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ドラマ30
 
デザイナー
 
EPISODE 22



Staff & OA
脚本 ◆ 清水友佳子  監督 ◆ 元村次宏(東通企画)
その他のスタッフ ◆ Data Page
放送日時 ◆ 2005年11月1日 13:30~14:00

公式サイト:【MBS:ドラマ30『デザイナー』公式サイト】


Cast
亜美:松本莉緒  結城朱鷺:塩谷 瞬  土屋 明:天野浩成
葉山ありさ:国本 綾  柾:丸山智己
濱田佳菜(榊原貴子) 出口結美子(水木奈緒子) 浜野千春(三上由香里) 川原田 樹(水島健)
田中佐輝子(横山光恵) 八田麻住  藤田 瞳(杏子) 山田真由子(美希)
徳永有香子(白川ゆき乃) 竹中絵里(田中真緒) 三浦さやか(モデル) 清水美里(モデル)
内藤萌亜(モデル) 安村麻衣子(原典子) 樋口明日香(青山朋香) 三宅香菜(広川菜々)
藤田恵美子  林 マオ  ノイエ  キャストプラン
青石雅也:乃木涼介  鳳 麗香:国生さゆり

※(  )内はクレジットに表示されない役名・役どころ


Story
 メインモデルのありさがいないまま、急遽、代役のモデルをたてて亜美の店はオープンした。
 その夜、亜美は朱鷺(塩谷瞬)から、ありさが麗香のコレクションのステージに立っていたことを聞かされ、ショックを受ける。
 明は原因が自分にあることを亜美に告げる。
 朱鷺はそんな亜美と麗香、ありさをホテルのロビーで出会うように仕向け…。


Check! -天野さん明くんみどころ-
 ありさが来ない、と、皆が困惑する、亜美のショップのオープニングレセプション控え室。
 ハンガースタンドに、ポケットに手を突っ込んで、足を交差させるようにもたれかかっている明くん。
 このポーズだけをみると、傍観者的にクールな感じではあるものの、その内心は…

 もう始めましょう、という朱鷺に亜美ちゃんが「でもありさが!」と声をあげたとき。
 渋い表情でうつむいていた明くん、顔を上げていく過程で一瞬上目遣いになり(渋さ雲散霧消!【笑】)、そこから不安げに視線を亜美ちゃんのほうに流し。
 最終的に亜美ちゃんの方を見ている明くんの表情は、なかなか渋いところに落ち着くのですが、その過程に内心の不安が、ガラスの器に入っているように透けて見え(きれい!)。

 その後は、さっきと同じポーズでうつむいていても、微妙に首を動かしていたりして、挙動不審。
 “ありさがいなくなったことに、心当たりありまくりの明くん”な様子が、あざやか!

 「三上さん、開始の準備を」という朱鷺様の背後で、朱鷺様の肩越しに顔を覗かせている明くん。
 朱鷺様の表情を窺うように朱鷺様のほうを見て、それから亜美ちゃんと朱鷺様の間で視線を往復させ、そして“どうしよう”というようにうつむく…
 悩める明くん、手前の朱鷺様がやたらとどっしりしているだけに、動揺が見事に現われまくりです!

 杏子が代役を買って出て、亜美も会場の方に向かったとき、細かく首を左右に動かして、くちびるをかんでから、ばっとカメラバッグをつかんで会場に向かった明くん。
 バッグのつかみかたが、プロっぽく、気持ちを振り切る感じで、かっこよく!

 ありさが着るはずだったドレスを着た杏子の写真を撮る明くん。
 カメラを構え直すときに一瞬顔を見せたときの、怖いようなシリアスな表情。
 エキストラ参加ありでこの収録が行われたオンエア前の時点なら、仕事中の明くんはこんな風に真剣な表情をするのかな、特に亜美ちゃんの大事なショーだし…とも思えても、これまでの話を観て、亜美ちゃんの仕事を写すときには、うれしそうな笑顔を見せていた明くんを見てしまうと、この表情は異様とも言える暗さかも…。

 観客から花束を受け取り、笑顔でありがとう。ありがとうと応える亜美を写す明くん。
 亜美の成功に目を細め、ほんの微かに口許を笑みのかたちに引き結ぼうとするけれど、すぐに物思いに沈むように目がふせられ、そこからまたすぐにカメラを構えて撮影に戻る、ほんとうに複雑な表情。
 エキストラ参加したとき(【2005年9月12日_『デザイナー』エキストラ参加収録】)に、チェックのためにモニタで映し出された映像を遠目で見ても、“いったいこのときにはどんな事情が…”と思いをはせてしまった、深い表情。

 打ち上げの「かんぱーい!」のときも、輪の一番外側のすみっこで、おずおずとコップをあげる明くん。
 亜美ちゃんの最初のコレクションのとき、満面の笑顔でひときわ大きな声で“かんぱーい!”の音頭をとっていた明くんと違いすぎる、怯えたような様子。
 乾杯の後も、沈んだ表情でうつむいているのが、痛々しく。

 携帯でありさに電話をかけようとしていたところを、亜美スタッフの三上さんに声をかけられ、びくっとしたように振り返る明くん。
 「あ…すいません。オレちょっと」と言って、足早に出て行ってしまうところ、ありさの部屋に向かうのに急がずにいられないのか、その場にいたたまれないのか…と、どちらにしも痛々しく。

 ありさの部屋の前で、しゃがみこんで待っていた明くん。
 …悄然とうつむいて、膝を抱えるように、ちょこん、としゃがんでいるところ…可愛すぎ…

 戻ってきたありさの「明さん」という声に、おずおずご顔を上げる明くん。
 その過程でやっぱりちょっと上目遣い気味になる地点があり…(笑)。
 最後にありさを見る目は、それなりに鋭さもあり。

 しゃがんだまま、うつむいて、ちょっと視線を左右にさまよわせてから、意を決したように立ち上がる明くん。
 その段階では表情は男っぽく、ありさに強いことを言うのかも、という可能性も感じさせる表情。
 でも「話がしたいんだ」という声は、あくまで優しい明くん。
 …その結果、ありさに無言で通過され、部屋に入って内側から鍵をかけられ。

 閉じられたドアにすがって「ありさ!」と叫ぶ明くん。
 「ありさ頼む、開けてくれないか! ちゃんと話がしたいんだ!」は、ほとんど泣きそう!

 そのままドアにすがりながらの、明くん。
 「だったらそのままでいい。ひとつだけ、きかせてくれないか。  今日のことは…オレのせいなのか」
 …そんなやわらかい、消えちゃいそうな声で言う明くんに、“そうだ”というのも同然の返事を返せるありさ、鉄の意志をもつ人です!

 ありさの「もう、限界だったんです」を聞く明くんの、つらそうな表情。
 でも、「これ以上、亜美さんと明さんのそばにいたら、あたしこわれちゃう。だから…!」と、【第16話】で明くんが、ありさの目の前で亜美ちゃんについて言った“あいつ、こわれちゃうよ!”に対抗するありさの言葉を聞いてもなお、間髪いれずに「もういちど、かんがえなおしてもらえないか。このまま、お前と亜美が決裂したら、オレ…」と、亜美ちゃんのためを思っているような懇願の言葉を返せる明くんも、なかなか意志が強いです!

 「じゃあ、明さんあたしを見てくれますか」への、一瞬の困ったような表情。
 「無理ですよね」というありさちゃん、BINGO! という感じ。「帰って下さい」も、ある意味当然かも…
 そんな、正直すぎる明くん、好きです。
 そしてそんな正直者の自分もいやになったのか、ほんとうに悲しそうな顔で「ありさ!」とドアにすがる明くん…
 最後の「帰って!」に、ドアから手を離し、しょんぼりとうつむいて帰っていく明くん、哀愁、あります!
 (背中は映されませんでしたが【笑】)

 “サバンナ”のカウンターに、並んで座る明くんと亜美ちゃん。
 カウンターに肘から先を倒して乗せて組み合わせるようにしている明くん、カウンターに肘だけを突いて、左手で右手を握りこむようにしている亜美ちゃん。
 ありさと明くんの、それはもう“男と女の情景”をとっぷりと観た後に観ると、なんだかその絵からして男同士っぽい雰囲気が!

 「オレのせいなんだ」という明くんの、消え入りそうな、泣きそうな声。
 亜美ちゃんの「えっ?」が、ほんとうに“何言ってんの?”という感じで、亜美ちゃんも明くん同様、この手のドロドロには疎いんだよなあきっと…と感じさせ、ウェットな明君との対比が、一瞬面白く。

 「オレ、はっきり言っちゃったんだ。ありさの気持ちには、応えられないって」という明くん。
 左手の指先で、右手の袖の生地をつかむようにしたりと、ここでも手が語ってます!

 でも、明くんが“オレ、はっきり言っちゃったんだ。ありさの気持ちには、応えられないって”と相談している相手は、【第16話】で明くんに“明くんの気持ちには応えられないって、はっきり言っちゃった”ばかりの張本人。
 そんな相手に相談する明くんも明くん(というより、そういうことがあっても、こうやって一緒に飲める仲間でいる二人が、本当に最高!)なら、「だってあなた達!」と、本気で驚いている亜美ちゃんも亜美ちゃん。
 …なんかこのヒトタチ、どんな男女の愛憎のドロドロの渦中に放り込まれても、きっとずーーーっといい友達でいられそう…と、しみじみ思えた瞬間。
 恋人同士より希少で貴重かもしれない、ほんとうに素敵な関係!(憧れます!)

 「あいつに言われたよ。オレの気持ちは、亜美にあるって」と、うつむいて言う明くん。
 そう言っても、もう亜美ちゃんへの“告白”という雰囲気には全然ならないあたり、自分の想いを通すよりも、亜美ちゃんやありさが仲良くして、亜美ちゃんがしあわせでいることのほうが大事、という明くんの、今この状態がほんとうにつらいという気持ちの証左のよう。
 「だからこれ以上、オレや亜美のそばには、いたくないって」という間、しきりにまばたきしている気配…ほんとうにつらそう。
 そして“オレや亜美”という言い方が、亜美ちゃんと明くんは男の子なりなんなりの同種のグループで、ありさが女の子というか、別の、もっと気をつかわなきゃいけないグループという感じで、ますます明くんと亜美ちゃんの間の“男同士っぽい”感が。

 「最低の男だよ。あいつの気持ちを利用して、傷つけて…挙句の果てに…亜美にまで迷惑かけて」という明くん、ほんとうにつらそう。
 その隣でフクザツな表情をしている亜美ちゃんが、何を考えているのか、気になりるところ…

 「ほんと最低だ」と、グラスを飲み干す明くん。
 飲みっぷりはいつも最高です、天野さん!

 「あなたのせいじゃないわ。私がありさでも、私のそばにはいたくないと思うわ」という亜美ちゃん。
 亜美ちゃんの中では問題は既にありさと亜美ちゃんの間のことになっていて、明くんはほとんど部外者なのかも…というケハイさえ。
 亜美ちゃんと明くんの間で“好き”に関するややこしいことがあったことなど、もう、亜美ちゃんの中では忘却の彼方と推察され…。

 そして、悩める明くんと、物思いにふける亜美ちゃんを、やや引いて映し出すカメラ。
 グラスに手をかける明くん、腕組みをするようなポーズになっている亜美ちゃん、やっぱり男同士の語らいの雰囲気!
 (美男美女なのに、ほんとうに不思議な二人…)

 亜美ちゃんがしみじみ眺める、亜美ちゃんの最初のショーの後に撮ったと思われる、亜美ちゃん、ありさ、明くんの写真。
 どこがどう、とは言えないのですが、どうみても“家族写真”という雰囲気!
 にっこにこの明くんの雰囲気が、あまりにもアットホームな感じだからかも…












Last update :
29th November 2005













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強さ弱さの定まらないじゃんけんのような。
 片思いでは、相手のことが好きだけれど思ってもらえない方が“弱い”ものだと思っていましたが、第22話では、そういう単純なイメージがひっくり返るような、割り切れない人間関係にみいってしまいました。
 ありさに、激しく想われていた明。第22話の明は、ありさの裏切りは自分のせいだと悩み、懸命に呼びかけてもありさに話もしてもらえず、ありさを傷つけ亜美にまで迷惑をかけた自分は最低だと泣きそうな表情で嘆き…と、そのまま消え入ってしまうのではと思えるほどの“弱さ”のさなかにあって、見ていて胸が痛みました。家の前で、途方に暮れた子供のようにしゃがみこんで待っていた明を突っぱねたありさのほうが、圧倒的に“強い”立場にあるかのように見えました(実際にはそれも、そんなに単純ではないところが、また奥深いと思います)。
 ありさに片思いされている明が片思いをしている相手の亜美、その亜美にほのかな好意を寄せられつつある朱鷺は、“好き”のピラミッドの頂点にあるはずですが、その朱鷺が、ピラミッドの底辺にいるはずのありさに亜美が向ける友情を見て、まるで嫉妬しているかのような行動に出ていたのも、強さ弱さが循環するじゃんけんのようで面白く。あの柾がぎょっとしたような表情を見せるほど思いがけない、やや子供じみて見えなくもない行動に出ていた朱鷺は、柾とのやりとりも含め、とても人間的に感じられました。

 自分は最低だ、と嘆く明の話を、いきつけの店で亜美が聞くシーンでの、亜美と明の雰囲気にも、目を引かれました。
 ついこの間までは、明の完全な片思いといえど、恋愛的な雰囲気は亜美と明の間に漂っていて、ありさと明のシーンではそういう空気は薄かったのに、第22話ではありさと明のシーンが苦しいほどに“男と女の情景”になっていて、カウンターで並んでグラスを傾けながら語る亜美と明のほうはむしろ、男同士で悩みを語り合っているような味わいが感じられたので。
 亜美と明は、ともに“想ってくれる大切な友達の想いに応えられない”経験を持つ者同士で、あの雰囲気が生まれる素地はあるのですが、亜美が応えられない相手は当の明、それでも亜美に明がこんな風に率直に心中を打ち明けたりできていること、なんだか素敵な関係だなあと思いました(明が亜美に告白して受け入れられなかった時点で、関係が壊れてしまっていてもおかしくない二人なのに!)。
 亜美、ありさ、明の三人での写真を、亜美が家族の写真を見るようにみつめていたシーンにも、ありがちな男とか女とかの関係ではくくれない、三人の絆の特別さを感じました。かけがえのない三人の関係が、どう再生していくのか、希望を持って見守りたいと思います。
(2005年 11/2(水)12時37分)


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