愛の劇場
愛のうた!
第13話
紅葉が届けた愛
Staff & OA
脚本 ◆ 武田有起 演出 ◆ 山崎統司その他のスタッフ ◆ 【愛の劇場『愛のうた!』 スタッフ&キャスト詳細データ】へ
放送日時 ◆ 2007年11月14日 13:00〜13:30
◆公式サイト◆
【TBS公式:愛の劇場『愛のうた!』】【TBS公式:番組情報−愛の劇場『愛のうた!』】
◆参考サイト◆
【TBS公式:テレビ番組表−2007年11月14日】【MBS公式:愛の劇場『愛のうた!』】
Cast
黒川亜紀:雛形あきこ黒川紅司:泉澤祐希 黒川 楓:荒井 萌 黒川花梨:三好杏依
木村晃:渋江譲二 内田麻里:橘実里 内田守:新妻大蔵
小峰直也:嶋大輔
桜井慶太:兼子舜 笠井薫明 堀井茶渡 芸プロ
黒川源三:左右田一平 黒川千歳:大森暁美 ほか
Story
紅司(泉澤祐希)は那須に帰ってきた。楓(荒井 萌)と花梨(三好杏依)がバス停に迎えに来ていて、花梨は屈託なく兄の帰りを歓迎し、必ず帰ってくるとずっと思ってた、という。
しかし楓は、ほんとに帰ってきたんだ、と、冷たい目を紅司に向ける。
千歳(大森暁美)も紅司の帰りを喜び、紅司を連れて源三(左右田一平)のところに向かう亜紀に、源三が黙っていたらそれは許したことだから、と、念を押す。
源三は庭で、花梨から紅司が帰ってきたことを告げられていた。花梨は源三に、お兄ちゃんも、あのときおじいちゃんが怒ったのは、間違えて怒っちゃったんだってわかってるよ、本当はおじいちゃん、優しいんだもん、と言う。
工房にやってきた紅司と亜紀が、源三に話しかけようとしても、源三は無視。
しかし、その様子を聞いた千歳によれば、源三は源三なりに間違えて怒ってしまったことを後悔しているのだという。
みんな揃っての夕食になるが、楓の機嫌が悪く、食卓は居心地の悪い空気に。
部屋に戻った楓は紅司に、なんで帰ってきたの、どうせまた面倒なことでもあって逃げてきたんでしょ、そんな弱虫、どうせまた逃げ出す、と、紅司を責める。
私信じない、二度と信じないからね、と、とりつくしまもない。
紅司は晃が寝泊りしている工房にやってきて、いつから源三と一緒にいるのか、どうしたら怒られないのか、どうしたらいいんだろう…と尋ねる。
許してもらえないのかな、という紅司に、晃は、二度と帰ってくるなと言われたのに帰ってきたのはすごいことだ、お前はお前のお父さんができなかったことをやったんだ、おじいちゃんはそれをきっとわかってくれる、だから許してくれるよ、大丈夫だ、と紅司を励ます。
紅司は、晃がシャツを持たせてくれたことにも、ありがとう、と、繰り返し礼を言う。
喫茶店《三匹の猫》でも、守(新妻大蔵)、麻里(橘実里)が、紅司が帰ってきたことを、よかった、と言ってくれていた。
直也(嶋大輔)と亜紀が、でも楓が怒っていて…と話すと、ただの兄弟げんかだ、ほっとけ、と守。
守は姉2人妹2人の5人兄弟で、紅司の倍修羅場をくぐってるから大丈夫、と、麻里も直也も太鼓判を押してくれる。
楓は紅司が帰ったことを、どの面下げてって感じ、と慶太(兼子舜)に話すが、慶太は、嫉妬だな、と、楓の気持ちを断じる。弟が東京の金持ちの伯母さんのところに行ったんじゃなくて、借金のカタに売り飛ばされたんだったらどう? 帰ってきたときそんなに怒る? と。
たとえが無理矢理、という楓に、じゃあ、動物がきらいなのに、動物王国で働くってどうだ? と、楓のことをからかうように言って逃げる慶太を、それ、私のことじゃん! といって楓は追いかける。
家に帰っても、楓は紅司の話を聞こうともせず、絵の道具を持って、稲穂がスケッチをしていた丘に行ってしまう。
そこにやってきた亜紀は、楓のことを気にする紅司に、楓も一度怒った以上、プライドでそう簡単に許せないだけ、大丈夫、という。
丘で絵を描いていた楓は、不良男子2人にからまれ、稲穂の形見の絵の具を投げられたりしてしまう。
そのとき、紅司が飛び出してきて、それはお姉ちゃんの大事な絵の具なんだ、父さんの形見なんだよ! と叫びながら、大きな相手2人にくってかかる。
紅司が乱暴に扱われ、楓が「やめてください!」と叫んでいるところに、亜紀がやってきた。
亜紀は「うちの子に何するの!」と2人にくってかかり、足を払われたりからかわれたりしつつも、彼等を撃退、「二度とこんなことしたら、承知しないから!」と怒鳴りつける。
楓はすっかり紅司を心配。
丘からの帰り道、紅司は、一人で逃げ出したことを楓に謝罪する。
自分は本当に弱虫で卑怯者だった、ごめん、と。
楓は、紅司は弱虫なんかじゃない、弱虫だったら今みたいにできない、お姉ちゃんこそ悪かった、と、紅司に謝る。お姉ちゃんだって、本当は逃げ出したかったけどできなくて、出て行く紅司がうらやましかったから怒ってた、本当はそれだけ、だからごめんね、と。
後日、亜紀、楓、紅司、花梨は、那須高原を見晴らす丘に出かける。
美しい風景を見渡しながら、亜紀は、3人の名前はこの風景から来ている、お父さんが想いをこめてつけた名前なんだよ、と話す。
お父さん、あんたたちのこと、本当に愛してたんだねえ…と。
そして亜紀は稲穂の五円玉を握りしめ、この3ヶ月の間に必ず自立する、4人で住む家もみつけて絶対手に入れる、お父さんの夢、かなえるから、絶対にかなえてみせるから、と誓う。
その夜、源三が子供部屋にやってきて、紅司が作っていた花梨のためのままごと道具に、色をつけ焼き上げたものを置いていく。
「知り合いの電気窯で焼いてもらった」とだけ言って立ち去る源三に、紅司は笑顔で「おじいちゃん、ありがとう!」と声をかける。
工房に戻ってろくろを回す源三は、ひとり、笑顔になっていた。
Check! −天野さん亮介くんみどころ−

天野さん亮介くんのことは“亮介おじさん”だった紅司も、渋江さん晃のことは“晃さん”。
紅司のほうからアプローチされるや、晃がものすごくいっぱいしゃべったことに驚愕!