ドラマ30
 
デザイナー
 
EPISODE 20



Staff & OA
脚本 ◆ 松田裕子  監督 ◆ 加島幹也(東通企画)
その他のスタッフ ◆ Data Page
放送日時 ◆ 2005年10月28日 13:30〜14:00

公式サイト:【MBS:ドラマ30『デザイナー』公式サイト】


Cast
亜美:松本莉緒  結城朱鷺:塩谷 瞬  土屋 明:天野浩成
葉山ありさ:国本 綾  柾:丸山智己
濱田佳菜(榊原貴子)  浜野千春(三上由香里)
川原田 樹(水島健) 押元奈緒子(矢田美奈子) 田中佐輝子(横山光恵) 徳永有香子(白川ゆき乃)
八田麻住(ありさのマネージャー) 竹中絵里(田中真緒) 安村麻衣子(原典子) 樋口明日香(青山朋香)
三宅香菜(広川菜々) 上田泰三(カメラマン)  ノイエ  キャストプラン
青石雅也:乃木涼介  鳳 麗香:国生さゆり

※(  )内はクレジットに表示されない役名・役どころ


Story
 柾がついに2人の居所を捜し出し、朱鷺を迎えにやって来た。
 亜美はデザイナーに朱鷺は実業家に戻った。
 亜美は青石への想いを断ち切り、デザイナーとしての誇りを支えに前へ進む。
 麗香と争ったハリウッドの映画衣装の仕事も勝ち取った亜美。
 怒りに震える麗香は、ありさに近づく…


Check! −天野さん明くんみどころ−
 スタジオで、ありさが「お疲れ様です」と駆け寄ってくると、落ち着きなく視線をさまよわせてうつむく明くん。
 ちょっと気まずくなりそうな雰囲気?という感じで「あのさ」口をひらいたときには、昨夜のことは忘れてほしい等言いそう! だったのに、身体の向きまでありさからそむけて「いや…」そして「今夜、食事でもしよっか」。
 そう言われたありさのうれしそぉーうな顔!
 つい優しくしかできない明くんらしい…

 タバコに火をつけようとしてライターがないことに気づき、身体をまさぐった後、タバコをカウンターに投げつけるように置く明くん。
 ありさとのこと、かなーり落ち込んでいる気配。

 隣に座った亜美ちゃんにかける「あのさ」の声。
 頑張って明るくしている、でもよわよわ〜な感じのある、ささやくような声。
 「旅行…行ってたんだって…あいつと」と、あんなに気にしていた亜美の朱鷺との別荘行きについて、極力普通に話そうと頑張りに頑張る明くん。

 「朱鷺と別荘に行ってたのよ」と、こともなげに言う亜美ちゃんに、またささやくような声で「それって、そういう…ことなのかな」と単刀直入に聞く明くん、結構度胸あるかも!
 亜美ちゃんの「そういうことって?」、目力のせいで微妙にコワイです(笑)。
 それでも、困ったような笑みを浮かべながら「…だから…男と、女なわけだし」なんて言える明くん、やっぱりすごいです!
 (亜美ちゃんへの“大好き!”まんまんなのに、あんまり男くさくなく、さらりとした感じの問答になっているのが、天野さんならでは。)

 「彼は私を、仕事に復帰させようと思って、つきあってくれてただけよ。ビジネスのパートナーとして」という亜美ちゃんの言葉を聞いて、突然にっこにこになって「そっか」と納得する明くん。
 そんな明くんをちらちら見やる亜美ちゃんのそぶりは、なんとなくおかしいのに!(笑)
 そんな明らかに何か隠してる亜美ちゃんを見ても、しあわせそうににーっこりな明くん…

 ありさの視界に入った、にっこり微笑む明くんの横顔。
 ありさの同じようににっこり笑顔になる微笑ましさ。
 それが亜美ちゃんに向けられているとあらば、ありさ的には確かに「…あんな顔、あたしにはしてくれない」となるのもむべなるかな。

 「こんばんは」とありさが登場すると、亜美ちゃんが「待ち合わせしてたのね。私もう行くわ」と立ち上がろうとすると、一瞬前のにこにこから一転、うつむいて視線をさまよわせる、暗い挙動不審に。
帰ろうとする亜美ちゃんに、微かな声で一声かけているところが、かわいそう感いっぱい。

 「明さん、これ忘れてましたよ、今朝」と、亜美ちゃんの目の前で明くんのライターを差し出し“明くんは私がGET!”をアピールするありさ。
 そんなありさを上目遣いで見て、ぱっと目を伏せて、また上目遣いになって…と短いサイクルで繰り返される狼狽の表情が、可愛すぎ。

 「じゃあ、行くわ」という亜美ちゃんに弱弱しく「ああ」と応える明くん。
 深くうつむいてから、亜美ちゃんが行ってしまった方向を思いっきり振り返ったり。



























Last update :
29th November 2005













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不意打ちめいた、素直な表情。
 第20話では、ハリウッド映画の衣装のことで亜美に負けた麗香の姿に、不意をうたれた感じでした。
 まさか、あんなに素直なくやしがり方をして、子供のように泣いたりするとは想像もしていかったので!
 麗香にとって、トップデザイナーであること、それにふさわしい実力を自分が持っていることは、ほんとうに純粋に大切な、心のよりどころでもあったんだなあと、落選の電話を受けてからみるみるうちに“べそをかく”という感じの表情になり、最後には床に突っ伏して大泣きする麗香から、ダイレクトに伝わってきました。
 自分が実力で負けたのだと現実を直視してそれを素直に悲しむ麗香、トップデザイナーとして亜美の前に大きく立ちはだかる姿からは思いもつかない、あどけないような泣き顔は、これまでいろいろなものを捨てて、肩肘張って生きてきた麗香の姿も重ねると、たまらなく可愛く思えました。こんなに泣いても麗香は、誰かに心の拠り所を求めようとせず、自分で必死に失いかけたものを取り戻そうとするんだろうな、と思うと、一人で戦い続けようとする麗香がとてもけなげにも思えてきました。
 青石があの完成された大人の魅力を身につけたのも、そんな麗香と愛し合って、二人ともにつらい気持ち、悲しい気持ちを味わってきたからこそなのだろうな、と思います。それを思うと、亜美が、そういう過程を経て完成された青石の優しさから安らぎを得るだけだったとしたら、それはちょっとずるいことだったかもしれない…と、ほんの少しだけ、思いました。

 いきつけの店で亜美から、朱鷺と別荘にいたのは別に男と女としてではない、と聞いて、喜ぶ明の笑顔の無邪気さも、不意打ちでした。
 ありさの言葉を聞いてあんなに傷ついた様子だったのに、そして目の前の亜美はどうみても何かを明に隠している表情なのに、亜美の言葉で、あそこまでしあわせそうな笑顔になる明。明にとって亜美の一言は、絶対といえるほど大きいんだな、と、改めて感じました。
 こんな、まだまだ子供なところもありそうな明が、いろいろな経験をして、どんな素敵な大人の男性になっていくのか、楽しみなような気持ちになりました。今の明がもつ明るさ、素直さ、優しさは、どんな波乱が明を襲っても、失われませんように…。
(2005年 10/30(日)21時10分)


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