愛の劇場
愛のうた!
第21話
パパに会いたい
Staff & OA
脚本 ◆ 武田有起 演出 ◆ 田沢幸治その他のスタッフ ◆ 【愛の劇場『愛のうた!』 スタッフ&キャスト詳細データ】へ
放送日時 ◆ 2007年11月26日 13:00〜13:30
◆公式サイト◆
【TBS公式:愛の劇場『愛のうた!』】【TBS公式:番組情報−愛の劇場『愛のうた!』】
◆参考サイト◆
【TBS公式:テレビ番組表−2007年11月26日】【ドリマックス公式:ドラマ−愛の劇場『愛のうた!』】
Cast
黒川亜紀:雛形あきこ黒川 楓:荒井 萌 黒川紅司:泉澤祐希 黒川花梨:三好杏依
木村晃:渋江譲二 内田麻里:橘 実里 内田守:新妻大蔵
小峰直也:嶋大輔 桜井慶太:兼子 舜 小峰 舞:金澤美穂
芸プロ テアトルアカデミー
黒川稲穂(回想):岡田浩暉 黒川源三:左右田一平 黒川千歳:大森暁美 ほか
Story
那須での生活にすっかり馴染んできた子供達。朝、あわただしく学校に出かけて行く紅司(泉澤祐希)、花梨(三好杏依)。
楓(荒井萌)は鏡の前で髪を直し、慶太のことを想う。
楓もいつしか、紅司と花梨を連れて東京に帰る、と言わなくなっていた。
友達からバーベキューに誘われた花梨は、紅司と一緒に行っていいかと亜紀(雛形あきこ)に聞き、許可をもらう。
そのことを話そうと二人が部屋に戻ると、“入るな! かえで”の張り紙が。
構わず二人が入っていくと、楓は鞄に何かを隠す。隠したものを紅司が無理矢理見ようとすると、この家はプライバシーもないのかと楓は怒り、二人を部屋から締め出してしまう。
花梨と紅司はバーベキューに出かけていく。
はしゃいで紅司をせかして走り出す花梨、その花梨を追い越して走る紅司。
楓はどうぶつ王国のアルバイトの最中も、いつのまにか慶太をみつめていたり。
そんな楓が話していたのは、黒川家にはプライバシーがないという話だった。
年頃の乙女がやっていけない、という楓に、誰が年頃の乙女だって? と返す慶太は、弟が入ってきたとき何やってたの? と尋ねる。
口ごもり、いや、別に、という楓に、別に何もしてないならいいじゃん、と慶太。
そのうち、慶太が楓をじっとみつめ、髪型変えた? と言ってくる。
気のせいか、と慶太は笑うが、楓はうれしそうに微笑む。
バーエキューを最初は楽しんでいた花梨と紅司だったが、親子連れの家族ばかりの集まりの中、父親と楽しそうにしている友達を見て、花梨は父・稲穂(岡田浩暉)を思い出してしまう。
花梨達が遊んでいるところに、風邪引くだろう、と、上着を持ってきてくれた父・稲穂。
パパはなんで花梨達がどこにいるかわかるの? という花梨への答えは。
パパは、スーパーマンだからさ。いつもいつも考えてるのさ、花梨達のことを。
元気をなくし、帰り道は、とぼとぼと歩いて帰る二人。
二人とも、父親が死んだことは忘れていなかったけれど、“自分達に父親がいない”という実感を忘れていた、それを思い出してしまったのだった。
帰宅して、どうたった、と尋ねる亜紀に、楽しかった、と答える紅司と花梨。
それでも二人の様子に、何かあった? と亜紀は尋ねるが、なんでもない、と、二人はさびしい気持ちを打ち明けない。
夕食の席でも、二人は元気がなかった。
バーベキューで食べ過ぎたんでしょ、という言葉を、そのことを知らなかった楓が聞きとがめる。
部屋に戻ると楓は紅司に、なんでバーベキューなんか行ったの、と問い質す。
おねえちゃんに内緒にしててごめんなさい、とあやまる花梨に、そういうこと言ってるわけじゃないの、バーベキューなんてつらくなるだけでしょ、と楓。
みんなお父さんがいたよ。すっごく楽しそうだった。僕、昔のこと思い出しちゃって…という紅司に、当たり前でしょ、なんで行く前に考えないのよ、と楓は紅司を叱り、花梨には、これからはなんでもお姉ちゃんに話すんだよ、と言い含める。
夜が更けても外に出て、父親のことを思い出していた紅司に、晃が近づき、並んで空を見上げる。
晃さんはいつからここにいるの、家族と離れて淋しくない、と問いかけ、お姉ちゃんに叱られたよ、馬鹿だって、けどしょうがないじゃん、そういうの忘れてたんだから…と、自分の実感を打ち明ける紅司。
何の話だ、という晃に、なんでもない、と紅司。
そのとき、サイレンの音がする。
何だろう、とつぶやいた紅司は、晃が落ち着かない様子でいることに気づく。
楓は亜紀を、なんでバーベキューなんか行かせたのか、一体何を考えているのか、と責める。
もうちょっと考えて行動して下さい、紅司と花梨が可愛そうでしょ、もう二度とこんなことしないで下さい、と激しく言われても、亜紀は何が悪かったのかわからない。
喫茶店で亜紀は、子供達のことを直也(嶋 大輔)、守(新妻大蔵)、麻里(橘 実里)に相談。
麻里は、バーベキューを自分の家でできないのが寂しいのだろうという。
家が喫茶店のせいで、なんでうちで誕生日やってくれないの、と、よく舞(金澤美穂)に泣かれた、と直也は言い、麻里は麻里で、子供は友達の家でやると、次は自分の家で、と思うものだけれど、亜紀達は居候だし源三はいるしで諦めたのよ、可愛そうになどと言う。
そこで直也達が、俺達が協力するから、亜紀さんの家でバーベキューをやろう、と言い出す。
どうせやるならサブライズでやろう、という直也に、亜紀は喜んで礼を言う。
無神経すぎて信じられない、と、楓は亜紀のことを慶太に愚痴る。
その間にも、可愛い、と言われて楓はどきりとするが、葉っぱが頭について、化ける前のタヌキみたいだ、と言われ、みんな無神経でやだ! と駆け出す。
亜紀がバーベキューの準備をしていると、晃が手を貸す。
友達のところで世話になってばかりでも悪いから、うちでもなんとかやろうと思って、と亜紀。
父親がいなくて継母で、ただでさえ肩身が狭いのに、こんなことで引け目を感じさせたくないから、という亜紀は、サプライズだからね、子供達には内緒、と、晃に念を押す。
朝、紅司が、表の様子が変だといって子供部屋に飛び込んでくる。
マスターや、牧場の内田さんが、みんな集まってる、と。
外が騒がしいな、という源三も、千歳からバーベキューだと聞き、なんだか知らんが、にぎやかなことになった、お前も行ってきたらどうだ、と晃にすすめる。
俺は、ああいう場は苦手です、と晃。
バーベキューの準備が進む表に出て、立ちすくむ子供達。
うちでも出来ると思わなかったでしょ、と亜紀。
しかし、黒川家のバーベキューでも、家族揃ってやってきた友達、父・直也と一緒の舞、生まれてくる子供をいたわる、やがて父となる守、家族揃ってやってきた友達を見て、花梨は友達の手も振り払い、走り去ってしまう。
後を追ってきた亜紀の前で、花梨は、パパがいない、花梨のパパがいない、と泣き出す。
パパに会いたいよ…パパ…と、か細い声で訴える花梨。
Check! −天野さん亮介くん的みどころ−

天野さん亮介は、画面の奥から近づいてきた…と思ったら画面から出て、雛形さんのアップに…という映像ながら、天野さん亮介登場の映像が1週間流れるうれしさ!

まずは、コワイ顔でずんずん歩く亜紀に何か言いながら隣を歩く、昼間の亮介くん。
その後の夕暮れの商店街シーンは、こちらでは雛形さんアップのみながら、先週末の予告、今日の“このあとすぐ”映像とあいまって、長い時間一緒に探していたのだとわかり。

いつもの明るい亮介くんとは違う、低い、シリアスな声。
亜紀と子供達を捜して奔走するシーンばかり予想していたので、意表を突く言葉!