愛の劇場

愛のうた!

第35話
継母と母の間で



Staff & OA
脚本 ◆ 山浦雅大  演出 ◆ 山崎統司
その他のスタッフ ◆ 【愛の劇場『愛のうた!』 スタッフ&キャスト詳細データ】
放送日時 ◆ 2007年12月14日 13:00〜13:30

◆公式サイト◆
【TBS公式:愛の劇場『愛のうた!』】
【TBS公式:番組情報−愛の劇場『愛のうた!』】
◆参考サイト◆
【TBS公式:テレビ番組表−2007年12月14日】
【ドリマックス公式:ドラマ−愛の劇場『愛のうた!』】
Cast
黒川亜紀:雛形あきこ
黒川 楓:荒井 萌  黒川紅司:泉澤祐希  黒川花梨:三好杏依
木村晃:渋江譲二  小峰直也:嶋大輔  宇喜多礼子:いしのようこ
黒川稲穂(回想):岡田浩暉  黒川源三:左右田一平  黒川千歳:大森暁美  ほか
Story
楓、紅司、花梨と再会したレイコは、3人を見てしみじみと、大きくなったわねえ、と言う。
楓はレイコに、どうして今頃、と尋ねる。
レイコは、いつかあなた達にちゃんと会わなくちゃ、って思っていて、でもその勇気がもてなくて、こんなに時間が経ってしまった、本当にごめんなさい、と謝り、自分が3人のことをとても大切に思っていることだけは信じてほしいと訴える。
お母さんなんでしょう、じゃあ優しいの、と、友達から“お母さんは優しい”と聞いていた花梨はレイコに尋ねる。
すると紅司が、優しかったよ、と、眠れない夜横にいてずっとお話をしてもらったことを覚えていると告げる。

レイコは亜紀に問われ、東京で夫と二人で暮らしていると答える。
二人きりだとやはり寂しい、とレイコ。
アルバイトに行きたいのでもう帰りたい、と楓が言い出すと、レイコは亜紀だけを外に連れ出す。
そこでレイコは亜紀に子供達に合わせてほしいと勝手なことを言ったことを謝り、明日の夜東京に帰る前に、明日一日子供達と過ごさせてほしいと頼む。子供達にちゃんと謝りたい、と。
長い間離れていたが、あの子達は私の宝物、というレイコ。

帰宅して、お母さんはどうだった、と千歳に聞かれても、別に、と不機嫌な楓。
子供部屋で、紅司達が楓の顔色を伺うようにしているところに亜紀がやってきて、明日一日一緒に過ごしたいというレイコの願いを伝える。
紅司と花梨は行くというが、楓は行かないと言い、あの人の話はもうしないで、と、憤った様子を見せる。

千歳は亜紀に、レイコの申し出は断ることができたのでは、レイコが子供達を引き取りたいと言い出す可能性がある、と指摘する。
しかし亜紀は、自分にはあの子たちの将来を決める権利はない、と。
帰宅した晃も、子供達の母親と会ってきた亜紀を気にかけ、あまり考えすぎないようにして下さい、と言う。

子供部屋で紅司は楓に、なぜ怒っているのか尋ねる。
ずっと連絡も寄こさずにいたのに、明日も一緒にいたいなんて怒らずにいられない、という楓に、連絡がなかったのは稲穂(岡田浩暉)に気を遣っていたからでは、それに今日は時間がなかったし、と言う。
そんな紅司の言葉に楓は、紅司が小学校に上がる前にいきなり出て行ったようなレイコに対し怒っていないのか、おむつもとれていない花梨の面倒を見てきたのはあんな人ではなく全部お父さん、自分は絶対あの人を許さない、と激昂する。

喫茶店《三匹の猫》で、亜紀は明日もレイコに会うため休みをとりたいと申し出る。
休みの件は快諾したマスター・直也(嶋大輔)だったが、そこまでする必要はない、楓達を捨てた人なのに、と言う。
が、あの子達は会いたがっているので、と亜紀から聞くと、余計なことを言って、と謝り、元気を出すよう亜紀を励ます。

楓は子供部屋で一人、小箱から母親との写真を取り出してみつめる。

夕食の席で亜紀の視線を感じた楓は、食欲がわかないといって途中で席を立つ。
お姉ちゃんまだ怒ってるんだ、という花梨に、源三(左右田一平)は、当然じゃないのか、いきなり出て行った人間をすぐに許せるのがおかしい、と言い出して、そんなこと今いわなくても、と千歳にたしなめられる。

夜中、内職作業中の亜紀の脳裏に、“子供達は俺の宝だ”と言っていた稲穂、“あの子達は私の宝物なんです”と言うレイコが浮かぶ。

花梨は母親の絵を描きながら、お母さん明日どこ行きたいのかな、と、レイコと会うことを楽しみにする様子を見せる。
紅司は楓のことが気にしつつ、うん、と答える。
そんな子供達の様子を部屋の外で聞いていた亜紀は、間合いを見計らって子供部屋に入り、楓を呼び出す。
亜紀は楓に、明日楓にも着てほしいと告げる。
亜紀は、楓が母親を憎んでいるのは悲しいことだと思う、と切り出す。母親が出て行って楓がどれだけ傷ついたかはわからないが、もし母親を許せたら、それはとても素敵なことでは、このまま会わなかったら楓は母親のことを憎んだままになる、だから…と。

翌日、許そうと思っているわけじゃない、紅司と花梨に変なこと言わないか見張るだけ、という楓も、結局一緒に行くことに。
源三は、あんな身勝手なレイコに子供をつきあわせてやるなんて、亜紀は何を考えているのか、とつぶやく。
あの子達のためになるからと思ったからじゃないですか、本当はつらいでしょうに、断ってしまえばいいのに、それをしないのがあの人なんでしょうね、と千歳。
馬鹿だなあ、と源三。
そうですね、馬鹿ですね、本当に、と千歳。

稲穂が絵を描いた丘に、レイコと子供達、亜紀はやってきていた。
気持ちのいいところね、というレイコに、紅司は、稲穂がここの景色を絵に描いたことを教える。
そう、とうなずいたレイコは、ずっと謝らなければいけないと思っていた、と言い、本当にごめんなさい、と、頭を下げる。
あなた達を置いて家を出たことを後悔している、本当にごめんなさい…と、涙を流してもう一度頭を下げるレイコ。

亜紀はレイコに、稲穂とはなぜ別れたのか尋ねる。
稲穂はとても素敵な人だった、いつも朗らかで、誰にでも優しくて…全部自分が悪い、でも稲穂と別れたことについては後悔していない、とレイコは答える。
血のつながらない子供達を引き取ってくれた亜紀に感謝している、と礼を述べるレイコに、亜紀は、自分の方が子供達に教えられることも多いから、と返す。

バス停でレイコは、亜紀と子供達に今日のことを感謝した後、子供達のことを引き取りたい、一緒に暮らしたいと思っている、と言い出す。

Check! −天野さん亮介くんみどころ−
愛の劇場『愛のうた!』登場なし。
次週予告で亜紀が「私、好きな人がいるの。その人と結婚するには、あなた達がいない方が助かるの」と子供達に嘘をついている、その“好きな人”として、たとえ嘘でも亮介がエントリーされるのかどうか!


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Last update :
17th December 2007

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