10th January, 2006
STUDIO COAST(東京・新木場)
出演者:上原奈美さん 桜井裕美さん 臼田あさ美さん 上村竜司さん 天野浩成さん 太田在さん ほか ボランティアエキストラ参加収録 《2006年1月10日 7:45〜19:00頃》 ![]() 1月10日、『Wanna be FREE! 東京ガール』のエキストラに参加してきました。 募集が“ファッションショーの観客役”という告知だったこと、主人公のリンは高校生の読者モデル、演じられる上原奈美さんはなんと14歳の中学生モデルさん!! ということで、成人はお呼びではないのでは…と戦々恐々だったのですが、スタッフ役もあるので、ということで、それでもどきどきしながら新木場のSTUDIO COASTに向かいました。 が、実際に行ってみると、集まったエキストラは男性がかなり多く(しかも中には、半分スタッフに足を突っ込んでいらっしゃる方も…キャストのファンというわけではなく、映画制作に関心のある、御自身も撮ったりされているような方が多かったようです)、女性もコドモな方はいらっしゃいませんでした(学校がある平日ですから、正しい姿です)。 それならそれで、募集名目も変えたほうが、もっと人が集まったんじゃないかなあ…と思いましたが、撮影に入ってみると、ファッションショーの観客いっぱいの部分は9日に撮り終え、クランクアップを翌日に控えたこの段階では、なんとなく見学気分でいらっしゃる方が大勢集まるより、動かしやすい少人数で撮影を手早く進めたかったのかな? とも思え、エキストラ募集も難しいものだな…と。 ![]() 【特段の説明なく。待機】 エキストラは、普段はクラブとして営業しているスタジオの、ホール手前のバー部分のテーブル据付の椅子に座って待つよう指示が。 エキストラの集まり方もなんとなく三々五々という感じ、薄暗い場所(で、ガラス窓がピンクだったりして、部屋全体がなんとなく紫色の光に包まれ…)でなんとなくしんとして寒くて、お友達同士でいらしている方(…も、ほとんどいらっしゃらなかった気配)もひそひそ声でお話をしていらしたりして、とにかくひっそりとした雰囲気。 そこから、場面の撮影ごとに数人ずつ待機エキストラがピックアップされ(たぶん、服装や性別を考慮)、ピックアップされた人は撮影に出て行くのですが、「通行人お願いします」程度の言葉がかけられるのみ。 スタッフ様は、残ったエキストラに、差し入れの清涼飲料を配ってくださったり、コーヒーやお茶を出してくださったりと気を使ってはくださるのですが、MBSの『デザイナー』の撮影のときのように、この作品はどんな作品で、今日撮影するシーンはこういうシーン、といった説明(しかも、笑いを取るポイントつき!)といったことは一切なし。 また、自分が参加しない撮影を見学させてもらえるということもなかったので、待機の間は、ほんとうに何が起こっているのかわからない状態(この日の撮影は特に、エキストラが待っている場所から見える場所での撮影ではなかったので、特に“わからない”度、高し!)。 ![]() 【『デザイナー』と同じような、でも、よりきめ細かく。入場待ち撮影】 撮影は、まずは会場外の通行人の撮影を、エキストラを入れ換えつつ数シーン行い、続けて、建物の外でショーの開場待ちをしているお客さんの撮影。 その“開場待ち”というシチュエーションや、求められている動きは基本的には【2005年10月11日_ドラマ30『デザイナー』エキストラ参加ロケ】のときと同じく、友達と楽しみそうに話していたり、待ち合わせの様子を見せたり…ということだったのですが、一人一人のエキストラが『デザイナー』のときよりも細かく具体的に動作を指定されていたような印象を受けました。 表面にリンと彩花の写真(同柄のポスターが会場外に貼られていたりも)、裏面にショー内容の入ったファッションショーのチラシ(インクジェットプリンタで出力しました、という感じのもの)も登場、小道具のチケットを渡され、一人の人が買ってきてくれたチケットを渡してもらっている、という動作を指示されていたグループも。 “角度違い”を撮影する際には、エキストラもそのままの位置関係で立ち位置をずらされ、同じ動きをするという撮影が行われました。 ![]() 【スタッフとして。舞台袖シーン撮影】 次に、スタッフの服装として予め指定されていた服装になって、スタッフとしての撮影。 このときも、数人ずつピックアップされてホール部分に呼び込まれて行きました。 中に入ると、さすがクラブのホールとして営業されている(たぶん元は倉庫だった建物の)空間、高い天井に設置されたごっつい照明装置(回転したり等の多機能のものが、ふんだんに!)、高さがあって大きなランウェイ、ちょっと凝った照明…と、あまり広くないMBSのスタジオに設置されていた『デザイナー』のファッションショーのセットより、すごい! という感じ! が、スタッフ役として呼び込まれても撮影に参加できるとは限らず、ランウェイを取り囲む客席として置かれたパイプ椅子で皆さんまずは待機。 その中からまた数人ずつピックアップされ、舞台袖で行われる撮影に参加するスタッフ役になっていくのですが、袖での撮影は、ホール内の待機場所からもほとんど見えず、見えるのはスタッフ様のキューと、袖での芝居の延長でステージに出てくるモデル役のキャストさんだけ。 そのうちに、外で待機していた、後からいらした方も含めたエキストラさんも呼び入れられ、袖での撮影で映る客席部分の観客役に。 袖では、ショーの最中のリン、彩花、マナブのやりとり等の撮影。 エキストラは、フィッター役として、ハンガーにかかった衣類や小物のチェックやメンテナンスをしたり、ショースタッフ役として段取りの打ち合わせをしたりという動きを。 ![]() 【右上に丸だ! 天野浩成さん、御登場の気配】 時計を見るのを忘れていて時間の感覚がなくなっていたときが多かったものではっきりしませんが、天野さんは1月9日、13:00頃入りだったのではと思います。 天野さん到着 or 到着近しのケハイは、スタッフ様が“天野さんが来たら、帽子でついた髪の毛のクセを直して”といった連絡のお言葉あたりからという(笑)。 この日はクランクアップも近く、オールアップされるメインキャストさんもいらっしゃるということで集合写真が撮られたのですが、天野さんがちょうど御用事で外されているタイミング。 「天野さんは右上に丸だ!」というスタッフ様のお言葉、最初は冗談かと思いましたが、ホントになりそうです(映画のパンフに掲載されたりしたら、集合写真、注目です!)。 そんな風に撮影が進行し、お昼休憩に。 お昼は、大きなおにぎり2つ(具は紫蘇じゃこと焼きたらこ[たらこは、天野さんのお好きな具ということで、はっぴーな気持ちに【笑】])と玉子焼きのパック。 その頃には、朝は冷え冷えとしていたエキストラ待機場所も暖房で暖かくなっていて、ほっとしました! ![]() 【明るくごあいさつ。天野浩成さん御登場】 天野さんのお姿が観られたのは、昼食休憩後、エキストラのほぼ全員が、ファッションショー用にキャットウォークの作られたステージ(ロケ地自体は埋立地に建ったクラブのホール部分なので、ファッションショーの会場は広い上に背景に巨大スクリーンあり、天井にはごっつい照明装置ありと、“すごい!”という空間になっていました!)を取り囲む、パイプ椅子を並べた観客席スペースで待機していたとき。 ちょっと控え目な感じの「おつかれさまです」などという声をかけてくださりながら登場された天野さん。 とにかく撮影は忙しく、エキストラはあたりまえのように現場に配置されていることもあって、キャストさんはあまりエキストラさんは気にしないことが多い感じだった中、マナブ役の上山竜司さん(原作の、渋谷の109付近でナンパまがいのノリで女の子に声をかけたという“マナブ”描写からはかなりのチャラ男君を想像していたら、上山さんマナブ君はかっちりしたジャケットに黒髪七三分けの、超真面目そうな青年で驚愕! この人なら新年のブログ挨拶に“変わらぬご厚誼のほどお願い申しあげます”って書くよ! “プリクラ”なんてちゃらけた略称を使わないで、“プリントクラブ”って言うよ、って感じでした、まさに。今、上山さんのプロフィールを開いてみて、1986年9月10日生まれ[ということは19歳]というのが目に入り、さらに激しく驚愕…)が通るたびに待っているエキストラに黙って会釈をしながら通ってくださるのを見て、なんて律儀な方なんだろう…と思っていたら(上山さんの場合、【RUN&GUNダイアリー:2006年1月10日_今日。】で書かれているように、御自身のファンもエキストラに来てくれているという認識と感謝の気持ちもあるからなんだろうな、と。なんにせよ好青年です!)、もっとナチュラルに律儀な方が(笑)。 遠目なのでわかりませんが、【2004年1月28日_DVD『義経と弁慶』公開撮影(史跡めぐり)】の日、撮影がないときにはおっていらした黒のナイキのグラウンドコートのような長いコートをはおった天野さん(メガネ着用)、カバーのかかったスーツを肩から背中に背負うようにして御登場。出張中のサラリーマンのようで、かっこいいです! ステージのランウェイの側面、正面に座ったエキストラからちょっと離れた最前列で天野さんはコートを脱ぎ、カバーから取り出したスーツを装着。やや濃い目のグレーのスーツ上下に、淡いグレー(シルバー)のネクタイ。メガネに使われた銀とあいまって、きれいなお姿ですが、同じグレー・シルバー系で同様にファッションショーにおいでだった(&社長つながりも?)【ドラマ30『デザイナー』】の朱鷺様よりは、やや地味(笑)。 衣装を着け終えた天野さん、またコートを羽織って、ポケットに入れたMP3プレイヤーで音楽を聴いていらっしゃる模様。 そんな天野さんのお姿を拝見していると、【2005年12月16日_LIVE DEPT.4 #5】の、“『A day in the life』の仮歌を大阪への新幹線やホテルでこっそり聴いてました”という天野さんのお言葉(と、それを聴いた石森部長の「…こっそり…」と、どうしていいかわからなくなっちゃったような御様子)を思い出して、楽しい気持ちになりました(笑)。 そのうちに、ランウェイの正面で待機していたエキストラが、天野さんの後方、ランウェイの出入り口に近い方の側面の最後列からの数列に移動。天野さんの撮影に備えます。 ファッションショー会場を埋め尽くすエキストラが見事に集まる(しかも一部は、プロのエキストラさんを使う)MBSの撮影とは異なり、少ない人数のエキストラに、スタッフ様も混ざって、遠目・一瞬とはいえ客席の雰囲気を作る御苦労、大変です… 客席ができた頃、天野さんは出番ということで、客席の後ろ方向へ。 背後から、ドアを開けて出ていかれた天野さんの「あけましておめでとうございまーっす!」という、元気のいい御挨拶が聞こえました(笑)。 ![]() 【走る石田“くん”。天野さん撮影】 本日の天野さんの撮影は、ファッションショー会場から飛び出していってその外でお芝居をするシーン、そこから続けて会場にまた飛び込んでくるシーン。走ります! 外でのお芝居はもちろん、会場の内側での天野さんの様子も背後のことなので見えないのですが、聞こえてくる“どたどたっ”という感じの足音が、天野さんの走り方を思い浮かべさせてくれて、なかなかはっぴー。 若いキャストさんが多い(天野さんはあの中ではものすごくベテランさんでは…)せいか、天野さん御自身はスタッフ様に“天野さん”と呼ばれていましたが、エキストラに対する演技指導(『デザイナー』エキストラでおなじみの拍手もあり!)の中のスタッフ様のお言葉「そのあと石田くんが入ってきますので…」で、ああ、石田“くん”なんだ…原作だと社長さんなのに…映画の中でも、社長さんなんじゃないかなーと思われるのに…と、しみじみ(笑)。 ちなみに他の方々は、“リンちゃん”“マナブ”“彩花さん”と、“亜美ちゃん”“朱鷺”“麗香さん”だった『デザイナー』と、どことなく対応するような(でも、今回の天野さん、メインキャストでは一番大人ポジションなんじゃないかと思うのに…石田“くん”…【笑】。) ![]() 【ちょっと貫禄? 御退場】 天野さんの撮影はかなり短時間で済み、15:30頃にはまたコートをはおって御退場。 お帰りの際も、エキストラに向かって「おつかれさまでした」と声をかけて会釈をして行かれた天野さん。エキストラの中のファンの方が会釈をしたのか手を振られたのか、それに気づかれた天野さん、お手振りまで。 とにかく若いキャストさんが多くて、結構いっぱいいっぱいでやっていらっしゃる感じがする現場(やっぱり『デザイナー』とは全く雰囲気が違います)で見ると、天野さんのそういう見慣れた自然なしぐさ、結構貫禄に見えました。 ![]() 【ややこしいことを! 楽屋裏シーン撮影】 天野さんがお帰りになる頃には、二階席から照明等メンテナンス用のキャットウォークへと登る階段のあたりで、リン、マナブ、優子のシーンの撮影。 その前に、スタッフ様は、お昼前にスタッフ役をやっていたエキストラさんを中心に何人かに声をかけ、撮影終了が遅くなるかもしれないけれど、最後のシーンまで参加してくれるよう、という約束取り付け。 撮影は早く進行しているので、かなり早く終わるかも…とのお話だったのですが、この階段のシーンの撮影はかなり困難を極めた模様。その間に、居残り組ではない皆様は、おみやげをもらって解散。 その後、長く続いた階段のシーンが終わり、たぶん優子役を演じていらした太田在さんがオールアップということで、オールアップのセレモニーをしてもらっていらっしゃいました。 居残りエキストラさんによる“本日最後のシーン”は、ショー進行中ということでばたばたしている楽屋裏の通路を、リン達がぶつかったりしながら駆け抜けていくというもの。 戦場のようになっているファッションショーの舞台裏を表現するため、リン達がぶつかるぐらい人の動きが交錯しつつリン達と、台車に乗ってかなりのスピードで走るカメラを通さなければならないという、かなりややこしい撮影! モデル役の女優さんも交え、一人一人のエキストラに、かなりスピードと要領の良さが求められる動きがこまかにつけられ、何度もテスト、動きの変更等が繰り返された末、そのシーンの撮影が終了して、エキストラは解散に。 ![]() 【撮影現場の空気をもらったようでもあり。おみやげ】 後に『Wanna be FREE!』の携帯公式サイトにUPされた9日のエキストラ参加撮影レポによると、9日のおみやげはメ○ベリン様のマニキュアやファンデーションだったそうですが、10日、11日はスポンサーのポッ○様の製品詰め放題。 あらかじめ大き目の白いビニールの買い物袋にキレ○トレモン、アクアリモ○ネ、粉末スープが入っていたところに、さらにキレ○トレモンを好きなだけ詰めてお持ち帰り下さい、という、金額にすると結構なことになる、ありがたいおみやげ。 このおみやげになったキレ○トレモンは、倉庫か! と思うぐらい(たぶん元は倉庫であったであろう建物の雰囲気とあいまって【笑】)入り口付近に大量に積み上げてあって、折あるごとにエキストラに配られていたもの。 アクアリモ○ネは、バー部分が撮影現場として使われた際、美しく並べられ後ろに照明を置かれ、幻想的な空間を造り出していた道具。たぶん天野さんもその空間でお芝居をされているので、天野さんが演技をされた空間の一部を持ち帰れたようで、素敵でした。 (というか、アクアリモ○ネは、今一番普通に買って飲んでいる飲物だったので、とってもうれしかったです!) ![]() |