愛の劇場

愛のうた!

第14話
感激の新しい靴



Staff & OA
脚本 ◆ 武田有起  演出 ◆ 山崎統司
その他のスタッフ ◆ 【愛の劇場『愛のうた!』 スタッフ&キャスト詳細データ】
放送日時 ◆ 2007年11月15日 13:00〜13:30

◆公式サイト◆
【TBS公式:愛の劇場『愛のうた!』】
【TBS公式:番組情報−愛の劇場『愛のうた!』】
◆参考サイト◆
【TBS公式:テレビ番組表−2007年11月15日】
【ドリマックス公式:ドラマ−愛の劇場『愛のうた!』】

Cast
黒川亜紀:雛形あきこ
黒川紅司:泉澤祐希  黒川 楓:荒井 萌  黒川花梨:三好杏依
木村晃:渋江譲二  内田守:新妻大蔵  内田麻里:橘実里
小峰直也:嶋大輔  桜井慶太:兼子 舜  小峰 舞:金澤美穂   芸プロ
黒川源三:左右田一平  黒川千歳:大森暁美  ほか
Story
パート先の喫茶店で家計簿をつけていた亜紀(雛形あきこ)は、子供を育てるのにはお金がかかり、家どころではないとため息。
追加の仕事の紹介を亜紀に頼まれた直也(嶋大輔)は、そのかわりに、娘の舞(金澤美穂)に喜んでもらえる誕生日プレゼント選びの相談にのってほしいと亜紀に頼む。
しかし亜紀は、そのことを話題にしていた守(新妻大蔵)と麻里(橘実里)に、プレゼントがうれしいのは、それをくれた人がプレゼントを選ぶ間、自分のことを考えてくれるからだから、と、自分で選ぶよう言ったと話す。

紅司(泉澤祐希)は靴が小さくなっていて、爪先から血をにじませていた。
通りがかりに手当てをしてくれた舞は、新しい靴を買ってもらうよう紅司に言うが、頑張っている亜紀にはなかなか言いづらい、と紅司。

夜、楓(荒井 萌)は紅司の足のことに気づくが、紅司は、靴がちょっと合わないだけで大丈夫、継母さんには絶対に言わないで、と言う。
翌朝、食卓につこうとした紅司の様子に亜紀は紅司の足の怪我に気づく。靴のことは黙っていようとする紅司だったが、楓は、靴が小さくて紅司の爪先は変になった、母親のくせにそんなことも気づかなかったのかと亜紀を非難。すぐに買ってあげるから、という亜紀の申し出を突っぱね、アルバイト代が出たら自分が買うという。

食事の後、源三(左右田一平)は千歳(大森暁美)に、子供の靴ぐらい買ってやったらどうだ、という。
あなたが珍しい、と笑った千歳は、自分もそう言ったが亜紀に、子供のことは自分がしたいから、と言われたのだと答える。

亜紀は舞に、子供達のための靴をチラシからみつくろってもらうが、合計額をみて考え込む。
そんな亜紀をみて、直也は、相談にのってくれたお礼、と、仕事を紹介する。

アルバイトに走っていこうとする楓に、千歳は、あなたいつから亜紀さんのこと、お母さんて認めたの、と問いかける。
ただの継母と言ったり、都合のいいときは母親のくせにと言ったり、ちょっと勝手すぎやしないかしら、と諭す千歳に、あの人が母親ぶるから、しょうがないでしょ、と楓。

楓の話を聞いた慶太(兼子舜)も、それってどうかと思うよ、と楓に意見する。
靴を買ってやったところで、服、遊び道具、学費など、結局全部世話になっていることには変わりない、と。
気づかなかったことが許せない、という楓に、気に入らないこと探して怒ってるみたい、とと慶太。 最後には、まるで小姑だな、可哀想にその年で…とおどける。

夜、ママははがいないよ、という花梨に、紅司は、亜紀は仕事を増やして、今は温泉の掃除に行っている、と教える。
お姉ちゃんが余計なこと言うからだよ、僕はよかったのに、と紅司。
楓は、亜紀が新しく始めた仕事の先の温泉を訪ね、そっと亜紀が働く姿をみつめる。

休みの日、亜紀は楓にお金を渡し、楓に任せるから3人の靴を買ってきてほしい、と頼む。
紅司の靴も必要だが、みんなのもぼろぼろだから、と。
本当は一緒に行ってあげたいけど、今日は喫茶店のマスターの直也が留守にするため、仕事を休めないから、という亜紀は、楓の気持ちを無にしたことを謝り、でもみんなのことはどうしても自分がしたいから、楓のアルバイト代は自分のことに使うように言う。
亜紀は、晃(渋江譲二)に、子供達の買い物の付き添いを頼んでいた。

こんな忙しいときにいないなんて、と、直也に腹を立てる舞。
そんな舞に、亜紀は、街に行ってストローを買ってきてほしいと頼む。

予算通りの靴を選び、会計をしようとしたとき、3人は亜紀の靴もぼろぼろになっていたことを思い出す。
やっぱやめた、と紅司、花梨も、と花梨、ちょっと待って下さい、と楓。
レジを離れた3人は、それぞれ最初の靴より安いものを選びなおし、亜紀の靴も一緒に選び始める。
よさそうな靴を買うには予算が足りないと、花梨はいらない、と花梨が言い出すが、亜紀のことだからみんなの靴を買っていかないと絶対納得しない、と楓。
でもこれがいいなあ…と、最初に心ひかれた靴を紅司が見ていると、晃がお金を足してくれた。

ストローを買いに行った街で、舞は、舞の誕生日プレゼント選びに四苦八苦する直也の姿を見る。

帰ってきた3人に、お金少なかったでしょ、思ったようなの買えた? と尋ねた亜紀は、自分の分の靴を差し出されて驚く。
みんな成長期なんです、高い靴なんて買ったらもったいないです、と楓。
そうそう、すぐちっちゃくなってまた買ってもらうから、と紅司、でも可愛いのあったの、花梨大事にするね、と花梨。
そして3人に、ありがとう、と言われた亜紀は、こちらこそありがとう、こんなの思ってもみなかった…と、感激の涙をこぼす。

その夜、源三は、並んだ新しい四足の靴をみつめる。
子供達が自分の分を節約して、亜紀の分も買ってきたんですよ、なんでも助けてやればいいってもんじゃないんですねえ、この年になって思い知らされました、と千歳。
千歳はさらに、晃が少し足してくれたことも教え、ろくにお給料も払っていないのだからお礼を言っておいてほしいと告げる。

工房にやってきた源三に、晃は、今日はわがままいってすみません、と謝る。
源三は晃に、世話になったな、と告げる。
驚く晃に、源三は、もう終わりにしろ、明日も早い、と、いたわりの言葉をかけて、工房を後にする。

亜紀は、稲穂の遺影の前に新しい靴を置き、子供達が買ってくれたんだよ、と報告する。
すごいでしょ、嘘みたいでしょ、あんなに頼らないとか、関係ないとか言ってたのに、と。
靴を抱きしめ、亜紀は語りかけ続ける。稲穂さん、言ってくれたよね、きっと、子供達とは、いつかきっとうまくいく、って。少しはそう思ってもいいのかな。いいんだよね…と。

翌朝、舞は直也の誕生日プレゼントを身につけて喫茶店の仕事をしていた。
いいんじゃない、とほめた亜紀に、舞は直也をさして、これでもうれしらしんですよ、と。
当たり前じゃない、気持ちが通じたんだから、という亜紀も、靴がぴかぴか、と舞に気づかれる。
そうでしょーう、そうでしょーう、靴も心もピッカピカ! とはしゃぐ亜紀に、舞も直也もあっけにとられる。

学校帰り、おーい小姑、と楓に声をかけてきた慶太は、楓の靴が新しくなっていることに気づき、弟の靴買うんじゃなかったの、と尋ねる。
あったのよ、いろいろとね、と笑う楓に、いろいろねえ、と笑う慶太。

花梨は、新しい靴をテーブルの上に置いて大事そうに眺める。
そして、白ヤギのゆきちゃんに、ゆきちゃんのお母さんはどんなヤギさん? 覚えてる? と尋ねる。

部屋の掃除をしていた亜紀は、花梨の授業参観のお知らせをみつける。
そのために『お母さんのお腹にいた時から今までの自分の様子を調べなさい。そしてそれをもとに作文を書きなさい。』という課題が出ていることを知った亜紀の怒りに火がついた…
Check! −天野さん亮介くんみどころ−

愛の劇場『愛のうた!』御登場なし。
次回に続く紅司のモノローグ『父さん、久々に、継母さんの怒りに火がつきました。僕は…僕はこわいです』が、なんとなく【第3話】で、「ヤッバいぞー、ヤッバい!」という亮介に「何がですか?」と尋ねていた紅司を思い出させて、“亮介の弟分”という感じでナイス(笑)。


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Last update :
16th November 2007

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