愛の劇場
愛のうた!
第17話
母親と思えない
Staff & OA
脚本 ◆ 山浦雅大 演出 ◆ 森永恭朗その他のスタッフ ◆ 【愛の劇場『愛のうた!』 スタッフ&キャスト詳細データ】へ
放送日時 ◆ 2007年11月20日 13:00〜13:30
◆公式サイト◆
【TBS公式:愛の劇場『愛のうた!』】【TBS公式:番組情報−愛の劇場『愛のうた!』】
◆参考サイト◆
【TBS公式:テレビ番組表−2007年11月20日】【ドリマックス公式:ドラマ−愛の劇場『愛のうた!』】
Cast
黒川亜紀:雛形あきこ黒川紅司:泉澤祐希 黒川 楓:荒井 萌 黒川花梨:三好杏依
木村晃:渋江譲二 内田麻里:橘実里 小峰 舞:金澤美穂
小峰直也:嶋大輔 恵:立原麻衣
アニマルグレース テアトルアカデミー 劇団らくりん座
黒川源三:左右田一平 黒川千歳:大森暁美 ほか
Story
ごめんなさい、お母さん、あなたに…舞(金澤美穂)との再会を果たした恵は、舞に謝罪しようとするが、舞は言い放つ。
「帰って。帰ってよ! あなたの顔なんか見たくない!」
さらに舞は、恵のことは母親だと思っていない、と言い放ち、恵を無視して、喫茶店の仕事を始めてしまう。
帰宅した亜紀は、だから後先考えて行動して下さいって言ったでしょう、と、楓(荒井萌)に激しく叱責される。
その様子を観ていた紅司(泉澤祐希)は、何があったのか千歳(大森暁美)に尋ね、秋が恵と舞を会わせたら、舞はすごく怖い顔で完全に無視したと聞く。
大変だね継母さん、と紅司、まあ、ねえ、と千歳。
楓に、亜紀のしたことは恵も舞も傷つけたと言われ、亜紀も反省しきり。
楓が去った部屋に入ってきた紅司に、平気? と聞かれても、平気じゃない…と、しょんぼり。
ちゃんと考えてから行動しよう…という亜紀に、いいんじゃない、これでひとつ成長できたってことで、と紅司。
そんな紅司に、どっちが親だかわかんないね、といって、亜紀はまたため息。
その夜、直也(嶋大輔)は、恵に会わせたことについて舞に謝り、自分も悩んだ、けど…と話しかける。
しかし舞は、その話はしないで、もういいから、と、直也の話をさえぎり、先に喫茶店を出る。
亜紀は、稲穂の遺影の前で、舞、恵、楓の言葉や表情を思い出し、自分はどうしていつもこうなのか…と落ち込む。
翌朝、紅司が登校すると舞が近づいてきて、そういうことだったんだ、みんながあたしのことを見てたのって、と怒り口調。
言ってくれてもよかったんじゃない、という舞に、紅司がごめん、と謝ると、まあいいけど、別になんとも思ってないし、と、舞は行ってしまう。
牧場で亜紀から話を聞いた麻里(橘実里)は、亜紀だって二人のことを思ってしたことでしょう、と亜紀をなぐさめる。
しかし、母親と思ってないなんて、舞はすごいことを…と亜紀がつぶやくと、恵はショックだろう、自分はお腹の子にそんなことを言われたら立ち直れない、と、麻里。
本当の母と娘なのに、そんな風に思えるものなのかなあ…と亜紀。
源三が山道で仕事をしていると、花梨が近づいてくる。
何をしてる、という源三に、ヤギのゆきちゃんの散歩と、無口な源三の口がくっつかないかの見張り、と答える花梨。
源三は無言で先を行くが、花梨は無邪気にその後をついていく。
放課後、舞が学校を出ると、校門のところで恵が待ち受けていた。
舞に謝りたい、と、無視する舞に追いすがる恵に、急にそんなこと言われたってわかんないよ、と舞。
もう二度と来ないで、と言って恵から離れた舞は、そのままいなくなってしまう。
帰りが遅い舞を心配して、亜紀と直也は、店を置いて舞を探しに出かける。
走り回った末、亜紀は、見晴らしのいい場所に舞が一人たたずんでいるのをみつける。
お父さん探してるよ、と言われ、ごめんね、と素直に謝る舞だったが、帰ろう、といっても、動こうとしない。
その様子を、後からやってきた直也は、少し離れたところからみつめていた。
舞にあやまろうとしかけた亜紀に、舞は、クリームシチューがおいしくて、優しくて、いい匂いだった母親のことが大好きだった、と話しだす。
編み物が得意な母親は、マフラーを作ってくれると約束したのに、編みかけのまま出て行ってしまった、マフラー作ってくれなかった、ひどいと思わない…と、舞。
恵は舞に謝りたいと言っていた、という亜紀に、もう遅いよ、いまさら謝られても会いたくない、そんなの勝手すぎる、と舞。
その夜、恵は東京に帰るため、黒川家を辞そうとしていた。
舞とはちゃんと話せなかったけれど、親切はありがたかった、という恵に、舞と話せないまま帰ってしまって本当にいいのか、と亜紀。
自分は舞に嫌われたようだから…という恵は、舞に渡してほしいと、袋を亜紀に託す。
袋の中身を見た亜紀は、子供達に恵の見送りに行くよう言いつけた後、喫茶店の舞のもとに走る。
喫茶店に駆け込むと、亜紀は、恵の見送りに言ってほしいと舞に訴える。
恵が亜紀に託したものは、約束のマフラーだった。
お母さんはちゃんと約束を覚えていた、舞のことも忘れたわけじゃなかった、ずっと舞のことを思っていた、だから…という亜紀の言葉を聞いて、舞はバス停へと走る。
いろいろといやな思いをさせちゃってごめんなさいね、と楓達にわび、見送りの礼を言って、恵がバスに乗り込もうとしているとき、舞がやってきて「お母さん」と恵を呼び止める。
見送りに来てくれた舞に、恵はあらためて、ごめんね、本当にごめんね、と謝る。
そんな恵に、舞は、許してあげる、ちゃんと謝ったから、許してあげるよお母さん、と舞。
恵は舞に、約束のマフラーをかけてやる。舞の頬に触れ、舞を抱きしめる。
「離れていても、私は、あなたのお母さんだからね」
泣きながら抱き合う二人をみつめる、紅司と花梨、楓、亜紀。
舞が喫茶店に戻ると、店の前で、心配した直也が行ったり来たり歩き回っていた。
何してるの、という舞に、自転車の鍵かけたか心配になって、などとごまかす直也だったが、ちょっとだけ、舞が恵と一緒に東京に行ったらどうしようと考えて、ちょっとだけ不安になった、と告白する。
何言ってんのよ、そんなことあるわけないでしょ、私がいなくなったらこの店すぐにつぶれちゃうでしょ、といって、今日の売り上げの計算がまだだという直也を、何やってんの、と、叱りつける。
黒川家の夕食時、舞と恵の和解を聞いて、本当によかった、と千歳。
よかったー、と無邪気に言う花梨に、花梨が言うと何か違うから、と、紅司は屈託なかったが、楓は鬱屈した様子で、私は別にどうでもいい、と、つぶやきかけたが、何か言った? と紅司に問われると、よかったんじゃないの、ちゃんと和解できて、と、さらりと言い直す。
亜紀は、子供達に、私はいなくならないから安心してね、と告げる。
なんでそういう発想になるわけ、誰もそんなこと言ってないでしょ、と楓。
いいじゃないの、言ってみたかっただけなんだから、という亜紀だったが、紅司にも花梨にも変だと言われ、食卓はにぎやかに。
そんな様子をみて、一人離れて食事をとっていた源三は「うるさい奴だ」とつぶやく。
翌日、掃除をしようと子供部屋に入った亜紀は、花梨が苦しそうな呼吸で倒れているのをみつける。
Check! −天野さん亮介的みどころ−

バス停のところで缶飲料を飲んでいた渋江さん晃、最初は偶然そこに居合わせたのかと思って、何の伏線…? と考えてしまったものの、よく考えると子供だけで夜外に出すのは危険ということで、つきそいだったのかなあと。
靴購入の際といい、便利に使われ始めている晃さん…(晃さんの亮介化現象!?)