チョコミミ

《第13回》
第25話 ボーカル決定
第26話 幸せのはっぱ

Staff & OA
原作 ◆ 園田小波
脚本 ◆ 祢寝彩木 草野陽花  演出 ◆ 草野陽花 石川二郎

その他のスタッフ ◆ 【チョコミミ:スタッフ&キャスト詳細データ】
放送日時 ◆ 2007年12月24日 17:30〜18:30

◆公式サイト◆
【テレビ東京公式(あにてれ):チョコミミ】
【集英社コミックドラマニア:チョコミミ】
◆参考◆
【テレビ東京公式:番組表−『チョコミミ』2007年12月24日】
Cast
チョコ(桜井ちよこ):寺本來可  ミミ(猫田ミミ):増山加弥乃
アンドリュー(安藤竜之介):木戸邑弥  ムムちゃん(桃山ムム):三浦透子
ミカちん(三上功明):碓井将大  バンビ(森 小鹿):剛力彩芽
タケちゃん(竹田正人):諏訪太朗  ミミパパ:天野浩成

男の子1:池田稜馬  男の子2:池内篤人  男の子3:内田智樹

Story

《第25話 ボーカル決定!》
チョコとミミは学校の屋上でランチタイム。
そこにやってきたアンドリューに、チョコは、バンドの話がしたかったからちょうどよかった、と声をかける。
まだあきらめてなかったのか、チョコはまたベースの歴史でも勉強してるのか? というアンドリューに、ちゃんと曲の練習をしてる! とチョコ。
じゃあその練習成果を見せてもらおうか、とアンドリューが言うと、じゃあ今週の土曜日スタジオ予約する! とミミ。
がんばるぞ! と張り切るチョコ。

スタジオでミミとムムちゃんはマイクの取り合い。
そこにアンドリュー、ミカちん、バンビがやってくる。
バンビも来てくれたの? とうれしそうなチョコに、みんなが相当うまくなったらしいって聞いてさ、とバンビ。

じゃあムムから見せてくれ、とアンドリューに言われ、ムムちゃんは“ムム ムム 俺はムム 桃山ムムだぜ! 日本で一番キュート! 世界で一番ビューティフル!”と歌うが、ムムがボーカルやったらですメタルくらいしかやられへんわ、とアンドリューに却下されてしまう。
じゃあデスメタルやろうぜ! というムムちゃんに、デスメタルは演奏するほうもとてもうまくなかったらできない、歌えてもそれを後ろで演奏するメンバーがいなかったらしかたない、と、さらなる却下。

チョコはピックで弦をひとつひとつ弾いてみせて得意げだが、開放弦しか使わんでどないすんねん、と突っ込まれる。
左手で弦を押さえないと、と指摘され、やってみせるが、うまくいかない。
するとバンビが、女の子がギターとかベースに挫折しちゃうのって、フレットをしっかり押さえるのは意外と力がいるから…と、チョコの抱える問題点を言い当てる。そうなの、もう押さえなくていいやとか思っちゃって、と、チョコ。
アンドリューはとりあえず、チョコの努力は認める。

ミミはアンドリューに、五線紙にト音記号やヘ音記号、音符などの書き方の練習をしたノートを見せる。
ミミ…お前には学習能力っちゅうもんがないんか? とあきれるアンドリューに、すごいでしょ? へ音記号なんて言葉があることも知らなかったんだよ! と悪びれないミミ。
あとはカスタネットとリコーダーと鈴ができる、というミミに、んなもんそこらの小学生でもできる、と却下しかけたアンドリューだったが、リコーダーは使えるか、と思い直し、ミミに吹いてみせるように言う。
しかしミミのリコーダーもひどいもの…
俺、帰ってええか? とアンドリューに言われ、いや、残されたらこっちも困るんだけど、とミカちん。

チョコとミミは普通に遊んでいる中、ギターを調弦して『ハピハピ』を弾き出すアンドリュー。
それに合わせて、チョコとミミが歌い出す。
その二人の歌声は自然にハモっているとアンドリューは気づいて、意外とセンスあるかも、と評価。
バンビも、よかったよ、きれいだった、とほめる。
2人でツインボーカルもいいな、というアンドリューの言葉に、それいい! と大乗り気のチョコ & ミミ。
するとムムちゃんは、ボーカルはバンドの華、俺以外ありえない、と猛反対するが、ボーカルが3人もいたらバンドではなくコーラスグループになる、とアンドリュー。
ボーカルを自分にしない手はない、バンドで一番ファンがつくのはボーカル、そのボーカルがこの自分なら超ブレイク間違いなし、と主張するムムちゃんに、はっきり言ってええか、お前オンチやねん、と、核心をつくアンドリュー。
ショックを受けるムムちゃんに、バンビは、ムムちゃんはターンテーブルがいいんじゃない? ターンテーブルってすごく目立つし、かっこいいよ、と提案。
ホント!? とムムちゃんは乗り気になり、ムムちゃんはターンテーブルに決定。

アンドリューに、お前はどうすると聞かれたミカちんは、自分は見てるだけでいい、というが、こうなったら巻き込む、とアンドリュー。
曲を書いたらどうか、とアンドリューに言われ、16小節の中にいかに旋律を刻み込めるか、そこが問題だ…よね、というミカちんに、ええよええよ、他にまともにできるヤツおらんし、と、アンドリュー。

なんとなくバンドっぽくなってきたところで、バンドとしての最初の共同作業ということでみんなで写真を撮ろう、と提案するミミ。
みんなでその写真を見て、ムムちゃんは俺が一番可愛いな、と御満悦。
ミミ、とってもラブリーに写ってるよ、というチョコに、チョコはアンドリューの隣でうれしそう、と言われ、ちょっとやめてよ、と照れるチョコ。
でも、写真の真ん中に写った人は早死にするっていうよね、と笑って言うミカちんに、どんよりする一同、俺じゃん…とつぶやくムムちゃん。

竜はどうするの? とバンビがアンドリューにたずねると、チョコは、ギターでしょ? ていうかバンビは何やりたい? と聞き返す。
が、バンビは、話してなかったの? とアンドリューに。
アンドリューは、自分とバンビはもうバンドを組んでいるから…と言う。
バンビは、竜は2つやればいいじゃん、という。
お前な…というアンドリューに、いけそうじゃん? ツインボーカル! とアンドリューをのせるバンビ。
みんな、巻き込むんでしょ? とミカちんに言われ、せやな、とその気になるアンドリュー。

楽しそうに『ハピハピ』を歌うチョコ&ミミ&ムムちゃん。


《第26話 幸せのはっぱ》
これは、チョコとミミの大事な思い出。

“幸せを探していました。
 あの子の笑顔が見たくって”

草原で小学生のチョコが探し物をしていると、ミミが一緒に帰ろうと走ってくる。
四つ葉のクローバーをみつけると幸せになれるんだって、とミミに教えるチョコ。
じゃあ探そ! とミミも一緒になって探し出すが、なかなかみつからない。
また探しに来よう、いつかみつかるよ! と、二人は手をつないで家に帰る。

夜、自分の部屋でランドセルから取り出したノートを開いたミミは、そこに大きなクモがはさまっていて、悲鳴をあげる。
やってきたパパは、大丈夫だよ、おもちゃだから、誰かがいたずらして入れたんだよ、とミミを安心させようとするが、部屋の隅に膝を抱えてしゃがみ込んだミミは、私のこと、嫌いなのかな? と、悲しげに。
たぶんミミのこと好きな子が入れたんじゃないのかな? というパパに、私のこと好きなら、そんなことしないもん! とミミ。
パパはミミのそばに寄って、男の子はあまのじゃくなんだよ、と優しく言い聞かせるが、あまのじゃくなんて好きくない、とミミ。

とにかくこれでもう大丈夫、もうおやすみ、頭を軽くなでてもらって、おやすみなさい、と言ったミミだったが、パパが部屋を出ると、もう一度机に向かってノートを開く。
“するとチョコは言いました。
 私たちにはこの四つ葉のクローバーがあるから大丈夫。
 どんな悪魔も倒せるんだ!”
ミミはそのノートに、チョコとミミの冒険譚を書きつづっていたのだった。
翼が生えたチョコは、ミミを背中に乗せてチロルの城を目指そうと言うが、チョコの背中にはたくさんの悪魔がつけた傷が。ミミはポケットから月のしずくを出してチョコにふりかけた…というくだりを書いたところで、ミミは眠くなる。

翌日、そのノートを読みながらミミが歩いていると、おもちゃの虫を投げつけられ、ミミは悲鳴をあげる。
男の子三人が出てきて、悲鳴をあげたミミをからかい、ミミのノートを取り上げて読み上げる。
チョコとミミの物語を読んで、気持ちわるい、チョコって桜井のことだろ、変人だな、と言う男の子達。
気持ち悪いのかな…? というミミに、気持ちわりぃよ! と言い放って、男の子達は走り去ってしまう。
チョコも、そう思うかな? と、不安になるミミ。

 チョコと二人で四つ葉のクローバーを探した草原に座って、『クローバーの秘密』という本を手にするミミ。

ミミがノートを読みながら待っていると、チョコが来て一緒に帰ろうという。
そこにいつもの男子3人がやってきたので、チョコは、何よアンタたち! またミミに何かするつもり? と牽制する。
なんでもない、ただ今朝面白い物を見たから…と、ノートの物語のことを男の子達が話しそうになると、ミミは、やめて! 別に私いじめられてないよ、仕返しなんていしてくれなくていいの! とその場を走り去る。
それで男の子達も行ってしまい、チョコは複雑な表情でミミが走り去った方向をみつめる。

“今日も幸せを探しに来ました。
 あの子の笑顔が見たくって。
 でも、それはいつもそこにあるのに、とても小さくてみつけにくいから
 気づかずに踏みつぶしてしまったのかな?”

四つ葉のクローバーをみつけることができず、ごめんね、とつぶやいて、三つ葉のクローバーをひとつ摘むチョコ。

“結局幸せはみつけられず、幸せによくにた草を摘みました”

夜、ノートに物語をしたためるミミ。

“けれどチョコはミミの前に姿を現しませんでした。
 次のたびに出てしまったのかもしれません。
 そうでなければミミのことを嫌いになってしまったのかもしれ…”

…と書きかけた文章を、消しゴムで力を込めて消すミミ。

翌日、ミミはチョコに、これチョコに呼んでもらいたいの、と、物語のノートを手渡す。
面白くないかもしれないし、気持ち悪いかもしれないけど、チョコに読んでもらいたいの。
物語を読んだチョコは、面白いね! すごいよミミ、私達の大冒険じゃん、と、喜んでくれる。
本当に本当? 気持ち悪くない? というミミに、気持ち悪いわけないじゃん! ミミはお話作りの天才だね、とチョコ。
よかった…と安心するミミに、チョコは三つ葉のクローバーを渡す。
四つ葉じゃないんだけどね、もう1枚は2人で探せばいいかなって、というチョコに、ううん…四つ葉だよ、とミミは返す。
クローバーの葉には1枚ずつ意味がある、1枚目が“名声”、2枚目が“富”、3枚目が“健康”、とミミはあげていき、で、4枚目はここに! と、チョコの胸を指さす。
ここ? と首をかしげるチョコに、“愛情”だって、とミミ。
そっか、ここにあったんだ。そうだよ! と、笑い合う二人。
どうしてこれ書いてること、早く教えてくれなかったの? とチョコが聞くと、だって恥ずかしかったんだもん、とミミ。
そういうもんかな? そういうもんだよ。と言葉を交わした後、二人は手をつないで歩き出す。
その話はまだまだ続く、次は悪魔のかけらを拾った少年がチョコを襲いに来る、でも実はその子はミミの兄で、悲しい話になってしまうかもしれないけれど、でも最後は絶対ハッピーエンド、とミミは語り、早く続き読んでもらいたいなぁ! と弾んだ声で言う。

“あの子にあげた4枚目の葉っぱ。
 ずっと枯れなきゃいいのにな”


《おしゃれノート:パンクアイテム》


《FLASHアニメ 「モテコ」》
モテコファッションにチャレンジしてみました、とミミ。
サラサラストレート、うすいメイク、きゃしゃなアクセ、清楚な服…
どうかな? と見せたムムちゃんは、おおっ、いいじゃんいいじゃん! と激しく好感触。
ナンパされちゃいそう? というミミに、されそうされそう、とムムちゃん。
ちょっとこう可愛いポーズしてみて、と、両目の下あたりに握った手をあてるポーズを要求するムムちゃん。
ミミがやってみせると、ムムちゃんは、そのまま手を上にあげていって…と。
ストップ! それでカンペキだ! とムムちゃん。
顔さえ隠せば可愛いぜ! というムムちゃんん、カッチーン、とくるミミ…

Check! −天野さんミミのパパみどころ−
チョコミミ(天野浩成さん演じるミミのパパの登場シーンについて)



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Last update :
10th January 2008

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