チョコミミ
《第2回》
第3話 イシンデンシン
第4話 三日月ブローチ
Staff & OA
原作 ◆ 園田小波脚本 ◆ 祢寝彩木 秋本健樹 草野陽花 演出 ◆ 草野陽花
その他のスタッフ ◆ 【チョコミミ:スタッフ&キャスト詳細データ】へ
放送日時 ◆ 2007年10月8日 17:30〜18:30
◆公式サイト◆
【集英社コミックドラマニア:チョコミミ】【テレビ東京公式(あにてれ):チョコミミ】
◆参考◆
【テレビ東京公式:番組表−『チョコミミ』2007年10月8日】
Cast
チョコ(桜井ちよこ):寺本來可 ミミ(猫田ミミ):増山加弥乃アンドリュー(安藤竜之介):木戸邑弥 ムムちゃん(桃山ムム):三浦透子[※OP・EDのみ]
ミカちん(三上功明):碓井将大[※OP・EDのみ] バンビ(森 小鹿):剛力彩芽[※OPのみ]
タケちゃん(竹田正人):諏訪太朗
ミミのパパ:天野浩成[※クレジットなし]
Story
《第3話 「イシンデンシン」》
アンドリュー(木戸邑弥)は、ミミ(増山加弥乃)の言いたいことを、ミミが何も言わなくてもわかるチョコ(寺本來可)に驚く。なんとなくわかる、とチョコ、愛し合ってる二人だからできることだよね、とミミ。
自分もやってみようと思って、アンドリューは、タケちゃん(諏訪太朗)に念を送ってみるが、うまくいかない。
タケちゃんは、補習の時間に、最近の若い連中の考えていることはわからない、用もないのにじっと見つめて「先生…」だとさ、とこぼす。ミミは、その子タケちゃんのことが好きなんだよ、告白以外にあり得ない、とタケちゃんに告げる。
しかしアンドリューは、タケちゃんに“宿題へらして”と念を送ってみただけだった…
アンドリューはミミから“死にそう、助けて”というメールを受け取る。
あたしには来ないのに…と戸惑うチョコが、アンドリューの後を追ってミミの家に行ってみると、“死にそう”というのはゲームの話だった。
翌日、チョコの様子がおかしい。
また追試になっちゃった、というミミの話にも反応が冷たいチョコを、アンドリューは教室から連れ出す。
連れて行った先は、保健室。チョコは38度も熱があったのだった。
やせがまんして大事になったらどうする、とアンドリューがチョコを看病していると、ミミがやってきて、チョコが生きててよかったよー、と涙する。
チョコの様子が変だと気づいたアンドリューに、アンドリューもテレパシー使えたじゃん、愛し合う二人だからこそできることだよねー、とミミ。
その頃、教室ではタケちゃんが、アンドリューがタケちゃんのことを好きだったらどうしよう…と悶々としていた…
《第4話 「三日月ブローチ」》
“あのコはまほうつかい。星空と、三日月を連れてやってくる。あのコが、あはは、とじゅもんをとなえれば、みんなつられて、あはは、とわらう”
小学生のミミが絵本を読みながら歩いていると、男子達が蹴り上げて靴がミミにぶつかる。
ミミが拾った靴を乱暴に取り返すと、ばーかばーか、とミミをはやしたてて走り去る男子達。
夜になると、ミミは、パパ(天野浩成)にその絵本『よるのまほうつかい』を読んでもらう。
終わると、ふー、とため息をつくミミに「ミミ、どうしたの?」と心配そうなパパ。
その中に出てくる三日月のブローチがあったら、友達たくさんできるのになあ…というミミに、パパがミミのために、この三日月ブローチを探してくる! だから元気だすんだよ? とパパは宣言。
ミミは笑顔になり、パパと指きり。
翌日、またミミが『よるのまほうつかい』を読みながら歩いていると、男子達がミミを取り囲み、通さないようにする。
そこに、ミミの知らない女の子がやってきて男子達を追い払ってくれる。
明日ちゃんと謝らせるからね、という女の子に、いい、と断るミミ。
そんなんだからあいつらにからかわれるんだよ、というチョコに、ミミは、わたし、人と話するの苦手で、あんまり好きくないから…と、逃げ去ろうとする。
が、女の子はミミをつかまえて、人と話をするのが好きじゃない理由を尋ねる。
しゃべるの遅いし、思ってることとか伝えるの苦手で、男の子、怖いし…と、たどたどしく話すうち、ミミは、女の子が星模様のマフラーにつけている三日月のブローチに気づく。
『よるのまほうつかい』のまほうつかいを思い出し、“星空と、三日月をつれてやってくる”と、絵本の一節を口にしてしまうミミ。
不思議そうな顔をする女の子に、ミミは恥ずかしくなって、その場を走り去る。
その夜、ミミはアルバムの写真をめくり、自分の背景にその女の子が写っているスナップをみつける。
写真からその子の顔を切り抜き、絵本のまほうつかいの顔の上に重ねてみるミミ。
翌日、ミミがひとりでまほうつかいの絵を道路に描いていると、なんかさみしそうだよ? と、あの子が声をかけてくる。
笑った顔が見たいと思ってついてきちゃった、という女の子に、わたし、笑わないもん、とミミ。
ミミが描いたまほうつかいの絵を見て、うーん、何か足りないね、と、女の子は、三日月のかたちの、笑った口を描き入れる。
笑ったミミを見て、笑ったね、と、一緒に笑う女の子。
二人はその後一緒に遊び、友達になる。
元気に食事をするミミを見て、パパはうれしそう。
パパのサラダも“それちょうだい”というミミに、どんどん食べておっきくならないとね、と、にこにこ渡す。
明日お友達の家にお泊りしてもいい? 一緒にチョコケーキ作りたいの、とミミに言われて、どうかなぁー、と悩むパパ。
でも、ミミがじっとおねだり視線を送ると、いいよ、そのかわり、あとでその友達の家に電話させてくれよ、と、許してくれる。
パパ大好き! と言われて満面の笑みになったパパは、ミミにプレゼントがあるという。
前にミミ、ブローチがほしいって言ってただろ? というパパに、あたしもうブローチはいらないよ! と言い、ごちそうさまをして行ってしまうミミ。
パパはぼうぜんとして、三日月のブローチを手に、どうして? と泣きそう。
こうして、チョコとミミは友達になったのだった。
夜空を見上げる二人。
「あのコはまほうつかい。星空と、三日月を連れてやってくる。
あのコが、あはは、とじゅもんをとなえれば、みんなつられて、あはは、とわらう」
ミミが口にした『よるのまほうつかい』の一説に、何それ? とチョコ。
ううん、なんでもない、とミミ。
きれいだね、と夜空を見上げるチョコの、星模様のマフラーには、三日月のブローチ。
それを見てミミは、笑顔になる。
《FLASHアニメ 「ヨビダシ」》
ミミは朝から生徒指導室に呼び出し。チョコがタケちゃんから聞いたところによると、服装が派手だから。
チョコとアンドリューがそのことを話している教室に戻ってきたミミが着ていたのは、ハチミツの壷を手にした、クマの着ぐるみ…
《おしゃれノート:ロリカワコーデ》
Check! −天野さんミミのパパ的みどころ−

…すごいスウィートボイスです!!!
あんな声で夜な夜ないろいろな物語を吹き込まれたのでは、ミミがああいう妄想体質になるのも、ムリもないかも…

黒っぽい地に白い小さなぞうさんがいっぱいプリントされたパジャマを着た天野さんミミパパ、ミミの部屋の備品のようにカワイイ!
身体はおっきいので、ミミがちっちゃく可愛く見えるのもGOOD!

心配そうな、やさしーい声。
ミミのほうに、向けて首を伸ばす姿全体も、やさしげ。

“ミミのために”の“に”がほんのちょっと伸ばしぎみだったり、“探してくる!”と言い切った瞬間、ちょっと口をとがらせたような表情だったりするところが、コドモ仕様。
超かわいい系のミミより、ある意味ぶりっこ路線かも!!(笑)

その“心配”が、“親”的な上からの“心配”ぽくなくて、ミョーに必死なのが、いい感じ。
…でも、口調、微オネエ的響きも(笑)。

ミミがぱっと表情を輝かせたのを見た天野さんミミパパの表情が、見えないのが残念!!!
ミミと指きりをする手が、ミミの手よりそんなに大きくなくて(身体はかなりおっきいのに!)、爪が丸いのも、なんだか可愛く。

お茶碗を不思議な手さばきで回しながらの「ミミ、最近よく食べるね! えらいね!」は、かなりおネエっぽく(ちょっと深沢敦さん入ってます【笑】)。
このうちでは、ママもパパが兼任?(でも、ママはきっと、ミミにあんなに甘〜い表情はしなさそう…ママというより、おばあちゃん的表情?)

この時点で、すごい笑顔で、うれしそう…
ちっちゃい頃から、こんなパパにかしずかれてたら、ミミ、相当悪いオンナになりそう!!(笑)

…も、一般的な“お父さん役”のリアクションとはかなり違う、自らダダをこねているかのような、目を閉じて口をとがらせ、身体をゆすっての「ん〜」。
「そうだなぁ〜」と悩む声も、ミミ以上に、おこちゃま仕様。

「うん。いいよ」の“よ”が、ほんとはやだけどしょうがないもん! という、おこちゃま口調。
その延長で「そのかわり、あとでちゃんとその友達の家に電話させてくれよ?」と、ごく真っ当な保護者の発言が出る(コドモ口調の余韻が残ったままで…)あたりのギャップが、天野さんミミパパの、麻薬的魅力となる予感。

“どんどん食べて、おっきくならないとね!”とサラダを差し出すときの笑顔も、“満面の笑み”と書きたくなるぐらいの笑顔だったのに、ここではそれよりもっともっと、もっと!!な、目も細めきって、口許も白い葉をにっかり引ききっての、ホントに全開の笑顔!
こんな笑顔を見られるだけでも、『チョコミミ』、バリューです!!!

日常的にこんなに表情豊かに話しかけられていたら、ミミがあんなフシギなコになるのも納得かも…(笑)
でも楽しそう! というか、オモシロすぎ…

ここでこの思い切り得意そうな表情があるからこそ、“あたしもう、ブローチはいらないよ?”とミミにあっさり言われたパパのあわれさ倍増!!
「えっ!?」と、目を丸くした表情も最高!

(パパのボウゼン感が表れているという点でも、ぱっ!と振り向く動きがどうぶつっぽくてカワイイという点でも!)
「ミミ!?」とナサケナイ声をあげつつく首を左右にくいっ、くいっ! と向ける動きも、すごくスキ…
(セラミュ『かぐや島伝説』[春]の『愛より宝石 かぐや島』の“ペリドット”で、立ち上がって左右を見回すシーンの頃から、スキ!)

口をへの字にした表情から、“どうして?”、その後の表情…と、あわれを誘う…(笑)
原作第2巻p.158「パパ」で描かれているとぉ〜りのパパ(そういえばその4コマ目のパパ、かーなーりしぐさがおネエっぽいような…【笑】)、今後も期待!!!