28th January, 2007  
サンシャインアルパ3F 団体休憩室(東京・池袋)
出演者:天野浩成さん



『キャバギョ!』
DVD発売記念イベント
《2007年1月28日 14:00〜》





 2007年1月28日の『キャバギョ!』DVD発売記念イベント会場となった、サンシャインアルパ3F 団体休憩室は、天野さんも御出演だったセーラームーンミュージカルの聖地・サンシャイン劇場と建物続きの場所。
 セラミュのときに、しょっちゅうごはんを食べていたレストラン街の外れの、実は存在を知らなかった場所で天野さんイベント…というのは、なんとも不思議な感じ!
 サンシャインのすぐそばのテアトルダイアで行われた『山手線デス・ゲーム』DVD発売イベント以上に、買い物をするにしろ、ごはんを食べるにしろ、時間をつぶすにしろ、すーっと自然にできて、楽でした!
 そんなサンシャインでの天野さんは、元気元気!
 元気な天野さんが、ちゃかちゃかっと進めた(笑)、『キャバギョ!』について聞きたいと思ったことはほぼちゃきちゃきお話していただけた & 新しいお仕事情報についてもお話いただけた、楽しく実り多いイベントでした!





【“しがないいちサラリーマン”コイケさん登場。本日のMC】

 かなり広めの部屋を、布カーテン(?)で半分に仕切って、その奥を控え室にして & 手前に上から見ると紡錘形?の簡易ステージを置いたレイアウト。
 簡易ステージの上には、パイプ椅子が2脚。
 そこに、まずはエイベックスのロゴ入りのクリアファイルを持った、微妙〜に萌え系(!?)の男性登場。
 「皆さん、非常に緊張されていると思いますが、一番緊張しているのは」
 これまでのMCさんの語りだと、“天野さん”ということになりがちな流れですが…
 「私です!」
 …アナタですかーっ!!! とツッコミどころかもしれませんが、意外とこれは、ダブル緊張フル回転で(?)たったかたったか進んだ今回のイベントの雰囲気をお伝えする上で重要発言かも…(笑)
 「本日のMCをさせていただきます、しがないいちサラリーマンのコイケ タダシと申します」と名乗られた(新手の“会社の人”登場!)コイケさん、まずは村上弘樹監督について「『ココリコミラクル』構成作家で…」(←後の流れで、ココちょっとだけ重要)にはじまる紹介と、『キャバギョ!』の作品解説を、“フレッシュマンくん”という雰囲気を漂わせつつ(本当にフレッシュマンかどうかは存じ上げませんが!)、クリアな発音で読み上げ。
 でも、文節の最後の助詞や文末を強く言ったりする、ちょいコドモ系の発音法は、天野さんとベクトルがやや近(もちろん天野さんよりオトナ、というか、ちゃんとサラリーマン)で、新手の展開。
 「『キャバギョ!』ごらんになりましたか?」と客席に呼びかけて、拍手が帰ってくると、かなりうれしそうなフンイキで「うふっ」と思わず笑ったりしていたのが印象的。
 「このイベントは、皆様が主役です。さあ、もりあがっていきましょーっ!」
 …と、あくまでもこのイベントの主役を天野さんからそらそうとするコイケさん(笑)。




【“コンチハ…やあやあやあ…” 天野浩成さん登場】

 というわけで「天野浩成さんの登場です!」とのコイケさんの初々しい呼び込みで、天野さん御登場!
 …登場するなり天野さん、いきなりつまづいてます!
 「…あぶない」とあやうげにおっしゃりつつも、すごいテンションで「おはようございますっ!」。
 …13:30に会場前に整理券順に並んだものの、準備中なのか会場には14:00頃まで誘導されず、それからだいぶたってからイベントが始まったので、今、思い切り午後です!
 天野さん自らの公式サイトStaff Diaryへのメッセージで“クルクルパーマじゃないあまのをお楽しみに”と告知(?)があった天野さんですが、なんとなくパーマも微妙に残りつつ、それがのびた…? という雰囲気。
 服装は、黒の薄手のレザーのジャケット(冬物というより、秋物っぽい…? というウワサも。どこまでも季節感を外してくる天野さん!)に、濃ピンクのTシャツ(?)、ジーンズ。
 「天野浩成です。おひさしぶりです」
 という天野さんに、わっと拍手、とならなかったことに焦ったのか、「コンチハ…やあやあやあ…」と、いきなりぐっと下がったテンションで一人よくわからない挨拶を続ける天野さん…

 そして天野さんいきなり「どうしましょう」。
 MCのコイケさんも、いきなり“どうしましょう”と言われて、ぶっちゃけ困っていらしたのか「いやあ…つくづくかっこいいですねえ」と、よくわからない返し!
 これに天野さん、思い切り声を上げて笑ってます!
 コイケさん「落ち着いてくださいね。一回落ち着いてください」と、コイケさんこそ落ち着こう! という仕切り(?)をコイケさんがしている間、天野さんはいったん座って、すぐに立ち上がり、また座り…と、自由な行動を(笑)。
 天野さん、座った状態で「立ったほうがいいですよね! 後ろ見えないですよね!」。
 どうやら、座ってしまうと後ろの方が見えないのではないかと、すごく気にしてくださっていた模様!
 「見えないですよね! (椅子)なしです! はい!」と、即決天野さん!




【いきなり! MCさんからの質問】

 いきなり天野さんにペース乱されまくりなサラリーマンMCコイケさんですが、意外と打たれ強いのか「はい! それでは、質問にいきたいと思います!」
 会場の“もう!?”というどよめきも気づいているのかいないのか、コイケさん「天野さん演じる龍二という役は…」と、ダンドリ通りに質問に突入!

 で、質問内容は

■ 龍二とはズバリどんな役か ■
 天野さん「ちょっぴりキモチワルイ」そして、皆さんが御覧になったか一応確認されてから「ストーカーです」。

 その流れで
■ 役作りはどのように” ■
 天野さん「まわりにストーカーの友達もいないし、自分も経験がないので、持てる知識をふりしぼって」

■ 長ゼリフ、早口言葉(実況部分)のコツは ■
 天野さん「あれはやたらと練習しました。家で何百回も言って、やたらダメだし食らって。
 監督が僕の中で、あそこだけこだわってて…あそこだけちゃんとやればいい、みたいな感じで。
 すごい大変でしたね…大変でした、はい」
 “あそこだけちゃんとやればいい”に、“ほかはどうでもいいと思われているケハイ…”感をそこはかとなく漂わせて、明るい哀愁の天野さん(笑)。

■ ユニークな監督ということで、撮影時のエピソードは ■
 天野さん「一番大変だったのは実況をかまないようにすること。
 何回かに分けてくれればいいんですけど、いや、それじゃだめなんだよね、とか言われて、あ、はい、みたいな」
 …この天野さんの“あ、はい”が、すっごく腰低い感じで、臨場感が(笑)。
 「最初台本を読んでいいってことだったんですけど、だんだん読んじゃだめみたいになってきて…もう丸暗記でした…大変でした」
 たぶん、DVDを御覧になって“あの実況はスゴイ!”と思われた方が大多数で、それがそこまでしての丸暗記だったということに、皆さん圧倒されて、しんとしてたと思うのですが(私も感動してました!)。
 天野さん、静かな客席に「…あ…もっと面白いこと言おう」
 …『義経と弁慶』イベントで、林剛史さんあたりに、仕込まれすぎませんでしたか天野さん!(笑)

■ 現場の雰囲気は ■
 この質問の一番端的なお答えは、この質問が出た瞬間の天野さんの困惑に満ちた「えっ…」のヒトコトのような!(笑)
 天野さんの取り扱い方法を御存じないのか超御承知なのか「そんなに難しいですかこの質問」と、ズバズバ天野さんを追い詰めるサラリーマンMCコイケさん!
 天野さん、搾り出すように「監督が…面白いひとなんですよ…」
 とりあえず会場が天野さんの次の言葉を待ってしんといると「…ほーらきた!」と、沈黙への耐性が異様になくなっている天野さん(お目にかかっていない数ヶ月の間に、いったい何が!?【笑】)
 天野さん「監督が『水10』とか書いてる人なんですよね」
 『水10』というのは、水曜夜10時にフジテレビ系列で放映されているバラエティ番組で、【水10 ココリコミラクルタイプ】【水10 ワンナイR&R】【水10 オリキュン】の総称。
 つまり『ココリコミラクルタイプ』は『水10』に含まれるわけで、MCコイケさんから紹介のあった“村上監督は『ココリコミラクルタイプ』の構成作家で…”なら、天野さんの“『水10』を書いてる人”は、よりおおざっぱながら、正解。
 …でも、MCコイケさんからは、肯定サインなし!(MCコイケさん、もしや『水10』御覧になったことないんじゃ!)
 でも、MCさんに頼るより、客席に頼る習慣のついている天野さん、あわてずさわがず、客席のお客さんに「そうですよね」と確認をとって、めでたしめでたし。
 “三人寄れば文殊の知恵”というぐらいですから、一人しかいないMCさんに頼るより、100人ぐらいいるお客さんに頼ったほうが絶対確実性高そうで、天野さん、利口です!
 「コントっぽいノリの人で、僕あんまそういうの得意じゃないんで」
 …【2005年10月22日14:00〜 LA SERENA TALK SCRAMBLE 851(大阪)】で、「(大阪の人には)話にオチをつけないとすごいやな顔される。もともとオチが弱いって言われてたんで…ほんと、つらいですね」と語っていらした天野さんらしく。
「それが大変でした」
そしてすぐ
「何いってんだろ」
と、自分の言葉に疑問をはさむ天野さん…
 そして突然「超久しぶりだから、緊張してる…お久しぶりです」と言い出す天野さん(笑)。

■ 村上監督はどんな方? ■
 天野さん「物腰柔らかいんだけど、目の奥笑ってない。妥協は許さないタイプ」

■ 共演2回目の岩佐真悠子さんはどんな方? ■
 天野さん「なんで岩佐さんと仕事すると、僕はヘンな役しかできないのかなあって」
 …【イケメンチ!】の幼少の頃から“キモイキモイ”と言われていたというさえない達也くん、『キャバギョ!』のストーカー龍ちゃんと続くと、確かにその感想は!
 「岩佐さんを大好きな役ばっかなんですよ僕。そのたびに本人に“本気でキモチワルイ!”って言われて」
 岩佐さん、ぶっちゃけ言いそうなキャラです(笑)。
 「“本気でキモチワルイから”って言われて“ああ、すいません”って言いながら」
 …そこでなぜかあやまる天野さん(笑)。

■ 岩佐さんに蹴られているシーンがありましたが… ■
 天野さん「本気でしたね!」…力説!
 「彼女、本気でしたね!」
 サラリーマンMCコイケさんから「どう考えても手加減の余地がない…」という合いの手が入ると、天野さん「余地がないですね」とリピート!
 天野さん「はじめ俺、固いものぶつけられて。芝居でテンションあがってるんで、リハーサルのとき、固いものガッと投げられて、いたいいたいいたいっ! て。すると周りの方が気をつかって下さって、彼女のまわりにはやわらかいものしか置かないようにしてくれて(笑)」
 …身体張ってます、天野さん!
 「なかなかカットかかんないし」
 …と、ここまでは『BOMB』2007年2月号の岩佐真悠子さん & 重泉充香さん & 三津谷葉子さんの『キャバギョ!』対談内のおはなしと同じですが。
 「ずーっと蹴られてて」
 …そんな境遇のひとは、少なくとも女性キャストさんにはいません!(笑)
 「一回ペンささりました」
 危険な現場です!
 そんな天野さんの気の毒さに追い討ちをかけるように、サラリーマンMCコイケさんが「このように『キャバギョ!』はみどころがたくさん…」と、天野さんの蹴られたりモノを投げつけられたりするシーンがみどころ、とまとめてしまいそうな流れに、天野さん「ほかにみどころ、いっぱいありますから!」

■ 『キャバギョ!』みどころ ■
 天野さん「女性メインの話で…最近、女性メインの中に僕がぽつんといることが多いんですよ!
 ほんと僕、早く男の人と仕事がしたいんですが、そうもいかず…」
 …と、それが“みどころ”!? という話に流れかけつつも
 「そういう女性達の頑張り…朝から夜中、次の日の朝までとか、スタッフも寝ずに撮ったんで…
 法律のことも、そういうことが役立たないほうが平和でいいんですが、いいのかな、と思われます」
 と、非常にきれいにまとめられたのですが、最後の“思われます”が、何の影響!? という(笑)。




【“…あー、でも誰も同伴したくないかな” お客さんからの質問コーナー】

 サラリーマンMCコイケさん「それでは恒例の、質問コーナーっ!」
 …と、まるでセラミュのファン感謝イベント!
 ここでコイケさんが「天野さんに質問されたいお客様」。
 この“質問されたい”は、“質問なさりたい(尊敬)”の意味だと思うのですが、天野さん「僕に質問されたいんじゃないですよね!」と、“質問されたい”=“質問を受けたい(受身)”のセンで突っ込み!
 「さっきからちょいちょいおかしいですよ!」と、MCコイケさんの他のつまづきを挙げてツッコむ天野さん。
 「さっきから“噛み”もありつつ、つっかえもありつつ」と、素直にそのへんの非を認めつつ、あらためて「天野さんに質問を“したい”お客様」と言いなおすコイケさん(【中村ゆりオフィシャルブログ ぬるま湯とつめたい風:2007年1月20日_ラブレター】じゃありませんが、“社会人って大変。(笑)”)。

 コイケさん「挙手をお願いいたします!」。
 沈黙。
 天野さん「いない!」
 「久しぶりだから、なんか聞いてくださいよ!」と、いやに積極的な天野さん。
 すると、小さなおともだち君が「はーい」。
 天野さん「はーい」とリピートしつつ、スタッフさん達が、マイクが小さなおともだちのところまで届かないので、マイクのところまで来てもらおうかという相談を察知して「マイクなくてもいけますかね?」
 で、天野さん、まずは御自分がマイクを外して「きこえる?」。小さなおともだち「きこえる」。
 天野さん「しつもんはー?」
 そして速攻、必殺技の「好きな色ー?」
 2005年2月13日の品川オーバルガーデンでの『希望ヶ丘』発売記念イベントの小さなおともだちの「きいろー!」(←質問)がお気に入り(!?)というか、対小さなオトモダチの必殺技と化している天野さん。サンシャイン劇場近くの会場で、“小さなおともだちにマイクのところに来てもらいましょうか”というスタッフ様のケハイに、サンシャイン劇場で頻発していた“小さなおともだちのフリーズ”(特に、小さなお友達を保護者さんから引き離して、舞台に上げたりしたときには、それはもう!)の記憶がよみがえったのか(…そのときは天野さんがフリーズした事態をなんとかする担当ではなかったですが)、イベント責任者な今回、かなり必死モードでその事態を阻止?(笑)
 その一方で、会場から笑いが出たせいか、ちょっとうれしそうに「へへ」と笑ってみたり!(…『キャバギョ!』の現場は、そんなに笑いを取れないと責められる現場だったのでしょうか!)

 …でも、小さなおともだちのお母様からの質問は、超シビア!

 第1問
■ 息子が(『キャバギョ!』を)見て、今回天野くん気持ち悪いと言っていますが、気持ち悪い度は天野さんの中では何番目ぐらい? ■
 天野さん「一番二番ですね」
 「でも、気持ち悪くやったんで、よかったんですけど」
 そして天野さんらしく
 「そんな気持ち悪い僕にこんな人が集まってくれて、よかったなって」
 そんな天野さんの岩佐さんに加えて小さなおともだちにまで“キモチワルイ”と言われつつものお答えに、小さなおともだち君は「ありがとう!」。
 天野さん「はーい! いいよー イェイ!」と、“「きいろー!」「あかー!」”のときと同様、またよくわからない言語表現で小さなオトモダチと心通わせあってます(笑)。
(…天野さんのいや〜んな顔、もしや【2005年8月13日 『DEPARTURE』発売記念握手会&サイン会(大阪)】でも天野さんを脅かしていた【笑】あのおともだち?)

 第2問
■ 『キャバギョ』登場の6人のキャバ嬢のうち、天野さん(龍ちゃんじゃなくて)が同伴するとしたら誰? ■
 天野さん、超イヤそぉ〜うに「うっわ、なんだそれ!」さらに「キツイっすね…」
 …そんなにイヤそうにしなくても(笑)
 「誰だろうな」と言ったきり、かな〜り長い間黙って考え込んでいた天野さん「みんなきれいですからね」と、迷っているのはみんなきれいだから! と弁明(?)。
 「キャラですか? 本人?」と問い返して、本人、ということいなり「本人だったら…誰が一番しゃべりやすいだろう」と、また考え込む天野さん…というか“しゃべりやすい”という言葉が出てくるところに、女の人ばっかりの現場で、男一人でぽつねんとしている天野さんの姿が浮かび上がります(笑)。
 「2回目の人が多かったので、岩佐とか、三津谷とか、そのへんがしゃべりやすかったですね」と天野さん。
 【2005年8月13日 『DEPARTURE』発売記念握手会&サイン会(大阪)】で、質問コーナーで“僕達のこと覚えてますか”という質問をした小さなおともだち4人が、以前デカレンジャーのコスプレをしていたことを覚えている、という趣旨で天野さんが、それぞれのおともだちに以前していたデカメンバーの名前をキャスト名で答えた(第一声がいきなり「載寧でしょ!」だったので、超唐突【笑】)「名古屋出身の…木下?」のときのように、サバサバした苗字呼び捨てが共学校ノリというか、さすが下は小学校低学年から上は年上のお姉様まで十数名、だったセラミュで鍛えられ、ひところは『賭事女王』について“共演者が女性ばかりだけど、緊張したりしない?”という質問に「夏にやったミュージカル『美少女戦士セーラームーン』で、ずっと女のコに囲まれてたので、4人ぐらいは全然大丈夫(笑)」とまで豪語していた(『Mannish』2000年1月号。…というか、その頃の威勢はいまいずこですか、天野さん!!)天野さんらしい、リベラルな女子達との接し方が感じられて、ツボ。
 で、最終結論は「…あー、でも誰も同伴したくないかな」。
 …これまでのトークで語られた岩佐さん、【2004年9月8日_劇場版『仮面ライダー剣』公開記念イベント@HMV渋谷】で天野さんにツッコみまくり(ライダーイベントで、人が話している最中のお手振りを非難したのは三津谷さんだけ【笑】)、天野さんについて「天野君はみんなをごはんに連れていってくれたりしました。お店決めてくれたり、タクシー呼んでくれたり」と、雑用係ですかー! なコメントをされたりもしていた三津谷さん等々を思い浮かべると、その最後のぼそっとしたヒトコト、妙に説得力が…(同じ会社で一応年下の近野成美さんは? と思いましたが、『エコエコアザラク』トークショーでの太一監督とのやりとりを見ると、うーん、天野さんの手には余るかも…という気も【笑】)

 第3問
■ 今後やってみたい役は? ■
 天野さん「カッコイイ役(笑)」。
 ここで大ウケするあたりが、天野さんの現状を物語っているかと!(笑)
 「なんかいつもちょっとおかしい役が多かったから…」
 さらに天野さん
 「なんでオレ、ヒーローからこうなったかな、って」
 ひとしきり笑が収まると、しばし沈黙。
 天野さん「うわー、しーんとした!」

 ここで更問
■ 天野さんの考える《カッコイイ》とは ■
 天野さん、照れ笑いしつつ「ちょっと…クールな…(笑)」
 今までのところはそういう役は、とさらに尋ねられ「あんまりないですね」。
 「あります? どうなんだろ」と客席に問いかける天野さん。
 チーフの橘さん、と返ってきて、天野さん「橘さん、クールでした(笑)」。

 最終問
■ CDとか写真集はもう出ないんですか? ■
 天野さん、後方のスタッフ様に「CDとか写真集はもう出ないんですか?」。
 「わからないです」そして、さらにちょっと泣き入った声で「ボクに聞かないでください…」
 でも、すぐに元気な声を出して「出せるように頑張ります。もうちょっと仕事頑張って」
 そして「また出すことがあったら、そのときはよろしくお願いします!」

 …なかなかタイヘンな質問が続いた質問コーナー、天野さん、すっごく頑張りました!
 おつかれさまでした!




【“ちょいちょい出てくるんで” 今後の予定】

 そして最後に、今後の予定。
 まずは「パソコンのGyaOさんで『マンハッタンダイアリーズ』をやっていて」。
 「クルクルパーマで…でもそんなクルクルパーマじゃないでしょ? ですよね、思っていたよりは」と、【2006年9月2日10:00の回_『Wanna be FREE! 東京ガール』トークショー&握手会】での“大丈夫ですよ! 終わる頃には見慣れます! 大丈夫!”にはじまり、パーマについては妙に強気な天野さん。
 「今3話? 4話?」と迷ったところで、文殊の知恵作戦を発動(笑)、客席確認で第4話と言い直す天野さん。
 「まだ最後まで、ちょいちょい出てくるんで、観ていただけたらと思います」と、聞きたかったお言葉を!

 そして!!!
 「2月頭からの、日テレ…東京だと4チャン…4チャン?」と、いつもチャンネルの数字で迷う天野さん(笑)。
 「深夜枠のドラマ『百鬼夜行抄』というのが始まって、それにもちょいちょい出てくるんで…出てないときも観て下さい(笑)」
 あたらしいお仕事のおはなしは、ほんとうにほんとうにうれしいです!




【エイベックス商法、手口高度化!(笑) 『キャバギョ!』更売作戦】

 ここでサラリーマンMCコイケさんが、エイベックス商人としての本性をむき出しにする瞬間が!
 「入り口で購入していただいた『キャバギョ!』ですが、さらに一枚購入してくださったお客様に」
 天野さん、すかさず「お願いしますっ!」の掛け声!
 「なーんとチェキ生写真がついてきます! 青バック緑バック、お選びいただけませんが…かなりレアとなっております」
 コイケさん、商人としての本性むき出しモードでは、最初の頃のややコドモ口調を完全に脱し、テレビショッピング系の口調に!
 「さらに5枚買われた方には…」
 というところで、お客さんもテレビショッピングばりに“えーっ!?”の叫び!
 (ただし、通販番組の場合は、商品が安い! と感動しての“えーっ!?”ですが、この場合の“えーっ!?”は、“まだ搾取するのかよ!”の“えーっ!?”!!)
 「…なんと、私の写真がついてまいります!」
 このオチには、なぜか拍手まで!(笑)
 “5枚買わせられるのか!?”と緊張感をぐぐっと高めておいてから安心させて、1枚や2枚ええがな! という気分にさせるという、これまでのエイベックスにないテクニック!
 要注意です!
 (私はまんまとひっかかりました!【笑】 そもそも、トレカに入ってランダム地獄を見るよりは、確実に天野さんモノが買える分お得と思わされる罠…)

 ちなみに、DVDは会場入り口を出てすぐのところで販売していたのですが、そのときの売り声は「チェキ販売中でーす! チェキいかがですかー!」
 …あなた方はDVDを売っているのではないですか、エイベックス&新星堂の皆さん!(笑)

 ちなみにチェキの“青バック”は、青地にシンプルなもくもく雲の模様(ビニールの風呂敷を広げたか何かのように、折り目[?]おような筋が入っています…何?)、“緑バック”は白地にクローバーの模様。
 いずれも、超“家庭柄”という感じで、本日の天野さんの革ジャケットというややワイルド系のスタイルとのミスマッチが激しく、そこにますますレア感が!(笑)




【聞きたいことを、みんなみんな聞けたイベント。今回のイベント全体感想】

 ここまででトークショーは終わりで、その後握手会。
 ここで全体感想。

 『キャバギョ!』については、田口聖プロデューサーのブログ【映像製作部日記:2006年8月1日_もう積み込み】に“舞台の演出家らしく熱心な本読み、立ち稽古でした。”といった記事や、『BOMB』2007年2月号で女優さん達が、なかなかカットをかけてくれない村上監督の究極のアドリブを求めてくるといったお話を読んで、そういう村上監督とのお仕事は、天野さんにはどんなもので、天野さんに何が残ったのかな…というあたりが、一番聞いてみたいことでした。
 と、あの『キャバギョ!』第1話のすーっごい実況が、村上監督の強い強い要求があって、で、天野さんがとにかく頑張ってそれに応えたことで生まれた、というのは、まさにその“一番聞いてみたいこと”で!
 そのほかにも、やっぱり女のコ達の間で“早く男の人と仕事がしたい…”な天野さん(笑)の上に、思っていた以上に激しかった岩佐さんのあれこれ(笑)など、天野さんにとってはお気の毒だけれど微笑ましい(?)エピソードの数々!

 そして『マンハッタンダイアリーズ』に最後まで出演されること、さらには新しいお仕事情報、と、聞きたいことをみんなみんな聞けたイベント! という感じで!
 花も実もあるイベントでした!




【で、握手会で…】

 天野さんが【天野浩成オフィシャルウェブサイト:Staff Diary】で天野さんが、ことさらに“クルクルパーマじゃないあまのもお楽しみに。”とPRされていた、天野さんの髪型。
 そんなにPRされるその髪型に、いつされたのか、質問してみました。
 おこたえ「いや、特に…のびただけ」
 “やはりそういうことか!”ってカンジです!!
 (パーマだった髪が、ぴろーんと伸びて、黒くなって、斜めに分けてる感じ。)




【最後の最後のごあいさつは…】

 会場の都合で、握手が終わったお客さんから会場の外に出るという方式だったのですが、すぐ外でDVD(というか、ぶっちゃけ、チェキ?)を販売していたりして、皆さん会場の中が見える外から、なんとなく中の様子を見守る感じに。
 そして全てのお客さんの握手が終わって、会場の入り口のガラス戸が閉められようとするとき、天野さん、小走りに入り口のほうへ!
 そして皆さんに「今日はどうもありがとうございました!」
 そして「言い忘れてましたが、あけましておめでとうございます!」

 …それが天野さんの、本日のラストメッセージ(笑)。
 そういう最後の最後まで天野さんらしさが詰まった、いいイベントでした!







■ 『キャバギョ!』の部屋 関連情報 ■
■ 牧歌的天野浩成さん情報 ■