インディゴの夜
第47話
薬局の秘密
Staff & OA
脚本 ◆ 高山直也 演出 ◆ 北川 学その他のスタッフ ◆ 【ドラマ『インディゴの夜』 スタッフ&キャスト詳細データ】へ
放送日時 ◆ 2010年3月11日(木)13:30〜14:00
※番組表サイト等に掲載された仮サブタイトル「浮上する悪徳不動産屋の存在」
◆公式サイト◆
【東海テレビ:インディゴの夜】【フジテレビ番組紹介:インディゴの夜】
Cast
高原 晶:森口瑤子 塩谷 馨:六角精児ジョン太:和田正人 犬マン:天野浩成 アレックス:深水元基
DJ本気:加治将樹 ポンサック:玉有洋一郎
早乙女勘九郎:田村圭生
憂夜:加藤和樹
モイチ:高木万平 モサク:高木心平 樹:真山明大 吉田吉男:田中幸太朗
森井明日香:前原エリ 森井依子:藤吉久美子 タクミ:藤井貴規
藤尾:浜近高徳 ホームレス・シゲ:成瀬 労
地上げ屋・宮本:七枝 実 地上げ屋・佐々木:光 宣 明日香の父:岡崎 宏
都庁の役人・花崎啓子:長谷川由里 婦人警官:小野村麻耶 商店街強盗事件の被害者:大塚秀記
空也:徳山秀典 柴田克一:我修院達也 なぎさママ:升毅
Story
晶はなぎさママに誘われ空也の店・エルドラドに来ていた。塩谷の勘違いで晶が妊娠したと思ったなぎさママが、祝いの席を開いたのだ。
誤解を解こうとした晶だが、その瞬間、店内で「モリイドラッグ」で追い返したガラの悪い男たち、宮本と佐々木が、ホストと一緒に中年女性を接待しているのを発見する。
晶は、ポンサックの事件を追っているうちにあの男達が関わってきた、彼等の素性を調べる、と空也に宣言。
空也は、自分で力になれることがあったら言ってほしいと申し出る。
晶が戻ったインディゴでは、さっそく宮本と佐々木の身元の割り出しに。
彼らはともに、東京モンパルナス計画で中心的な役割を果たしていた大黒不動産の社員だった。
憂夜によると、東京モンパルナス計画は、中止になっていない、正確に言うと、中止になっていた計画が半年前に息を吹き返したという。それは、藤尾の出所時期と一致していた。
だが問題は、誰が何の目的で藤尾を殺したのか…と憂夜。
モリイドラッグでは、床板の修理をするアレックスの姿をみつめていた明日香が、死んだお父さんのことを思い出す、全然似ていないのに…と言い出す。
アレックスと会うまで、父親のことは忘れていた、自分は薄情な娘、という明日香に、アレックスは、自分も同じ、母親のことはあまり覚えていないが、明日香の母親といると、本当の母親のように思えてきて…と打ち明ける。
警察の取調室では、ポンサックが憔悴していた。
別れ際にアレックスは、明日香の携帯のストラップを目にとめる。
それは、依子が、大学入試の際に買ってきたものだった。
依子によろしく、といって、アレックスは帰っていく。
インディゴのオーナーズルームでは、憂夜が大黒不動産について晶に報告していた。
大黒不動産は企業舎弟とまではいかないが、危ない筋とつながりがあり、目的のためには手段を選ばない悪徳不動産屋だという。
下手に相手を刺激してモリイドラッグに迷惑をかけてもいけないので、アレックスの潜入捜査はしばらく中断しては、と憂夜は提案。晶も同意し、アレックスに電話するよう指示する。
アレックスは交差点の前で、憂夜からの電話を受けていた。
アレックスも、潜入捜査はもうやめにしようと言う。
そのとき、何者かの手がアレックスに近づいてきて、アレックスを車道に突き飛ばした。
そこに車が───
インディゴに戻ったアレックスは、交差点で背中を押されたことを報告。
地上げ屋だ、いや彼らの狙いはモリイドラッグでアレックスには関係ないはず、アレックスが彼らを倒したことへの復讐、いやお礼参りならもっと人目につかないところでするはず…と、喧々諤々に。
そのとき、憂夜の知人から情報が入り、警察は2〜3日中にポンサックを検察に送致することを決めたという。
柴田はポンサックに、ようやくお前とおさらばできる、今度会うのは10年後か? 20年後か? などという。
ポンサックは、ただ、俺は、みんなを信じてるから…とだけ繰り返す。
晶はホームレスのシゲに宮本と佐々木の写真を見せ、彼等が夜中に藤尾を訪ねてきていたこと、藤尾が大金だの1千万だの言い出したのは、彼等が来た後からだったことを聞き出す。
晶は憂夜に連絡。
彼等に当たってみるしかない、ということで、意見が一致する。
エルドラドで佐々木と宮本を晶が迎えると、二人はモリイドラッグでのことをおぼていた。
しかし彼らは、アレックスを襲ったのは自分達ではないという。
藤尾を殺した犯人も知らない、という彼等に、晶は、彼等が接待していた女性は都庁の役人で、東京モンパルナス計画の責任者だと指定する。
この写真を都庁でばらまこうかと晶、藤尾について知っていることを教えてくれれば、エルドラドから素敵なサービスをさせていただく、と空也。
悪態をついた佐々木の胸倉をつかんだ空也の迫力に、佐々木は、藤尾がモリイドラッグを立ち退かせるネタを売り込みに来たが、なかなか金額の折り合いがつかないうちに、藤尾が殺されてしまったと話す。
今後二度とモリイドラッグを脅したりしないと約束させ、晶は二人を放免する。
晶とアレックスがインディゴに戻ると、店には、アレックスではなく憂夜が襲われたと勘違いして飛んできたなぎさママが登場。
晶は、7年前の再開発計画についてなぎさママに尋ねると、今回の事件につながるようなことは何も知らないが、モリイドラッグには自分も泣かされた、という。
再開発が済んだらそこに中華風ダイニングの店を出そうと思っていたのに、中止になって、あの薬屋に怒鳴り込んでやろうかと思ったというなぎさママによると、モリイドラッグは最初は、立ち退きに反対ではなかったという。奥さんの田舎に行って家業を継ぐということで、同意書にサインし、前渡し金も受け取っていたのに、しばらくして一転、夫婦揃って絶対に売らないと言いだしたという。
立ち退きに反対しだしたのは、御主人が亡くなった後じゃないの? と晶。 なぎさママは考えた後、やっぱり亡くなる前、と断言。
“主人が亡くなった後…主人の思い出が壊されるような気がして”と、立ち退きを拒否した理由を語っていた依子の話と矛盾する事実に、晶はひっかかる。
DJ本気が、ネット検索をしていて偶然見つけた、と、モリイドラッグのあるみまち通り商店街で10年前に起こった連続窃盗事件の記事を見せる。
犯人はまず店舗の窓ガラスなどを割って侵入、家の人間にみつかると所持していたスパナで襲い掛かり、中には頭を殴られて重傷を負う被害者もいたという。
そして、商店街の他の店は軒並み被害に遭ったのに、モリイドラッグだけは何も盗まれなかったのだ。
それはたまたま運がよかっただけじゃないのか、と犬マン、連続窃盗犯とモリイドラッグがグルだったと考えられないか、とジョン太、飛躍しすぎだ、とアレックス。
藤尾は窃盗で服役していたし…というジョン太の言葉を受け、モリイドラッグは店を守るために、藤尾と組んで、再開発に賛成する店にいやがらせを行った、と言いたいのか、と憂夜。
出所した藤尾はその話を地上げ屋に売りつけようとした…とDJ本気が言うと、いいかげんにしろよ! と怒鳴るアレックス。
晶も、いくら店を守るためだからといって、依子が藤尾と組んで窃盗事件を起こすとは考えにくい、というが、樹は、人は大切な何かを守ろうとすると時として冷静な判断力を失う、自分はそのことを身をもって知っている…という。
晶は渋谷東署に赴き、早乙女から、レオタードのエアロビインストラクターとの合コンをエサに、藤尾は10年前の事件でつかまったとき福岡の博多にいたこと、藤尾はつかまるまでの半年間、博多で犯行を重ねていて、そのうちの何件かはみまち通り商店街で起きた窃盗事件と日にちが重なっていて、みまち通り商店街の事件を起こすのは不可能であることを聞き出す。
完全に行き詰ったと思われたとき、憂夜が、晶に届けものだといって分厚い封筒を持ってきた。
それは、空也が婦人警官を自らの色香で惑わせて入手した、並木大島公園ホームレス男性殺人事件の実況見分調書のコピーだった。
晶は、あきらめるのはまだ早い、せっかくだからこのプレゼント、たっぷり使わせてもらおうじゃないの、と言う。
街を歩く明日香(前原エリ)のあとを、少し距離をおいてつけるタクミ。
なんとしてもポンサックの無実を証明するの、犯人は必ずどこかにいる、と晶。
よっしゃー! と応える、インディゴメンバー。
Check! −天野さん犬マンみどころ−

「それはたまたま、運がよかっただけじゃないのか。」
ちょっとおっとりした感じの口調。
PCをのせた低いテーブルを晶、ジョン太、DJ本気と囲んで、犬マンだけ床座りしてる感じなのも可愛く。

最初ジョン太が持って他に中に入っていないか見たりしていたものを受け取った模様。
そういう支える役割がお似合い。