愛の劇場

愛のうた!

第23話
ママ母倒れる…



Staff & OA
脚本 ◆ 武田有起  演出 ◆ 田沢幸治
その他のスタッフ ◆ 【愛の劇場『愛のうた!』 スタッフ&キャスト詳細データ】
放送日時 ◆ 2007年11月28日 13:00〜13:30

◆公式サイト◆
【TBS公式:愛の劇場『愛のうた!』】
【TBS公式:番組情報−愛の劇場『愛のうた!』】
◆参考サイト◆
【TBS公式:テレビ番組表−2007年11月28日】
【ドリマックス公式:ドラマ−愛の劇場『愛のうた!』】
Cast
黒川亜紀:雛形あきこ
黒川紅司:泉澤祐希  黒川 楓:荒井 萌  黒川花梨:三好杏依
木村晃:渋江譲二  小峰直也:嶋大輔  内田麻里:橘 実里  内田守:新妻大蔵
桜井慶太:兼子 舜  小峰 舞:金澤美穂   芸プロ
黒川源三:左右田一平  黒川千歳:大森暁美  ほか
Story
千歳(大森暁美)と源三(左右田一平)が親戚の不幸で三日間家を空けることになった。
亜紀さん一人で大変だけどよろしく頼むわねえ、という千歳に、本当は一人でやっていくつもりだったんだ、どうってことないだろ、と源三。そんな源三を、そんなに憎まれ口叩かないの、とたしなめ、何かあったら晃さんに頼んで、と言い置いて、千歳達はあわただしく出かけていった。

亜紀(雛形あきこ)は夕食の席で子供達にそのことを告げるが、楓(荒井 萌)や紅司(泉澤祐希)は、久々にリラックスできる、おじいちゃんがいないのはいいねえ、などと、かえって喜んでいる。
が、花梨(三好杏依)の、おじいちゃんとおばあちゃんがいないごはんは初めてだね、という言葉に、しゅんとして静かになる。

亜紀が食器を洗っていると、晃(渋江譲二)がやってきて、手伝おうかと声をかけるが、源三がいないと晃もやることが多いだろうから、自分の仕事をして、と、断る。
そう言っている間にも、温泉のそうじのアルバイトの時間に。
それでも亜紀は、4人で暮らすようになる日の予行演習、予行演習、といって、ばたばたと出かけていく。
そんな亜紀の後姿と、散らかった台所を見比べる晃。

翌朝、亜紀は牛乳配達の後、朝食の支度。
が、食卓にあれがないこれがないと、子供達は文句いっぱい。
洗濯物もストーブのところに散らばしてある亜紀を、たるんでるんじゃないの、という楓は、たるんでるのはお肌だけにしてくださーい、などと憎まれ口を叩く。

喫茶店のマスター・直也(嶋 大輔)は、守(新妻大蔵)の牧場は妻の麻里(橘 実里)のお腹が大きいという事情があるが、喫茶店には舞(金澤美穂)もいるから、休んでもよかったのに、と言ってくれる。
しかし亜紀は、大丈夫だという。
直也はさらに、山奥の家に晃と二人きりというのは危ない、などといって、亜紀を口説こうとするが…。

温泉掃除の仕事中の亜紀に、ついてきた花梨は、大変そう、手伝おうか、という。
花梨の目からみても、亜紀はきつそうだった。

一日の仕事を終えて家に帰り、ぐったりしている亜紀に、紅司も大丈夫かと声をかける。
おばあちゃんのいない一日はさすがにしんどいねえ、と言いつつも、紅司がのどが渇いたというと、亜紀は飲み物を用意しに立ち上がる。

翌朝、洗濯物を干していて、亜紀は立ちくらみに襲われる。
晃が気づいて亜紀に駆け寄って支えるが、亜紀は大丈夫といって立ち上がろうとする。
しかし亜紀は苦しそうに、立ち上がることができない。

晃に支えられ、家の中に連れて来られる亜紀。
どうしたの、という子供達に晃は、布団を敷くよう指示する。
横になった亜紀は、ちょっと立ちくらみしただけ、といって、仕事に行こうとする。
そんなんじゃ無理だ、と皆に止められても、決まった仕事はしないと、頼んだほうはあてにしてるんだから…という亜紀の言葉を聞いて、花梨が代わりにお仕事してくる、と、花梨が立ち上がる。
花梨ちゃんには無理よ、と亜紀がいっても、花梨が行ってきます! という花梨に、お兄ちゃん達が行ってくる、と紅司。
僕は牧場手伝ってくるから、お姉ちゃんは喫茶店ね、という紅司に、何勝手に決めてるの、と言っていた楓だったが、嫌なの、と紅司に問われると、別にいいけど、ということに。
花梨は? という花梨は、亜紀を見張っている係にして、紅司と楓は亜紀の代わりの仕事に出かけていった。

亜紀の代わりに働く楓に、頑張ってるね、と直也は声をかける。
しかし舞は、頑張ってるといっても危なっかしいし、店員が中学生や小学生ばかりの喫茶店もどうかと思うよ、と厳しい。
出前に出かける舞のために、手袋をストーブのところに置いてあたためておいた、という直也の言葉を聞いて、楓は亜紀が、自分達の靴下をストーブのところに置いていたことを思い出す。
憎まれ口をたたきながら出て行った舞に向かっての、なくしたときにわかる親のありがたみってな、いまに後悔するからな! という直也の言葉を聞いて、楓は亜紀の心遣いに気づかなかった自分を反省する。

紅司が行った牧場の仕事は、かなりの力仕事だった。
力のない紅司は何をやってもうまくできず、おじさんのとこにいて紅司ももっとしゃんとしたかと思ってたのに、などと守に言われてしまう。
休憩時間、もうすぐ生まれてくる子供を心待ちにして幸せそうな二人や、部屋に飾ってある二人の結婚式の写真を観て、考え込む紅司。

楓が仕事を終えて外に出ると、慶太(兼子舜)が楓の自転車にまたがって待っていた。
洗濯物を畳んでいないだけかと思っていた亜紀が、自分達の靴下を温めてくれていたかもしれない、という話をすると、慶太は、黒川達は継母さんに大事にされてるじゃん、という。
今までそんなこと全然気づかなくて…と、反省の色を見せる楓を、素直じゃん、とからかうように慶太。
何その言い方! とつっかかる楓だったが、ごほうびにのっけてってやるよ、と、慶太がペダルを漕いでの二人乗りの後ろに乗せてもらうと、慶太の背中に頭をもたせ、しあわせな気分に。

花梨が亜紀の看病をしていると、晃がやってくる。
亜紀が目を覚ますと、晃は自分が作ったお粥を亜紀にすすめる。
そのお粥を、花梨は、自分が食べさせてあげるという。自分が病気のとき、亜紀がしてくれたのと同じように、と。
花梨が一口一口冷ましながら食べさせてくれるお粥は、とてもおいしかった。

結婚して何年だか知らないけど、いっつもくっついててさ、事務所に結婚式の写真まで置いてあるの、と、台所で二人、食事の用意をしながら、紅司は内田牧場の守・麻里夫妻の仲睦まじさを楓に話す。
どう思う? といわれて、いいんじゃないの、仲がいいのにこしたことないんじゃない、と返す楓に、違うよ、継母さんはいつもそれ見ながら仕事してるんだなあって、と紅司。
だって、自分の旦那さん死んじゃったんだよ? 結婚式もしてないんだよ? おまけに自分の子供生んでないじゃん、人の子供ばっか育てて、ちょっと可愛そうだなと思って…という紅司の言葉に、何かを思いつく楓。

紅司は晃のところに行き、仕事中すみません、けど、ぜひ教えてほしいことが…と頼む。
折り紙を折る花梨、絵を描く楓。紅司はのこぎりを使い。

夕食に並んだ料理を見て、これ全部楓ちゃんが作ったの! と、歓声をあげる亜紀。
僕も手伝ったんだけど、という紅司にも亜紀は、ありがと、と。
そしてあらためて、ありがとうね、本当に助かった、と、仕事を代わってくれた子供達に亜紀は感謝する。
晃にも礼を言った亜紀は、みんなのおかげですっかり元気になりました、明日からまたがんがん働くからね、という亜紀は、花梨にもありがとうを言う。
そこで子供達から、亜紀にプレゼントが渡される。
それは、手作りの額に入れられた、稲穂と亜紀の結婚式の絵だった。
結婚式もしていないし、写真もないからその代わり、というその絵は、楓が描き、晃に教えてもらって紅司が額縁を作り、花梨が折り紙で飾ったものだった。
感激で亜紀は涙を流す。

帰ってきた千歳が、それじゃ亜紀さんのありがたみがわかってよかったじゃない、というと、私のほうこそお義母さんのありがたみがよーくわかりました、ありがとうございます、と亜紀。
子供達は配膳を手伝うようになり、食事はまだかと台所に催促にきていた源三を、おじいちゃん何か用、と紅司、用がないなら座ってて、すぐできるから、と楓、おじいちゃん邪魔、と花梨がどかしたり。
一日、また一日と、今の暮らしになじんでいく一家。
みんなが笑っている、今の暮らしに。

部屋で一人、進路希望調査の用紙を取り出す楓。
“就職”の項を、丸で囲んだ。

Check! −天野さん亮介くん的みどころ−
愛の劇場『愛のうた!』本編、予告ともに登場なし。



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Last update :
29th November 2007

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