インディゴの夜

第32話
意味深発言



Staff & OA
脚本 ◆ 武田有起  演出 ◆ 北川 学
その他のスタッフ ◆ 【ドラマ『インディゴの夜』 スタッフ&キャスト詳細データ】
放送日時 ◆ 2010年2月17日(水)13:30〜14:00

※番組表サイト等に掲載された仮サブタイトル「彼のためにもう罪を重ねないで!」

◆公式サイト◆
【東海テレビ:インディゴの夜】
【フジテレビ番組紹介:インディゴの夜】

Cast
高原 晶:森口瑤子
ジョン太:和田正人  犬マン:天野浩成  アレックス:深水元基
DJ本気:加治将樹  テツ:森 カンナ  ポンサック:玉有洋一郎
早乙女勘九郎:田村圭生  小金澤美玖:加賀美早紀  バーテンダー:高山猛久
ウェイター:佐藤峻  常連客・ミカ:華城季帆  常連客・カオル:志村陽香
憂夜:加藤和樹
モイチ:高木万平  モサク:高木心平  樹:真山明大  吉田吉男:田中幸太朗
彫比佐:麿 赤兒
歩美:西田奈津美  強盗犯・平岡 亘:古原靖久  強盗犯:河野マサユキ  強盗犯:浅井孝行
柴田克一:我修院達也  なぎさママ:升毅

Story
歩美(西田奈津美)が、窃盗団の一員だということがわかってしまった。
一番腹が立つのは、窃盗団の一味だったということよりも、テツ(森カンナ)をだましていたことだ、という晶(森口瑤子)。
テツはあんたのこと真剣に好きだったんだよ、なんだか知らないけど、自分にはあんたのこと好きになる資格ないなんて言いながら…そんなテツそ騙すなんて、信じられない、と。
テツに免じて、警察に突き出さないかわりに、もう二度とテツの前に姿を現さないでほしい、と晶は歩美に告げる。
あんたも自首しなさい、平岡って男にも自首するように言って、犬を早く返してちょうだいって、と、なぎさママ(升毅)の飼い犬・まりんを取り戻そうとする晶。

晶はテツのところに行き、あんな女なんて忘れちまいな、いい女なんて山ほどいるから、と言う。
いいんです、俺のことなんて、本気で好きになってくれる女の子なんていないですから、というテツは、俺だって彼女に嘘をついてましたから…とつぶやく。

温泉に行っていたはずのなぎさママが、ダーリンの都合が急に悪くなった、と、突然インディゴにやってくる。
今夜はまりんと一緒に過ごしたい、というなぎさママに、まりんはいま妹のところにいる、と嘘をつく晶。
これから行こうかしら、というなぎさママに晶は、とても遠いところで、サラリーマンの家庭なのでこんな時間に行ったら迷惑、と言い逃れ、なぎさママの好きなテレビ番組が始まるから等言い立てて、なんとか帰ってもらう。

そんなインディゴに、二度とテツの前に姿を現さないと晶に約束したはずの歩美が、青ざめた表情でまたインディゴにやって来た。
顔には殴られた跡があり、ひどくおびえ震える歩美は、窃盗団の三人のところにまりんを取り戻しに行ったが、返してもらうどころか、亘(古原靖久)に殴られた上、仲間に戻らなければ殺すと脅されたという。
泣きじゃくる歩美の様子を見た晶は、信じていいんだよね、もう裏切らないよね…と。

晶は歩美を、今日からインディゴの裏方として働く、といってホスト達に紹介する。
さらに、彼女のことは聞かれても誰にも言わず、外に出さないよういしてほしい、と告げる。
強盗犯探しは、ほとぼりが冷めるまで一時中断、という晶の言葉に、納得がいかない様子のホスト達。

犬マンはオーナーズルームに駆け込み、どういうことですか、あの子をここに置くなんて、と、激しく晶を非難する。
まさか、テツと三角関係!? という晶の冗談に、違います! と、即座に否定する犬マン。
テツがあの子のことを本気で好きみたいだから、店長としては人肌脱ごうかな、って…という晶に、だったら! と犬マンは声を荒らげるが、それ以上言葉を続けることができず、勢い良く部屋を出て行ってしまう。

インディゴではなぜか、季節はずれの流しそうめん。
そこに、柴田(我修院達也)と早乙女(田村圭生)がやってくる。
テツは、厨房でそうめんをゆでていた歩美の手を引いて、一時外に連れ出す。

柴田達は、例の窃盗団の動きが、インディゴに入った直後に止まったことがおかしい、という。
晶は逆に、柴田のはいているシークレットブーツを指摘、
そこになぎさママから、まりんは元気かという電話が入る。
ダーリンの都合がよくなったのでこれから温泉に行くが、まりんの声を聞かせろというなぎさママ。
晶は、やらないとシークレットブーツの件をバラすと脅して、柴田に犬の鳴き声の真似をさせるが、いつもと違う、と怪しむが、もしまりんに何かあったらわかってるわね、と晶に釘を刺して通話を切る。

歩美を連れ出したテツは、夜の公園で、警察帰ったかな…と。
迷惑かけてごめんね、という歩美は、晶に二度とテツの前に現れるなと言われたが、怖くて、いつの間にかインディゴの前に居た、と話す。
俺のこと頼ってくれてうれしいよ、というテツに、あたしのこと好きって本当? 信じていいの? と歩美。
テツは、信じていい、信じてくれて、いいから…と、複雑な表情で告げる。
その様子を、亘が見ていた。

インディゴの前に戻ると、犬マンが待ち受けていて、ちょっと話がある、と、テツをロッカールームに連れていく。
あの子は知ってるのか、お前がその…本当は…と口ごもる犬マン。
やっぱり気がついてたんですね、というテツ。
どうするつもりだ、このままどんどん好きになれば、お互いに傷つくだけだ、という犬マンの言葉をさえぎるように、目をつぶってください、とテツは懇願する。もう少しだけでいいんです、もう少しだけ…と。
その話を、憂夜が、部屋の外で聞いていたが、テツも犬マンも、憂夜から逃れるように部屋を後にする。

インディゴにかかってきた、テツを呼び出す若い男からの電話を晶は受ける。
相手は名乗らなかったが、ちょっとした知り合いだというその電話を、晶はテツに取り次ぐ。
テツが無言で外に出た後、電話の声に聞き覚えがあるような気がして、どこで聞いたか考えていた晶は、それが亘の声だったことに気づく。

屋外で待っていた亘は、歩美はどうした、犬を返してほしければ歩美を連れて来いって言ったよな、とテツを問い詰める。
犬がどうなってもいいのか、という亘に、人の命にはかえられない、とテツ。
別にとって食おうというわけじゃない、ただ今までの仕事を手伝ってもらえればいいんだ、と笑う亘に、テツは土下座して、歩美を自由にしてやってほしい、と懇願する。
そんなにあいつのこと好きなのか、という亘は、テツの胸に触れ、やっぱり…女だったんだなあ、と。
テツを追ってその場に駆けつけた晶は、そのやりとりを聞いて、呆然とする───

Check! −天野さん犬マンみどころ−

★ 



★ 晶がまりんを預けたと嘘つき、なぎさママが“あたし行こうかしら”などと言ってるときに
 「確か、台東区でしたっけ」と、普通に言う犬マン!
 晶を窮地に陥れるようなことを、あまりにも自然に、さらっと言っていて 、何かなぎさママの追及をかわす深遠な作戦でも…と思ってしまうほど!

★ 晶が歩美を、今日から働いてもらう…と紹介したとき。
 「あれってテツの…どうなってるんだろ」という樹、その隣で無言、髪に隠れて表情の見えない犬マン。
 樹の、犬マンの様子がおかしいのは承知していつつ、踏み込んで聞けない、せわしない視線の動きが、犬マンの静けさを際立たせ。

★ ホスト達が持ち場に散っていっても、動かないテツと犬マン。
 ぼんやりと複雑な表情のテツ。
 そんなテツを、腕組みをして横目で見て、その目をすがめる犬マンの表情。

★ オーナーズルームの晶に、抗議しに行く犬マン。
 ドアの開閉さばきが、速っ!
 【仮面ライダー剣】で、変身ベルトにカードをインサートする動きがすっごく速くてかっこよかったことを思い出したり。

★ 「どういうことですか、あの子をここに置くなんて」と、晶に詰め寄る犬マン。
 低い声が、かなり迫力!
 すらっとした脚を包んでるのがジーンズなのがちょっと不思議な感じさえする(ばしっとスーツ上下が似合いそうな!)、オトナの声。

★ 「まさか、テツと三角関係!?」という晶に「違います」とも速攻きっぱり否定の犬マン。
 あの状態の犬マンに冗談を言おうとする晶、度胸!
 


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