インディゴの夜
第1話
奈落の底!?
Staff & OA
原作 ◆ 加藤実秋『インディゴの夜』シリーズ(東京創元社刊)脚本 ◆ 高山直也 演出 ◆ 星田良子
その他のスタッフ ◆ 【ドラマ『インディゴの夜』 スタッフ&キャスト詳細データ】へ
放送日時 ◆ 2010年1月5日(火)13:30〜14:00
※番組表サイト等に掲載された仮サブタイトル:「事件、恋愛、疾走、仲間、解決。」
◆公式サイト◆
【東海テレビ:インディゴの夜】【フジテレビ番組紹介:インディゴの夜】
Cast
高原 晶:森口瑤子 塩谷 馨:六角精児ジョン太:和田正人 犬マン:天野浩成 アレックス:深水元基
DJ本気:加治将樹 テツ:森 カンナ ポンサック:玉有洋一郎
藤崎 司:松田賢二 早乙女勘九郎:田村圭生 小森貴子:長谷部 優
バーテンダー:高山猛久 ウェイター:佐藤 峻 小森剛:橋本智哉
憂夜:加藤和樹
TKO:金子 裕 沼崎 悠 及川水生来 迫 あゆみ 浦 ちあき
柴田克一:我修院達也 なぎさママ:升 毅
Story
晶(森口瑶子)は、キャスターを引き、ウェディングドレスをむきだしのまま持って、渋谷・センター街をとぼとぼと歩いていた。人気ファッション誌の編集長だった晶は、電話口で婚約者の司(松田賢二)から突然「君とは結婚できなくなった」と告げられた。
司の職場に行くと、司は退職したという。
二人が暮らしていたマンションは空っぽにされ、ウエディングドレスしか残されていなかった。
出版社では、雑誌の掲載をネタに複数の業者に金銭を要求したという身に覚えのない疑いをかけられ、解雇されてしまう。
途方に暮れて渋谷の街を歩いていた晶の前に、出版社の元同僚・塩谷(六角精児)が現れる。
晶の解雇や司の失踪を知っていた塩谷は、司に3千万円を貸していて、晶がその保証人になっているという。
お前には是が非でもオレの3千万を返してもらう、といって塩谷は、晶をある店に連れて行く。
ステージでダンスが繰り広げられていたそこは、ホストクラブ・インディゴ。
ひとクセもふたクセもあるホスト達のひとりひとりに晶は、心の中でツッコミを入れ“ここは動物園か!?”と呆れる。
塩谷によるとここは、塩谷が退職金で開いた店で、クラブ風のホストクラブを作ったらどうかと思ったら大当たりしたのだという。
塩谷は晶に、ここの店長になって借金を返せと言うが、人気ファッション誌の編集長の自分がこんな店の店長なんてあり得ない、と拒絶する。
そんな晶に、ここのNo.1ホスト・TKO(金子裕)が接客する。
司を思い出し、これは悪夢に違いない…とヤケになった晶は、ホスト達に盛り上げられるがままに、シャンパンの一気飲みを繰り返す。
晶が目覚めるとそこは、見知らぬ部屋で、隣にはTKOが寝ていた…
…と思ったら、TKOは胸にナイフを突き立てられて死んでいた。
第一発見者の晶は、重要参考人として柴田(我修院達也)の取調べを受ける。
凶器のナイフには晶の指紋がついていたのだった。
晶は妹の小森貴子(長谷部優)を尋ねる。
実家に戻って母親の店を手伝えば、とすすめる貴子に晶は、貴子の家に泊めてほしいと頼もうとするが、旦那と息子との暮らしで精一杯と断られる。
行き場もなく、雨に降られてドロドロになり、結局晶は、インディゴの店長になることを承諾する。
今日から店長になった、と塩谷に紹介された晶に対し、晶をTKO殺しの容疑者と思っているホスト達は、敵対心をむきだしにする。
そんなホスト達に憂夜は、犯行現場のTKOの部屋は指紋がきれいに拭き取られている中、凶器にだけ晶の指紋が残されていることも、晶が遺体のそばで眠りこけていたことも、晶が犯人ではないと示していると説く。
しかしジョン太だけは、納得していないと晶に突っかかる。
TKOさんはいつも自分より周りの人間のことを第一に考える男の中の男だった、自分がここにいるのもTKOさんのおかげ、自分が一番尊敬していた人をよくも! と言い捨てて立ち去る。
正式に店長を受けたわけじゃない、しかも容疑者扱いして、あんなわけのわかんない子達とあたしが合うわけないでしょ、という晶にかまわず、塩谷は晶に、店のシステムを説明し、ここのホスト達は晶の思っているような子達ではなく、みんなそれぞれ夢を持って働いていると語る。
給料の前払いは借金の返済分を引いてあるため極端に少なく、これじゃ部屋も借りられない、という晶に、店の奥の部屋で寝泊りすればいいという。
埃まみれの布団を置かれた部屋で独りになった晶は、司との写真を胸に抱いて、司を想う。
その頃、部屋の外では、塩谷が司と連絡を取っていた。
大丈夫だオレが預かってる、あいつは何も知っちゃいない、大丈夫だ司、オレに任しとけ…と。
翌日、クラブ・インディゴに、中年のニューハーフが乱入して大暴れ。
力自慢のアレックスも簡単に吹っ飛ばす怪力の“彼女”は、塩谷が新しい店長を雇ったと聞き、憂夜がその男に何かされたのではと心配でやってきたという、なぎさママだった。
晶の胸をいきなり触って女と確認し、安心したというなぎさママについて、憂夜は晶に、都内にいくつものレストランやバーを経営する、その業界の大物だと説明する。
困ったことがあったら何でも相談して、女同士、と言ったかと思うと、“憂夜さんの一番そばにいるのはこのアタシ!”と女の晶を警戒するなぎさママも、晶にとって理解不能な人物だった。
そこに、柴田率いる渋谷東署の警察官達が踏み込んでくる。
柴田は、TKOの所持品から覚せい剤が発見されたと告げ、お前ら全員事件の容疑者だ、といい放つ。
Check! −天野さん犬マンみどころ−

あまり映らないものの、映っている部分は…やや必死系?

晶の印象は“なぁ〜んかうさんくさいヤツ”なのに対し、声も笑顔も比較的さわやか系。
何より、ダンスシーンの直後に見るダンスしていない天野さんは、ヨユウありまくりに見えるマジック!!

知性派っぽい物静かでジェントルな笑顔。
…のところに、ポンサックがやってきて隣に座り、何か指差したりしているのを押しのけるようなしぐさ!
ちょっと不本意そうに立ち去るポンサックに向かって、小さく振ってみせる手がツボ!
お芝居のすみずみまで楽しめる、舞台のような映像!

クールなのかと思いきや、満面の笑顔だったり、両手を天に上げてそっくり返って騒ぐジョン太に温かい視線を向けていたりというささやかなギャップが、なんとなくツボ。

クールキャラの真骨頂!
階段の手前に立ち、ホスト達をなめるカットの最後に画面の半分近くを占めるという立ち位置もおいしく。
(ここではジョン太は別枠クローズアップなので、ホスト達のなかで一番いい位置に!)

きれいに横顔を見せて手前に立つ犬マンの向こう側で憂夜が語り、振り向きざまに最初に犬マンに視線を投げてから視線を皆に向けてからまた犬マンの方向に視線を流すところは、絵的にかなり絶景。
それじゃ、開店の準備だ、と憂夜さんが言うところも、天野さん犬マンのきれいな顎のラインが強調されて◎。

他のホスト達がにぎやかに声を出すなか、後ろからすっとお客さんに近づき、お客さんの背後に回ってドアを閉めるような動きをさりげなくみせるあたりが、犬マンらしさ。

なぎさママにつかまっている憂夜さんより無事(笑)

巨漢・アレックスの背後に隠れるように、森カンナさんテツと並んで立つ天野さん犬マン。
髪型もちょっと似て見えて、姉妹っぽいフンイキ。
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