愛の劇場

愛のうた!

第18話
母親代わり失格



Staff & OA
脚本 ◆ 山浦雅大  演出 ◆ 森永恭朗
その他のスタッフ ◆ 【愛の劇場『愛のうた!』 スタッフ&キャスト詳細データ】
放送日時 ◆ 2007年11月21日 13:00〜13:30

◆公式サイト◆
【TBS公式:愛の劇場『愛のうた!』】
【TBS公式:番組情報−愛の劇場『愛のうた!』】
◆参考サイト◆
【TBS公式:テレビ番組表−2007年11月21日】
【ドリマックス公式:ドラマ−愛の劇場『愛のうた!』】
Cast
黒川亜紀:雛形あきこ
黒川紅司:泉澤祐希  黒川 楓:荒井 萌  黒川花梨:三好杏依
木村晃:渋江譲二  小峰直也:嶋 大輔  内田守:新妻大蔵  桜井慶太:兼子 舜
医者:真夏 竜  救急隊員:小林裕之
黒川源三:左右田一平  黒川千歳:大森暁美  ほか
Story
亜紀(雛形あきこ)が掃除をしに子供部屋に入ると、花梨(三好杏依)が倒れて、苦しそうに息をしていた。
運悪く家には誰もいない。亜紀は急いで救急車を呼ぶ。

ところが、救急車が来る前に帰ってきた楓(荒井 萌)は、花梨の様子を見るなり吸入器を取り出す。
続いて帰ってきた紅司(泉澤祐希)も、花梨、また発作が出たの、という。
花梨は喘息の発作が出ていたのだった。
花梨が喘息もちだということも知らないで母親代わりのつもりだったのか、もし自分が帰ってこなかったら、病院に着くまで処置をせずずっと苦しませておくつもりだったのか、と、楓は亜紀を非難、花梨に何かあったら、あなたを許さないから、と言い放つ。

花梨のそばについていた紅司は、花梨の様子を見に来た亜紀に、花梨はずっと喘息もちで父親の稲穂も心配していたこと、那須は空気がきれいなのでしばらく発作が出ていなかったのだろう、と亜紀に話す。
ごめんね知らなくて、という亜紀に、知らなくてもしかたないと紅司は言うが、やっぱり知らなきゃだめだよ…と、亜紀は落ち込む。

千歳は、このへんは都会と違って救急車はすぐには来られず、病院への搬送まで40分ぐらいかかると亜紀に教える。
ついこの間母親になったばかりなのだから気にすることはない、と千歳は亜紀を元気づける。

花梨のいない夕食の食卓は静かだった。
楓も食欲がわかないといって、食事を残して席を立ってしまう。

源三も、花梨がいつも可愛がっているヤギのゆきちゃんにえさをやり、花梨のことを思っている様子。

喫茶店でも直也が、いきなり喘息を起こされて焦るのはしかたない、これからひとつひとつクリアしていけば大丈夫、と亜紀を励ます。
亜紀は、自分は調子に乗っていた、一緒に暮らしていればそれだけで家族になれるとどこかで思っていた、自分は母子手帳も持っておらず、子供達の病気やアレルギーのことも何も知らない、それなのに母親代わりなんて…と、自虐的に言う。
そんな亜紀に直也は、ひとつひとつ覚えていけばいい、それが大事なこと、と繰り返す。

亜紀が仕事に行っている間に、花梨が起きてきて、千歳に、ママははは? と尋ねる。 ママはははお仕事、と千歳は答え答え、亜紀が帰ってくるまでおとなしくしているように言う。
おとなしくしているごほうびに飴をもらって、花梨が部屋に戻ると、あの笑顔を見れば元気になるかな、と、千歳は亜紀を思ってつぶやく。

仕事の帰り、亜紀は書店で、花梨の病気に関する本を買い求めていた。

アルバイト先のどうぶつ王国で、慶太(兼子舜)も楓に、少しは大目にみてあげたらいいんじゃないの、と言う。
だめ、絶対だめ、という楓に、黒川は人間小さいもんな、と慶太。
最近継母になったばかりだろうがなんだろうが、苦しんでいる花梨に何もせず、ただ救急車を待っているだけなんて許せない、それぐらい自分で気づくべきだ、と言い張って譲らない楓に、もしどうぶつ王国のアルパカが、楓がここで働き出す前から病気を持っていたとして、急に具合が悪くなったら楓もあわてるだろう、そういうことだろう、と楓を諭す。
楓は、アルパカとうちの妹を一緒にしないで、と一蹴し、慶太は、ごめん、と謝って行ってしまう。
その慶太の後姿を複雑な表情で見送ってから、楓も後に続く。

亜紀が帰宅すると、花梨が迎えに出て、心配かけてごめんね、などと言ってくれる。

夜遅く、紅司は給食費を取りに亜紀のところに来て、亜紀が子供の病気のことについて勉強していることに気づく。
部屋を出てからも紅司は、亜紀が、結構しんどいんだよね、でも頑張んなきゃ! といいながら勉強の続きにとりかかる様子をみつめていた。
子供部屋に戻った紅司は、亜紀が勉強していたことを楓に告げ、そんなに怒らなくてもいいのでは、というが、うるさい、と楓は聞こうとしない。

朝、牛乳配達に出る亜紀を起こしにきた千歳は、子供の病気の本を読んでいた状態で眠り込んでいる亜紀をみつけ、わかりやすい人だこと、と微笑む。

亜紀が牛乳配達、喫茶店、と仕事をしている間、起きて退屈していた花梨は、紅司に遊ぼうとせがむ。
が、紅司は、勉強してるからだめ、と断る。

喫茶店で亜紀は、いつまでも落ち込んでいるわけにもいかないし、楓の言うことももっともなので、勉強を頑張る、と話す。
直也は、客の守(新妻大蔵)にも、お前も親になるんだから勉強しておけ、と言い、舞もいろいろ病気をしたけど、ここまで大きくなってくれて…と目を細める。

楓が帰宅すると、花梨がまた発作を起こして倒れていた。
その後、亜紀が帰ってきて花梨に呼びかけるが、楓は、もう吸引は終えたから安静にしているしかない、と、亜紀のあわてた様子を突き放す。
しかし亜紀は、呼吸はつらそうだが喘息ならもっとぜいぜい言っているはずで、喘息の発作ではないと思う、という。
病院に連れて行ったほうがいい、と亜紀は判断するが、救急車は時間がかかり、晃も不在で車もない。
亜紀は花梨を抱えて診療所まで走ろうとするが、もし喘息の発作なら悪化する、そうしたらどう責任を取るのか、と、楓は止めようとする。しかし亜紀は、今はそんなことを言っている場合じゃない、これでも少しは勉強したから私を信じて、と楓をおさえ、花梨を背負って走る。
道の途中で、帰ってきた晃の車と出会い、亜紀達は車で病院に向かう。

病院で医師は、もう大丈夫、急いで連れてきて正解だった、という。
花梨は肺炎を引き起こす一歩手前だった。喘息の発作で体力が落ちたのだろうということだった。
花梨が眠るベッドの脇で、楓は亜紀に謝る。花梨が具合が悪くなるのはいつも喘息だから、今回もそうだと思い込んでいた、と。
そして、ありがとう、花梨を助けてくれてどうもありがとう、と、感謝の気持ちを亜紀に伝える。

花梨が戻ってきて、またにぎやかになった食卓を、源三も一緒に囲んでいた。
やっぱりみんなで食べるごはんはおいしいね、と花梨。
花梨のために走って大変だったんだから、という楓に、ダイエットになってよかったんじゃない、と亜紀。
あなたにだけはそういうことは言われたくない、という楓に、それってどういうこと! と亜紀はふくれるが、千歳まで、そうよねえ、と楓とうなずきあう。
そんなにぎやかな食卓で、ごはんぐらい静かに食べられないのか、とつぶやく源三に構わず、団欒は続く…

Check! −天野さん亮介的みどころ−
愛の劇場『愛のうた!』予告で稲穂の墓に手を合わせているのは、天野さん亮介くん?
もしそうなら、【第15話】後の次週予告とは違う映像が見られて、トクをした気分!


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Last update :
22nd November 2007

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