映画『官能小説』
トークショーつき上映


天野さん共演者様: 北条隆博さん
(『仮面ライダー剣』)

 2007年2月24日(土)は、『幽霊より怖い話「昨夜の出来事」』の坂牧良太監督、『仮面ライダー剣』の北条隆博さん御出演の『官能小説』(【官能小説 公式サイト】)トークショーつき上映を観てきました!
 映画本編は予想していなかった天野さん共演者様も御出演、トークショーは北条隆博さんの“天野さんに似てるかも…(笑)”と思っちゃうようなカワイイところいっぱいで、大充実の映画&トークショーでした!

 北条さんも一所懸命「“口伝えで”宣伝してください」(1回目のトークショー御参照)とおっしゃっていましたが、タイトルと配給会社の宣伝は過激でも、超・女のコ向けのカワイイ作品なので、2007年4月21日(土)〜5月4日(金)[18:45〜20:15]に上映という名古屋【シネマスコーレ】での上映時や、DVDリリース時には、タイトルや予告編にびびらずに(笑)!

 なお、このトークショーの様子については、【Ciemacafe.net:タイトルに負けない過激なシーンも? 大久保麻梨子、北条隆博、浜田祥子『官能小説』トークショー】に、写真つきで記事が掲載されています。


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 17:00からの回の後と19:00からの回の2回がトークショーつきで、登壇者は坂牧良太監督、主演の大久保麻梨子さん、北条隆博さん、19:00の回のみそれに加えて、竹財輝之助さん&椿隆之さん御出演の『ガラスのヒール 〜レースクイーンの女神たち〜』に主演されていた浜田翔子さんが御参加。
 で、16:00から整理券配布&チケット発売(or 前売り券引き換え)だったのですが、販売を開始してまもなく、券を発見する機械が電気系統のショートで動かなくなるというアクシデントが!
 係の方はなんとか回復できないか右往左往、別のところの電源から電気をひっぱってこられないかとリールを持ち出したり、電気系統の修理の方が急遽呼ばれたりしていたのですが、上映時間も迫っていたので、整理券のみで当日券の券面の発券なしで販売(販売している横で別の方が数を記録)、という、かなり異例の事態に(でも、それならあんなに待たせないで、最初からそうしてくだされば!)。

 並び列はそれなりに伸びていたような気がしたのですが、しっかり並んでいらしたわりには意外と両方の回を買う方はそう多くなかった模様(かといって浜田翔子さんの19:00の回に集中するということもなく)。
 1回につき、40〜50人ぐらいいらしたかなあ、という感じ(1回目の上映前、係りの方が“44人”とかおっしゃっている声も聞こえたり)の中、女性は10人ぐらい? という雰囲気。
 トークショー回のこの男女比、通常の上映だとどうなるのか、ちょっと見当がつきにくいです…
 でも、たとえ『官能小説』のお客さんが男子多目でも、同じ映画館には『バブルへGO!』や『どろろ』等かかっていて、ミニシアターで男性メイン対象の作品が上映されているのより行きやすいと思いますので、そのへんは気にせず観に行って大丈夫だと思います!
 …というか、内容がぶっちゃけ、女のコ向けなので…そもそも、原作、少女マンガだし…


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 まずは映画本編。
 “日本エロス界が放つ、極上の愛欲巨編ついに完成!”“恥辱まみれのロードショー!”というアオリは何だったの…? という、超・超・超かわいい映画でした!
 北条さんが、とにかくあどけない子犬のような表情の連続で、可愛すぎ…
 (でも、あんな可愛らしいコドモが、夏休みの宿題をするようなカッコで書いた官能小説にコーフンさせられるというのは、ちょっとイヤンなカンジかも…とも思ったり【笑】)
 ですが、『仮面ライダー剣』で、タイガーアンデッドの光と並んでおにぎりを食べるシーンの横顔に、“このあどけない北条さん、意外と『剣』メンバーで一番恋愛ものが似合う役者さんかも…”と予感した通り、ラスト付近では、かなり立派に恋愛ものモードになっていて、感慨しきりでした。

 主演の大久保麻里子さん、美人なのですが、女らしい可愛さを見せるところより、自分の部屋でランニング(あえてオヤジっぽく“ランニング”と呼びたい、白タンクトップ!)でタバコをふかして北条さん椎野クンの書いた官能小説の文庫本を読んでいたりする、ややオヤジくさいところが、ものすごくツボ、ツボ!  そんな、ちょっと男前なところにぐぐっと引かれていただけに、舞台挨拶に素顔の大久保さんが登場したときには、驚愕の嵐でした…(そしてさらに激しく、大久保さんのトリコに!)

 浜田翔子さんは、『ガラスのヒール』ではひたすら可愛く“がんわりまぁす”とか言ってる印象でしたが、この作品ではプチ悪役で、むしろその方が魅力的だったかも。
 あの“がんわりまぁす”な口調で“エロ小説家さん(はぁと)”とか呼ばれるって、なんか男のロマン、ってカンジです!
 (でも、北条隆博さん椎野クンは、全然ありがたがっていなかった模様。)
 二人で居酒屋で飲んでるシーンなどは、“キミ達、補導されるよ?”ってカンジの可愛らしさ!

 で、“官能”部分ですが、北条さん椎野クンの小説(妄想)部分は、一応北条さんに似せたという設定の? でも顔の系統違いすぎ! 子犬系じゃない!(笑)な別な俳優さんが担当(女優さんももちろん大久保さんとは別の人)。
 北条さんは最後に一応ちょこっと…でも、『マンハッタンダイアリーズ』の天野さん武くんよりは、しっかりからんでたように思います。
 キスは、口を動かしたりしてる分、天野さんがこれまでいっぱいしてきたキスシーンよりぐっと生々しい感じ。
 自分、竹財さんの『緋の十字架』を、部分的に失敗しつつ録画したまままだしっかり観ていないので、竹財さんの最大限エロスは観ていないのですが、とりあえず自分が観た範囲では、キスに関しては、『剣』メンバーの中で北条さんが一番えろくやっていらしたかも!
 …いずれにせよ、官能部分については、配給会社のアオリは全くアテにならず、信じられるのは映倫の評価が一番ということが、よーっくわかりました(ほんと、PG12っていう評価が、ものすごくしっくりくる映画でした! 映倫、あなどりがたし!)

 エンディングクレジットを見て、またびっくり!
 【少年サスペンス「謎の男子転校生」】で、天野さん演じる俵太の幼馴なじみで恋のライバルを演じていらした、大柴邦彦さん(現在“大柴隼人”さんに改名)のお名前が!
 『少年サスペンス「謎の男子転校生」』は、今の時点で天野さんが一番えっち方面でがんばっていた作品では…という作品。
(といっても、表現方法は、今言うなら“『特命係長只野仁』方式”…プロの女優さんのほうだけが激しく演技して、男性の俳優さんの方は、フンフン言っているだけ[天野さんの場合は、腕立て伏せのような動きをしているだけ]という感じで、生々しさはほぼゼロ。監督は『ケイゾク』でブレイク寸前の堤幸彦監督という、かなり価値ある作品!)
 その『少年サスペンス「謎の男子転校生」』は、天野さん20歳、ちょうど今の北条さんと同じ年頃の作品で、北条さんが同じように“官能”を頑張っている作品に、大柴さんが出演されていること、とても感慨深く感じました。
 2回目じっくり観たら、大柴さん演じる山岸哲郎は…あまりネタバレになるので言えませんが、北条さん椎野クンが恋する主人公・大久保さん演じる藤森彩と、過去に関わりのあった男性ということで、ちょっと『少年サスペンス「謎の男子転校生」』での天野さん俵太くんと大柴さん勝の関係を思い起こさせるようなところもあって、さらに感慨深く。
 大柴さん、素敵でした。
 その少し前、『FM89.3』で、『少年サスペンス「謎の男子転校生」』で天野さん俵太くんと大柴さん勝が想いを寄せる幼馴染の女の子・有子を演じていらした浅川ちひろさん(現在“浅川稚広”さん)を観てきたばかりだったので、天野さん主演テレビドラマのメインキャストだったお二人がそれから10年近く経った今も御活躍なこと、うれしく思えました!
(さらに4月スタートの天野さん出演作『美味學院』には、やはり『少年サスペンス「謎の男子転校生」』で天野さんと御共演の堀江慶さんが、監督として御参加!)

 さらに、天野さん共演者様では、【女囚07号玲奈】で根越環境大臣役を演じられていた並樹史朗さんが会社の上司で。


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 トークショー1回目、17:00の上映回の後。
 登壇は主演の大久保麻梨子さん、北条隆博さん、坂牧良太監督…
 …なのですが、大久保さんをみて、びっくり!
 黒のロング or セミロングに眼鏡、ちょっとしぐさ等オヤジ入ってたりもする、いかにも堅い“小局”OLを演じていらした大久保さん、少し栗色の入ったショートに満面の笑顔、頬にちょっとさしたチークがふっくらイメージ、という感じの、超可愛らしい女のコに大変身!!
 女の子は、髪形やメイクで大変身するとはいいますが、まるで別人な大久保さんに、超驚愕!!
 にこにこにこにこしている大久保さんは本当に可愛くて、それはもう眼福でした…


 最初、マイクがなくて、大久保さんはつらつと「地声でいきます! 今日はお忙しいところ、ありがとうございましたっ!」
 これに北条さんも「ありがとうございましたっ!」と続いたりして、さわやか!
 で、上手側からマイクが来ると、マイクのコードを下手側に送るお手伝いをする北条さん。
 MCさんが「ありがとうございます」と言うや、監督もせっせと送るしぐさを!(キュートです監督!)


 まずは、この仕事の話をもらったときの感想から。

 大久保さんはまずタイトルにびっくりして、官能小説を読んだほうがいいかなと思ったものの、断念したとのこと(笑)。
 でも、小道具に出てくる官能小説の本はリアルにできていて、ちょっと読んだそうです。
 それを読んだ感想を求められた大久保さん「すごい…ですね。でも北条くんは興味を持ったみたいです」と、北条さんを陥れるおこたえに(笑)

 そんな北条さんにお聞きしたいと思います、と順番が回ってきた北条さん「そんな北条ではないです!」と、まずは思いっきり否定(笑)。
 そして動揺のあまり質問を忘れた北条さん(笑)「タイトルにまずびっくりしまして…こんな俺にこんな役ができるのかずっと心配にかられて…顔合わせの日でどきどきでした」。


 そこから顔合わせではすぐうちとけられましたか? という話題に。
 北条さん「それが…全然うちとけられなくて。
 しまいには監督が“5分ぐらい出るか”と2人にされて。
 スタッフの皆さん全員出てっちゃって、2人でぽつん…って。
 無言でしんとしてたのが3分ぐらい」
 …沈黙で3分はあり得ないでしょう! と思っていたら、大久保さんから「3言しゃべった」と補足説明。
 大久保さん「全部私からで。出身地どこですか、と、いくつですか、と、お芝居長いんですか、の3つ」
 それを初めて聞いたらしい監督「普通だ! ごっつい普通だ!」とさかんに(笑)。
 大久保さん「お見合いみたいな…しーんと…監督早く帰ってきてくれないかなあって」
 監督「気を使ったのに!」

 北条さん…『仮面ライダー剣』関連の対談記事でも、お仕事で女性になるのは苦手、というお話をされていて、人懐っこそうなのに意外…と思った覚えがありますが、ここまでだとは…(笑)


 次に大久保さんに、大久保さんの好きな人が官能小説家だったらどうか、という質問。  大久保さん「かなり衝撃受けますね。とりあえず1冊ぐらい読んじゃうかな、興味あるじゃないですか」
 その大久保さんに「あるんだ!」と、監督(?)から突っ込み(笑)
 大久保さん「いや、好きな人が書いたものだったら」と、別に官能小説全般に興味があるわけじゃない(=北条くんとは違う!)と反論(笑)


 北条さんには、北条さん演じる椎野と自分の共通点について。
 北条さん「共通点…共通点…」としばらく考えて「ない?」
 MCさんに、官能のことで頭がいっぱいとか…と言われて「そこは一切、マジでないですね!」と必死な北条さん(笑)
 「自分で言うのもなんですけど、恥ずかしがり屋のところはあるかなあと。しゃべりかけることもできないんで…」


 お二人に、ベッドシーンを演じた感想。
 大久保さん「撮影の順番としてはほんとに最初のほうで、顔合わせのときに3言しかしゃべってない状態から、ちょっとずつ撮影を重ねるごとにしゃべれるようになるかな、と思っている段階だったので…」
 そんな初期の段階でベッドシーンだったのか、というより、顔合わせのときにホントにその3言しかしゃべらなかったんですかーっ!! というほうが驚愕(笑)
 北条さんも「いきなり撮影、ホテルだったよね! 新宿のホテルで…初日にホテルって、えーっ!!! て思ったんですけど」
 監督「ぼくもえーっ!!! て思った! マジかよ、って」
 …監督、なんとなくお茶目な(笑)
 大久保さん「ガチガチだったので記憶があまり…8月だったので暑かったです」
 北条さん「むちゃむちゃ暑かった…」
 大久保さん「メイクさんを困らせてしまいました」
 北条さん「暑かったです!」


 監督に、撮影中に見たお二人の意外な一面等。

 監督「北条くんは男らしいということが意外な発見でしたね。
 シャイな男の子、っていうイメージがあったんですけど、ベッドシーンでもちゃんと男らしく身体を支えたりしてるのを、モニターを見て若干ジェラシーを感じてましたね」
 …と、監督が御自分の作品のメイン俳優さんに嫉妬してどうするんですかーっ! というお茶目なお答え(笑)。

 大久保さんについてはは「最初にお会いした印象とクランクアップのときの印象が…」
 と話し始めると「あ、僕の携帯、鳴ってますね」
 MCさん「監督、携帯はマナーモードにお切り替えをという案内を最初にさせていただいたんですが…」
 すいません、と謝った監督(笑)「大久保さんは意外な一面がたくさんあって、演技初挑戦と思えないほどお芝居がとてもよかったことと、男らしいです。きちんと現場を占めていくという感じで」
 大久保さん、やや抗議的に「男らしいですか!」
 監督さん「すいません、変えます」と、立場弱いです(笑)。
 大久保さん「いえ、ほめ言葉と思っておきます」。監督「ほめ言葉ですよ」と、丸くおさまり。


 最後に、御来場の皆さんへのメッセージ。

 大久保さん「初出演で不安いっぱいでしたが、楽しく撮影できて、現場ではウナコーワクールのもろこし体操などを踊って、楽しくできました」
 監督は御存知なかったようで「踊ってたの!?」と驚愕モード(笑)。
 『官能小説』での大久保さんはとても“ウナコーワクールのもろこし体操”というカンジじゃないので、こちらも驚愕です!!
 「楽しい雰囲気が少し伝わったらうれしいと思います。口コミで宣伝してください」。

 北条さんは「寒い中ありがとうございます。今日、ほんと寒いですよね」
 …と、どことなく天野さんをほうふつとさせるような(【2005年10月23日 11:00 ヒーロー☆トークショー】のラストとか…)流れに(笑)
 「僕、今日昼間あったかくて、あったかいなー、と思って出ちゃったら、半袖の上にコートで来たらめちゃくちゃ寒くて、風邪をひきそうになりました。
 今日は、きっちりあったかい格好をして、帰ってもらえればと思います」
 …そんな北条さんのハートフルだけど…な御挨拶には、監督から「(あったかい格好をしろって出先で言われても)遅いよ!」というツッコミが(笑)。
 改めて映画について、北条さん「タイトルが迫力あるんですけど、中身はいいラブストーリーになってるんで、友達とかに口伝えで、いろんな人に見てもらえたらなあって思います」。

 監督「マナーモードじゃなくて電源を切らなくちゃ、と思いました。
 キャスト・スタッフが一所懸命作った作品ですので、“口伝えで”、みなさん“口伝えで”、広めていただければと思います」と強調してから「ね、北条くん」。
 北条さん、何がいけないのかわかっていないように「え?」。
 「口伝えで」とさらに言われても「オレ、なんか言った?」と、全くわかっていない北条さんに、監督「“口コミ”って言うんだよ、普通」と、教えてあげてます(【2005年11月11日_『山の手線デス・ゲーム』DVD発売記念イベント】で天野さんに“(8日は)ようか、って言うんだよ”と教えて差し上げていた増本庄一郎監督のよう…)。  それでも北条さん「名古屋弁です」と強弁(笑)。
 監督「“口伝えで”よろしくお願いします!」
 MCさん「“口伝えで”広めていっていただけたらと思います」

 というところで、フォトセッションの後、第1回のトークショー終了。


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 第2回、19:00からの上映回前のトークショーは、大久保麻梨子さん、北条隆博さん、坂牧良太監督に加えて、『仮面ライダー剣』の竹財輝之助さん、椿隆之さんが御出演の『ガラスのヒール〜レースクイーンの女神たち〜』で主演されていた浜田翔子さん御登場。
 劇中では、大久保さんと浜田さん、ルックス的に対照的な雰囲気だったのですが、大久保さんが可愛い女のコに戻ってみると、どちらかというと雰囲気は“対照的”よりも“似てる”のほうに傾き(大久保さん、とにかくスゴイです…)。


 最初の質問は、『官能小説』の仕事がきたときの感想、という、第1回と同じ質問。

 大久保さんは1回目と同じく、官能小説を読んだほうがいいと思って本屋さんに行ったけれどタイトルで断念、劇中の小道具は中身も本物の官能小説で具体的に説明できないような描写があってどきどきした、それを北条さんが興味深そうに見ていたのが印象的だった、等。

 北条さん、またまた大久保さんに「ほんっと、やめてくださいよ! イメージ悪くなるじゃないですか!」と抗議(笑)。
 「そんな人じゃないですよ」と弁解してから「興味ないです」。
 そして、客席が静かだと「ほら、しんとなってるじゃないですか!」とやたらと気にするところが、天野さんそっくり(笑)。
 で、仕事が決まったことはマネージャーさんからの電話で知ったけれど、そのときに電話口で「仕事決まったから。『官能小説』」「ん、何? 何?」「だから『官能小説』」「え、え!?」みたいなカンジになったというお話。
 「仕事としてそういう役もやってみたいという感じをもっていたので…何を言っていいかわかんなくなっちゃったじゃないですか!」と、突然わけわかんなくなるところも、天野さんの弟みたいなそっくりぶり(天野さんだったら「何言ってんだろ」【笑】)。
 「お芝居の引き出しがふえるんじゃないかと思って引き受けました」と、お答えは立派なのに「もうわかんねえや! 監督!」と、ひとりでわけわかんなくなって監督に助けを求める北条さん(笑)。

 そして浜田翔子さん。
 …この方がまた、思いがけない感じ!
 「これまでホラー等が多く、初めて恋愛系の演技だったのでちょっとうれしかったんですが、『官能小説』っていう過激なタイトルで、本屋さんでも“官能小説ありますか”って大きな声で言えなくて」
 …ってことは、浜田さん、本屋さんに行って“官能小説ありますか”って聞かれたんですかーっ!!!
 「何軒かはしごしたんですよ! 恥ずかしい思いをしながらも、ちゃんとGETしたんですけど」
 …男前です浜田さん!!
 演技をしているときの、ほわほわほわーん、とした印象からは、ものすごく意外!
 「GETしてからも、恥ずかしくみてました、おうちで」
 これにはMCさんも驚愕されたらしく「実際に御自分で購入されたんですか?」
 浜田さん、普通に「そうです、買いました」。口調も意外とハキハキです。
 MCさん「浜田さんの事務所は、マネージャーさんが買ってくれたりしないんですか?」
 浜田さん「自分で探しました」…かっこいい…!


 大久保さんに、好きな人が官能小説家だったら、という質問で、大久保さんも「好きな人が書いている官能小説は興味深い」と、同じ答え。
 自分のことが書かれるかも? とさらに問われ「それはちょっと…最初から最後まで読んじゃうかもしれませんね」。


 北条さんには、また椎野との性格の共通点。
 北条さん「ないです」。
 すると舞台上の皆さんから「えー!」(特に監督!)とブーイング!
 北条さん「うそうそ、うそです!」と撤回して「どこだろ」。
 「シャイな部分はちょっと似てると思います。
 これから御覧になる方は、椎野がいろいろなものを食べているシーンがあるんですが…」
 …と、何か言いかけて「あ、そっか。それは北条か」と、わけわかんない状態に!
 (監督がさっそく「なんじゃそりゃ?」と突っ込み!)
 「むちゃむちゃ食ってるシーンが多いんですよね。それは自分自身でした、って話でした」と、やっぱりわけわかんない北条さん(笑)。
 そして“食ってるシーンが多い”というのも、どことなく天野さん的…(笑)


 浜田さんには、小局のような口うるさい人がいたらどうしますか、という質問。
 浜田さん「たぶん、対抗しますね」と即答。
 …やっぱり『ガラスのヒール』のような、ほわほわほわーんとしたイメージとは、かなり違います浜田さん!!(結構好きかも!!)
 「でも、北条さんに押していく感じは違うと思いました。そういうとこは積極的じゃないんですよ。でも、小局には戦っていくぞ、って感じは一緒なんで」と、結構はっきりした御性格。

 むしろ、小局役の大久保さんのほうが、今のを聞いてどうですか、と聞かれて「私、翔子ちゃんと向かい合うと、にこぉー、ってなっちゃうんですよー」と、こちらのほうがほわほわりんな感じ(笑)。
 浜田さん「いつもグラビアでしか会わないから、演技で会うのが恥ずかしい!」
 大久保さんも「恥ずかしい感じ…」などと同調されているのですが、浜田さんが結構勢い良く言い放っていて、大久保さんがほわほわほわーんな感じで、女のコって、演技してるときのイメージからは、ワカラナイ…と、しみじみ。
 お二人、控え室でもすごく仲がいいそうですが、『官能小説』の撮影現場ではあまり会う機会がなかったとのこと。


 監督には、監督の一番好きなシーンをこっそり教えてください、という質問。
 「こっそりですね」と言われて、小声で「(ラストシーン)」とささやく監督(笑)。
 ちゃんとしたお答えは「浜田さんの場合は、大久保さんとぶつかるシーン。
 北条さんはオープニングの、パンツ一丁でちょっとセクシーなシーン」
 MCさんから「大久保さんはいかがでしょうか」と、大久保さんについての監督の好きなシーンは、という質問を聞いた監督、大久保さんへの質問だと思って、マイクを大久保さんに持っていき(笑)。
 大久保さんに「違うよ」と言われて監督「僕ですね!」。
 「大久保さんは、一人で部屋で官能小説を読むシーンのタバコの吸いっぷり」
 とのこと。


 最後に御挨拶と、見てほしいポイント。  大久保さん「見てほしいシーンは、会社ではツンツンしているけれど、部屋に帰ると言いすぎちゃったと後悔する可愛い面もある、ツンデレ具合を」

 北条さん「見どころは全てなんですが、その中でもマサミちゃんと彩と椎野の三角関係、あとはなんですかね…」と詰まり。
 「とりあえずみどころはいろいろあるんで…」そして「やっぱ、みてない人に伝えるのは難しいですね!」
 紆余曲折の末「ラブストーリーの展開がみどころですね!」という結論に。

 浜田さんは「浜田翔子のみどころは、OL姿が多いんですが、ひとつだけ官能小説っぽいちょっと過激なシーンがあるので、そこをお楽しみに」
 ここでMCさん「浜田さん、“官能小説”って、3回続けていってもらっていいですか」。
 浜田さん「なんでですか!」といいつつも「かんのうしょうせつ かんのうしょうせつ かんのうしょうせつ」。
 ほわほわほわーんとしたイメージですが、意外としっかりと。そしてやっぱり「なんでですか!」

 監督「僕は3回言わなくていいんですね」と入り「4回とか」とボケつつ「みんなぎりぎりまで頑張ってくれたシーンもあり、純愛のシーンもあり、ぜひ最後まで楽しんでください」。


 …こんな楽しいトークショーを聞いた後にまた映画を観るのも、いい感じでした!



(ゲストブックでは2007年3月15日に、レポUPの告知のみ)



牧歌的天野浩成さん情報ゲストブック
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