12th October, 2008  
幕張メッセ4ホール(千葉市・幕張)
出演者:天野浩成さん、近野成美さん、中村悠斗さん
北上史欧さん、小山卓治さん、イシイジロウ総監督



『428 〜封鎖された渋谷で〜』
出演者トークショー
(東京ゲームショウ2008 セガブースステージ)
《2008年10月12日 13:30》




 2008年10月12日、東京ゲームショウ2008 セガブースで行われた『428 〜封鎖された渋谷で〜』ステージイベント、行ってきました!
 普段ゲームは全くしない自分にとっては、初めての & 未知の大規模イベントの中でのステージということで、かなりわからないこと・不安でいっぱいだったのですが、それがあったおかげで、天野さんのものすごい晴れ舞台だった(SEGAブース、本当にきらっきらに華やかでした! そして『428』の試遊は天野さん加納刑事プロモ状態!!)東京ゲームショウ、満喫することができ、すごい思い出になりました。



【男子は皆さんアスリート!! 並び列 & 整理券配布】

 天野さんのゲームショウ出演情報が出たときには、千葉方面の普通のホテルは京葉線始発の蘇我のほうや、京葉線の駅からは遠く離れた千葉市内のホテルまでことごとく満室だったなか、奇跡的にシングル1室がみつかった(数多くの映画村イベントで、京都の宿を探しまくった経験が生きたと思いました!)稲毛海岸の(…といっても、駅まではタクシーで行かなければな、およそホテルが建つ立地とは思えない場所の)ホテルから、上り始発で5:02に海浜幕張着。
 …どかっと人が降りたそこから、皆さん走る走る!
 駅から幕張メッセはかなり距離があり、並び場所の駐車場までもかなり遠いのですが、ものすごい速さで走り出す男子の皆さん、アスリートです!!
 …で、並び場所に着いたときにはすでに、100人単位で数えるべきと思われる並び列が…驚愕です!

 でもありがたいことに、東京ゲームショウでは始発前に会場近辺にいた方と、始発で来た方を分けて並ばせて、始発前にいらした方は少し遠いところから並行して合流(徹夜禁止との関係?)というかたちで入場だったので、多少安心。
 列が動き出したのは5:30頃、そしてそこから、長い長い幕張メッセをぐるりと半周以上する行進が!
 待機列が作られ、座れたのは、6:00頃だったかと。
 お手洗い(これがまた、特に男性の方は、数時間待ちとなるような行列!)に行ったときにおおざっぱに数えてみたところ、自分の前には500人ぐらいいらしたかなあという感じ。
 そのなかの6割『428』に関心があるとはとても思えないので(笑)、この時点でひと安心。

 それにしても、東京ゲームショウ、アウェーな感じです…
 1人参加ということで、すごく可愛い女性の方が話しかけてくださったりしても、声優さんのお名前が全くわからないので、一般的に“並びがすごい”“目的地までのホール移動がまた大変”といったお話しかできず、残念。
 会話に入ってくださった別の方とのお話を聞いていると、自分も知っている作品タイトルがちらほら出てくるものの、彼女達が語っているのはアニメの話、自分が思い浮かべているのは実写テレビドラマやミュージカル、俳優さんの新吹き替え版等…と、すごく具体的にアウェー感が実感できて面白かったです。

 そして、これまた長い行進となる、入場。
 セガブースは入場口(1ホール)のある棟(1〜3ホール)の隣の棟の4ホールなので、歩く、歩く!
 で、ステージ前の整理券配布場所に行ったのですが、列ができているかなあと想像した(先方もそれを予想して、短くですがロープを張ったりして対応)そこは、『428』も、同時配布の『初音ミク』も、がらんと無人。
 A〜Dの4つのブロックに分け、Aブロックの方から前の方で観られる、という整理券のAブロックをGET!
 75人同じ記号って、どうせ作るなら番号つきのものを配ったほうがよかったんじゃあ…と思いつつも(笑)、とにかく手にできたうれしさに感激。

 このときは、試遊の列はほとんどなかったのですが、あっという間に人が並び、【セガチュンソフトプロジェクト 公式ブログ 『金のしおり』:2008年10月12日_ゲームショウレポート4日目】によると“なんと開場と同時に最大3時間30分待ち状態という恐ろしい状態に・・・・・”。

 “これが、どのくらいすごかったかというと、開場と同時に、他のゲームメーカーの方も並んでいるんですもの・・・/こんな光景見たことありません・・・・・”ということで、本当にすごいです!
 そんな風に、ゲームショウの試遊は待ち時間がすごくかかるので、時間が決まったイベントとの両立はなかなか難しいため(『428』体験版入手のために並んだのでイベントは観られなかった『428』に関心のある方も多かったはず)、整理券配布はかなりスローペースだったのでは?(いつ頃はけたのかは、自分では未確認。小山卓治さんスタッフ様ブログ【がんばれ!ナナヨーヒマワリ:2008年10月12日_ビッグプロジェクト終〜了〜。】によると、約1時間ほどで配布終了になったとのこと)。



【日本ゲーム大賞・フューチャー部門で受賞! 入場 & イベントスタート】

 整理券を持った人の集合場所は、『428』の前の整理券配布対象イベント『初音ミク』の並び列と共通の場所。
 普通は通路として使われているセガブース裏手の場所に、ガムテープを貼って300人並ばせるスペースを作ってしまったということは(ちなみに、『428』の試遊の試遊スペース前の並び場所がいっぱいになった後の待機列も、同様に裏手に)、通路も含めてセガの領土?
 お客さんは、男性が8〜9割という感じ。
 近野成美さんのファンがいっぱい! というわけではなかったケハイなので、たぶん『街』から引き続き『428』に関心を持っていらっしゃる方が多く集まったのではと想像。

 イベントスペースは予定がぎっしりなので、イベント開始5分前ぐらいに入場と、あわただしく。
 スタンディングで、背が高い男性のお客さんが多かったので、小柄な方で後ろの方だったらちょっとつらかったかも。

 イベント会場は、ステージの後ろに大きな電光スクリーン、客席の前の正面に出演者から見える角度で、かなり大き目の横長のモニター、上手と下手に1つずつ演壇があり、『428』のときはステージ上に椅子が5脚置かれているという配置。
 電光スクリーンでセガのゲームタイトルのPR映像がいくつか流れた後、画面左下隅で“NEXT STAGE 60”から、1秒ごとのカウントダウン開始。
 そして10秒前になるとスクリーン中央でのカウントダウン映像になり、気分はいやがおうにも盛り上がり!
 SEGAブースは東京ゲームショウ出展者の中でも広大なスペースを占める超大手なのはもちろんですが、その超大手の中でも、ブースの『428』『龍が如く3』のある側のブースの上に帯状の電光スクリーンを配置、主要タイトルのPR映像をきらびやかな電光動画で流し続ける等、とびきりキラッキラの華やかさ。
 そんな華やかなセガブースらしい! という印象。

 そしてセガブースのコンパニオン制服着用のMCのお姉さん登場、下手側の演壇に。
 セガは充実のラインナップで話題を独占! といった威勢のいい口上から、イシイジロウ総監督の呼び込み。

 上手から登場、上手側の演壇を前に立たれたイシイ監督、“G”のマークのトロフィーを高々と掲げ!
 そして「いいですか皆さん、チンチコーレ!」
 …この“チンチコーレ”は、『428』の前作品とも言うべき『街』で、【名探偵保健室のオバさん】で天野さんが共演された草野康太さんも所属していたグループ“七曜会”の祝福の言葉らしいのですが、『428』出演者ファンの大部分はたぶん何のことかわからず、『街』ファンの皆さんも突然でリアクションが取れなかったのか、反応は微妙(笑)。
 それでもイシイ監督はあきらめず(不屈の意志!)「もう1回やります。チンチコーレ!」
 そうすると、『街』ファンの男性から若干“チンチコーレ!”コールが。

 イシイ総監督は普段からテンションが高い方なそうですが(MCのお姉さん談)、このノリノリの高さには理由が。
 『428』、東京ゲームショウ会場内でも投票が行われていた、日本ゲーム大賞のフューチャー賞をさきほど受賞されてきたとのこと!
 (【日本ゲーム大賞:フューチャー部門】御参照。数多くの出展タイトルの中、受賞は12タイトルという栄冠!)
 土曜日に行ったときに、自分も『428』に投票していたので、いっそううれしく!!
 イシイ総監督「期待を、ひしひしと感じます!」



【“街”、渋谷の“街”を舞台に。イシイ総監督の説明】

 タイトル『428』の意味は? 等、イシイ総監督によるゲーム概要説明に。
 428は“4月28日”という日付。“226”や“911”のように、事件が起こる日は数字になって語り継がれる、というイメージからとのこと。
 お姉さんが「428は“シブヤ”で“428”なのかと思っていました」というと、イシイ監督「ポケベル世代ですね。“428 85”と書いて“渋谷 ハチ公”とか」と、女性にはしないほうが無難なツッコミを(笑)。
 「“四谷”と読めてしまったりも。“渋谷”という意味もあり、他の意味も」と、謎を提示してゲームへの関心をぐぐっと! というお言葉。

 作品の全体像として、「“街”、渋谷の“街”を舞台に」と、『街』ファンを意識したと思われる語り出し。
 渋谷の街を舞台にしたサウンドノベルで、複数の主人公の運命が連鎖してドラマを作る作品とのこと。

 ここで『428』のプロモーション映像。
 大スクリーン、すごい音響で観られて、迫力でした!

 映像の後イシイ監督から、スピード重視で、プレーヤーをいい意味で裏切る“どんでん どんでん またどんでん”な作品とのコメント。
 あまり情報を入れないでプレイしたほうが面白く、最初からどんでん返しがすごいそうです!
 「5人が主人公ですが、5人とは限らないかもしれないんですが! とりあえず今発表されているのは5人が主人公」と、イシイ総監督が声を大にしたあたり、実は重要情報?

 普通のゲームとは違い、普通のゲームではAが何か間違ったことをしたらBAD END…というところ、『428』ではAが間違っていなくても、Bという主人公の影響でBAD ENDになることがあり、Bという主人公の行動を変えてAがうまくいくようにしなければならないとのこと。



【加納刑事の美脚。キャストさん登場】

 ここで、キャストさん5人の入場。
 イベント開催告知で記載されている順に、天野さんから!

 天野さん、『428』の衣裳のスーツを身に着けての御登場。
 試遊で、加納刑事のいろいろな表情をタンノウした後なだけに、生でその姿が観られて感激!
 生で見ると、この衣裳のスーツはかなりボトムが細身で、天野さんものすごく美脚!状態でうっとり。
 髪型は、全体的にはふわふわパーマがかかった状態ながら、前髪は真っ直ぐにして斜めに流し、“加納刑事”な雰囲気をうまく作って。
 イシイ総監督と、高い位置で握手をするように手を合わせて、と、“同志”的フレンドリーな雰囲気を漂わせて挨拶、下手端の椅子の前に。

 その後、近野成美さん、中村悠斗さん、北上史欧さん、小山卓治さんの順に登場した皆さん、それぞれにイシイ監督とフレンドリーな挨拶を交わし(亜智役の中村悠斗さんは熱いハグ!)、登場した順に下手側から並び。
 MCのお姉さんにうながされて着席。

 今回、皆さん(今回の舞台専用の衣裳を用意した近野成美さん以外)『428』の劇中衣裳での御登場。
 劇中衣裳での御登場は珍しく、今日、10月12日は記念日になるのでは、とイシイ総監督。
 イシイ総監督がさらに続けた「10月12日は渋谷で何かが起こってる日なんですが」というのは『街』ネタ?

 着席された天野さん、緊張して落ち着かないのか、しきりに足を床にトントン打ちつけるしぐさ。
 そのうちに、前方の低い位置(客席スペースより舞台寄りの低い位置)を指差してぱっとうれしそうな笑顔になったので、お客さんの前に座り込んでいる取材スタッフに知った顔でもみつけられたのかな? と思ったら、どうやらステージ側に向けて設置された大きなモニターにステージの模様が映っているのを発見して感動されている模様!
 (【2004年9月8日_『劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE』公開記念トークショー(HMV渋谷)】での“あ、うつってる”の頃から、変わらないです天野さん!)
 そんな天野さんを観るにつけ、イベントに参加できた幸福感がじわじわと。



【“演じた上での感想? もーう?” 役柄紹介・演じた上での感想】

 キャストさんによる自己紹介、(MCのお姉さんによるキャラクタープロフィール紹介に続けての)役柄の更なる紹介と、演じた上での感想を…という振りで、天野さんの第一声。
 「えー、どーもみなさん、こんにちはーっ!」
と、かなり頑張ってのハイテンション!
 客席のお兄さん達、ちゃんと「こんにちはー!」とか返してくださっていて、いいひとです!!
 「東京ゲームショウ楽しんでますかー。加納慎也役をやらせていただいた天野浩成[こうせい]です」
 と、天野さんの口から“こうせい”読みの自己紹介を生で聴けたのは初めてなような気がする自己紹介。
 …まではフツウだったのですが。
 「今、感想言っちゃうと、後が続かないと思うので…はい…」
 と、いきなり問題を先送りにしようとする天野さん。
 30分の、登場キャストさんが5人もいらして、イシイ総監督もいっぱいお話になるイベントで、なぜそこまで引き伸ばし!?
 これは想定外だったのか、MCのお姉さん「いやいやいや、ぜひ!!」と、ものすごいイキオイで天野さんをうながし!
 「自己紹介ぐらいで…」と、さらに逃げようとする天野さんに「演じた上での感想を!」と、あくまでくいさがるお姉さん。
 「演じた上での感想? もーう?」と、“もーう?”がアリエナイ甘え口調になっている天野さん…
 逃れきれないと悟ったのか天野さん、それでも往生際悪く「後からしゃべりたいと思うんですけど」と前置きしてから「とりあえず大変でした! どんな風に大変だったかは多分、みんなが話してくれると思うんだけど」と、自分の中で先送りにするだけでなく、人任せにしようとする天野さんに、隣の近野さんが大ウケ!
 みると、ステージ上のキャストさん、全員、こらえきれないカンジで笑ってます…
 60日間も撮影をやっていると、たとえ一緒のシーンがそんなになくても、天野さんのキャラはメインキャストさんに浸透しきっている、そんなケハイが。
 「僕はこんなもんにしときます」と、結局“大変でした”だけで時間を稼いだ天野さん。

 続いて、ひとみ役の近野成美さんが自己紹介。
 すると、前方下手のほうから男の方(おひとり?)の声で「コンちゃーん!」コール!
 天野さん、なんとなく喜んでます!
 天野さんの後だと、「皆さんお忙しい中、幕張メッセにおいでくださいましてありがとうございました」などとおっしゃる近野さんが、ものすごいしっかり者に見え(笑)。
 「渋谷でどっぷりの撮影は初めてだったので緊張しましたが、勉強になりました」と、短くても、中身もしっかり者さんな感じのコメントに。

 遠藤亜智役の中村悠斗さん。
 「今説明していただいたようなキャラクターです。詳しくは、また後ほど説明します」と、天野さんよりクリアな口調ではきはきおっしゃっているので賢そうな雰囲気は漂わせているものの、天野さん以上に何もおっしゃっていないという(でも、あまりにもきっぱりとおっしゃっているので、MCのお姉さんも笑いながら「ありがとうございます」とスルー!)コメント。、
 そして、中村さんが、天野さんのワルイ影響を受けたんじゃあ…という透明感あふれる御挨拶をしている間、天野さんはモニターの映像にくぎづけ!(なぜそこまで夢中になれるのかわからないぐらいのくいつき! 実はステージ奥の電光スクリーンに映し出された映像ではなく、客席には見せない、何かスゴイものが映っていたとか!?)

 御法川実役の北上史欧さん。
 …の番になると、天野さんモニター凝視状態からしばし解除されて、にこにこ。なかよし?
 北上さん「御法川実はとにかく熱い男で、2ヶ月間のロケの間、ずっと怒鳴りっぱなしでした。金八先生からのスピンオフキャラクテーということで、イシイ監督も思い入れがあったようで、とにかく一生懸命やらせていただきました! ゲームをよろしくお願いします」と、少し硬さも感じられるぐらい、生真面目な雰囲気の御挨拶。

 大沢賢治役の小山卓治さん。
 「大沢賢治は、今紹介していただいたような役柄なんですが、他の出演者の皆さんとどうからむか予想しにくいと思うんですが、そのへんもゲームを楽しんでください」と、オトナの落ち着きあふれる御挨拶。

 このイベント、小山卓治さんのスタッフ様のブログ【がんばれ!ナナヨーヒマワリ:2008年10月10日_週末は、出ずっぱり。】によると、“丁寧に作られていてこれならアドリブの利かない小山さんも大丈夫でしょう。”という立派な進行台本が事前に渡されていたようなのですが、それなのになぜ天野さんだけこんなにグダグダに!?(しかも、ほぼ自己紹介だけというのは中村さんも同じなのに!)と、冒頭からミステリアスな展開!!



【“(ライダーとは)ちがう…ちがう…” 渋谷での撮影】

 渋谷の撮影は大変だったのでは…ということで、撮影の話題に。
 イシイ監督「戦争に行ってるような気分でした。始発で渋谷に行って…朝の渋谷はカラスだらけで! 終電までとか、朝までやって夕方からまた、とか、2時間休んで再開とか、どうなるんだ! という撮影でした。
 60日間、これだけ苦労したからこそ、すごいいい写真が撮れ、すばらしい作品になりました」等々、本当に壮絶そうな撮影の模様を。

 キャストの皆さんにも…ということで、まずは天野さんをMCのお姉さんが指名。
 路上での撮影が多かったんですよね? と誘導してくださるお姉さんに、天野さん「ずーっと路上です。そしてほぼ渋谷です」。
 天野さんにそれ以上聞いてもムダと判断したのか(賢明です!)お姉さん、すぐに「イシイさん!」と、監督に話を戻し(笑)。
 そのとき、スクリーンに、天野さん加納刑事が止まったタクシーの開いた後部座席の窓ごしに、北上史欧さん御法川と話をしている写真が。
 監督&天野さん(くちぐちに)「これ、道玄坂ですよね」
 監督「このとき、後ろから“あ、ライダーがいる、ライダーがいる”って…」
 天野さん、おぼろげ〜な口調で「ちがう…ちがう…」
 …その、ゆるゆる〜っとした“ちがう…ちがう…”(天野さん的には、ツッコミのつもり!?)が、おかしくてたまらなく!

 その後、天野さんはモニターの映像に夢中!
 イシイ総監督「見入ってしまって!」と、笑いながら指摘。
 お姉さんが質問しても、聞いてませんでした状態で、あわてる天野さん(笑)。
 撮影で苦労したことは? とお姉さんに聞かれ、天野さん「苦労ばっかりですよ!」と、突然アッサリ口調で。
 「渋谷、人いっぱいいますし、よくできたなあって」
 スクリーンには、天野さん加納刑事が犯人を追って、ハチ公前広場からセンター街等の方向にジグザグにスクランブル交差点を走って渡るシーン撮影の映像。
 「こんな風に走ったりとかして…あぶない!って!…はい…」
 “あぶない!って!”というあたりは、ツッコミっぽくイキオイよかったのに、そのあとのヨワヨワ感あふれる“…はい…”で、速攻失速する天野さんの語りテンポ、かなり頑張ってテンションあげようとしてます、でもムリです! というカンジが伝わってきて、超天野さんぽく。
 かなり走ったようで、天野さん「ここ、十何回走りました」。
 天野さんは走るシーンが多かったですか? という質問には、イシイ監督「犯人追っかけますからね!」
 天野さん「一応、熱血刑事なんで、ぼく」
 目の前の天野さんはほんとにゆるゆる〜なカンジで“熱血刑事”な雰囲気はナイので、“一応”というコトバが効いてます、天野さん!!
 天野さん「追って、追って、逃げられ、逃げられ」
 なんかうまいフレーズ(ちょっと演歌の世界?【笑】)。
 渋谷で走るシーンは大変ですね、と話を向けられ「一般の方いっぱいいるんで、そこをすり抜けて、それでもカメラに映らなきゃならないのがすごい大変でした」と、カメラへの映り方もきっちり気にかける、職人ぽいコメント。
 そして客席の方に向かって「この中に絶対、ぼくたちの撮影見てる人いるんですよ! これだけ人いたら!」と、断言する天野さん。
 確かに、当時別の天野さん関連を検索しただけでも、撮影を目撃したらしき個人の方のブログが2件みつかって、何のお仕事なんだろう…とずーっと気になっていたりしたぐらいなので、ステージを御覧の300人の中にはいらっしゃらなくても(※エキストラの方はまた別として)、東京ゲームショウ参加者の中には、きっといらっしゃるに違いありません、目撃者!
 天野さん、最後にも「すごい走ってました」と繰り返し(すごいタイヘンだったんだなあ…と、伝わりました!)。

 続いて、近野成美さんと中村悠斗さんに、渋谷を二人で逃げ回るシーンが多かったそうで、撮影も一緒が多かったですか? と。
 近野さん&中村さん「ほとんど毎日一緒でした」
 近野さん「お姫様だっこをしてもらって渋谷のスクランブル交差点を渡るところがあって」
 中村さん「ドンキの交差点ですね。夕方、走り回ってました」…記憶が正確で、きっちりしてそうです、中村さん!
 監督「(目立つので)ほんとに恥ずかしそうでした」
 近野さん「恥ずかしいし、中村さんが“ちょっと重たい”って言い出して」
 すると中村さん、即座に「重たくはないんですよ! ただ、朝から撮影してるんで、どうしても疲労が…」とフォロー!
 (【2005年3月31日 10:00 『義経と弁慶』完成披露試写会&握手会】で、やはりお姫様だっこされた木下あゆ美さんに「殿に抱き上げられるシーンがあるんですけど…殿の顔が…すごい重いんだよね。一回じゃあがんなかったんですよ(笑)」と言われ、いったんは「あれは、鎧が重くて…」といいかけつつも「君が重かったんだよ」と豹変したブラックな竹財輝之助さんとは違います【笑】)

 写真を撮影していたものの、ちゃんとセリフをしゃべっていました、と総監督から。
 映画と比べてどうでした? と監督が近野さんに振ると、近野さん「初めてのことで、どこのシーンを写真で撮っているのかわからなくて、アングルを気にしながらの撮影ですごく大変でした」と、ちょっと天野さんと傾向の似たコメント。

 …この頃、天野さんは、背後の大きなスクリーンも気になり出した模様。
 自分の前にあるモニターも注視し、その一方で、近野さんの次に話を振られた北上さんのほうもときどき見(北上さんが最初に自己紹介と役柄の説明をされたときも、モニターから目を離してにこにこしていた天野さん、よっぽど北上さんがスキ?)…と、小さい子供を見ているようで、面白く(笑)。

 北上さんは、エキストラキャンペーン(数年前に、チュンソフトのゲームソフトを購入された方を対象に、抽選で実写サウンドノベルの撮影にエキストラ参加! というキャンペーンをやっていた模様)に当選したファンと喫茶店で一緒に撮影を…とMCのお姉さんから。
 北上さん「ロートレックという喫茶店があり、取材が終わると僕(※演じていた御法川)はパソコンで記事を書くんですが、そこのお客さん役に来ていただいて。朝から晩までのすごい長丁場で頑張っていただいて」
 イシイ総監督「エキストラの方、来てらっしゃいますか?」
 後ろの方で手が挙がったようで「来てますよ〜! ありがとうございます!」
 このときの総監督の“ありがとうございます”に合わせて、天野さんも「ありがとうございまーす!」と、ひときわ声を張ってエキストラさんに感謝!
 …と、ちゃんとイベントに参加していた天野さんでしたが、そのあとまた、脚をぬいぐるみのクマちゃんのように真っ直ぐ前に投げ出したり(すごく細身で脚がきれいに見えるボトムでカッコイイ脚なのに、なんかカワイイ…)と、独自の動きに突入(笑)。

 北上さんは全てのエキストラさんと話をする、という指示を撮影監督にされた、という説明がイシイ総監督からあり。
 北上さん「ムチャぶりされまして、全員のお客さんにからんでくれって…途中でやることなくなって!」
 エキストラの方はお芝居の要求もされたようで、大変だったそうです。
 北上さん「楽しんでいただけたらと思います」。

 小山さんはシンガーなので、演技は初体験とのことで、役者デビューされていかがですか? とMCのお姉さん。
 小山さん「デビューと言っていいのか…
 僕は22年間歌を歌ってきたので初めてこういう現場に参加することができて、最初の話ではセリフは覚えなくていい、だいたい流れだけつかんできてください、ということだったので、そのつもりで現場に行ったら、監督さんがいきなり“テスト! 用意! スタート!!”って…真っ白になりました」
 …かなりムチャな初日だったようです、小山さん!
 「それから必死にセリフを覚え始めました」という小山さん、ほんとうにお疲れ様でした!
 スクリーンには、小山さん演じる大沢賢治と、北上さん演じる御法川が、警官(?)にはがいじめにされているシーンの写真。
 イシイ総監督「これが一番最初に撮影したシーンなんですが、いきなり羽交い絞めで…
 僕はアーティストとして小山さんのファンで参加していただいたんですが、一番最初が羽交い絞めかよって! 本当にありがとうございます!」と、かなり舞い上がったモードで(笑)。
 さらに「小山さんの作品、すげーかっこいいですから、ファンになって、音楽のほうもぜひ聴いてください!」と熱く語り、MCのお姉さんに「一ファンとしてしゃべってますね!」と指摘されるイシイ総監督。



【天野さん、自分のしっぽを探す? タマ登場】

 ここで、もう一人(一匹?)の主人公、タマ登場!
 MCのお姉さんがタマの紹介を始めると、どっちから出てくるんだろう? という感じで天野さん、上手側と下手側の両方をきょろきょろ。
 でも結局は、ステージの前のモニターを見て、タマが登場するとすごく楽しそうな笑顔に!

 ここからしばらく、天野さんと近野さん、二人でモニターをじーっとみつめ。
 (他の3人のキャストさんは、顔を上げてイベントに参加していても、この二人はとにかく無心にモニターを!)
 そんなおふたり、醸し出す雰囲気が、兄妹みたいな(笑)

 天野さんと近野さんがモニターに見入っている間にも、タマの渋谷での撮影は大変だったのでは…という話題に。
 イシイ総監督「スクランブル交差点を渡ったり、センター街をつっきったり、タマもすごいです!
 コギャルの方にすごいなでられて、タマの中の方(秘密)は、怖かったんじゃないかと」
 …タマをなでたくなる気持ち、わかります! 実物のタマは、写真ではわかりにくいですが結構ふわふわで、くたんとしてるところがカワイイ胴体の部分は毛布でできていたりして、もうほんとうにさわりたくなるような可愛さ!

 キャストの方にもタマの印象を…ということで、イシイ総監督が、タマと一緒の撮影があった北上さんを御指名。
 北上さん「何度かタマとからませていただきましたが、朝、控え室のマンションに行くと、ソファの上にタマの首が置いてあるんですよね。どけて座っていいのか悪いのか…タマの首と対決してる感じがありました」と、撮影の裏話を語ってくださってサービス満点のような、でも意味不明なようでもある(笑)、味のあるお話。

 女性に気に入ってもらえたら、と作ったキャラクターなので、ということで、イシイ総監督、近野さんも御指名。
 近野さん「可愛いと思います。しっぽが可愛いなあ、って…」
 タマのしっぽは、ほんとうにふわふわで、白とこげ茶のシマシマで(どちらかというと、ネコのしっぽというより、アライグマのしっぽという感じ!…と、監督もコメント【笑】)確かに可愛いです!
 …でも、いきなりしっぽ限定でほめ出す近野さんも、ちょっと個性的(笑)。

 …と、タマのしっぽが話題になっている間、なぜか手を、自分の腰のうしろのあたりの空間を探るように動かしている天野さん…
 まさか御自分のしっぽを探していたとか!?(笑)



【踊るタマを、じーっと見る天野さん。上木彩矢さんが歌う主題歌】

 本日はスケジュールの都合で出演できなかったけれども…と、上木彩矢さんについて。
 テーマ曲『それでも世界は変わりはしない』を作って作品を盛り上げてくださったとのこと。

 …と、曲が流れると。
 タマが、タマが、踊ってます!(可愛いすぎ!!!)
 すると、動くものには反応する天野さん、案の定じーっとタマを凝視!

 テーマ曲は作品を見て作っていただいたので、作品に合っているし、この曲がある謎を解く鍵になっているとのこと。
 この曲に縁があるのは大沢、ということで、大沢役の小山さんがコメント。
 「大沢はガールズロックが大好きで、上木彩矢さんの曲をいつも聴いて心をなごませているキャラクター。
 とてもすばらしい曲です。
 “それでも世界は変わりはしない”というキーワードは、ゲームのキーワードでもあります」
 確かに、【セガ・チュンソフトプロジェクト公式:428 〜封鎖された渋谷で〜−ムービー】で配信されている予告ムービー第1弾で『428』のロゴに添えられている小さな文字が“The World Doesn't Change Even So”だったりと、相当物語のコアに関わるフレーズのよう!

 作品世界では、渋谷で上木さんの新曲のプロモーションが大々的にされ、ポスターが貼られたり、すごいらしいです!



【“基本、ぼくは、面白映像です” 予約特典情報】

 予約特典についての発表。
 皆さんから一番リクエストが多かった予約特典を用意しました、ということで、スクリーンに、予約特典告知の映像が。
 (この映像や、最新版の作品予告[天野さん加納刑事、走る! 走る! 走る!]は、セガブース付近で配布されていたセガ公式カタログ『SEGAマガジン 東京ゲームショウ2008号』に収録。これはかなり大量に配布されていた[土曜日には、ホール3とホール4の間の棟間連絡口でもスタッフの方が配っていたり、セガインフォメーションのあたりには山積みにして自由に取らせていたり]ので、ゲームショウに来場するまで『428』に関心のなかった多数の方にも、御覧いただけたのでは!)

 ここで、天野さん、お隣の近野さんに何か話しかけていたような。
 入場直後にも、近野さんと、手に持ったマイクを二人で指し示しながら何か話していたりと、今年の3月まで同じ事務所だったおふたり、なかよし。

 イシイ総監督「撮影中、40時間カメラを回していた映像と、8時間のインタビュー映像から抜粋した予約特典となっています」
 …8時間のインタビュー、全部観たいです〜!!!
 タイトルは『428 〜封鎖された渋谷で〜 スペシャルDVD「SHIBUYA 60DAYS 〜Making of 428〜」』と、すごい長いタイトル!
 (このタイトルも『SEGAマガジン 東京ゲームショウ2008号』の紙面に記載あり。)

 イシイ総監督「まずは天野さんから聞いていきましょうか」
 天野さん「はい!」と、元気よくおへんじ。
 イシイ総監督「どーすかー、メイキング」と、いきなりカジュアルに。
 天野さん「どーすか、まだ観てません…」
 イシイ総監督、思わず笑いながらも「僕、撮ってたじゃないですか! 撮影中! あれを抜粋して、天野さんの面白映像もたくさん入ってますよ」
 面白映像ですか!? とくいつくMCのお姉さんに、「基本、ぼくは面白映像ですね」と天野さん。
 さらにメイキングはどうかと聞かれて「どの部分がメイキングになって、どの部分が(作品に)使われてるかわからないんで。
 カメラが何台も、スチールのカメラもあって…よかったら本編に使いますよね、どれがメイキングになってるか楽しみです」
 イシイ総監督「大量の映像が」 天野さん「大量の映像が」
 お姉さん「面白映像が」 天野さん「面白映像が」
 と、リピートしまくりの天野さん。

 と、中村悠斗さんは撮影中カメラを持って撮影していて、インタビューなどもしていたとのこと。
 中村さんが撮った映像も使われているようです。
 中村さん「僕、出てる側なんですけど、カメラを回してたんですよ。みんなのオフショットもこっそり撮ってたり、質問にも答えてもらったりしてるんで、それも入ってるかもです」
 イシイ総監督「オフショットは、終わった後みんなが遊んでるとか、笑顔の映像とか、たくさん入ってます。
 真面目な役で、こわい顔ばかりしてた方が、その後大笑いしてたりするのが入ってたりしてますから、ぜひ観てください」
 …予約特典、超!期待です!!!
 (予約したお店に、特典つくか、再度確認せねば!!!)



【アニメには興味薄? 何か物音? 『428 The animation』特報映像】

 さらに特典DVDには…ということで、スクリーンに映像。
 TYPE-MOONのアニメーション。

 この映像が流れている間に、あれだけモニターの映像にくぎづけだった天野さんが、ふと目をあげて会場を見渡すような視線の動きを。
 アニメには興味が薄いのか(そうだとしたら、漫画が大好きな天野さんとしては意外!)、会場で何か天野さんの気を引くような物音でもしたのか…?
 その隣では、近野さんが、くいいるようにモニターを見ていたのと対照的(笑)。

 この映像は、アニメーション化が決まった『428 The animation』の特報。
 2009年に公開されるようです。
 この特報アニメは、この会場に来たユーザーのために特別に作ってもらったアニメで、今初めて皆さんにお見せしました、とイシイ監督。
 しかも、この映像は特典DVDに入っていて、これから先、特典DVDになるまでは観られないとのこと!
 かなりスペシャルなものだったようです!

 さらに、特典DVDのパッケージ用に、キャラクターデザインの武内崇さんに書き下ろしイラストを描いていただいたとのこと。
 (このパッケージは、中のDVDとともに、『428』試遊の出口を出た正面の展示スペースに展示されていました!)

 このアニメも、ただおまかせではなく、イシイ総監督も毎週シナリオ会議に出席していろいろ考えているとのこと。
 …というところで、イシイ総監督「アニメのわかる近野さん、どうですか!」と振り。
 近野さん「私も毎日いろんなアニメを観ているアニメマニアなんですけど」と、ディープなお言葉。
 「映像がほんとうにキレイで、キャラクターも可愛くて、早く観たいです。DVDください! 今日ください!」
 “今日ください!”という要求内容もさることながら、“早く観たいです”あたりから、普段は標準語で話している近野さんのイントネーションが、いきなりお国言葉的になった(※近野さんは愛媛県出身)あたりに、近野さんの本気を感じました!!(笑)
 さらに「参加させてください! 声優さんに」と、要求をエスカレートさせる近野さん。
 イシイ総監督、近野さんのイキオイにやや困惑のケハイも漂わせつつ(笑)「どんなキャラクターが登場するかは、また皆さんの予想をさらにいい意味で裏切る作品になると思いますので」と、興味をひっぱるコメント。

 そしてその間、天野さんはまた、足下のモニターの映像にみいってました(笑)。



【タマに関心を示す天野さん! 最後のごあいさつ & 退場】

 そろそろ時間…ということで、キャストの皆さん立ち上がって、最後の御挨拶。
 天野さん「皆さん今日は、お集まりくださってありがとうございます!
 『428』、ぜひよろしくお願いします!」と、シンプルに。

 近野さんは「ほんとに楽しんでプレイしていただけたらと思います。
 いつか、ゲームで対決してほしいです、私と」
 と言ってしまってから、イミフメイだと思ったのか「すみません!」とあやまる近野さん(笑)

 中村さん「今日はお集まりいただいて、ありがとうございました。
 『428』、充実していますので、いっぱい遊んでみてください!」
 中村さんは、とても口調が明晰なので、天野さんと全然違うことを言っているような印象を受けるのですが、よく聞いてみると意外と天野さんと言ってることが同じなのが、面白く。

 北上さん「最高のスタッフと、最高のキャストで、60日間、渋谷の街を走り続けたと思います。
 絶対に面白いので、よろしくお願いします」と、やっと練られた感じのコメントが。
 北上さん、ほんとうにきちんとした方です!

 小山さん「私達全員だと思いますが、ゲームショウは初めてで、皆さんのすごいパワーを感じてます。

 皆さんひとりひとりが、楽しんでくださることを、心から願ってます。よろしくお願いします」
 と、ベテランのアーティストさんらしいコメント!

 そして、タマ…はムリなので(笑)、タマの気持ちも含めて、イシイ総監督。
 イシイ総監督「タマ、人気出たら、アニメ化するからねー、タマも」
 お姉さん「そんなこと言っちゃっていいんですか!?」
 イシイ総監督「タマを応援してください!」
 と、タマもうれしいであろうコメント(笑)
 そして「チュンソフトのサウンドノベルの集大成になっていると思います。皆さんを裏切りません。よろしくお願いします!」

 タマがいるからキャストさん、出られるかな? 椅子を下げたほうが…とお姉さんが心配すると、自ら椅子を動かしてくれるタマ!
 そんなタマに、キャストさんの最後に退場していった天野さん、タマを目の前にするや、タマにものすごく関心を示し(笑)。
 イシイ総監督とも何かやりとりして、退場。

 そして、キャストの皆さんが退場した後のステージでは、タマが三つ指をついて(ネコ手なので三つ指はつけないんですが、雰囲気そんな感じ【笑】)、お客様に丁寧にごあいさつ!
(お姉さん、思わず「タマちゃ〜ん、おじぎして、いい子だね〜!」【笑】)
 そんな最後の最後まで、楽しいイベントでした!!



【晴れ舞台! セガブース&『428』試遊】

 『428 〜封鎖された渋谷で〜』試遊スペースが設置されたセガブースは、広大な幕張メッセ4ホールの3分の1ぐらいを占める、巨大スペース。
 そのなかでも『428 〜封鎖された渋谷で〜』試遊スペースは、『龍が如く3』と並んでブース中央の通路をはさんで表側に位置する、堂々の構え。
 セガブースですごかったのは、『龍が如く3』『428』のある表側のブース上部に設置された、長い電光掲示板。そこには、セガブースの主要タイトルをPRする動画がネオンサインのように輝きながら終始映し出され(全タイトルを一度にPRする映像と、タイトルごとの独立映像あり)、巨大ブースの中でもひときわ派手!
 『龍が如く3』は、キャバクラを模したクロースドシアター(映像上映)だったとのことで、入り口のところには豪華なキャストさんからという名札の立ったスタンド花がずらり。その隣の『428』ブースは、パケット画像を掲げたパネルが映画館の看板のようで、セガブース全体を見渡すとそこだけ別世界の繁華街が出現したよう。

 『428』試遊スペース自体は、ちょっと薄暗い中に11台の試遊台が、6台&5台が左右の壁に向かって配置され。
 その前には50人ぐらい並べる並び列スペースが設けられていたのですが、開場直後の10数分以外はその並び列はいっぱいで入場規制となり、セガブースの裏手のホール壁際の待機スペースに別途列が作られ、最終日は最大4時間待ちという盛況ぶり。
 ブース前の待機列の外側には、ときどき着ぐるみのタマが登場して、通りすがりの皆さんにも大人気!
 並び列を進んで、次の回には入れる、という頃になると、前の組がプレイしている画面も観られたのは、10分という短い試遊時間しかない今回、貴重(特に、Wiiを持っていないので、体験版をもらってすぐ家でゆっくり遊び尽くす…というわけにいかない自分には! でも、Wii、早く買いたいと思います!)。
 試遊の途中に、どちらを選んでもその後の進行には影響しない選択肢が用意されていたのですが、自分が画面を見た限りでは全員“まだ動かないで様子を見る”を選んでいたりして(笑)じゃあ自分は違う方の選択肢をやってみよう、等、計画を立てられたり。

 自分の試遊では、とにかくテキストをちょっとでも先に進めたいということで、ゲームシステム関連の説明やTIPは読み飛ばし、ひたすら“決定”のAボタンを連打!
 ものすごく速く流れ去るテキストの中で、あの部分はもうちょっと眺めたかったな、というところは、両隣の方がそこにさしかかるのを待ち受けて、あらためて鑑賞したり(笑)。
 たぶん最速で進められたと思うのですが、亜智がつかまって取調室でぶーたれているあたりで時間に…
 最後の方に亜智が出てきても、そこまでは完全に加納刑事メインの物語。
 この試遊ブース全体が、天野さん加納刑事のプロモーションのような状況で、セガブースの華やかさも何もかも含めて、晴れがましくうれしく!

 そして試遊した範囲でも、加納刑事、激しく萌えキャラ!
 ドラマでの木村拓哉さんの代表的なイメージとして多くの方が思い浮かべるセリフ「ちょ、待てよ!」と同じ“ちょ”も、天野さん加納刑事が使うと、江戸時代の奥女中さんの“殿、御無体な!”的なフンイキになったりしていて、もーどーしよーかと!!
 超個性的な渋谷署の皆さん(具体的に登場したのはお二人ですが、どちらもスゴイ…)にいじられる、アイドル(笑)なんだろうな、と。
 加納刑事の“鋼のように鍛え上げられた太腿”もツボで、自分の画面ではあっという間に過ぎ去ってよく読めなかったのが惜しくて、まず左隣の方のその部分を待ち受けて読み、続けて右隣の方の画面でも読み…と、タンノウしました。
 写真ももちろんすばらしく魅力的で、発売が楽しみです!
 (というより、自分が早くWiiを買え! というカンジ!)
 GETできた体験版、早く楽しみ尽くしたいです!

 体験版をもらって外に出ると、向かい側の壁(『龍が如く3』のブースの中央通路側壁)に埋め込みの透明ケースの中に、『428』予約特典のメイキングDVDの展示。絶対GETしたいです!
 反対の『428』ブース側の壁には、セガ冬のキャンペーンで抽選プレゼントされるTシャツの展示。黒や黄色といった色のものが多い中、『428』のTシャツはグレーベージュに、タマが描かれた正方形が敷き詰められたプリントのデザインで、これなら普通に着用してもよさそう、というグッドデザイン。

 そして、タマ!
 写真ではわかりにくいのですが、実物は、しっぽがふわふわで、頭の部分も結構もふもふで、くたんとしたところがカワイイ胴体部分は毛布生地であったかそうで、とにかく可愛い!
 そして、写真を撮られるべく愛想を振りまいているときは、口元で両手を揃えてみたり、背中を見せた状態から振り返ってみたり、ぺろぺろキャンディーを色っぽくくわえてみたりと、グラビアアイドル級の萌えポーズ連発!
 AKB48の曲が流れてきたときの動きが特別によかったらしいので、タマの中の人、アイドルマニア…?
 12日のイベント後にブース前にタマを撮ったりしていたときには(あまりにタマが可愛すぎて & 次から次へといろいろなことをやってくれるので、その場を離れられず、かなり長い時間クギヅケでした!)、イシイ総監督が登場してタマと2ショットを撮ったりされているところも目撃できて、大ラッキー!!

 今回のゲームショウ、ただイベントを観て体験版をGETするだけなら、12日だけ、東京方面からの始発でも十分OKだったと思うのですが。
 こんなに華やかで大がかりなブースの中で、ほぼ天野さんキャラだけがプロモーションされているという晴れ舞台の機会はたぶんもうないのでは…と思うので、11日&12日両日参加して(しかも、超ラッキーに宿GETできた宿泊で、旅行気分も味わって![いや、実際には、体力温存効果のほうが重要だったかも…])一般としての最大限イベントを楽しみ尽くせて、ほんとうによかったし(11日は、前日1時間ぐらいしか寝られなかったので、体験版をもらって、翌日の整理券配布場所等必要な確認をしたらすぐに帰って休もう…と思っていたのに、結局丸1日中で遊んでました…)、とびきりの思い出になりました。
 行ってみるまでは未知のゾーンで、ものすごく不安だったゲームショウを攻略(!?)して、また経験値が上がったような気がします(笑)。
 天野さんを『428』のキャストに選んでくださったセガ・チュンソフトさま & 面白い世界に誘ってくださった天野さんに、あらためて大感謝です!!!







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