少年サスペンス
謎の男子転校生



中編(Part 3)
(1998年9月17日放映)

■ 出演 ■
加藤俵太:天野浩成  佐伯勝:大柴邦彦  桜井有子:浅川ちひろ  ヤスエ:西田ももこ
田宮博之:安達哲朗  志村浩代:鈴木理恵  青山恵津子:実田江利花
長谷川修一:坪井森司  増田剛:坂本裕史  小池春雄:堀江慶  ほか



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 キャバレーのような、薄暗いお店。
 おじさん達の接客をしているのは、白いベストにライトブルーのブラウスにグレーのプリーツのミニスカート、学校の制服風スタイルの女子高生。
店内に目を光らせている勝君(Cast:大柴邦彦さん)。
そこに一人おじさんがやってきて「あの子と、表にちょっと出たいんですけど」。勝君「はい、かしこまりました」。
勝君は指名された女の子のところに行って「トモちゃん、指名入ったから」。はい、とうなずいて出ていった女の子は、おじさんと一緒に街へ。
勝君のところには、怖そうなお兄さん・山中さん(Cast:豊嶋稔さん)。勝君、さっと頭を下げて「お疲れです」。
「お前最近、サボリいれてんじゃないか?」という山中さん。えっ、という勝君に「女がマンネリだって言ってんだよ」。
「はい」という勝君に「店が身体なら、女は血なんだよ。血はどんどんと入れ替えなきゃだろ!」と、経営哲学を説く山中さん。勝君は「はい」とうなずくばかり。
「で。有子は今日どうしたんだよ」という山中さん、「もう間もなく来ると思うんですけど」と答えた勝君のあごにナイフを突きつけて「てめえの女ぐらい、きっちり管理しとけよ!」。
「すみません」ということしかできない勝君。
店の外に出て携帯電話をかけますが、圏外もしくは電源を切ってますの応答にいらいら。


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 撮影中の有子ちゃんの笑顔。ほんっとうにきれいです!
 カメラマンからも「いいよいいよー、その笑顔、もらう!」と、ノリノリの声!
 スカウトした恵津子ちゃんと浩代ちゃんもうれしそう。「ちょっと良すぎなんじゃなーい!」「あたしたち、見る目肥えてるー!」
そんな二人に「いやー、いいよいいよ、あんな子どこで見つけてきたのー、最高だよ」と声をかけて肩を抱く、雑誌社の人(?)。「でしょー!」と完全シンクロで彼のおなかに突っ込みを入れる浩代ちゃん、恵津子ちゃん。
「これからさー、うちの専属ってことでお願いするよ」ということに!

 
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 学者君はメールチェック中。依頼のメールが続々。
 “実は今イジメにあっています。…” “今、私ストーカーに付きまとわれています” “とにかく、30までに彼女を…”
 「面白くなってきたぞ」と学者君。


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 鉄塔の見える風景にたたずむ俵太君。
 そこはスーパーの前。
 店の前で働く店員さん。

 モノクロの回想シーン。
 追ってくる店員から逃げる、小学生の俵太君と勝君。
 「二人で社長になろう」と俵太君。
 「うん。社長になったら、何する?」と勝君。
 「さっきのスーパーに、お金返しに行く」と俵太君。
 「そうだな、そうしよう」と勝君。
 「うん」と俵太君。

 きゅっ、とくちびるを引き結んで店のほうに歩き出す俵太君。
 店の前で立ち働いていた店員さん「いらっしゃいませ」。
 両手に荷物を提げている店員さんの手にお札を押し込む俵太君。「いつかの、代金。」
 「や、いやちょっと、お客さん!」という店員さんを、振り返らずに去る俵太君。



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 撮影を終えて街を歩く、浩代ちゃん、恵津子ちゃん、二人にスカウトされた女の子・有子ちゃん。
 「本当に高校生だけの会社があるなんて、驚いちゃった!」と有子ちゃん。「やってる私らもまだ半信半疑なの」と恵津子ちゃん。
 「…ねえ。社長ってどんな人」と有子ちゃん。
 「正直、あたしたちもまだわかんないんだよねー」と浩代ちゃん。「この間転校してきたばかりだし」と恵津子ちゃん。
「そう」と有子ちゃん。
それでも浩代ちゃん「ただ一つ言えるとしたら、あたしたちが今まで会った人の中で、一番大きい人」。その断言、確信に満ちています。
でも次の瞬間、恵津子ちゃん「あそこもおっきいみたいだけど」。
有子ちゃん「はい!?」。ナイスリアクション(笑)!
「なんだって」と笑いながら有子ちゃんを追い越す浩代ちゃん、恵津子ちゃん。
「なぁーにぃー!」と、笑いながら追いかける有子ちゃん!


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