1月22日(土)14:00からの回は“2回目”。
 イベントでのテンションが高くないライダーに対してデカレンジャーはテンション高いから一緒はやだ…と、おとなしげなのに、なぜか場の中心になりがちな天野さん、という構図が早くもあらわれはじめ!
 司会のお姉さんも知らなかったしこみまであったりと、厚遇されてます、天野さん!(笑)



【“すごいひとだ…” 御登場&御挨拶】

 御登場から林剛史さんは「殿!!」と叫ぶ等、ハイテンション!!
 伊藤陽佑さんはJR車内アナウンス風に「新大久保 新大久保です」と、もはやボケというより、シュールな世界に突入。
 そんなハイテンションな人たちに混ざって登場した天野浩成さん、客席を見て「すごいひとだ…」
 …初回で、同じく満席だった午前に驚くならまだしも、2回目のこの回になってなぜ!? という天野さん…
 そんな天野さん、“すごいひと”な客席におてふり。
 吉田友一さんも、おてふり。
 
 そして最初の御挨拶。
 まずは虎太郎さんから、と、『仮面ライダー剣』の役名で司会のお姉さんに振られた竹財輝之助さん「どうも、虎太郎です」(笑)。
 そこから「九郎義経役をやらせていただきます竹財輝之助です」は標準的だったのですが、「よろしく」と“お願いします”抜きの“よろしく”が男前。
 林さんは「武蔵坊弁慶役をやらせていただく林剛史でござる」と“ござる”モード。

 木下あゆ美さんが普通に役名+お名前の御挨拶をされている間、なぜかマイクをかかげたままの天野さん…

 伊藤陽佑さんは「佐藤忠信役の伊藤陽佑です」と、ボケなしの普通の御挨拶で意外!  …と思ったら「別に何もしませんよ」と、わざわざおことわり。

 天野さんは「伊勢三郎役の天野浩成です。よろしくお願いします」と普通に。
 最初の回は“三郎役の…”と役名短縮形でしたが、今回はちゃんとフルネームで!

 「藤原泰衡役の吉田友一です。よろしくお願いします」と、ごくごく普通な吉田友一さん…
 と思った直後「無法な悪を(中略)夜明けのサムライ! 泰衡じゃ〜!」と、いきなりハイテンションにデカヤスヒラ状態に!
 …というようなことを吉田さんが熱演している間も、天野さんはやっぱりマイクを口の前近くにかかげたまま…




【“ね、からすましょちょう” 役柄紹介】

 それぞれの役柄について。
 竹財さん「華麗で舞を舞うように立ち回りをし、鬼神のように戦う…優しさと強さをあわせもった人です」
 舞うように立ち回りは難しいのでは…とふられると「舞ってません。舞えてません。…ごめんなさい。がんばりました」
 …握手会のときのお話などでもそうだったのですが、竹財さん、主演の責任もあり、また竹財さんの強い向上心もありということだと思いますが、『義経と弁慶』の撮影にかなり精神的にも御苦労されている様子で、ちょっとトーンが落ちる感じ。

 林さん「バカで単純で強力(ごうりき)。うぉ〜い!!! という感じ」と、繊細な感じで語る竹財さんとは対照的に、パワフル!
 「ホージーとは全く違う」と言ったところで、客席に向かって「ね、ボス」
 なんと、客席後方には、『特捜戦隊デカレンジャー』の“ボス”ドギー・クルーガーの犬顔のかぶりものをされたコスプレイヤーの方が!
 と、天野さん、とことこと舞台の客席に一番近いところまで出てきて、かがみこんでそちらのほうを、じーっと見!(コドモのしぐさです!)

 木下さん「白拍子で、舞があります。殿のこと愛してます」
 そのお話を聞いて、天野さんもにっこり。
 (なかよしの竹財さんが愛されてて、うれしかったとか?)

 伊藤さんは「愛しさとせつなさと心強さをあわせもった…」と、竹財さんのお言葉を利用してボケ…
 …たはずなのですが。
 伊藤さん「なんでウケるの?」
 伊藤さんのボケに激しく反応した天野さんが、後ろ向いちゃってます!!
 袖で顔をおおって、笑い続ける天野さん…
 林さん「そこまで笑うとこじゃないでしょ!」…確かに、客席も笑ってなかったとこでした!
 思いがけない反応にややペースを乱された伊藤さん「ただのぶはー」と、ひっくり返った声で。
 「わざとひっくりかえってますよ、わざと」と解説する伊藤さんの横で、天野さん、まだ笑ってます…
 「殿に忠義を尽くすという、クールな…センちゃんとは違う役です」と、今度は林さんのお言葉をもじったりしている伊藤さんの隣で、ピースサインしたりしている天野さん。

 そして天野さん。
 「伊勢三郎は、みんな知らないと思うんですけど、元山賊で…」
 …と、そこでとまってしまう天野さん…。
 そんな天野さんに、とーっても親切な林さんが「元山賊で、殿に最初…」と、助け舟を出してくださるのですが、天野さん「いや、それ違う」と、何が違うの!?な反応。
 天野さん「ごはんがすきで…」
 …さぶろうって、そんなひと…?
 天野さん「…元山賊の役です」
 と、結局それだけかい! というしめくくり!!
 さらに天野さん「たちばなさんとはちがう」と、林さん→伊藤さんとリレーされてきたパターンを踏襲、と思ったら。
 「ね、からすましょちょう」
 林さん「いねー!!!」
 天野さん「ぼす、いたから…」
 …おとなしいかと思いきや、突然思いもかけないボケを繰り出す天野さん(…それ以上に、全く読めないリアクションのほうが場の撹乱力大?)、目が離せません!!

 吉田さん「僕だけ着物が豪華ですが、奥州の豪族の武将です。みんなと違うところを見てほしいと思います」と、天野さんにかき乱されまくった場をいったん鎮めるような、落ち着いた説明。




【“すごいじゃないですか、「こーんにーちはーっ!!!」って” デカとライダー】

 ここでお姉さんから、皆さんすごく仲がいいですが、デカレンジャーとライダーでこれまで一緒に仕事をされていたんでしょうか、というような質問。
 キャストさん達からは、1度だけバンダイのイベントで一緒に仕事をしたことが、というお答え。
 普段は交流がない? と聞かれると、天野さん「よっしーとは同じ事務所で」吉田さん「(天野さんをさして)先輩です」。
 これを聞いた伊藤さん「そうか、“よっしー”って言わないと」、林さん「これからは“よっしー”と呼んでください!」と、天野さんの吉田さんの呼び方“よっしー”にくいつき(お二人はそれまで吉田さんのことを“友一”と呼んでいらした模様)。
 天野さん、さらに「林は前から知ってるし」
 確かに天野さんと林さんは、『仮面ライダー剣』や『特捜戦隊デカレンジャー』放映開始の少し前、2003年12月5日に放映された単発ドラマ『神様、何するの…』(【神様、何するの… の部屋】御参照)で、一緒のシーンでの共演を経験済。

 さらにお姉さん「天野さん、さっき袖で“デカと一緒に仕事するのはイヤなんだよね”って」と暴露!
 これにはデカチームから「そうなの!?」「なんでー!」「ひどーい!」と非難の声が!
 天野さん「イベントを一緒にするのはいやなんですよ! なんでかっていうと、ぼくらのイベントって基本的にあんまテンション高くないじゃないですか!」
 …確かにライダーのイベントは、ぼけぼけほんわかしてました…
 「前に一緒にやったとき、(デカレンジャーは)すっごくテンション高くって。
 すごいじゃないですか、“こーんにーちはーっ!!”って! それについていけないんですよね」
 そう訴える天野さんに、木下さん「若いからよ!」
 …木下さんがそう言い放つや、“後輩”吉田さんが速攻、先輩に無礼を働いた木下さんをとどめに入り(笑)。
 天野さんが“後輩”吉田さんに気を遣われまくっている間、同じく“テンション高くない”ライダーチームの竹財さんが、木下さんの暴言に、無言で地味におかんむり。
 林さん「(木下さん静御前)殿との不仲説も!」
 木下さん、竹財さんの不興に気づいて「おいかりになってる…」と言いつつ、さして気にした風もなく(笑)。
 お姉さん「すごく仲いいですよね!」(笑)




【かっこよかったんですが(笑) DVD内容再現】

 ここで、DVDの中身をちょっとだけ再現、ということで、劇中のシーンを皆さんが再現してみせることに。
 吉田さん藤原泰衡が義経を攻めよ!と号令する中、義経主従が、まだあきらめない、と、蝦夷に向かうことを決めるシーン。
 さっきまでのお笑いトークムードから一転、かなりびしっとかっこよかってのですが…

 再現が終わるや伊藤さん「(お客さん)すっごい笑ってたよね!」
 そして伊藤さん「たぶんこの人」と、林さんのせいに。
 「このへんとか」と、林さんの頭をさし「このへんとか」とすね毛をさし(笑)。

 そして握手会。
 手があくとお手ふりをされる天野さん、ほのぼのです!
 お客さんとの握手が終わると、林さんと握手する天野さん。
 そんな光景に吉田さん「ナンセンス!」




【“はい!…ほんと?” 握手会後トーク】

 すみやかな握手への皆さんの御協力で時間ができましたので…と、握手会の後もトークタイム。
 もうすぐ最終回を迎える『仮面ライダー剣』と『特捜戦隊デカレンジャー』について。
 誰から? ということになり、吉田さんが「じゃあ、天野さんから」と発言、キャストさん達からみて左端の天野さんから右に流していくことに。
 天野さん「はい」と、いったん話し出そうとした段になって「…ほんと?」と、自分が最初でいいのか不安げ(笑)

 そんな天野さん「1年間やってきた『仮面ライダー剣』が明日終わります。
 応援してくださってありがとうございます。
 僕自身も仮面ライダーで得たもの…時代劇をやらせてもらったり…これからも頑張ります」と、1年間の感謝とこれからをみつめた御挨拶。
 「あとCD出します! 写真集も出します」
 そして「CDちょっと聞いてください!」ということで、天野さんのデビュー曲『希望ヶ丘』がかかり!
 曲に合わせて踊る伊藤さん(笑)。
 さらに、曲に泣いてみせる伊藤さん(笑)
 天野さん「こういううたを、2月2日にDVDつきで出します! 写真集も出します!」と、一所懸命PR。
 お姉さん「こんな仕込みがあるなんて、私も知らなかった…」と、これは驚愕の展開だった模様(笑)

 伊藤さんは「※☆◎$#〜」と、いきなりエセガイジン仕様!
 そして「剛史の曲を流してください」と、ボケてみせたのですが…
 …その伊藤さんのなんのきなしのボケに反応して、またまた『希望ヶ丘』を流す、ホンキな映画村!
 伊藤さん「びっくりしちゃったー」
 なんのきなしのボケに、思いもかけない結果(そのほぼ全てが天野さんがらみ!)が返ってきて、ペースを乱されがちな伊藤さん…
 「ていうか、何きかれてるんだっけ?」と、トークのテーマまで忘れてしまう始末(笑)。
 デカについてね、ということで「みなさんのおかげで無事1年間、大好評で終わることができそうです。あと3話、すごい展開ですので、楽しみにしてください!」と、“大好評”もアピールする如才なさ。

 林さん、伊藤さんの言葉を受け「その3話はつながっています。アブレラとの対決も出てきますので」と、内容についても興味を引くPR。
 と、伊藤さん「ボスがうなずいた!」と、客席のボスコスプレのお客さんを指して!(笑)
 林さん「ボスもすごいことになってます。楽しみにしてください!」と、伊藤さんと見事なコンビネーションでシメ!

 そんなハイテンションなデカレンジャーチームとは対照的に、竹財さん「最終回については何も言いません。観てください」。
 そんなローテンションは耐え難かったのか、それまでそれほどウケをとったりあおったりしていなかった竹財の事務所同僚・木下さん「牛乳飲んでるの?」と、ふくらませに。
 竹財さん「それも言いません。僕が変身するかも言いません」
 その竹財さんのお言葉を受けて“おおーっ、そんな展開が!?”等々、盛り上がってみせてくださる林さん&伊藤さん。

 木下さん「さみしいですね」と、作品放映終了を惜しみ。
 「私自身がジャスミンのイメージなので、これからいろんな役にチャレンジして、いろんな自分を見せていけたらと思います。最終回楽しみにして下さい!」

 吉田さん「最終回でさみしいさみしいという声が聞こえるんですが」と、それって木下さんしか言ってないんじゃ! という導入部。
 (おっしゃった木下さん自身が「えっ!?」状態!)
 「僕もさみしいです。でもすごくいいドラマになってるんで、期待してください!」




【“立ってもらってもよろしいですか” 公式ガイドブック用写真撮影】

 ここでお姉さんから、DVDの発売に合わせて、公式ガイドブックが発売になるとの発表。
 と、伊藤さんと天野さん、低く作った声で「イエイ〜」
 さらに『東映ヒーローMAX』と『時代劇マガジン』の辰巳出版から…とアナウンスされると、またまたヘン声ひとたちが「たつみー」「たつみー」(笑)

 というわけで、握手会会場の写真を、客席を入れて撮ります、ということに。
 写真はまずいという方は顔を隠してください、というとき、林さん「ボス、隠すなお前は!!」(笑)
 キャストさんが客席を背にするように…ということになると、すぐにしゃがむ天野さん。
 でも、客席に立ってもらったほうが…ということになり。
 すると天野さん「みなさんごめんなさい、立ってもらってもよろしいでしょうか」と、トークのときのおぼつかない感じがうそのような、なめらかな丁重なお願い!
 そしてまた林さんや伊藤さん達が“イエーイ!”と盛り上げつつ、にぎやかに写真撮影。




【最後までおてふり。最後の御挨拶、退場】

 そして最後の御挨拶。
 吉田さん「短い間ですが、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします」
 天野さん「みなさんほんとうにありがとうございました。ほんとにみんなで頑張って面白いDVDを作っていますので、ぜひ観てください」
 伊藤さん「寒い中ありがとうございました。一生懸命やりましたので、絶対いいDVDになっていると思います」
 木下さん「立ち回り、舞、史跡めぐり等ありますのでお楽しみに」
 林さん「今日はもうみんなとお別れなんて、悲しくなんか、ナッシング!」
 竹財さん「わしは満足じゃ(笑)。弁慶との出会いから義経が伝説になるまでを網羅していますので、期待していて下さい。損はさせません」

 退場のとき、天野さんは最後の最後までおてふり。
 そんな天野さんのマネを、皆さんされていた模様?





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