天野浩成さん
お花計画
for
SADAKO -誕生悲話-


 2013年5月3日〜12日に新国立劇場・小劇場で上演の舞台『SADAKO -誕生悲話-』東京公演(公式サイト:【劇団EXILE公演「SADAKO -誕生悲話-」公式サイト】)に出演される天野さんに、「応援しています」「お身体に気をつけて」「いつもありがとうございます」「大好きです」等々の気持ちをこめて、一緒にお花と天野さんへのメッセージををお贈りしません…とのお誘いをしましたところ、たくさんの方にたくさんのお気持ちをいただきました(ありがとうございます!)。
 初日の5月3日に届くよう、スタンド花を贈らせていただきました。
 また、申し込みの際に皆様からお預かりしましたメッセージも、このページと同様のデザインでレイアウトし、初日開演前に天野さん宛に差し入れしました。

 公演期間が長く、スタンド花は全て最後の週末より前に撤去されてしまったため、お花の実物を御覧になれなかった参加者様には、大変申し訳ありませんでした。
 丁寧に御報告して、お花の姿をお伝えしたいと思います。

 花全体像
『SADAKO -誕生悲話-』花全体像
←画像をクリックするとより大きな画像が見られます


◆ 今回は天野さんが演じるキャラクターのイメージカラー等はなく、また、演じる役どころも1960年代の学生運動関連の取り調べをする刑事、ということしかわかっていなかったので、作品イメージからお花の姿を決めることに。
 公演初日は母の日も近く、お花も高価になる時期なので(赤いカーネーションのイメージからは、赤い花が特に需要が大きそうな気がしますが、実際の動きはよくわからず)、できるだけコストパフォーマンス良く作っていただけるように、ということで、以下の3つのテーマのうちのどれか、ということでお花屋さんに相談しました。

1.ホラー作品→暗い色の花を多く使う等した、怪奇的/怖い感じのイメージ
2.1960年代という時代背景を前面に出した舞台→レトロでシックなイメージ
3.今回の舞台のビジュアルイメージに色や雰囲気が近いイメージ

 その結果、メールでお送りした作品公式サイトの作品概要等を御覧いただき、このお花に!

◆ 華やかで美しいスタンドですが、どこかグロテスクで怖い雰囲気も。
 1960年代の学生運動、そして今回の舞台の熱量を伝えるような鮮やかな赤の花、ダークな色合いの花。
 『SADAKO』、そして『リング』シリーズでは“産まれる”ということが重要なモチーフになっていますが、その営みを思わせるような、肉体を感じさせる花も混ざって、複雑な印象に。

◆ ちなみにこの写真は、初日の様子を映像で撮影されていたスタッフ様がスタンド花の様子を撮影する際、ライトを当てたのに便乗。
 葉の影が壁にくっきりと映し出された、なかなか撮れない写真!
 (色も補正なしで、いい感じに!)




◆ 公演期間半ばでの撤去のために御覧いただけなかった皆様のために、スタンドはこんな感じで飾っていただいていましたという景観図(初日開演前。その後、何基か追加あり)。
 こちら側はキャストあてのスタンドで、反対側にスタッフあてのスタンドがずらり。

◆ スタンド単独の写真では、色の鮮やかさが強く感じられますが、こうして引きで見ると、スタンドのダークな存在感が伝わるかと。

◆ ちなみに、左から2番目は天野さんも出演のドラマ『シュガーレス』さんからのお花。
(劇団EXILEあてですが、天野さんもその中に含まれていると信じておきます【笑】)

『SADAKO -誕生悲話-』会場全景



 上段
『SADAKO -誕生悲話-』花上段

◆ 上段をクローズアップすると、ジャングル感が増し増し!
 赤、オレンジ、暗紅、紫、ピンク……といった色鮮やかな花を、赤ドラセナ(先の尖った長い葉)がダークに沈めている感じ。

◆ お隣のスタンドの花材(銀色の葉とか!)や、背景のポスターとのコラボで、より不思議ワールド形成。
 劇場でスタンド花を観る面白さ。





 下段


◆ 下段はバラが主役級になり、ピンクの花の比率が高くなっていて、上段とはかなり違った印象に。

◆ 普通は“可愛らしい”ピンクの花も、変わった形で個性的 & ホラー的。
 ちょっと珍しい感じの花、天野さんのおかげで見ることができてラッキー!

『SADAKO -誕生悲話-』花 下段



 時代の熱気:赤
◆ ぞくっとするホラーという以上に、1960年代を生きた人々の熱気を強く感じさせた、演じる皆さんの熱さも生半可でない『SADAKO』。
 そんなすごい熱量の舞台に、赤はぴったり。
 個性的な花がたっぷりのスタンドですが“情熱の赤”の王道・赤いバラも、しっかり。
『SADAKO -誕生悲話-』バラ(赤)

『SADAKO -誕生悲話-』アルストロメリア(赤)

◆ 炎を花のかたちにしたような、アルストロメリア。
 三原山の火口のマグマのイメージにも。



◆ アンスリウムの変わった形は、
ホラーらしい奇妙な世界を
想起させてくれるもの。
でも、花言葉は“情熱”。



◆ 天野さん演じる水澤刑事の大きな見せ場、劇団《飛翔》全員がその主義主張を水澤刑事にぶつけ、それに水澤刑事が声を張り上げて反論する幻想上のシーンでは、真上からのライトで床が真っ赤に。
 赤は、そのシーンでの水澤刑事の凛々しさ、表情のみずみずしさを思い出させてくれる色。

『SADAKO -誕生悲話-』アンスリウム(赤)



 ホラー的なダークさ:暗紅色

◆ ホラー的なダークさを表現する、暗い色の花。
 そういうときに大活躍の黒ダリア(→)も、いくつも入れていただいていました!

『SADAKO -誕生悲話-』ダリア



◆ 『SADAKO』演出の星田良子監督が、ドラマ版・舞台版ともに演出を手がけられ、舞台版の脚本は『SADAKO』の脚本・樫田正剛氏が書かれた作品『インディゴの夜』。
 そのドラマ版で、天野さん演じる犬マンを象徴する小道具だったガーベラ。
 舞台『インディゴの夜』のスタンド花でも、【東京】【名古屋】【大阪】、と、その色を変えながら『インディゴの夜』カラーを担っていましたが、『SADAKO』スタンド花でも、ダークな印象に一役(↓)。

『SADAKO -誕生悲話-』ガーベラ(形)


◆ 『SADAKO』スタンドのガーベラ、形がくっきり
 写っているのは左の写真のほうですが……



◆ 実際に見たときの色の雰囲気は、
 右の写真に近かったように記憶。
 かなりダークなイメージ。

『SADAKO -誕生悲話-』ガーベラ(色)



 異形の個性:バイカラー
『SADAKO -誕生悲話-』ダイアンサス

◆ 『SADAKO』スタンド花には、紫・真紅の花びらが白く縁取られているバイカラー(二色)の花がいろいろ。
 ひとつひとつが美しく、なおかつ、スタンド全体にホラーらしい奇怪さ、いい感じのグロテスクさを与えてくれる、不思議な存在感。

◆ 手毬のようなダイアンサス[なでしこ]。
 (←)品種名も“ブレアンサス キング(King Breanthus)”と、かっこよく。
  『SADAKO -誕生悲話-』アルストロメリア(バイカラー)  




『SADAKO -誕生悲話-』カーネーション
◆ 炎のように赤い花も入っていたアルストロメリアは、
紫と白のコントラストがあざやかな、
バイカラーの花も。(→)

 
◆ バイカラーの薔薇も(↓)。
『SADAKO -誕生悲話-』バラ(赤)
◆ 『SADAKO』東京公演最終日、5月12日(日)は母の日。
 母の日には赤いカーネーションが贈られますが、
『SADAKO』のカーネーションはこんな色合いで、
複雑なムードを作り。(→)
(カーネーションもナデシコの仲間で、
学名は“Dianthus”つき。)







 肉を感じさせるもの:ピンク
『SADAKO -誕生悲話-』カラー
◆ ピンクの花、というと、可愛らしいイメージですが、
 『SADAKO』のお花だとちょっと違う……
 見立てによっては【閲覧注意】ということになりそうな……


◆ ピンクのカラー。
 カラーは白いものが多いので、ちょっと珍しく。
 きれいですが、ピンクのむらの具合がちょっと、
 体内にカメラを入れた画像っぽく感じられたりも……
 (←『SADAKO』の内容に即して言うと、産道?)




◆ 謎の形の「バラ……?」と凝視してしまう不思議なお花。
 スプレーバラの《クロスサンセット》という品種だとのこと。
 とてもきれいで可愛らしい花なのですが、ちょっと肉……
(→)






『SADAKO -誕生悲話-』バラ(ピンク)



 参考:花全体像
天野浩成さん『SADAKO -誕生悲話-』花店画像

◆ スタンド花作成をお願いしたお花屋さん【FLORIST KANOCHE】様が報告メールでくださった写真を許可を得て掲載させていただきました。
 (“付けて頂いたリンクの画像やHPを参考にし、カラーを赤に統一し、豪華・個性的にお作り致しました。”とのコメントもいただきました。ありがとうございます!)

◆ 劇場で見るよりも球体感が強く感じられる写真。
 この、ちょっとナマモノっぽい“球”がかなり大きいので、結構コワイかも……
 (いろいろな生き物の肉体や怨念が取り込まれている感じ!!)

【きれい!が大好き 花屋'S ダイアリー:2013年5月27日_お届けしたスタンド花たち】でも紹介してくださっています。







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