ユリシス
トークショー映像つき上映


天野さん御共演者様:林 剛史さん
(『神様、何するの…』『義経と弁慶』)

 2006年9月23日(祝)は、銀座の福家書店でセラミュ6代目タキシード仮面役の浦井健治さんの写真集 & DVD発売イベントに行ってその後セラミュのお友達とゆっくりお茶をし、渋谷のシネ・ラ・セットに『仮面ライダー剣』の椿隆之さん & 竹財輝之助さん御出演の『ガラスのヒール レースクイーンの女神達 The Movie』(【ガラスのヒール レースクイーンの女神達 The Movie 公式】))の前売りを買いに行き。
 すると、林剛史さん御出演の『ユリシス』が初日で、初日は9月3日にシネカノン有楽町で行われたイベントのトーク映像も観られるということで、観ることに。ラッキーでした!

 『神様、何するの…』『義経と弁慶』で天野さん御共演の林剛史さんが御出演、ということで観たいと思ったわけですが、天野さんのカワイイ後輩・松本寛也さん御出演の『BOYS LOVE』(【animate:僕たちはただ、愛し合っただけなのに… 禁断の愛、それは“罪”なのか― 『BOYS LOVE』】)で主演されているうえに、同じくトルネードフィルムの『ヅラ刑事』まで出ていらっしゃるというじゃないですか! と、実はトルネード・ファミリー? な斎藤工さんを、映像作品 & イベントのトークで観たい! というのも大きく。
 劇場に入るまでは、客席についてはシネ・ラ・セット客席@特撮ファン多いVersion をなんとなくイメージしていたのですが、席に座ってみて、ちらほら聞こえてくる“しろたん”(※城田優さんのこと)という単語で、ああ、ここはテニミュゾーン…と実感。
 そういえば、テアトル池袋に『学校の階段+学校の階段2』(思えば、『Wanna be FREE! 東京ガール』の上山竜司さんが出ていらしたのでした! 当時は原史奈さん観に行くぞモードでしたが…)を観に行ったときも、“しろたん”が聞こえた(『学校の階段 文化祭編』に堀北真希さんの相手役で、テニミュ御出演の遠藤雄弥さんが出ていらしたため)のをなつかしく思い出し。

 『ガラスのヒール レースクイーンの女神達 The Movie』の予告も大画面で観られました。
 映像で、きれいになる前の浜田翔子さんが、髪の毛を2つに結んでたり、メガネっ娘だったりする映像に、『Wanna be FREE! 東京ガール』のリンちゃんみたい! と!
 【ガラスのヒール 公式:相関図】にあるように、もとは地味だったけれどキレイになってレースクイーンになった主人公の周囲には、絶大な人気のトップレースクイーン(カリスマモデルの彩花さんのような!)や、一番仲の良いレースクイーン、いじめを強要されるレースクイーン(二人合わせて優子ちゃん?)、いじめっ子のレースクイーン、と、『Wanna be FREE! 東京ガール』のレースクイーン版、という感じの人間模様が。
 女の子がキレイになって華やかな業界に入り…というサクセスストーリーから、サスペンス的な展開に、というところも、『Wanna be FREE! 東京ガール』的。
 ただ、違ったのは…
 血!
 ものすごい勢いで血飛沫が散るのを大画面で観てしまって(ネット上の小さな画面で観るのとは大違い!)、油断していたもので大インパクト!
 夜の上映のみなので、小さなお子さんと一緒に行かれる方はたぶんいらっしゃらないと思いますが、小さなおともだちに限らず血に弱い方はお気をつけて…

 ちなみにチケットには“劇場窓口でお買い求めの方に、「ガラスのヒール」特製レースクイーン、イケメン限定生写真プレゼント!!(先着100名様)”ということで(すごいネーミングの写真ですね【笑】)生写真を2枚もらえました。
 6種類の中から自分で選べて、椿さん&竹財さんが映っているものは
 1.椿隆之さんの顔の画面いっぱいアップ
 2.竹財輝之助さんと折原みかさんの2ショット(剣道着姿)
 3.浜田翔子さん、竹財輝之助さん、大下源一郎さんの3ショット
   (【ガラスのヒール 公式:CAST & STAFF】下部の真ん中に掲載の写真)
 購入したチケットの裏にふってあった番号は10番台で(ただし、若い番号から売られているかどうかはわかりませんが…)、写真の束もまだかなり厚かったですが、御希望の写真GETのためには、お早めに!

 で、『ユリシス』ですが…
 …かなーり怖かったです!!!
 『ユリシス』はジャンル的にはホラーというわけではないのですが、前週に上映していた林剛史さん御出演の『コテージ』(残念ながら観ていません…)がホラー、という印象と、“『ユリシス』=青い蝶→『怨み屋本舗』”のイメージ(『ガラスのヒール』予告で恐ろしげな竹財輝之助さんを観たばっかりだし!)が強すぎて、なんとなくホラーを観るような心理状態で観てしまったためでしょうか…
 林さん & 斎藤さんがまた、旅行に来たオーストラリアで女の子をナンパすることだけ考えてるような青少年真っ盛りで、もし『怨み屋本舗』だったらいかにも怨み屋さんに“しかるべく”されるそうなキャラだったもので(いや、『怨み屋本舗』のターゲットの人達よりは、百億倍いいひとそうでしたが!)、二人がいつ奥菜恵さんに呪い殺されるか(このへんだけはちょっと『スカイハイ』混ざってます【笑】)、ずっとどきどきしながら観てしまいました!
(そして、ホラーとは言われていないとはいえ、サイコホラーとしても十分通用しそうな絵 & 奥菜恵さんの怖さ!
…でも、斎藤さんと林さんが、セミダブルぐらいのベッドに二人で寝っ転がっていて、林さんが悩ましい声で“あん…”とかいいだしたとき【!?】は、“『BOYS LOVE』主演の斎藤さん”という意識に支配されて、別な意味でどきどきしてしまいました!…もちろん何もありませんでしたが【笑】)
 最後には『恨み屋本舗』的決着がつくのですが、奥菜恵さんがとにかく怖かったです!
 …『恨み屋本舗』は、木下あゆ美さん演じる怨み屋さんがビジネスでやっていることがはっきりしていて、最後にちゃんとお金を受け取って“またごひいきに”と依頼人と別れるからこそ、さわやかに観られるんだなあと、しみじみ。
 …というわけで、そんなにホラー好きというわけではないのですが、ドキドキハラハラ、かなり面白く観られました!
 そういう観方ができたのも、劇場の音響や暗い空間があったからこそのような気もするので、偶然初日にあたって劇場で観るきっかけができて、よかったです。

 と、ラスト近く、『Wanna be FREE! 東京ガール』の金魚のシーンで聞いたような音が。
 …音の素材集か何かがあって、共通に使ってるとか?
 などと一瞬考えかけましたが、『ユリシス』も『Wanna be FREE! 東京ガール』もMOKUさんが音楽を手がけられていたんでした(しかも、相前後して! 【mokuの日記:2006年2月22日_MA中】等御参照)。
 『ガラスのヒール』予告といい『ユリシス』のその音といい、『Wanna be FREE! 東京ガール』を思い出させてくれて、ハッピーな土曜日のシネ・ラ・セット!

 その後のトークショー映像は、劇中ではテンションが高くお調子者な感じの役を演じていらした斎藤さんが、実はかなり物静かな感じだった、という意外性が、またまた楽しく!
 劇中ではちょっと内省的な性格の役の林さんとは性格が真逆で、お互いをモデルにして役作りをした、というのが面白かったです。
 監督も「会ってみて、逆にしようかという案も出たんですが…」なんておっしゃっているのは、よっぽどのことだったんだなあ…という感じがにじみ出ていておかしかったですが(林さん達も「そんな話あったんだ!」と微驚愕【笑】)、あえてこれで、ということになったとのこと。…林さんが斎藤さんの演じていらした役を演じられたら、【2005年8月20日 11:00 『義経と弁慶』トーク&握手会】【2006年7月29日_『探偵ブギ』DVD発売記念イベント】で林さん共演者様達が口々に“ウザい!”と語られていた林さんの愛すべきウザキャラ炸裂! なことになっていたかもしれないので(それはそれで観たかったかも! “ウザい”と言われてるときの林さん、大好きです【笑】)、正解だったと思います…。
 斎藤さんがそういう静かめの方で、奥菜恵さんもマイペ〜スそうな、ゆったりしたテンポ & 自分の世界を持った方で(撮影のときは自分のカラに閉じこもっていた…という奥菜さんのお言葉に、林さんが「じゃああのときの笑いは愛想笑いだったんですか!!」とツッコむ一幕も【笑】)、監督もがんがんしゃべられる方ではなかったため、林さんは行きどころのないエネルギーもてあまし気味だったようにも見えました(笑)。そんな林さんも味。

  それにしてもこの『ユリシス』、初日以外は開映前に出演者のコメント映像上映!
 …というのはサービスでいいな、なのですが、毎回別の映像で、お一人当たり4Version(斎藤工さんは5Version!)というのは、1回1000円にしても、ちょっとスゴイのではないですか!? な感じ!
 ファンの皆様、コンプリートされましたでしょうか…

(ゲストブック書き込み:2006年9月25日)



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